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面白かった!

夏コミも終わったので、久しぶりに館林美術館まで遊びに行ってきました。

今やってるのは佐藤忠良展ですね~。



展示内容なんですが、ざっくり2/3はブロンズ像の展示で

あとは氏が個人で集めたコレクションの展示、そして多分これが一番の目玉だと思うのですが、絵本「おおきなかぶ」の原画を展示していました。

(期間を2度に分けて、全原画を半分づつ公開していくようです)


おおきなかぶ、子供の頃はこの絵に特になにも感じていなかったのですが、今見るとまず構図が良すぎますね…。こんな超絶技巧で描かれていたものが普通に絵本として流通していたの、なんというか豊かだな~と思ってしまいます。




行く前までは正直あまり期待はしてなかったのですが

いざ見に行ったら存外楽しくて、また当時のブロンズ像の制作過程のビデオなんかも興味深く、思わずガッツリ見てしまいました。



ブロンズ像の制作

エスキース(小モデルの制作)→水粘土でベースの制作→石膏職人による石膏への置換→鋳物師によるブロンズへの置換→彩色で

4ヶ月くらいかけていたんですが

作家が作るのは水粘土によるベースの制作までで(ここまでに3ヶ月くらいかかる)

そこからの置換は石膏職人→鋳物師による仕上げなので厳密には作家の手による制作ではないのでは???みたいに思っちゃうんだけど

(彩色含め最終的に鋳物師の手がガッツリ入る)


思えば同人誌も作家が描くのは原稿までで、実際に本にするのは印刷会社さんだから似たようなもんか…。なんて思いました。

ブロンズへの置換で風雪に耐えられる芸術になるんやなって。



そういえば自分も大学時代に石膏像までは作ったことがあるんだけど

石膏は硬化熱がすごいので、置換作業を夏場にやると、

作業場が熱で大変なことになるのを思い出してしまいましたね。

(こんなことをわざわざ夏場にやるな!)

作った像は長いこと下宿先に新聞紙にくるんで置いといたんだけど、あからさまに怪しい置物なんで訝しまれたりしてね…。


ブロンズへの置換まではやったことがなかったので、石膏からの置換に外枠だけでなく中型を作って薄く造形させるのを知らず、ありえん手がかかるなあ…と思いました。手もかかるしお金もかかるわこれは…。


ブロンズおっぱいが良すぎた…

さっきのパンフ、代表的な3つの作品が掲出されていましたが

帽子・夏がトリミングされていることに気づきましたでしょうか???

実際はこういう作品なんです

女体の美しさ

っていうか

おっぱいっすね


実は佐藤忠良の作品って

すごい絶妙ななだらかさとプロポーションを持つ

女性のブロンズおっぱいが10割なんですよね!!!!!

ブロンズなのに胸の造形が良すぎるのでそこにクソデカ乳輪の姿が見える見える


うつくしおっぱい、さすがに図録には載ってるけど

パンフからはおっぱいだけ見事にナーフされてるので

皆館林まで見に行くといいと思います!

(今回の展示の1/3くらいおっぱい祭りやぞ!)


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館林美術館で展示を見たあとはいつもエミールでワッフルプレートを食べるのですが、今回はやめて何故かリンガーハットで皿うどんを食べました。


久しぶりに美術館に行けて一日楽しかったので

また行きたいですわね。

毎度言ってるけど埼玉にも美術館をもっと作って欲しいよ…

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