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学生時代、クラスに一人くらい自分より絵が上手い人、いますよね?
その子に勝てなくて、腐ったりしてると思います。自分はしてました。

この人生の絵のライバル達に9割くらいの確率で負けない方法があります。
受け売りですが、『絵を続ける』ことです。

今回は、具体的にjonsunの人生における『クラスの絵が上手い人』の話をしていきます。

●姉
最初の壁です。
小学校に入る前の時点で自分が男か女か意識すると思うんですが、女子ってずっと絵描いててもおかしくないから、絶対勝てないんですよね。外で暴れてる男子では!
うちの姉も例にもれず、よく絵を描いてました。
姉は漫画も描いてて、小学校高学年くらいまでは漫画家になるのかなと思ってました。
今は公務員です。
保育園の時点で人を描いてた姉に比べると、線をぐちゃぐちゃにするだけで終わってた記憶があります。今思えば、上手い姉とまともに比べあって下手な事実を認識するのが恐かったんだと思います。
模写くらいは小学校のとき上手くなったんですが、オリジナルとか似顔絵とか漫画とか姉はなんでもこなしてたので、正直勝てたというタイミングは無かったです。
でも大学くらいになると姉はさっぱり絵をやらなくなったので、描き続けてたらなんとなく自分の方が上手くなってました。

●読書感想画に毎回クラス代表に選ばれる女子
小学校の芸術系のイキれるイベントって読書感想画くらいだと思うんです。
写生大会って上手くてもあんまり注目されないし、
そもそも開催されない年もありました。

うちの学校は出来の良い子をクラスで二人くらい先生が見繕って、出展してみるという形でした。
自分も二回くらい選ばれたんですが、毎年100%選ばれて入選する女子が居て、全く敵わなかったです。
唯一泥をつけたことはあります。絵じゃないですが!
その子が粘土でガイコツを作ってるの見て自分が作ったガイコツが
教頭先生にめちゃめちゃに褒められたことがあって、一回だけ思いっきり嫉みをぶつけられたことがありますが、あれくらいじゃないかなー。。。
なんかむしゃくしゃしてそのガイコツ自分で壊したんですよね、真似したとか言われて。
実に小学生だった。

中学生になると感想画も自主参加のノリになっててやらなかったので、なんとなく競う機会は無くなりました。負けっぱなしです。
その後は学校も別れちゃって分からないです。

●専門学校に行ったK君
高校の授業中にリアルな絵を描いてるK君がいました。
高校時代は一切絵を描かなくなってたので、ひたすらに称賛してました。
マトリックスとドラえもんのパロディ漫画が面白かった記憶があります。
競う場にも立ててないので負けっぱなしです。

●漫画家志望のM君
この子は本当に当時の自分からしたら魔法のように絵が上手かった。
高校時代のジャンプ友達です。ネトゲもしたかな。
なんとなくで描いてるラクガキがちゃんとキャラクターをしてて驚いた記憶があります。
応援団の団長の決まってるポーズを黒板で描いててすげーなって称賛してました。
自分は絵は描いてないので戦えてません。
大学卒業後、漫画アシスタントとして食ってるようです。

●大学イラスト系サークルの50人
大学に入って、ようやくまた絵を描きだします。
理系大学なのでサークルですが。。。
それでも先輩には高校時代の上手い子なんかメじゃないくらい上手い人が居て
hitokakuさんとかで一生焦りながら練習してました。
先輩はPixivでデイリー一位とか取ってましたしね。
サークルには展示会という見てくれた人が投票してくれる形で競えるタイミングがあり、
その得票数で一喜一憂してました。
自分は4年生の時に一回だけ3位くらいに入った絵があった程度で、最後まで1位は取れなかったです。負けっぱなしです。
ちなみに4年生のときは1年生の子に負けてます。

●現在
ここまで絵で負けっぱなしの自分ですが、社会人になって5年10年もすると
ほぼ全員が絵を描かなくなります。
あんなに上手かった人達が絵を辞めちゃいます。
例外はいますが、続ける人は稀です。
そんでもってちゃんと取り組める環境にずっといる人はほぼいません。
続けてても絵から離れる期間があったりします。
状況の外圧だったり、家庭を持ったり仕事が忙しかったり様々な形で
環境が変化します。
自分はラッキーなことに家族の理解があったのでなんとか続けられました。

それで現在ですが、ただひたすらに絵を試行錯誤し続けてきて
最近ようやく絵描きとしてまともっぽく見える状況になってきました。
絵を描いてた学生時代の知り合いに絵の仕事をしてる人はそう居ないので
9割くらいは絵では負けてはないと思います。
「続けたからどうにかなった」という単純な話では無いですが、
続けられたことは明確に重要な要素ではあったと思います。
だから、続けるための努力というのが振り返ってみると一番大事だと感じています。
モチーフの選び方、SNSの利用、練習の仕方、コミュニティへの参加等様々ですが、自分の気持ちの持って行き方がめちゃくちゃ大事だったように思います。
まだ若い方は、10年もすればライバルはマジでいなくなるので、本気で上手くなりたいのであれば続ける為の努力をするのがとても大事です。
だから、学生時代特有の意識高い発言(ダニング=クルーガー効果よろしく殴ってきたりします)に刺激は受けてもダメージを受けないようにしながら、ひたすらに自分を盛り上げていきましょう。
「続けるだけで勝てる」わけではありませんが、絵がちょっと得意だった程度の自分でもここまではなれたので、やる気と熱意があるなら続けるだけの価値はあると思います。
自分の才能はマジで大したことなかったです。
(例を上げるとTwitterのフォロワーさんが1000人越えるまで8年くらいかかってます。)

以上、続けてたらなんとなく負けない絵の話でした。



※サムネは背景悩んでたころに練習で頑張って模写してた奴です。7年前くらいかな?

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