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  • 20230503_fanbox_1280_60.mp4
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作業動画(60秒ファスト版)

※今回から60秒版も記事にあげます。お時間ない人はこちらを。

※長時間版はこの動画の下にあります。

20230503_fanbox_1280_60

作業動画(長時間版)

20230503_fanbox_1280_all

※動画は、右下にある『:』から再生速度の変更が可能です

※300MB制限につき、動画が長すぎる絵の時は画質が若干落ちます


それでは、動画を見ながら作業の振り返りを。

00:00(ラフ~下書き)

腕が長い…。

用意していた設計図とは違うのですが、脇見せたがり族なので手を上にあげてみました。妊婦のポーズじゃないなと思い、即却下。

足も内股にしたがり属なのですが、お腹に手を添える関係上、相性がよくなるだろう形に修正

腕も予定のポーズに帰ってきました。妊婦状態だとお腹に手をあててて、通常状態では主張しない左手。右手は、そのカウンターウエイトでありつつ、スカートやマントで隠れすぎないだろう位置に配置。

スカート。立体として考えた時に必要な要素と、シルエットを良くするためにつく嘘の兼ね合いに毎度なやみますね。…いうて立体として考えようとはしてるけど、練度が練度なのでそもそも間違ってること多いのだけども。

なんとなく上手く行かない予感がしたので…

一度クリンナップ。

濃い色はシルエットへの影響が大きいので、機能しているかの確認に一度クロを置き、圧を確認します

体もクリンナップ。わりとよくある立ちポーズですが、フィギュア?の画像を見ながらなのでとても描きやすい。素で描くとえらいことになるんよ。なんど描いても覚えられない…。

足回りは多くのお絵描きマンが苦手にしてる分野であり、その上でフィギュアでは総じてレベルの高い分野ですね。脚、好き。

クライアントご所望の悪堕ち差分のテスト。

元の衣装から低コストの作画で書き換えられるデザインに納めました。

追加されてるのは、よく見るテンプレパーツですね。

すっぽんぽん時のラインに若干の不満はありますが…

メインは着衣で、こちらは上出来なので、着衣を優先します。


03:45(ペン

わりと些細なことで絵は印象が変わります。難しいですね。

お腹部分は差分管理。

お腹の膨らみの始まりが助骨より上にきているのが気にはなりますが、絵としての収まりを優先。臨月って指定だったので、大きさを感じられることをマストに。

おヘソとかも、クライアントさんのツイッターを見てて、好きな路線がなんとなく把握できたので、その路線で。

差分。わりと細かく管理。服は服としてまとめて描いたほうが早いのですが、気分です。これやるとベースの色変えるときとか、腕部と服部とニーソ部と、全部を変えたりしないといけないなど、面倒いっぱいです。でもなんかやっちゃう。

こういう、衣装を説明するための立体を見せるの、大事。その上で、空間の空き方の密疎を管理する。同じリズム、大きさで開けずに印象を作る。

下書き時に重視してるけど、ペンの時に崩さないように注意。よくできるなら良くする。

ニーソと服はこの時点ではまとめてひとつの差分にしてました。その方が塗りやすいので。あとで差分フォルダを切り取って2パーツに分離してます。


靴の線画かいてるときなんかは、通話しながらボーっとやってたので、試行回数の多さが動画に残ってますね。一発で引けるはずの線をなんども引き直すという間抜け。

集中力がかけらもありません。こういうときってだいたい、必要以上に絵を拡大して描いてるので、木を見て森を見ず。そら欲しい線など引けぬよ。

それでも描いて戻して描いて戻してしてると、そのうちアタリが引けるんですけどね。ガチャか。ガチャだね。


09:10(塗り

なんどか塗ってるので塗りやすい。まひろ先生の黒髪塗り、いいですよね。

細部までこだわりませんが、似た印象になるように塗ってます。

髪の房は、漫画的な要素が多分にあり、『ブロックが大きな分割』なんだけど、その房の内部を『色情報で分割』するのがとてもお上手です。

ツインテのくびれも、御本人の絵だと思い切りいいですよね。真似っ子。

漫画的要素というか、今の主流からいくと前時代的記号というか。でも好き。

手癖で描くと、曖昧になりがちなので「ここまでやっていいのか…」って関心する。

普段は上から厚塗的に書き足しってあんまやらんのだけど、この絵は最初からやると決めていたので、線画で髪を細かくしようとしませんでした。

こっちのが印象よくなりやすいんだけど、髪の色をあとで変更しようとする時に不都合が起きやすくて普段あんまやりません。

テンプレ技法。空気遠近なんだろうか。

見せたい要素から遠い部分を、シルエットを損なわない程度に飛ばしてやることで、イラスト内での視線誘導を行うという目的もある。

今回だと、顔、腹が主題になってくるので、顔から遠いツインテ部に視線がひっぱられないようにするのはわりと大事。

肌を塗るときは、濃くするのは大変だけど薄く調整してくのは楽なので、濃いめに塗ることを心がけている。

肌塗りを

コピーして

色調補正をすることで、ニーソの塗りが8割り終わる。

こっちも一緒。

あとはシワなどを追加して、布感のある塗りに調整するだけ。

言うて、めちゃ時間かかってるのだけども。

線がの色をトントンと部分的に変えていくと謎の華やかさが出る。

全部塗りつぶすと赤くなりすぎるって色で、とばしとばしに色をかえます。

線の荒い部分、太すぎる部分、光源部分なんかがターゲットです。

気が向いたので予定にないパーツを追加。

ポンポンも肌塗りをコピーして

追記

青のグラデを足して存在感や奥行きを出してみたり。

青は定番だけど、この場合は

スカートの環境光とも一致するので、よりマッチしますね

悪堕ち。白を赤く。紫は若干黒く。パーツを書き足すだけじゃなくてそういうとこもポイントかもしれませんね。


この髪型なんていうんだろう。


表情差分とかもぼちぼち。

やっぱ左手がポイント。お腹が膨れると意味をもつ左手、素敵やん。


そんな感じで塗り終了。

なんかこの回は、妙に上手く描けた気がします。



見てくださってありがとうございました!

ではまたー!!



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Comments

Anonymous

こういうのありそうで無いので本当に参考になって助かります。

ぼし

ありがとうございますー! こういうの見るの好きなんで、自分でもやってます。見るべきところがあったなら幸いです!