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書いてみてほしいということなのでやってみます。 

なんというか、「撮影力」みたいな話というか。

(表現に問題があったら直します)




まぁほとんど特定されるようなもんなのですが、ある方から

「この画像をニコ静にあげて良いですか?」というお伺いがありました。


そこで来た画像が、↓これです。



自分はコレを見て、

正直、「信じられない!どうして!?」と思ってしまいました。


なんというか、これで完成と思っちゃう気持ちが、分からなかった。


(そんなに「完成」に対する要求水準が低い方では無いはずだと、思っていたのですけどね)



ちなみに今回の文章、 ↑ この画像をみて

「確かにこれは無いな」と一見で「わかる」方であれば、別に読む必要はありません。



でも、ここまでを読んで、

「えっ別にいいじゃん」「悪くないじゃん」「カッコいいじゃん」

「コイツはなんで、支援者さんのせっかくの撮影の成果物に文句つけてるの?」

とか思った人は、割と読んだほうがいいかもしれません。



つまりはそれくらいの話です。


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これを見て自分は、「どこが悪いか」は一発で分かります。



全体的にぼんやりしている。

メリハリがない。

首にポーズを一切つけていない。 

しっぽも、足も、

・・・

・・・


そういう全ての点の妥協が、ヘボ撮影につながってきます。




自分的にはこれでは「困る」のですね。

自分のモデルが仮に70点くらいの品質だとして、

これでは更に40点くらいのヘボモデルに見えます。



静画を見た人が「おっ、いいモデルがあるな」と思うんじゃなくて 

「うわっヘボッ これならいらねーわ」と思うような撮影じゃ、困るワケです。


(勿論、これは極めて利己的な話をしています)

(でも、撮影力や水準を上げることは、皆の利益にもなるはずなんです)


(良い撮影結果に至るまで死ぬほど大変なら、問題かとは思います)

(でも、ホンのちょっとのことで劇的に良くなるんですよ そういう話です)



てか、投稿やめろと言ってるんじゃない。

ほんの、ほんのちょっとの工夫で、

MMDの撮影結果なんて底上げできると思うのですよ。



(これは、絵でも動画でも、いや、あらゆる事で言える事とおもいますが)


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てか、めちゃ偉そうなこと言ってるかもしれませんが、

今はもう、本当にみなさん、「目が肥えている」と思うのですよね。



良いものと悪いもの、 ヘボいものとカッコいいものの区別は、

多くの人が付くようになってしまっていますよ。



そんな中で、投稿者側が「目」を育てていないと、不幸しかありません。



今、これをニコ静に投稿したところで、そう多くの方はクリップ(ブクマ)

しないでしょう。

それはそういうモノなのです。



そういう残酷な時代のなかで


「自分はこれでも頑張った」

「もう、自分の環境的にこうだからしょうがない」

「これでも大変だったんですけど」

「これ以上はよく分からない」


みたいな言葉は、通用しないのですよね。



ただただ、自分の中の要求水準を引き上げて、良いもの作るしかないんです。


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で、ここからでも、ほんのちょっと直せばいいはずなのですよ。



MMDです。MMEです。 モデルは同じなんです。 環境は同じなんです。

自分のサンプルと同じような画像は、詐欺じゃなく、作れるはずなのです。



PCの処理の重さの違いはあるかもしれませんが、

動画を撮影するとかじゃないんです。 一枚絵のスクショレベルの行為のハズです。



(勿論、こうなってくるとリアルタイムCGではないので、MMDでここに至るのは無理かもしれませんが)





しっかり、一手一手、「良くなるように」手を加えていき、

その結果をPMMに保存しながら作っていけば、

絶対に絵は改善されていくはずなのです。



環境が十分に軽いのであれば、リアルタイム撮影で別にいいとは思います。


でも、重い人に限って、「ただの一枚絵」と見くびって

撮影時にPMM保存とかをしてない気がします。


そうやって保存しないでいきあたりばったりで絵を作ろうとするからこそ、

ポーズ付けなんかでも、手を抜いてしまうってことなのかと思います。

(毎度まいどポーズをつけていくのなんて、メンドウだから)


ポーズはともかく、アングルや光源なんかも、きちんと保存していったほうがいいのかもしれません。


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で、この絵の具体的な直し方ですが、

自分には分かります。



「さっき言ったこと」を全部直していけばいいわけです。

悪い部分を全部潰せば、残りはよくなります。 そりゃそうです。


・全体的にぼんやりしている

・メリハリがない。

・首にポーズを一切つけていない。 

・しっぽも。

・ウロコのテカリ感があまりに弱い。



これらのことについて、それぞれ直し方があるはずです。



で、そういうことについて、

自分も色々と画像をつけたり

DMを延々送りつけたりして、指摘しました。



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次に送られてきた画像がこれでした。

これも、まだ足りていないと感じましたので、

こんどは色々直接書き込んで、送りました。






こうやったらどうだ

ああやったらどうだ、

このレイアウトならあとちょっとパースを上げたら良くなるんじゃないか?


と、そういう話です。



でも、やっぱり、 本当に「当たり前のこと」のつもりなのですよね。

一個一個のことは。



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首にポーズを絶対につけてほしいのは当然です。



このことは、モデル配布の記事にも説明で書いています。

(説明記事を一切読まないタイプの人に限って・・・ まぁいいや)



このUSJギドラは、首をまっすぐ伸ばしたデフォルトの状態では、

かっこよくないですよ。

そこは絶対に曲げが必要です。


(じゃあ最初から曲げとけよ?)

(3Dモデルで最初から全部曲げ込みで作っちゃダメというのは、分かってもらえると思います)

(だからこそ、読み込んだままの素の首の角度でギドラの撮影なんて、絶対にありえないのです)


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しっぽにポーズを付けるのも当然です。


その際、シルエットが重なってしまうと、あまりおもしろくないかもです。

これじゃあなんだかかっこよくない。

重なることで、両方の形もよく分からない。


やはり方向はずらした上でうねらしてほしいわけです。


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足にだって、ポーズは必要です。


といって そんなメンドウなことを要求しているわけではありません。



ただデフォルトのママだと

「踏み込み感」もなにもなく、

単に「読み込んだだけのモデル」をそのまま置いてるだけしか見えません。


浮いてるのか置いてるのか立ってるのかも伝わってこない。

それではボトルキャップフィギュア感もクソも 実際無いわけです。


それじゃあ面白くない。



でこれは

ほんのちょっと 「下に押し付ける」だけでも解決できるはずなのですよ。


こういうことは、

「センター」ボーンを掴んで下方向に移動するだけで、ワンタッチで生まれる動きです。

そこんところは、IKで自動的にできるように作ってる部分です。



ドシッと構えてる感じがそれだけで出ます。


これも 実質「一手」でできることなのです。本来。

モーフで足先を曲げるやつとかも、ついています。


撮影前にモーフを一通り全部確認してほしいというのはそういうことでもあります。


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ウロコのテカリの質感に関しては、

これはもう ある程度MMEのことを分かってもらうしか無いですね。


サブセット展開して材質選ぶ。

これはもう当たり前のことなのでやってくださいとしか言えません。


その上で、fxを自作するくらいのことができてくれたら理想ですが、

まぁそれは自分もやれてないことなので要求はできません。



しかしここで、 「複数の材質選択の結果を重ねてみる」なんて手法は

アリだと思うのですよ。


fxを自作するかわりに、複雑な光源環境を作る代わりに、

そういう裏技もあるかと思っています。



MMDの撮影結果の静画を一枚作る程度のことなら、

そういう技を使うのもアリだとおもうのですけどね。



とにかく質感に関しても、

皆さん精進していってください、としか言えません。


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・・・

・・・というようなことを自分が延々とうるさく伝えたら

次に画像がこうなりました。



劇的に良くなりましたよね。



ほんのちょっとしたことでよくなるはずなのですよ。

(でも、それでもやっぱりまだなんか足りないと、自分的には思ってしまいます)




ところで光源に関しては自分は何も言ってないのにこれは本当に良くしてくれました。


勿論テカリや質感の話はしましたが、

光源を変えてみるという話は自分は出さなかったのです。



こうやってグアっと下からライト当ててみることで、

やっぱりいい効果が出ています。



何が変わるかと言うとやはり全体の印象です。 のっぺり感が消えました。


つまりこれで「サムネ力」も劇的に変わります。


↑こういうサムネを見て、どっちをクリックしたいと思いますか?


右に決まってますよね。 左はもう、見た時点でヘボそうなのが伝わってきます。



これくらいの差が、

ほんのちょっと光源弄ってみようということだけで生まれるんだから、

それはもう色々弄って良いアングル探すしかないですよね。



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で、自分的にまだ足りないと思うのが、

全体の配置感です。



左右になんか開いてる感じがします。

(それはトリミングすりゃいいという道もありますが)


そして、このパースではボトルキャップが水平に映ってしまっていて、

なんだかよくわかりません。


それに、このアングルは、「単に横から見ただけ感」があります。


どうせなら、もっとグアっと 下からアオリで見た感じがあったほうが

いいかと思います。



つまり、

全部パースの問題ですね。



極論すれば、パースはあったほうがいいですよ。



対象が怪獣ですからね。

勿論、過ぎたるは及ばざるが如しになることもあるかもしれません。

本当に遠景を取ればパースなんて消え失せる場合もあるかもしれません。


でもまぁ、頭の中で理想の角度くらいは考えられるようになっといたほうが

いいのではないでしょうか。




というわけで、 あとほんのちょっとでもパース上げるだけで

ようやく完成するのではないでしょうか、ということを伝えました。




MMD上でのパースの上げ方は、

ここの数値を上げて、あとはホイールでカメラを接近させてみてください。

それでグアっと画面の印象が変わるはずです。


こういうことも基本でしょうが 知ってるかどうかの問題ですよね。

知らないと出来ない。


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・・・ということでした。



自分に伺いを立てると、

山程、クレームという名の指示指摘が飛んできますが、

最初こう↑だったのが、


↓この程度にはなります、ということです。



まぁ勿論、もっともっと先をやってくれても良いわけです。

(こっから先は被写界深度とかRay-MMDとか、環境マッピングとか、そういう領域ですかね)



(ちなみに、自分が怖いからって何も言わずに上をいきなり投稿みたいなのはマジ勘弁、と自分は思っていますよ。 勿論自分も何も言いませんが)



だから今回「これでいいですか?」と聞いてくれたことはとてもありがたいです!!

結果良くなったじゃないですかと。



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ということでした。

何が言いたいのでしょうか。



いや、本当に、「目の水準あげてください」ということではあるのです。



てか、この方は、本来

自分がエラソーなこと言えるような立場の方では無いはずなのです。


でも、ちょっと「理想の追求」を忘れると、

「これくらいの撮影でいっかー」の精神になってしまうのかもしれません。



でも、そういう姿勢じゃあせっかく作っても評価されない時代が来てる

と思うのです。 それはとてももったいないんです。



環境の中で全力尽くして、

持てる技術とアイディア全部総動員して、それでようやく褒められる、くらいのもんではないでしょうか。


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さてどうでしょうか。


改めてこの絵を見て、

「ああ、これをそのままで投稿はないな」という感覚、体得できたでしょうか?


これでみんなの潜在的撮影力アップとなったでしょうか。

ならいいのですが。


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「この程度じゃだめだ!」

「この人の作品はここで完成のハズがない!」

「これで投稿するのはもったいなすぎる!」

「あと一手、ここをこうするだけで、圧倒的に良くなるのに・・・!!」



自分には「その最善解」がわかるつもりです。

なんでかはわかりません。 自分の目の基準に従って、わかります。


自分はこういうときに思いっきりクレーム入れに行きますからね。

もっとよくできるのに!


予告編が出てみんな褒めてるときに自分だけガンガン直させにいきました)

 (ほんと我ながらキチガイですよ)

(でも、それが無かったらどうなってたかと考えると、恐ろしいです)





勿論、この記事を読んで「こいつ大したことない癖に」と思える方は大丈夫です。

その人は自分よりも「手」も「目」も、上を行ってる人でしょうから。



この記事を読んで

「そんな直し方があるなんて知らなかった」

「そんなひと工夫でこんなに良くなるなんて驚き」

と思ってしまった方は、まぁ、なんか考えてみたらいいのではないでしょうか?



きっとそのまま投稿するより良い結果になると思います。





勿論、自分の撮影力なんて、雑魚です。

でも、だからこそ、自分以下の水準で満足されてたら、困るわけですね。



(てか逆に、自分にアドバイス出してくる人が居てもいいと思うのですけどね)

(イラストに関しては欲しいくらいですよ

 自分より絵が上手い人に全部指導してほしい)




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この記事は延々と無限に追記できるような気もします。

大抵の人が、そもそもこの記事を読んでないことによるディスコミュニケーションを発生させる気がします。




多くの人がテキトーな撮影をします。

事前に自分に見せてくれたら10倍はよく直せただろうモノを

自分に見せずに教えずに、投稿します。



その中には「自分の恥」にしかならないような水準での投稿があったりします。


(なんでこのサムネでこの内容なの?)

(なんで言ったのに目のノーマルマップがツルンとしているの?)

(それじゃウケないって、自分に先に見せたら指摘できる)



そのようなものには自分は反応できません。

反応できないので、その人はムクレます

(なんだよ使ってやったのに)



でも、大抵はこの記事を読んだりしてないことが原因のように思うのですよね。



大抵の人は一発目で「正解」なんて引けません。

これは本当に。 それだけの撮影力というか目なんか育ってないからです。



自分に先に見せてくれたら絶対良く直せます。

自分だって大したことはないでしょうがそれでも直せます。

自信がないなら投稿する前に見せてくれたら絶対直し方を教えられるように思うのです。



そういう例が無限にあるわけですが





全く同じモデルでも、自分の指摘の有無で、これくらいは変わります。

これはレタッチとかモデルを改造とかではないのです。


「指示・指摘だけ」で、これくらい変わることです。



でも、分かってる人でも、

ちょっと油断すると、上のまま投稿くらいのポカをやってしまいうるってことです。




「お前のモデルが完璧ならそんなことにならんだろ」と思うかもですが、

でもやっぱり、同じモデルでもちゃんと撮影したら下のようにはなるのです。



で、上のような調子だと自分は反応出来ないかもしれません。

自分の美意識からすると恥ずかしいし、これは、自分の恥になるからです。



皆がみな、最初から下くらいやれる人ならいいんですが、なかなか指摘無しでそこまでやれる人は少ないということです。



ですから、基本自分に先に見せてくれたら皆ハッピーになるんじゃないかなぁと

思うわけです。








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Comments

Anonymous

こういうポージングは主にフィギュアとかを参考にするだけでも劇的に変わるんですけどねぇ。あと関節とかが動くフィギュア使ってたらそういう能力上がるかも。如何にしてかっこいいポーズとってどの角度に合わせるかとかがわかりやすいですし。

byneet

ジオラマ撮影とCGは、趣味として相当近いところにあるかと思いますね。 (まぁ自分は全然背景を置けませんが、これは結局「お借りしました」が全然出来ないせいですね)

Anonymous

 初心者はモデルを画面に呼び出せただけで舞い上がってしまう事はありますね。  自分も巨大感をだすためにローアングル、建物舐め、見切れ、ライティング大事って工夫しました

Anonymous

たしかにパッとしないなとは思いましたけど、ここをこうしたら良いとかまでは出てこなかったです。 怪獣を見る目、高めていきたいです。