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その①の続きになります。


1.線画

ラフを線画に起こしました。尻尾の描きごたえがありそうです🖌🦊

線の入り抜きが得意ではないので強調したい箇所は線を重ねて強く、細くしたい箇所は透明色で線を削っています。



2.色塗り

①ベース色

②ラフ通りに仕上げた図。ラフの10倍かけてじっくり塗りましたがラフ時の勢いが弱まった気がします。

③、④そこで矢絣模様を入れてリッチな感じを出していきます。




3.背景作成

背景テーマ:大正浪漫溢れる喫茶店

建物を昔の洋館風に、テーブルと椅子はレトロ調にします。

3DCGっぽい線画ですがいつもの必殺2D線画

正方形内が納品領域です。ここまで完全に作りこむ必要はなかったようですが拘り発動!(__)




背景メイキング

①元となる背景ラフ

②オブジェクトが多いのでパース定規を使って消失点を取っています。自己流なので変則的な取り方に

③椅子はコピペで量産。後ろ向きの椅子は背もたれをカット&貼り付けで対応。

 丸テーブルはパース定規が使えないのでそれっぽく見える形状に。

④軽く色を入れた図。このシンプルさが昔の3DCGみたいです。




④背景と人物を合成

①、②完成した背景に人物を配置

③人物が背景に負けている気がしたので人物にリムライトを入れて輪郭を際立たせます。

④今度は背景が大人しく見えたので夕焼けっぽい明かりを入れます。

 夕陽は加算(発光)レイヤーで表現しています。

このような感じで背景→人物→背景→人物とお互いを高めていきます。私はここに一番時間をかけています。しかし沼ると無限ループになるのである程度の妥協も必要です(__)



全体のコントラスト確認方法

一旦モノクロにすると確認しやすいです。


方法(クリスタ)

一番上のレイヤーを選択した状態でメニューの「レイヤー」>「新規レイヤー」>「新規色調補正レイヤー」>「色相・彩度・明度」>彩度をー100に

無効にしたい場合は「レイヤーをOFF」




修正前

顔周りのインパクト(コントラスト)が弱い気がします。

一旦モノクロにすることで髪と壁が同じ明るさになっていることが判りました。

修正後

壁の色を明るくすることで元イラストより見やすくなりました。

これにて完成!・・・にしたいところですがまだまだ人物のインパクトが弱い気がします。

背景と人物の色が近いからでしょうか?

そこでアレを使うことにします。



奥の手空気遠近法です。

(元絵にも空気遠近色を入れてますが、まだまだ人物と背景の色味が近いので背景に青系色(スクリーンレイヤー)を載せました)

暖色系の人物に対して背景を寒色に寄せる戦法です。




そして完成したイラストがこちらです!

できたてのもふもふっ娘です。やはり和装娘は良きものです!

1週間にわたるプロジェクトでしたが終始新鮮な気分で描けました。この度はご依頼いただき誠にありがとうございました!


タイムラプス動画🎥🦊


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