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漫画のネタというのはいいものも悪いものも数だけは沸いてくるものですが、漫画を描くのはコストが高いので、これを描きたい!という強い気持ちがないと中々完成しないものです。

個人的に私がこれを描こうと決める指針にしているものを紹介するぞ!


自分の中で描きたい漫画の指針にしているものは、大体3つに分類されます。

1、少女を過酷な環境に置くシリーズ

2、特定カップリングの考察

3、暴力についての考察

の3つに分けられるんじゃないかと思う。


1の「少女を過酷な環境に置くシリーズ」、これは最も頻出で(最悪)、直近の連載は全てこれに当てはまる。

少女とギャング、平成JC夜這い村、過酷の方向が違うけどハルキくんもそうですね。誰も知らないエロ同人デビュー作の「少女のエナメル」も近親者に児童虐待を受けてる少女3人組でまじでこれ、商業デビュー作の「ラプンツェル」も高層マンションに監禁されてる少女の話でまじでこれ。生まれて死ぬまでずっと描いてる!

あまりによく描くのは性的に過酷な環境にいる少女にもえもえしている、性的興奮を感じるというのがもちろん強いのですが、そのような逆境における人間の輝きを見たいという気持ちもまた大きく、このふたつは両輪となって私の創作意欲を駆動し続けていると思います。

環境をどう設定するか、どうヒロインが戦ったかが一番のキモになるので、舞台設定、キャラ設定、ストーリー展開などが初期のうちにかなり詳細に決められています。3つの分類の中で描くのに一番気を使う。


2の特定カップリングについての考察。

これは前後編の「ジゴゴゴ」が顕著で、その他の読み切りにも多々傾向が見られる。単行本「じゅうよん。」で特に多く描いたと思います。

この分類の話を描くときは、二人の個性あるキャラを登場させて、そのコミュニケーションがどうなるかをひたすら追っていくように描くので自分でも話がどうなるのか分からないまま描いてることが多い。

これはね、描いてて楽しいで〜す!男も女も自分が好きなキャラにしていることが多いので、セリフ考えてるだけで楽しい。凡作になるリスクも大きいけど、うまく着地できると気持ちいい。

長編を作るときは1と同時に2も満たせるようにしています。じゃないと間がもたないんだよね長い漫画というものは…。ひたすら考えた話をなぞるのも私が飽きちゃうし、カップリングを追いかける形にすれば話に意外性も発生しやすいので、緩急がつきやすくなっていいんじゃないかと思う…。

少女とギャング、ハルキくんはこれを付与されていて、それがなかった明治夜這い村は連作にすることができず、オムニバスになったという経緯です。


3!暴力についての考察!

これは私の個人的な生涯のテーマなので、暴力ってなんだろう?!というのを折りにつけちょいちょい忍ばせて考えています!

顕著なのは短編「擦過傷」「オナバレ」。

擦過傷は言ってしまえばデートレイプの話です。恋人同士でも合意のないセックスはレイプだよ。というのを描いて確認してみました。漫画を描くときいろんなキャラに感情移入して描くので、この時はレイプする少年の気持ちになって、なるほどな。と思いました。なんかそういうことがしたいんだと思います。

オナバレは恋人間のDVですね。年下の恋人をさまざまな優位性を用いて精神的、肉体的に支配するのはDVだと思います。DVの味ってこんな感じか、なるほどな。と思いました!

色んな人の気持ちを間接的に味わうことができるのが創作の醍醐味ですね。

暴力についての考察は実は描き足りないと思っているので、ハルキくんが落ち着いたらそういう方向での漫画を本格的に考えたいですね。


と、こういう風にまとめるとめちゃめちゃ萎びたちんちんで描いている風ですが、実際はこれの全てにでっかい性欲が乗っかっています!そういうもの全てを性的に見てるんですね。

多分もういい歳でここから大きく嗜好が変わることもないと思うので、これからもこの三本柱で元気に漫画描いてくぞ!


あと別枠で「可愛いものへのコンプレックス」というシリーズもあるのですが、これはまだあんまり描いてない発達途上の素材なので、今後どうなるか未知な感じですね…。限界おじさんがそれにあたります。

こっちもなんか開発していきたいね、これは痛みを伴うので柱にするほど頻繁に描きたいとは思ってはいませんが…。漫画楽しいからね。色々描いてこうね。


そんな感じでした!腹痛よくなってきた!わーい!

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