【blender解説】#1「アバターの胸を盛る」 (Pixiv Fanbox)
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こんにちは!えすびちゃんです!!
今回はアバターの胸を盛っていこうと思います。
ですが、「俺はデカパイになんて興味ねーよ」って人もいると思います。
が、今回はblenderのチュートリアルも兼ねているので諦めてデカパイになってください。デカパイからは逃げられません。逃がしません。
ステップ1 blenderのインストール
まずはblenderのインストールから始めましょう。
下記サイトでダウンロードするか、Steamで検索してください
僕は面倒くさいのでSteamからインストールしています。
↑steamだとプレイ時間が見れるのは結構面白いです
インストールが終わったら開いてみましょう。
↑親の顔よりみた画面。日本語化の方法は各々調べてもろて
まず最初にアバターを召喚します。
今回はセレスティアちゃんをベースに解説していきます。持ってなければ買ってください。
左上のメニューバーにある「ファイル」>「開く」を押して、『SELESTIA_ver.oo』にある「SELESTIA.blend」を開きましょう。
するとメインの画面に可愛いセレスティアちゃんが出てくると思います。
デフォルトだとボーンが邪魔なので右のシーンコレクションってとこでArmatureの目みたいなマークを押して画面をスッキリさせます。
↑可愛いですね。
~~~~~~~ TIPS ~~~~~~~
視点移動 :マウスホイール押し込み
視点平行移動 :マウスホイール+Shift
視点ズームアウト :マウスホイール+Ctrl
ステップ2 胸を盛ってみよう
各々の欲望のままにデカくしてください。
まず右上の「Selestia_body」をクリックして身体を選択し、オブジェクトデータプロパティを選択してください。
するとシェイプキーってのがあると思います。Unityでよくみる奴です、皆さんもよく知っていると思います。逆に知らない人はよくこの記事に辿り着いたと思うし名乗りを上げて欲しい。
シェイプキーとはパーセントをいじるとAからBまでのモーフィングをしてくれる機能です。便利。
今回はこれを悪用します。
Breast_bigを選択し、「最大」を2に、値を2まで上げてください
※足りなかったら3でも4でもいいです。
その後StockingとFoot_hillの値を0にしてください。
↑うおでっけ
これでとりあえず、シェイプキーの限界を超えた乳が出来ました。
「こんなんUnityだけでできるじゃねぇか」って思った人もいると思いますが、
VRCの仕様で100以上のシェイプキーはアップロード時に強制的に100になるという制約があり、どう頑張っても100以上はできません。
ちなみにこのままUnityにもっていっても200という扱いなので100にされてしまいます。
ということで200を100にします。
「モディファイアープロパティ」を開き、下記画像のプルタブを下げてシェイプキーとして保存を押してください。
そしてさっきのシェイプキーの画面を開くと、一番下に「Armature」というシェイプキーが出来ています。それの名前を「Breast_big2」とでもしておいてください。
その後、右にある▼マークを押して「Breast_big」の下になるように置いてください。
そのまま「Breast_big」を0に戻し、「Breast_big2」を100にしてみてください。
するとわかると思うんですが、Breast_bigが200の時と同じサイズになっているはずです。
ですが扱いとしてはBreast_big2の100なので、VRCの制限に引っかからないBreast_big200を作ることが出来ました。(ややこしい)
セレスティアはお乳のモーフィングが綺麗だからあれですが、これで気に入らない場合は後述するプロポーショナル編集で形を整えてやってください。僕もちょっと伸ばしてます。
またbreastシェイプキーが無かったりカリンちゃんはこの方法が使えないので「blender スカルプト」と調べてください。
ステップ3 服を着せる
デカパイが出来たからといってこのままVRCに持っていったらとんでもない痴女としてフレンドに白い目で見られてしまいます。なので服もデカパイにしましょう。(服をデカパイにする?)
↑零れ出るどころか零れている
服も同じ要領でシェイプキーを200にして→新規シェイプキー登録の順番で大体のあたりが取れます。ここで楽出来るのがシェイプキーでデカくした最大のメリットです。
非専用服だとちょっとめんどくさいんですけど、それは次回のテーマなので割愛します。
さて、こちらが同じ手順で大きくさせた服ですが少しはみ出ていると思います。
次はこちらを修正していきます。文量が増えるのでブラをすっ飛ばしていますが、通常ブラとか水着とかインナーの差分、服も伸びるので本来は先にインナーからやってください。
(ちなみに普通に買ってきた服はもっとはみ出してるんでこんなに綺麗になるのはデフォルト服だからと思っておいてください。)
服のメッシュを選択した状態でTABキーを押して「編集モード」に入ります。
するとグリッド線みたいなものが服に出来るはずです。(別の個所の場合服じゃないメッシュを選択しています。)
その後右上の〇にあるプルタブを開いて、「ツール」>「ミラーX」を選択してください。
これで編集すると左右対称に同時に編集できるようになります。そう作られたメッシュ限定ですけどね(非対称の服とかたまにある、髪型とかもそう)
最後に左上にあるキューブの面のボタンを押してください、これは面か辺か点のどれを注視するか、みたいなものだと思ってください。ポリゴンを埋める時に辺を選択するみたいな時じゃない限りは面でいいです。
そこまで出来たらさっそく服のはみ出ている個所をぽちぽちとShiftを押した状態でクリックしましょう。
↑ポチポチと…割と適当でいいです。なんなら1ポリでも大丈夫。
選択出来たらシェイプキーの「Breast_big2」が選択されてるのと、上の二重丸みたいなのがオンなのを確認して「G、X」と順に押してください。
すると〇と赤い線が出ると思います。
丸が影響範囲、赤い線が現在X軸の編集をしていることを表します。また影響範囲の大きさはマウスホイールで調整できます。
Gはgrabの略でメッシュを移動させるコマンドだと覚えておいてください。ちなみにあとでまとめます。
そのままマウスを動かすとメッシュがいい感じに埋まると思うのでいい感じに埋めてください。
↑いい感じに埋めたものがこちら
埋めたら逆側も確認してみてください、ミラーXのおかげで同じ修正がされているはずです。
ここまで来たらもう一度TABキーを押してオブジェクトモードに戻ってきます。
↑𝙊𝙋𝙋𝘼𝙄 𝘿𝙀𝘾𝙆𝙀𝙍…
先ほどにも書きましたがこれはデフォルト服なので修正がこれだけですが、ほかの服はもっとはみ出したりしてるので注意。
~~~~~~~ TIPS ~~~~~~~
G(grab) :選択したメッシュを移動させるよ
S(size) :選択したメッシュの大きさを変えるよ
R(rotation) :選択したメッシュの角度を変えるよ
これらのコマンドは続けてX、Y、Zと押すとその軸のみの編集ができるようになります。
また編集中にキャンセルしたい場合は右クリックで戻せます。
他にもコマンドはいっぱいあるから調べてみてね!LとかFとかは知っとくと強いよ。
ステップ4 出力する
デカパイが出来て嬉しい気持ちなのは深くわかりますが、このままでは編集しただけです。作ったデータをUnityに持って行かなくてはいけません。
ということでFBXデータとして出力します。
まず全てのメッシュを表示させて、(目のマーク)すべてのメッシュを選択します。
メニューバーの「ファイル」>「エクスポート」>「FBX(.fbx)」を選択します。
そして下記画像の通りに設定を変えます。
↑変えた後オペレータープリセットの+を押して出力設定を保存しておくと次が楽です
そうしたら名前を「SELESTIA.fbx」で出力しましょう。
ここでいう名前はprefabで使われているfbxのそのままの名前です。(桔梗ならKikyo.fbx)
fbxファイルが出来たらそれをUnityに持っていきます。
↑セレスティアUnitypackageとliltoonを入れただけのプロジェクト
「Prefab」からセレスティアを「hierarchy」において表示させます。
そしてここが一番大事なんですが、「Assets」>「SELESTIA」>「FBX」とディレクトリを移動して、SELESTIA.fbxを消しましょう。
↑DELキーで消せます。
そして先ほど作ったSELESTIA.fbxをこの場所に入れてください。
すると先ほど作ったシェイプキーのあるFBXになったと思います。
↑あ、これblenderで見た乳だ!
FBXを入れた直後はなんかメッシュが汚いのでSDKメニューの「AutoFix」を押してあげてください。
服のBreast_big2も100にしてデカパイセレスティアちゃんの完成!!
これで今回の解説は終わりです。
この記事だけでとりあえず対応服のメッシュもいじって着せるくらいの応用は出来ると思います。
ですが、非対応服に関してはBoneがセレスティア用のものではないので正しく置換してあげる必要があり、少し難しいです。
なので次回の解説は非対応服の対応のさせ方です!
来月のどっかで書きます!読んでね!
えすび
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#1.5「服をデカパイに対応させる」