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お絵描きを初めて一番戸惑うこと

イラスト教本で「まずラフを用意します。」でほぼ完成形のラフが出来てるヤツー

それを解説してみようと思う

出来るかは知らん

今回はα版なのでわかりやすい図解とかはめんどうなのでつけず

ただひたすら滝のように書いていく

<おおまかな流れ>

1.まず頭にすでに描きたいイメージがある

・妄想、構図メモ他作品からのインスピレーション等から頭の中にイメージを浮かべる

・構図メモは普段から棒人間を描いてメモったり、スクショして貯めておくと後で見たときにインスピレーションの元になる

・感覚としては、蹲踞が描きたい!と思ったらおぼろげなシルエット(細部は分からない)が浮かぶくらいでいい

2.とにかく描く

心象にあるイメージのとっかかり(強調したい尻や顔の角度などのアウトライン)

を見つけてまずザッと描いてしまう

デッサン的な正確さよりデフォルメと強調を意識する方がプロっぽくなるが

私はあまり強調しすぎたものが好きでないので地味ながら強調の少ない素人臭いものを描く

どのくらい嘘をつくかは好みの問題

素敵なイラストは嘘だらけ

ありえない関節曲がり方やパースでも素敵に見えれば良い

現実はそれほど美しくないし意外と異次元

アオリや俯瞰は体のパーツを3つぐらいの団子で捉えて遠近法でパーツを置く感じ

最初からうまく描こうとしないこと

気持ちよくザッザッザッと描いて線の集合から像を掴んでいくとよい

とにかくスピーディに気持ちよく描くことが大事

異論は認める

3.顔を決める

2で大体どんな構図か、顔の角度はどんなか決まってくるので

あたりをつけて当該角度に顔をかっちり描いてしまう

神絵師で表情が先に描けるならそれでもいいが

普通顔を描いてから表情をつけると楽

キャラ絵を描きたいと思う人なら普段から落書きをして顔くらいはうまく描けると思われる

(うまく描けると思っても机やノートに落書きするレベルだと何年も描いてる絵描きから見るとデッサン力が壊滅的に感じる場合が多いが)

顔を描くのは楽しい、しかしキャラ絵のラスボスでもある

とりあえず顔をかっちり描いてしまおう

体は顔に合わせて描けばよいのだ

総合的なバランスを考えるのはこれで自分の納得できるイラストが

出来てからでも遅くはない

4.テクニックが通用しない領域、パワープレイ

体は暗記と資料だ

自分のデッサン力と体パーツ構造の記憶力と経験、参考資料の暴力で

顔のクオリティに合わせて体を描いていく

先にラフがあると迷わずに済む

しかし途中でアタリやポーズのメモ的なラフが変なポーズだと気づく事もある

その時は素直にあきらめよう

ゴール不明で体を描き始める以上の不毛な作業があるだろうか

いやない

テクニック

まずおおまかに単純な形(三角や四角や丸、等)で捉えて

アウトラインより大きめに形をとる

そこからディティールを詰めていく

しかしやっぱり元の体の形を理解してないと再現するのはつらい

暗記科目と言える

私は一応筋肉と骨くらいはルーミスのやさしい人物画のイラストを何度も模写して

位置関係とつながりを覚えた

自分のキャラ絵がぶよぶよの肉玉になってしまう悩みを持つ人はオススメ

ただし解剖学にこだわりすぎても変な絵になってしまう

そもそもアニメキャラはアニメキャラの構造をしてるのだ

最終的には頭脳は捨て去り心に頼るしかないのだ

人間の体の構造はあくまで手段で一時的な通過点と言える

5.服を描こう

服は基本的に後から描いたほうが良い

服の構造は基本的ないくつかのテンプレートが元になってるので

経験を積む内にさほど驚異ではなくなるだろう

最初はシワなどが驚異に感じるかもしれないが、絵描きもなんとなく描いてるだけだ

資料をよく見てどんな感じにシワがつくかを把握したら描いてる内に応用が効くようになる

6.背景は描いても描かなくてもいい

大事な事は

・見ている側の目線が水平線

・奥行きは遠くなるほど圧縮する

・物を正面から見たら一点透視、斜めから見たら二点透視

・三点透視はよほどダイナミックに煽ったり俯瞰しない限り

フレーバー程度に気にしておけばいい

・初心者は対象のどの高さも水平線位置と同じように描いてしまいがち

・普段見えるより広角レンズっぽく描くと遠近がはっきりしてダイナミックに

・望遠レンズっぽく描くと奥行きが潰れてのっぺりする

総合

最初は描けないところが多くなるかもしれない

絵は描けるモノを徐々に増やしてくもので

最初からあらゆるモノが上手い人など存在しないということを念頭にいれておこう

ただある程度学習が進むと人体の構造やパースの知識を得る事が

必要だと感じられるようになる

描き始めからここまでの道のりはとても遠いがあきらめない事が肝心だ

学習を遅らせない大きな指針としては

胸のあたりに意識を集中して、そこが不快だと思う事はやらない事だ

こうした不快さに身を犠牲にした努力なんて無意味だ

努力で得られる事は努力しないで気持ちよくやった方がうまくいくという教訓だけだ

雑だけどその内ブラッシュアップできたらいいな(たぶんしない)

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