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本社で建設部門のマネージャーとして、各地域の工事進捗状況を確認したところ、一部の地域の工事が想定より遅れていることが分かった。

この地域は力の強い大型獣人の工員が多いため、現場の監督も同じく熊獣人を担当させている。

現地に飛んで聞き取りをしたところ、現場の地域は特に信心深く、作業に取り掛かる前にしっかりと儀式をしなければならないとのことだった。

通常も工事の前に地鎮祭という儀式を行うことを知っていたが、この地域はその儀式に特に時間がかかるものらしい。

聞き取りを行った現場監督熊は他の工員と一緒にその儀式の準備をしていたようで、作業服も汚れている。


話を聞いてあきれてしまった。


そもそも地鎮祭というのは昔からの伝統でやっているだけで、そういった儀式が業務の精神的なスイッチになることは否定しないが、はっきり言って時代遅れだし、作業の遅延につながるなどとんでもない。

当然そんな儀式はスルーして作業を進めるように言った。




「わからん人だな!この土地は作業員も信心深くて、そういう慣習を無視すると全体の士気にも関わるんですわ!」


俺の提案に対して山下監督は全く受け入れられないといった反応だった。

熊獣人で中年と頭の固い頑固者ってイメージそのまんまだ。


「そこを上手くまとめるのが現場監督の仕事でしょ。会社からの給料分は働いてくださいよ。私もこんな理由を本社に報告しないといけないと思うと頭が痛いですねえ、全く…」

「あんたがそういうなら作業に入りますがね、ここら辺の神さんは本当に祟るって恐れられてますからね、何がどうなってもしりませんよ!?」

「結構結構、さっさと取り掛かって下さい。何がどうなるのが楽しみですよ」






「え…?あ…?え…?…俺…?何がどうなって…?」

「あーあ、早速祟られちまいましたな…すっかり可愛い姿になられて…」

「な…ナニが…無い!…?」

「こう、地方の風習は無駄…とか、やっぱり問題発言だったんでしょうなあ…それで祟りでおなごになってしまったんですわ」

「えっ…祟りで女子になるのって…それはそれで問題発言…なんじゃないのか?…確かにいろいろと困るんですが…女子化って…なんで…?」

「わかりませんな~、まあ男ばっかりのむっさい現場なんで、ワシらには思わぬ目の保養になって、神様GJって感じですな」

「目の保養って…!私は男ですよ!変な目で見ないで下さいよ!ああ…もう!」

「はっはっは!そうですな!しかし男同士なんだから遠慮はいらんでしょう?」

「ううう…」


儀式をスルーする指示を出したからってなんで俺がこんな目に?

さっきまで怒っていた山下監督は俺が祟られて愉快なようだ。遠慮なく俺の体をいやらしい目で見てくる。

くそ…ニヤけた顔が憎たらしい。

本社のエリートである俺が、こんな汗と泥で汚れた現場の熊おっさんに見下されるなんて…そう…こんな汗臭くて…どっしりしてて、元の俺よりも雄臭い筋肉と脂肪ののったおっさんに…



あまりに不快で目が離せない、全くこんなツナギを破裂させそうな大きな胸と腹…そんなとにかく男らしい…

え?男らしい…?

あっ…

「あー、なんですかー?ワシを睨んでもしょうがないでしょう。ワシは祟りがあるってちゃんと忠告したんですよ…それを無視するから…ん?」

山下監督がそこまで言って俺の視線が追っていた場所に気づいた。




監督の股間が大きく盛り上がっていた。

「ちょっ…なんでそんな大きくして…」

「あ~、これはしょうがないですよ!男の生理ってやつですからな!あんたが急にそんな姿になるから、そりゃこうなりますわな!」

「うっ…それはそうかもしれませんが…」

「まああんたにも付いてたもんだから解るでしょ。そんなにジロジロ見んで下さいよ!セクハラですよ!はっはっはっ!」

「せっ…セクハラ!?…何を馬鹿な…そ…そうですよ、そんな汚いモノ…興味なんて…」

そこまで自分で言って気づいた。


さっきから目の前のムサい熊から目を離せない。特に股間の大きな盛り上がりを意識した後はその中身が気になって仕方がない。

自分とは違う体格の雄がどうなっているのかという興味にしては、この衝動は強すぎる。

これはこの身体が女子になったから、雄に惹きつけられている?

冗談じゃない、とにかく冷静にならないと…

「ん~、やっぱりコレが気になりますかね?」

「えっ?」



山下監督が下半身を突き上げていた部分のファスナーを下ろして、極太の性器を露わにした。

「なっ!何をして…!急に…?」

「何って着替えですよ。ここは更衣室も兼ねてますからね。男同士なんだから構わんでしょう」

「で…でも人前でそんなモノを出すなんて…」

「そんなモノとは随分な物言いですなあ…本社のエリートさんのはワシらと違ってチンポもお綺麗なものをお持ちなんですかなあ?…それにしては随分とココから目が離せないようでしたが…?」

俺の中の変化は現場監督にも気づかれていたようで、さっきにもましてニヤニヤとしたいやらしい表情でこちらを見てくる。

「う…そんな…そんなの見たいなんて思って…」

何とか否定の言葉を絞り出そうとするも、自分の中に生じた雄に惹かれる何かは、自覚してから強くなる一方だ。

そんな風に眺めている熊おっさんのソレがビクンビクンと動く。

視覚だけでなく、ツナギの中に封じ込められていた性器の匂いにも気づく。

男の自分からはしなかった強い臭気は、明らかに不快な臭いだったはずなのに、今は抵抗を感じない。それどころか…

「そんなにコレが気になるなら、もっと近くで触っても構いませんよ?ついでにその綺麗な手でしごい頂けるとスッキリできて助かりますなあ」

「な…しごく…?…そ…そんなこと…」

ソレを手で触れ?

山下監督にそう言われてうろたえてしまう。

しかし、それは下種な要求に腹を立てたわけじゃない。

言われたように自分がソレを触れたくなってしまっていることを気づかされて、更にそれを見透かされたようなことを言われてしまったからだった。

かろうじて自分の立場を自覚していることと、この監督から嫌味を言われる屈辱感で耐えているけれど、それらがなければ我慢できずに劣情に負けてしまっていたと思う。


「はっはっはっ…冗談ですよ冗談!マネージャーさんがずいぶん別嬪さんになっちまったんで、ムラムラきちまいましたな」

山下監督がそう言って大きいままの性器を窮屈そうにツナギにしまった。

「あっ…」

手を出さないまましまわれるソレを見て寂しく感じてしまう。

「まあマネージャーさんも災難でしたな。本社では把握されてないかもしれませんが、こんな祟りがあったりする土地もあるんですわ。」

もう嫌味を言うことに満足したのか、山下監督の口調からトゲトゲしさが抜ける。

「…そのよう…ですね」

やんわりと窘められて、シュンとしてしまった。

「どうやって元に戻るかは工事と並行して調査します。工員にはこの土地出身の者もいるので、何かしら情報を得ることもできるでしょう。儀式は予定通りやってもかまいませんな?やはり原因はそれでしょうし…」

「はい…お願いします…」

山下監督が俺と現場の今後についての方針を立ててくれる。

こういうことの対処も含めて、自分の職務を責任をもって果たそうとする大人だった。

俺は自分の軽率な行動で仕事を増やしてしまったことを改めて実感して、いたたまれない気持ちになった。

「申し訳ございませんでした…」

「ん…いやいや、まあお若いのにマネージャーで色々と難しい事もあるでしょうな。とにかく上手くやっていきましょうや」

山下監督が落ち込んだ俺に見かねてか、優しく慰めの言葉をかけてると、そこで俺は感極まって肩を震わせてしまった。

「あー…そんな大丈夫ですよ、うん、何とかなるんで安心して下さいって…」

肩に大きな手が置かれる。

ふと目を開けると、監督がこちらを優しく真剣に見つめている。

どっしりとした頼もしい存在を間近に感じて、自分の中でまた何かがこみあげてくるのを感じる。

「あ…あの…山下さん…」

「な…何でしょう?」

「いえ…なんでもないです…すみません…」

危うく衝動的に発してしまいそうになった言葉をとっさの所で飲み込んだ。

俺のために山下さんは親身になってくれているのだから、俺もちゃんとしなければ。

しかしこんな近くに山下さんの顔が…

「…!」

「……」

俺が山下さんの顔を見ようと顔を向けると、山下さんの大きな口が俺の口に重ねられた。

極太の舌が、女になってさらに小さくなった唇をこじあけて、口内を舐め回して熊獣人の唾液で満たしていく。

満たされるような気持と乾いたような気持ちを感じて、山下さんの舌に自分の舌を絡めてしまった。

「…すんませんね…ワシは別嬪さんになったマネージャーさんにたまらなくなってしまって思わず…」

「い…いえ…」

俺よりも理性がある山下さんが『思わず』というのは変だった。

山下さんは俺に謝ったが、これは俺がしたかったことで、それにも関わらず自分からはそんなこと言えなくて、山下さんはそれを察してくれたのだろう。

「あの…すいません…私は…男なんですが…この身体になってから男性を求めてしまうようで…」

「…謝ることはないですよ。ワシからはマネージャーさんはおなごにしか見えんですし…ワシもほら…さっきみたいに欲情しましたから」

「山下さん…」

「良いですね?」

「は…はい…」

俺の了解を得ると、肩を抱いていた山下さんの手が俺の体をまさぐり始める。

「んっ…!」

膨らんだ胸を力強く揉みしだかれると、身体の中に電流が流れたように痺れる。

自分ん身体に突然できた弱点を山下さんに管理されている感じがして、安心感とともに切ない気持ちがわいてくる。



「あー、こんな別嬪さんがワシのチンポを…」

「ああ…山下さんの…私なんかのとは全然違う…」

事務所のソファに山下さんが腰かけてズボンを下ろすと、その間から極太がそそり立って、俺はたまらず手を伸ばした。

手では握りきれないその逞しいモノを、もっと間近で見たくて顔を寄せると、むせかえるような雄の臭気が鼻を刺す。

「えっと…その…匂うでしょうし…無理せんでもいいですよ?」

山下さんはそう言うが、今の俺はその山下さんの匂いを愛おしく感じてしまっている。

「まっ…マネージャんさん…そんなことまで…」

「んっ…むっ…」

愛おしいソレを手で握っているだけでは物足りなくて、先端にキスをしてそのまま舌を這わせていく。

フェラオはされたことはあっても自分でするのは初めてなので、ちゃんとできているのか不安だし、何より男の俺がするのを山下さんが嫌がらないかと思うと心配になって、山下さんの顔を恐る恐る見る。

「うーん…こんなことしていただけるなんて…勿体ないですなあ…」

「そ…そうですか…」

喜んでもらえてることに安心して、遠慮なく極太のモノに刺激を与えていく。

「おおぅ…」

山下さんが小さなうめき声やモノを振るわせて反応を返してくれて、俺もその度に興奮が高まっていった。

俺が男の身体だったなら、今の山下さんのようにペニスを硬く張りつめさせていたはずだが、今そのペニスがない俺のその部分は、奥の方から疼くよう感覚が湧き上がっている。

たまらず身をよじると、股間のその部分が漏らしてしまったようにぐちゅりと濡れた感触がした。

女の身体ってこんなに濡れるんだ…

太すぎる山下さんのペニスを頬張ろうとしながら濡れたその部分を意識すると、その濡れた部分で目の前のモノを受け入れることが自然なように思えた。

「や…山下さん…」

「ああ、沢山舐めてもらってありがとうございます。今度はワシがしますんでマネージャーさんはそこに…」

そう言ってソファに腰かけていた山下さんが代わりに俺をソファに寝かせて服を脱がせていく。

「あ…下着…」

下着に手をかけられた時、当たり前だが自分が男物の下着をつけていることに気づいて恥ずかしい。

「そういえばさっきまでそうでしたからなあ」

山下さんもそれを察してくれたのか、軽く流して下着を脱がせてくれた。

「おおっ…これは…もう…」

下着は自分でも気づくくらい中でべっとりと濡れていたはずだ。恥ずかしい下着を脱がせてもらったけれど、中身は中身で恥ずかしいわけで…

「やー、そ…そこは…恥ずかしいですよ」

「ああ、すまんですな…その…これも祟りの影響で濡れやすくなってるのかもしれませんな」

山下さんが俺が濡らしてしまっていることを配慮して言ってくれる。確かに祟りの影響はあるのかもしれない。ただ、今は山下さんの目にも露わになったその部分の疼きが大きくなって、考える余裕がなくなってしまっていた。

「わ…わからないけど…そうかも知れませんね…そんなになるなんて…あの…すみません…早くその…」

あまりに恥ずかしくて、伝わるかどうか微妙なおねだりになってしまう。

「えっ…ああ…大丈夫ですか?それじゃあ…」

俺の意図を組んでくれた山下さんが、大きな亀頭を俺の濡れたその部分にあてがう。

子供の腕位ありそうな極太は、意外なほどスムーズに俺の中に入ってきた。

今まで感じたことのなかった自分の奥の部分で山下さんの肉棒の体積と温度を感じて、欲しがっていたもので満たされる充足感が広がって行く。

「だ…大丈夫ですかい?」

抵抗なく挿入できたとはいえ、体格に見合わないモノを受け入れた俺を気遣って山下さんが声をかけてくれる。

初めてなのに全く痛みはなかった。

「は…はい…大丈夫です。ちゃんと入るようにできているみたいで…」

「ほーっ、上手い仕組みになっとるもんですな…ワシも凄くいい具合で…これは…おお…」

俺のその部分は挿入する側からしても気持ち良くなれるように作られているようで、山下さんが遠慮がちに腰を動かして味わっていく。

「…あっ…んっ…」

山下さんのモノの動きを俺の中で感じるたびに、甘い波紋が広がって、口から声になってこぼれていった。

「ああ…どうです?マネージャーさんも…その…悪くない感じですかね…?」

元が男の身体なのを気遣ったような表現で山下さんから尋ねられる。

実際俺は自分が感じている快感を言葉にするのは恥ずかしいのだけれど、それは俺が元男だからなのか、普通に女性にとっても恥ずかしいものなのか…

「…んっ…その…良いです…祟りのせいなのか…私の身体は…すごくしてもらいたいみたいで…」

「そっ…そうですか…それは良かったですな…ああ…祟りなら良いと言っていいのかわからんですが…気持ちいいなら良かった…」

自分が恥ずかしいくらい感じてしまっていることを、祟りの影響かもしれないと伝えることで、伝えるのがもどかしい感覚も山下さんと共有できたようだった。

「では…その…もう少し激しく動いても…?」

「は…はい…祟りで気持ちいいので大丈夫です…」

祟りなので仕方がないという大義名分を得て、俺も山下さんもこの行為について割り切ったように没頭して、お互いより快感を得るように体を重ねていった。

「ああっ…たまらんですよ!マネージャーさん!祟りのせいでワシはもう…!」

「はっ…はい!私も祟りで…山下さん!…ああっ…!」

山下さんが一層激しく突き上げたあと、俺の中で肉棒が大きく震えて、熱い精液を噴き出していくのを感じる。

結合部から溢れるほど大量の精液を注ぎ込まれるその感覚は、俺を一気に絶頂に押し上げて行って、俺は初めて感じる女性のオーガズムになすすべもなく、目の前が真っ白になっていった…



「戻りませんでしたなー」

「戻りませんでしたね…」

お互いを激しく求めあった行為を終えると。

嵐の後のような静かな時間が訪れて、どちらともなく俺の祟りの話になった。

山下監督が言うには、俺のこの女体化は男ばかりのこの現場にその身を捧げるために神様が祟りとして起こしたもので、欲情した現場の男と行為を行うことで、元に戻れるのではないかとも考えたらしい。

「いやー、ワシもこんなにムラムラするのは祟りがそういうことをさせたいんだとも考えまして…や…マネージャーさんがそれだけ別嬪だったからかもしれんですが…」

それを聞いて、祟りのせいでしたくなったと言われるのと、女性として魅力的だからしたくなったと言われるのと、俺はどちらであって欲しいのか…と考えて複雑な気持ちになってしまった。

「まあ、何か元に戻る方法はありますよ。上手くやっていきましょう」

「そうですね…お互い上手く…」


山下監督から励まされて、戻れても戻れなくても何とかはやっていけそうだなと思ったけれど、自分自身どっちが良いのか、山下監督もどう考えているのか、気になってしまったのだった。



おしまい

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