美鶴先輩vs催眠術師 腋の下擦り付けバトル(イラスト3枚+小説) (Pixiv Fanbox)
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「何を笑っている?早く君も構えたらどうだ?」
腋と股を全開に広げた蹲踞のようなポーズで、美鶴は男に目線を送る。
巷で噂の悪徳催眠術師、その足取りを掴んだ美鶴は単身、犯人と対峙し闘いを挑んでいた。
「正々堂々勝負しよう、君の処遇はその後だ」
姿勢を整えるたびに、マイクロビキニから溢れた乳房がたゆんと揺れる。
美鶴は恥ずかしがる様子もなく、ふぅと息を整え足の位置を調整する。
誰が見ても異常とも言える状況。
しかし男の催眠にかかった美鶴にとっては、このような状況までも『当たり前』『常識』と認識するようになっていた。
男はいくつかの質問を美鶴に投げかける。
念入りに催眠にかかっているかの確認を行うためである。
「……何だその質問は?
『自分のくすぐり弱点を相手の指に押し付ける』
それが私の闘い方だ、何かおかしい事があるか?」
回答を聞きニヤニヤと口元を押さえて笑う男を、美鶴は不思議そうに見つめる。
「フッ、余裕のようだな…エクセレント!
相手にとって不足はない!
さぁ…指を前に出せ、闘いを始めようじゃないか!」
美鶴はしっとりと湿った腋を男に向けて突き出し、大きな声で叫ぶ。
男は指先を腋の下の数センチ前まで近づけ、動きを止める。
美鶴は男の指先を横目で見つめながら、じりじりと歩き、指先に腋の下を近づけていく。
近づけば近づくほどに息の荒くなる美鶴に男は笑い、野次を飛ばした。
「ッ…く……!き…緊張などするものか!
君こそ、自分の指の心配をしたほうがいいんじゃないか…ッ!」
まるで熱い風呂に浸かるようにゆっくり、じわじわと美鶴は男の指先に腋の下を当てる。
「………んぅッ!!!!」ビクッ
静止させた男の指先に、脇汗で濡れた美鶴の腋の下が触れる。
伝わってくる体温はかなり高い。
口では否定しているものの、緊張が伺える。
「フーッ……!!フーッ………!!!
ん……ぐ…ぅ……ッ……!」
「………うッ…動かす…からな……?
白旗を……あげるなら……今のうちだぞ…?」
涙目の美鶴に、男は『かかってこい』と挑発を浴びせる。
「……いいだろう…ッ!
お望み通り…『処刑』だ…っ…!!!」
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「ひっ!!???
ひょへぁあッははははぁ〜〜〜〜ッ!!???」
部屋に響き渡る美鶴の大声。
美鶴は兎跳びのようにぴょこぴょこと跳ね、腋の下を男の指先に必死に擦り付ける。
男は指先を一切動かしていない。
ただ美鶴が男の指先に腋の下を擦り付け、ただ笑い悶えているだけ。
「くッ!!!くるひいだろぉほほほほッ!!!
それそれそれぇへへへへへへぇ〜〜〜ッ!!!」
催眠にかかった彼女にとっては、これこそが自分の戦法であり、『相手を懲らしめる方法』なのだ。
一連の行動に違和感を持つことは一切なく、この行動で男は苦しんでいると心の底から信じ切っている。
「いぃひひひッ!!!!
どっ!!どうだぁ〜〜〜はははははぁッ!!!!
くッ!くらぇえぇへへへへぇッ!!!」
脇汗でぐしょぐしょになった腋を、リズムよく男の指先に擦り続ける。
男は優位を信じ切り爆笑を続ける美鶴を笑顔で眺めていた。
「こうひゃんしたらどうだぁははははッ!!
もっとはげしくしてもいいんだぞぉッ!!
うひゃぁはははははぁ〜〜〜〜ッ!!!」
美鶴の『もっと激しく』という言葉に男のいたずら心が刺激される。
男は椅子から小さく腰をあげると、それまで微動だにしなかった指先をくにくにと動かし、美鶴の腋の下に突き立てた。
「うぎゃぁッはっはっはッはぁ〜〜〜ッ!!!」
急な刺激に、一段と大きな爆笑があがる。
美鶴は腋のくすぐったさに耐えきれず蹲踞をやめ、ガニ股で立ち上がり後ずさりする。
男はそれを知っていたかのように立ち上がり、下がる美鶴の腋にまた深く指をねじ込む。
「わ、わたじがぁははははぁ!!!!
おひゃれているだとぉほほほッ!?
んッ!ぬぉおぉぉおほほほほほぉッ!!!」
美鶴は笑い混じりの雄叫びをあげ、腋を突き出し男の指を押し返す。
「すッ!!隙をみせたようだなぁはははぁッ!!
チャンスだぁッ!!くらぇえぇへへへへぇッ!」
指先に再度、腋の下をすりつける美鶴。
今度はガニ股のまま、体全体をスクワットのように上下に動かし始めた。
「ん゛ぉああぁッ!!!???
う゛ぉあッはっはっはっはっはぁ〜〜〜ッ!!
ぎゃひゃひゃははははぁッ!ひぃひひひッ!!」
獣のような笑い声を上げながら乳房を上下左右にぶるんぶるんと揺らす。
汗だくの身体に、長く綺麗な髪がへばりつく事も気にせず、全身でくすぐったさを生み出していた。
「まッ!!負けをぉほほほッ………!
みとめろぉおおぉ〜〜〜ッほほほほぉ!!!!
ん゛ぁあッはっはっはっはっはぁッ!!」
舌を口の中にしまう事も忘れ、必死に身体を振り続ける。
その姿には、普段の美鶴はもう微塵も残っていない。
そんな無様な美鶴に対して男は、とどめと言わんばかりに指先を激しく動かし始めた。
「まっ…待へ……!!!???
うッ………
うぎゃひゃひょほほほほほォ〜〜〜ッ!!!!
なッ!!!
にゃんだごれはあぁはははぁ━━━━ッ!??」
経験した事のない強烈なくすぐったさが頭をつんざく。
美鶴の身体は先ほどと同じように、少しずつ後ろに下がり始める。
しかしこれ以上下がる猶予はなく、壁にすとんと背中がぶつかる。
「はッ!?はあぁあぁ━━━━ッ!!??
んぎゃははははははッ!!ひぎへぁッ!!!」
美鶴の腋は男の指と壁に挟まれ逃げ場を失ってしまう。
昆虫標本のように壁にぺたりと張り付くことしかできず、腋をどれだけほじくられようとも、彼女にはガニ股で小さく足踏みをすることしか許されていない。
「わッ!!わだじのまけぇへへへへッ!!!!
まけだぁあッはははははぁ〜〜〜ッ!!!」
男はニコニコと笑っている。
「こうざんッ!!!!ごうざんだぁあぁッ!!!
ぎゃぁ〜〜〜ッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ━━━━ッ!!!!」
降参を宣言し、腕を必死に下ろそうとするが下ろせない。
力を入れても肩が熱を帯びるのみ。
「あ゛ぁ〜ッはっはっはっはぁッ!!!!
なんでぇへへへへへ!!!なんでだぁああぁははははははぁ〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
美鶴の自由な足先が後ろの壁に当たり、『てちっ』と小さな音を鳴らす。
催眠が解けるまではこれが全力の抵抗である。
「ゔぁああぁッはっはっはっはっはっはっはっはっはっはぁ━━━━━━━ッ!!!!
ひっ!!ぐるひっ!!!ぎゃあひはははははぁ!!」
それ以前に美鶴は催眠にかかっている事にすら気づいていない。
「もぉい゛や゛だぁあああぁあぁッはっはっはッはっはっはっはぁ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」
自分が無様なポーズをとりつづける事も、自分が負けた理由もわからないまま、男の気が済むまで遊び尽くされるのだった。