3月の雑記 (Pixiv Fanbox)
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みきちかです。今月もお疲れさまでした。
あっというまに年度が終わってしまうことにびっくらこいています。
そしてそして、FANBOX開設から半年になりました。ご支援いただいている皆様のおかげで活動が続けられております。本当にありがとうございます。
次年度ももりもり描いていきたいです。何とぞよろしくお願いいたします。
先月の雑記で申し上げた通り月初に例のワクチン3回目を接種しましたがここまで辛いとは思いませんでした。1回目2回目がかわいく見えるレベルで数日ダウンしておりましたが、なんとか回復して平常通りの頻度で更新できました。
4回目とかあるんでしょうかね…もう少しいいニュースが聞きたい今日この頃です。
最近の絵の話を。
ハイライトに悩んでいたときに見つけたYoutubeの講座動画の一部がぶっ刺さったのでちょっとまとめたいと思います。自分なりの解釈なので正確性は欠けているかもしれませんがご容赦ください…
動画のアドレスはこちらになります→ https://www.youtube.com/watch?v=VPAoWWk4LVs
Twitterにもアップしてこの記事のヘッダーにもなっていますが、要するに「影と光」ではなく「環境光と2方向のハイライト」って認識する塗り方です。3DCGっぽい考え方ですね。
地色(一番左)の上にまず暗めの色を乗算などでベタっと塗ります(左から2番目)。光が全くないと本来物体は真っ黒に見えるはずなので、こうすると環境光だけ入っているイメージになります。影の色だけ先に指定しちゃう感じでしょうか。大気中は青色の光が散乱しまくっているので、基本的には青にしておけばいい感じです。
あとは異なる2方向からの光を描いていきます。レイヤーはハードライトかオーバーレイを使います。このときにメイン(左から3番目)と反射光(一番右)に分けておき、反射光はメインよりも暗く(不透明度を下げたり)します。今回はメインを真上から、反射光を向かって左下方向からとしています。
そして光と影の境目には別の色(オレンジなど)を彩度高めで置いていきます。3DでいうところのSSS(サブサーフェススキャッタリング)っていうやつでしょうか。
Photoshopだとレイヤースタイル>光彩(内側)で簡単に設定できるみたいですが、クリスタなので選択範囲を縮小したりコピーしたりすることで光と影の境目だけうまいこと選択して色を塗っていきます。
全部合わせたのがこちら。(縦長)
雰囲気を掴むために描いたのでかなり雑に塗っているのですが、それでも立体感がかなり出るな~と思っています。お気に入り。
これの何が良いってレイヤの不透明度やモード(前述のハードライトやオーバーレイなど)、実際に塗る色などによって雰囲気を簡単に変えることが出来るんですよね。
なんなら不透明度をいじることでメインと反射光を入れ替えることも出来ます。よく考えられてるなぁこれ。
全体としてはこういう感じなのですが、動画内で最高にぶっ刺さったのが光の入れ方です。
全体をシンプルな立体の集まりに置き換えてから光を入れていくことで照らされている場所がわかりやすくなるのですが、ここで落ち影(物に光が遮られてできる影)を考えないといけなくなります。最近これの入れ方に悩んでいたのですが、動画内の解説で一発で悩みが解消できてしまいました。
雑な絵ですがさっきのシンプルな立体を上から見た絵です。
つまるところ光の当たっている方向にカメラを持ってきたときの絵を考えて、そのときに隠れている部分が落ち影になるということです。今回の場合は上からの光なので上から見た絵になります。
言われてみれば当たり前なのですがそういうことか~~~と膝をぺちぺち打ちまくっていました。そのうちわざわざ光の方向から見た絵を描かなくても頭の中だけで解決できるようにしたいなぁと思いました。
絵が上手くなりたい。
それでは来月もよろしくお願いいたします。