ちひろの本音｜THE SPELLBOUND - すべてがそこにありますように。 (Pixiv Fanbox)

　こんにちは、ちひろです。

　「ちひろさんの本当にざっくりな音楽レビュー」略して「ちひろの本音」、第二回目です！

　今回はタイムリー作品でいきましょう、「THE SPELLBOUND（ザ・スペルバウンド）」のシングル、「すべてがそこにありますように。」！

　まず、"THE SPELLBOUND"とは。

　BOOM BOOM SATELLITES の 中野雅之氏が、SNS上で新しいバンドヴォーカリストを募集。そこへ応募してきた THE NOVEMBERS のギター・ヴォーカル小林祐介氏と手を組んで2021年1月から活動をはじめたロックユニットです。

　ぼくはTHE NOVEMBERSが好きで追いかけていたので、そこから知った口です。

　来年は彼らのアルバムを根こそぎ紹介していきたい！　できれば発売日順で！

　……といきたいところなんだけど、このコーナーは年１２回しか無い……。そもそも需要あるのかなって感じるところもあるけども……。

　脱線した！

　というわけでバンドの紹介はここまで、まだまだ生まれたばかりで曲も少ないから、どんどん知名度を上げていってほしいね！

　そんな「THE SPELLBOUND」、略して「スペルバ」、デビューアルバムの全曲がなんとYouTubeで聴けてしまうんです。もうこのデジタルミュージック＆サブスクリプション時代では当たり前だけどね。

　全ての曲が1番の歌詞まで試聴できるので、よかったらここで聴いていって、アルバムにも手を出してくださいね！

　先行シングルでは「はじまり」「名前を呼んで」「なにもかも」「A DANCER ON TH PAINTED DESERT」「FLOWER」が既に出ています。

　というわけで本題「すべてがそこにありますように。」のレビューといきましょ！

この曲は知ってる人はご存知、ゴールデンカムイのアニメ４期エンディングテーマです。現実世界を生きるぼくらよりも速いスピードで生まれては消えてゆく、そんな登場するすべてのキャラクターへ祈りを捧げた楽曲。こちらもMVがあるので是非！

　原作のストーリーを知ってると目頭が熱くなってくるんだよねこれが……。

　光線の演出、最後は点滅してゆっくり消えていく様が命の灯火を表しているようで、聴き終わった後に残るじんわりとした哀しい余韻があります。

　表題曲「すべてがそこにありますように。」

　句読点の書き忘れに注意しよう。

　初っ端から歌詞が刺さる刺さる。

　そして命の煌めきがたくさんの単語の羅列で表現されています。この楽曲、音楽という制約の中で、短時間に伝えたい多くの言葉をぎゅっと凝縮しているので情報量はとても多い。それはアルバムの楽曲「A DANCER ON THE PAINTED DESERT」で取り入れた技術がこちらでも活かされています。

　カップリング曲「約束の場所」。

こちらは主題歌とはあまり繋がりが無いということですが、歌詞の内容はこちらもゴールデンカムイの世界観を想像できます。曲調は未来チックなので、おそらくは現代寄りの世界線なのでしょう（ネタバレ回避）。

　THE NOVEMBERS との共通性も無きにしも非ず、部分部分を聴いてみるとアルバム「ANGELS」や「At The Beginning」でのテーマ性がこちらでも反映されているように思います。

　聴いてください（ゴリ押し）。

　と、いうわけで、今回はここまで！

　来年もどんどんアルバム・シングルをピックアップしていくので、暇あればぼくの独り言に付き合ってやってください。

　それではまだ早いですが、よいお年を！

　ちひろでした！