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 大晦日、深夜の公園の駐車場。車から降り立った二人の人影を薄暗い街灯が照らし出します。ミノルくんとえすまるさん。先日の昼間訪れたこの公園に再びやってきた二人でしたが、その時と決定的に違う点が一つ。二人とも靴を履いただけの素っ裸──ミノルくんは首輪も着けていますが──そんな誰かに見られたら通報待ったなしの格好で、二人は公園を徘徊しようとしているのです。

「やっぱり冬は寒いですね」

「寒いんなら帰ってもいいよ。ただしそのままの格好で歩きでね」

「帰りませんよぉ……」

 二人とも軽口を叩く姿はどこか楽しそうです。知り合って3年ほど。時に優しく、時に激しいえすまるさんの調教はミノルくんにそれまでになかった興奮を与え、すっかり「誰かに命令されて恥ずかしい思いをする快感」が染みついてしまいました。えすまるさん自身もミノルくんを「いいように扱っても構わないおもちゃ」から「手元に置いてずっと大事にいじり回したいおもちゃ」くらいには大切に思うようになったみたいです。そんな二人の今夜の露出は、二人にとって一つの区切りになるものでした。

「しかしなー、ミノルくんみたいな変態がまだ誰ともセックスしたことがないなんてねー。ホントはアレでしょ?ちっちゃな頃からヤリマンで○学校に上がる頃には四十八手完全制覇みたいな」

「人をなんだと思ってるんですか……本当に童貞処女ですよー」

「ちんぽはしゃぶるわ露出オナニーするわ公開おもらしはするわ。それで童貞処女なんだから余計に変態っぽいよね」

「やらせておいて何言ってるんですか……」

「でも公園で露出オナニーしたときは俺なんも命令してないよね?別にあれ普通に部屋でシコってもよかったのに公園に来て素っ裸でオナり始めたのミノルくんの意思だよね?」

「う……それはそうですけど……でもそういうのが好きになっちゃったのもえすまるさんのせいですよ!……まあ感謝してますけど」

「へぇ~感謝。どんなことを感謝してくれてるのかな?」

「えっと……ぼくを、外でオナニーしたり、電車の中でザーメンおもらししたり、みんなに見られながらおしっこもらしたりして恥ずかしいのに興奮するような変態にしてくれて、ありがとうございます」

 顔を真っ赤にして感謝を口にするミノルくん。えすまるさんはおもむろにミノル君を抱き寄せてキスしました。

 舌を絡ませ唾液を交換するような情熱的なキス。たっぷり1分ほどミノル君の口を蹂躙して、えすまるさんは口を離しました。

「変態だけかよー。こっちの感謝はどうなんだ?」

 車から降りたときからミノルくんのちんぽは完全勃起状態、先から先走りをダラダラ垂らしていますが包皮は2センチほども余り、根元にも睾丸にも一本の毛もありません。初めて会ったときに命じられて以来ずっと皮オナをして包皮を伸ばし、陰毛は毎日きれいに剃っているのでサイズ以外は子供のようで、しかし平均以上のサイズなので見るからにアンバランスです。その包皮をつまみ強く引っ張りながらミノルくんに感謝を促します。

「いぎッ?!もちろん、感謝してます……♡このおちんちんを隠さないで、堂々とスーパー銭湯に入るんです。大人なのにツルツルで、すっぽり皮をかぶってるからみんなジロジロ見てくるんですよね♡」

「すると、ぼくも興奮しちゃって勃起しちゃうんです。すると余計注目されちゃったり、変態だーみたいな感じで視線をそらされちゃったり」

「一人でそんな楽しそうなことしてたの?そして手を出してきた相手を片っ端から食っちゃう、と」

「食べません!」

「信じられないなぁ~じゃあ今度一緒に行こう?」

「何もしないならいいですけど~」

 もちろん何もしないなんてことはあり得ません。何をされるのかと思っただけでまた新しく先走りを溢れさせてしまうミノルくんです。

 全裸のミノルくんは全裸のえすまるさんに手ならぬおちんちんの皮を引っ張られたまま、小さな滑り台のある一画にたどり着きました。駐車場からはもっとも遠い場所です。車止めに手をつかせると、なんの前触れもなくえすまるさんはミノルくんのアナルに指を突っ込みました。きれいに洗われたあとたっぷりのローションを注入され準備万端になっていたアナルは、えすまるさんの指をすんなりと飲み込みます。


「そんで。ミノルくんの初めて、俺がもらっちゃっていいの?」

「は、はい、いいですよ♡ま、まあ、あっ♡ここまでいろいろされたんだから、最後までえすまるさんにんんっ♡責任取ってもらった方がいいですよね」

 話しながら出し入れする指は少しずつ増えていきます。グチュグチュといういやらしい音とともに、とうとう4本の指がすっぽり入ってしまいました。

「仕方ないなぁ……じゃあ、お約束だけど上手におねだりできたら入れてあげよう」

「ほんっとに変態ですよね……えっと、ぼくのアナルに、えすまるさんのいぎぃ?!」

 完全に油断していたミノルくんのアナルに、フェイントでいきなりちんぽが挿入されてしまいました。

「あー気持ちいい。ミノルくん、さすが未使用だけあってなかなか気持ちいいよ!いやーありがとねやらせてくれて」

「あ、いや、ぼくなんかのでよければどんどん使ってください……♡」

 初めてなのにえすまるさんのちんぽを根元まで飲み込んでしまったアナル。少しの痛みと、圧倒的な快感がミノルくんを襲います。えすまるさんはゆっくりとピストン運動を始めました。

「あっ、あっ、すごい、えすまるさんのおちんちん、すごく気持ちいいです」

 立ちバックで交尾する二人の、パンパンと景気のいい音が深夜の公園に響き渡ります。やがてえすまるさんは腰を下ろし、対面座位で交わります。そこに二つの人影が現れました。

「うぃーっす」「うわーマジでやってるw寒くないんすか?ウケる」

 ビクッと飛び上がったミノルくんが見たのは石岡くんと堺くんでした。どうやら事前にえすまるさんに呼ばれていたようです。

「俺らも混ざらないかって言われたけど、ホモのケツ掘るとかマジ無理なんで」「ま、しゃぶってもらうくらいならいいってことで」

 ミノルくんは鼻先に突き付けられた、石岡くんのふてぶてしいちんぽをぱくりとくわえます。舌と唇とで一生懸命奉仕しますが、まどろっこしいと髪をつかまれてイラマチオされてしまいます。

「ま、やっぱこれっすね。ホモ相手じゃないと味わえないっつーか」



「こっちのおにーさんフェラ上手すぎ……オレちょっと保たねえわ……」

 えすまるさんも堺くんのちんぽをしゃぶっています。えすまるさんの超絶技巧の前に、くんはあっという間にイかされてしまいそうです。

「あーヤベえッす……とりあえず一発出しますね」「オレも……あー出る出る……」

 ミノルくんとえすまるさんの顔に飛び散る濃いザーメン。白濁に塗れたちんぽをお掃除していると、奥から別の人影が現れます。ほとんど少年と言ってよいほどの若い男性。


「うわ……本当にやってた……『○○公園でサカってるんでぶっかけしてくれる人募集、フェラテク自信あり』これ俺も混ぜてもらっていいんですよね?」

 寝耳に水のミノルくん。でも自分がどうすればいいかは分かっていました。口にはくんのザーメンまみれの巨根を押し込められた状態で声も出せない状態で、ただ目で青年の目をひたと見つめ、おずおずと歩み寄る青年の股間に必死に手を伸ばし、手が届いくやいなや青年のズボン越しのペニスをいやらしくまさぐります。顔には濃厚な精液をねっとりまとわりつかせ、口にはくんの巨根をくわえ、下からはえすまるさんに突かれながら。おそらく他人の性行為を直接見ることは初めてであろう青年が漏らした「うわ、すげえ変態……」の声を聞いて、ミノルくんの顔は知らずうっとりと歪むのでした。



うっすら明るくなってきた公園の通路を、楽しそうに話しながら歩く人影。ミノルくんとえすまるさんです。

「結局何人来たっけ?」

「え?5人か、6人くらいですか?」

「ハズレ。正解は8人でした。せっかく寒い中来てくれてザーメンまでかけてもらったのに、ミノルくんは冷たいね」

「気持ちよくて、他のことはわかんなくなっちゃったっていうか……」

「これはお仕置きが必要ですな。今度はぶっかけだけじゃなくて輪姦してもらう必要があるかも知れない」

「ええー……ぼくはえすまるさんだけに相手してもらいたいというか……」

「ヤリマンなんだから無理しなくていいんだよ」

「ヤリマンじゃないですー!」

「大丈夫、これから頑張って立派なヤリマンになればいいんだからね」

「何が大丈夫なんですか!」

「ヤリマンって言われる度にきゅううって締め付けてくる人に言われても……」

 楽しそうに弾む会話と裏腹に、2人の姿はとんでもないものでした。ミノルくんの膝を後ろから抱きかかえるようにして持ち上げ、ペニスは深々と挿入したままのえすまるさん。歩くだけでアナルを突き上げられ、声を漏らしそうになりながら必死に首にしがみつくミノルくん。2人とも顔にはカピカピになったザーメンと、まだ乾かないザーメンが厚くへばりついています。お互いの顔のそれを舐め取りながら、時には舌を絡ませ合いながら、夜明けを迎えつつある真冬の公園を歩いているのです。

「そういえばさ、この公園、近くに有名な神社があって、そこの駐車場混むからさ、俺らが停めた駐車場に車停めて、公園の中突っ切って初詣に来る人、結構いるみたいだよ」

「ほんとですか?そしたらぼくたちヤバくないですかね」

「まあそうなったら俺はミノルくんで顔を隠すから大丈夫だけどね」

「ズルいなーそしたらぼくは『違うんです、この人に無理やり……!』って答えるしかないですね」

「そっかあ……じゃあ、俺はそんな口もきけないようにしてやらないとね」

 そう言うとえすまるさんは激しく腰を振り始めました。突然の強い刺激に思わず大声を上げるミノル君。すると前方から「うわっ!?」と叫び声が聞こえました。ダウンジャケットを着た若い男性二人組。ミノル君は気づかなかったのですが、えすまるさんは歩いてくるこの二人が見えていたようです。

「ほら、どうするんだっけミノルくん」

「あっ、あっ、えっと、ぼくは、この人に無理やり、あっ、無理やりおちんちん入れられちゃって、あっ、どうしよ、精子、精子出ちゃう、あっ、出ちゃう、出ちゃうっ!」

「あー俺もイくぞ、ホモのケツ掘って中出しするぞ、ああ、イく、イく、イくーっ!」

派手に精液を飛び散らせる二人。運悪く見せつけられてしまった青年たちは、なんとも言えない表情でうつむきながらミノル君たちの横を通り過ぎて行ってしまいました。

「はぁ、はぁ、いっちゃいましたね……」

「いやーほんと。初めてのセックスでトコロテンまでするなんて、やっぱりミノル君はヤリマンだったんだね」

「いっちゃったってそうじゃなくて……まあいいや。疲れたでしょ、下ろしてください」

「俺は鍛えてるから大丈夫。それより、やっぱりこのまま神社へ行ってみようか。お参りに来てる人たち、俺たちを見たらなんて言うかな」

「そりゃあまあ……普通に『キャー』とか、子供がいたら『見ちゃいけません』とか……」

「よし、その予想が当たるかどうか確かめに行こう!」

「ぼくは嫌ですよ……まあこうやって抱えられてる限り、拒否権はないんですけど」

「よーくわかってるじゃないか」

「ま、これだけいろいろ仕込まれちゃ、ね……」

 うっすらと差してきた初日の出の光を浴びながら、二人は再び歩き出すのでした。

後記

 これにてミノル君調教記はおしまいとなります。大晦日の話だから大晦日の更新にした、というわけでもなく、年内ギリギリの投稿となってしまい申し訳ありませんでした。調教記の内容は1月いっぱい残し、それ以降は削除とし、有料での頒布等も行いませんのでもし気に入っている内容等ございましたら各自での保存をお願いいたします。

 こちらは使用しなかった差分といいますか、全裸の上に服を着せる作画の工程上発生した裸の線画に、せっかくなのでペニスを生やしたものです。彼らは実はどちらも10代なのでミノル君よりはるかに年下です。

 もともと気弱な青年が他人の手によって変態に落とされていくという内容を描きたくて始めたミノル君調教記でしたが、思った以上にたくさんの方にご好評をいただきまして、「ミノル君が可愛い」「どういう目に合うのか楽しみにしている」といった声をいただいたり、ご自分の作品の中にミノル君を描いてくださった方もあり、絵描きとして本当に嬉しい出来事をミノル君にはもらいました。もっと続けてもよかったのですが、この頭身での作画は時間がかかることもあり、ちんちん+αコースに集中するため、ほぼ3年目となるこの時期に幕とすることにいたしました。当初は人権剝奪!人生終了!みたいなエグい終わり方にしようかとも思ったのですが、私自身もミノル君に愛着がわいてきたこともありこのような終わり方といたしました。ミノル君とえすまるさんの付き合いはまだまだ続くでしょうから、今度はFANBOX外で描くこともあるかもしれません。ただしその時はミノル君とえすまるさんではなくただの変態ホモカップルとしてですね。あとはIFの世界を描くのも楽しそうです。

 それにしても3年……そんなに時間が経っていたことに心底驚きました。そしてお付き合いいただいた皆様。皆様の支援、コメント、いいねのおかげで続けてこれました。本当にありがとうございました。


2021年12月31日 Dally拝

 

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