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 フェチ語り怪文書の第一回は白ブリーフについて語っていきたいと思います。白、と色を指定しなくてもブリーフ全般を語ろうかとも思ったんですが、書いているうちにやはり自分にとって白ブリーフは特別なものであり簡単に他のブリーフとまとめて語ることはできないなぁと実感してしまいまして、こうして独立項を立てることとしました。

(なので次回はカラー等その他ブリーフ確定です。)

 話はあっち行ったりこっち行ったりであまり読む人のことを考えていません。絵だけ見たい方は一番下へどうぞ。


白ブリーフの定義

 さて、以下の文章を読んでいただく前にまずすり合わせをしておきたいと思います。(この辺で「あ、これキモいやつだ」と読み飛ばしていただいても一向にかまいません)普段から一つ覚えのように白ブリ白ブリといっていますが、私の中でそれが指す範囲は厳密に決まっています。すなわち、「白ブリーフとは、木綿素材の白い生地で作られた、前開きのあるブリーフである」というものです。前開きがないといけません。ゴム部が別色だったり、これ見よがしのブランドロゴがついていたりしてもダメです。あ、あと前開きもいわゆるYフロントはダメです。日本ではそもそも一般的に売られてないですけどね。当然カンガルーポケットもNGです。ちなみに上記のブリーフが嫌いってわけではないです(Yフロントを除く)。白ブリーフとしての萌えがないというだけですね。そして形ですが、白ブリーフには股上の深いスタンダードタイプと、やや浅いセミビキニタイプがあります。それぞれの良さがあるとは思いますが好きなのはやはりセミビキニタイプですね。ブリーフらしさがありつつややシャープな印象が感じられます。先入観を除いて見てみればなかなか格好いいと思うんですよね。形状だけならおしゃれブリーフとほぼ同じですし。

※参考画像。実際はセミビキニもスタンダードももう少し深いかもしれない。



白ブリーフのイメージ

 まあ世間様に問えば十中八九「ダサい」との声が聞こえてくるでしょう。白ブリーフが好き!萌える!って人でも、一般的な認識がそうなっていることは否定しないとは思うんですよね。白ブリーフは「基本的にダサいと思われている」もので、「好き」はそこから派生していくと思うんです。

白ブリーフを穿いていそうなキャラクター性」ダサい下着を敢えて穿くのはどんな人物か。ダサいというのは裏を返せば素朴、純粋、真面目、人の好さなどの特徴があると言えるでしょうし、ダサいとされていようと穿き続ける芯の強さ、頑固さ、それらは男らしさにつながるかもしれません。あるいはそもそも白ブリーフがダサいということを知らない、ダサかろうが下着などどうでもいいという、自分の外見や俗世間への興味の薄さを示すものともなりうるかもしれません。ちなみにこの辺を全て兼ね備えているのがストリートファイターのリュウでしょう(有名なのでご存じの方も多いでしょうが、彼が名前入りの白ブリーフを穿いている公式画が存在します)。他にはだらしなさを表すアイテムとしても使われがちですね。汚れ・臭い系と組み合わされることも多々ありますが、私はその辺は嫌いではないですがまあ使われ方次第ですね。この辺は魅力ともなりうるしデメリットともなりうるところであるかと思います。




白ブリーフなのに格好いい」というのもあると思います。「ただしイケメンに限る」なんて言葉もありますが、白ブリーフを格好よく穿きこなせるような人は真のイケメンと呼べるでしょう。また鍛えられた筋肉には白ブリーフはむしろ引き立て役として最高ではないでしょうか。海外ゲイビデオの男優は以前はブリーフ一丁の姿でジャケットに写っていたりすることが多くこれもまた格好いいものです。特にFalcon Studioではかつては制服なのかと思うほどジャケットやグラビアに多用されており、現在でも頻度は落ちましたが定期的にメインビジュアルに採用されています。私はこの筋肉質の外国人男性が白ブリーフを着用している姿も非常に好きで、ゲイビデオメーカーのサイトなどで画像を収集してきましたが、現在では7400枚ほどになりました。tumblerがエロ禁止になってしまって収集もなかなか大変になってしまいましたが。




白ブリーフだからこそ格好いい」今となっては到底考えられないことですが、「海外からやってきた最先端の最高に格好いい下着」だった時代があったんですよね。漫画のキャラクターだとゴルゴ13や次元大介(この方は白に限らないんですが)が着用していることで有名ですが、他にもふた昔前の漫画だとクールなハンサム(イケメンなどという言葉はまだない)やプレイボーイといったキャラでもブリーフを穿いていたりすることがあるものです。そしてそのブリーフ姿、ホモの欲目ばかりではないと思うのですが、格好いいんですよねぇ……。格好いいものとして描かれているので当たり前ですが。トランクスのようにズボンの下で布がもたつかずスマートに穿ける、美意識の高い人物が採用する下着という側面もありました。


白ブリーフの魅力

 私が白ブリーフに感じる一番の魅力はまずもっこりですね。もっさりして人畜無害そうでありながら布一枚下には男性器が存在することを強烈に主張しているわけです。それって人に関しても、たとえばおっとりして優しそうな男性でも勃起もすれば射精もするわけで、そういう雄の部分に相通ずるものがあると思っています。単純な形状で言っても布の下の性器が描くもっこりのラインは最高に美しいです。ブリーフがダサく見える要因の一つにサイズが合っていないと布が余って非常にみっともなく見えるというのがありますが、その場合は性器の存在感は却って増したりしますね。とはいえ、余計なしわが入らない程度に体にフィットし、なおかつ股間はホールドされてしっかりもっこりしているというのが理想ですね。穿き方も普通に穿くのと両脇をぐっと上に持ち上げて穿くのと二通りありますが、サイズが合っていればどちらも格好いいんですよねえ……。あと、前面だけでなく、背面から見たときにお尻がすっぽりと包まれている様子もかわいらしくてまた好きです。



 もう一つの魅力に清潔感がありますね。これは色によるものが多分にありますが、他の下着ではここまで清潔感を感じさせることって難しいんじゃないでしょうか。純白のブリーフ一枚だけを身につけた男の姿って、この上なくさっぱりしていて男らしいと思います。ただ純白でなくても、ゴム部分や本体に控えめにラインとかロゴが入っているとかはささやかなおしゃれ感を出そうとした感じがあって好きです。某有名海外ブランドみたいにゴムの真ん中にでかでかとロゴが入っているのは嫌いじゃないですが前述のとおり自分の中で白ブリーフというカテゴリーではなくなりますね!



 あとは魅力とは相反するようですがダサいというか世間的な評価はマイナスである、というところが挙げられます。それによって「○○なのに穿いている下着はブリーフ」というギャップが生じるのが好きです。イケメンなのにブリーフ、格好いいのにブリーフ、ヤンキーなのにブリーフ……とさまざまな魅力が生まれると思います。いかにもブリーフを穿いてそうな男性がブリーフを穿いているのも大好物ですけどね!


子供の下着としての白ブリーフ

 これも強固なイメージがあると思います。「母親が買ってくる下着」というのがもう幼さ、マザコンっぽさ、童貞っぽさの象徴になってしまい中高生くらいから忌避されるようになってしまうのが常です。だからこそ脱ブリーフ、ブリーフ継続どちらにも物語が生まれてくるものです。ブリーフはダサいし恥ずかしいので他の下着にしたい、でもそれを親に言うのもまた恥ずかしい……というのは、いろんなマンガやアニメ等の題材にもなっているくらい一定以上の年齢の男性にとっては「あるある」でした。小さな子供たちが穿く白ブリーフは微笑ましいばかりですが、小学校高学年~高校生などが穿いている白ブリーフは以上のような背景を踏まえるとなかなかに趣深いものだと思うのですがどうでしょう。もっとも現代はボクサーブリーフが普及しておむつが取れたくらいの子供も穿いていたりしますし、20代の方にはブリーフは穿いたこともない、なんて方も珍しくないでしょうから、ブリーフを穿くべきか穿かざるべきか、そんな葛藤も縁遠いものとなっていくのでしょうね。でもショタ界隈では現代でも当たり前に少年にはブリーフを穿かせることも多く、セット扱いでいいくらい密接なものです。今回はそっち方面はあまり深く掘り下げませんが。





白ブリーフの思い出

 30~40代くらいの男性なら、まず最初に穿く下着は白ブリーフ、中高生くらいにブリーフを「卒業」してトランクスに移行する、というのが一般的なパターンとしてあったと思います。私の小学校はズボンの下には体操服の短パンを穿くのが標準になっており、着替えなどで他人の下着を見る機会がほとんどなかったんですね。で、私は小学校低学年のころにはすでに男性が好きだという自覚があり、身体測定やプールの授業など数少ない他人の下着を見られる機会には鵜の目鷹の目で同級生のパンツ姿を目に焼き付けておりました。この辺が白ブリーフに性的な魅力を感じる原点になっているのかなと分析しています。その後高学年になってもトランクスを穿いていたのは5・6人に過ぎず、みんな白ブリーフを穿いていました。ちなみにパンツ姿を目にすることはなくても、当時の少年はごくごく短い半ズボンを穿くことが多く、体育の授業の体操服の短パンなどもそうでしたが何かと裾からブリーフが見えるんですよね。体育座りなどするとブリーフはもとより袋まで見える、なんてことはよくありました。

 あと、当時の少年の一般的な下着であったということは、創作物に登場する男子も下着はブリーフのことが多かったということでもあります。たまにテレビなどで見れるそれに大変興奮するという気持ちの悪い少年でしたねえ。一番強烈に印象に残っているのは「ゲンジ通信あげだま」というアニメで、主人公の少年が野球拳に負けてブリーフ一丁になるシーンですね、間違いなく。「こんなのテレビで見れていいの……?」と思った記憶があります。


2人のキーパーソン

 そして成長して中学生となり、まだ白ブリーフがメインながら2枚ほどトランクスも買い与えられました。今でも覚えていますが一枚は青~緑を基調とした、もう一枚は茶色を基調としたどちらもペイズリー柄のものです。当時はトランクスにも強い憧れと性的魅力を感じていたので嬉しかったですねえ。とはいえもっこりが際立つブリーフにも捨てがたい魅力を感じていましたが。

 中学でも学生服の下には体操服の短パンを穿くのが標準でしたが、トランクスは裾から覗くため、誰がどんなパンツを穿いているのかはみんな何となく把握していたと思います。中学校では普通の生徒は白ブリーフメイン、やんちゃな生徒は完全トランクスみたいな風潮はありました。そんな中学生活で私の白ブリーフ萌えの道筋をつけた二人の人物がいます。

 ひとりは1つ上の学年のA先輩でした。とはいえ接点はまるでなく喋ったことすらありません。彼は学業優秀、スポーツ万能、そしてイケメンで学校の中でも有名人でしたが、別の面でも有名人でありました。彼は学校の中でも知らない人のいないスパルタ教師の息子だったのです。だからと言って彼が恨みを買うようなことはなく友人は多く、ただ性格はきつそうな感じでやたら酷薄そうな顔をしていたのを覚えています。中学2年の秋、体育祭で部活対抗リレーが行われ、私の所属していた部は人数が少なく運動が苦手な私も駆り出され、参加者は家庭科室で部活のユニフォームに着替えたのですが、その時に彼が下着一枚になった姿を見てしまったのです。……白ブリーフでした。彼は恥ずかしそうにするでもなく下着姿を晒し、周りもそれを嘲笑するでもなく当たり前に受け入れている。ほかの生徒はみんなトランクスの中、イケメンでスポーツができて、それでもおそらく親が厳しいからブリーフを強制されていて、それでも彼は堂々として格好良かったのです。時間にしてほんの数十秒ですが、このことは私の心に深く刻まれてしまいました。

 そのころ同じクラスに、A先輩と同じように勉強もスポーツも万能のB君という生徒がいました。彼はスクールカーストのトップにいるような生徒でしたがゲームが大好きという一面も持ち、別の友人を介して仲良くなれてRPGの話題で盛り上がったのは嬉しかったものです。ただ恋愛感情は持っていませんでした。別次元の生き物過ぎてそんな感情を抱く余地がなかったのです。そんな彼とは次の年も同じクラスになり、彼の大勢の友人の一人としてごく普通に学校生活を送っていました。中学3年ともなるとだんだんトランクスの割合が増え、進級や修学旅行などをきっかけに完全に移行する生徒も多く自分もその一人でしたが、Bくんはずっと白ブリーフを穿き続けていました。で、一度仲のいい友人にそれをからかわれていた時があってその場に居合わせたんです。「うっせーなぁ、これの方が納まりがいいんだよ」と言い返していました。なんかね、格好いい、うらやましいと思いましたね。自分の好きなものを堂々と主張できる信念。それでも少し恥ずかしそうにしていたのがまた可愛かったんですよね。「収まりがいい」てのも、ブリーフの利点を表すのによく使われる表現でしたが、よく考えたらすごく生々しいですよね。私もすっかり脳内で「白ブリーフに収まってるそれ」を想像しましたしね。ただそれまでもそれからも彼のブリーフ姿を見たことはなく、それだけはちょっと残念かもしれません。彼は県内一の進学校に進み日本で一番難しい大学に合格したとまでは風の噂で聞きましたが、中学の友達ともほとんど縁が切れてしまった現在どうしているのか知る由もなく、それでも時々思い出したりします。彼は白ブリーフをいつまで穿いていたんですかねえ。ずーっと穿き続けているとしたらちょっと嬉しいですけどね。


そして現在

 そして私は立派なオタクに成長しpixivに絵を投稿し、Twitterで多くの人とつながることとなりました。絵を投稿し始めた当時はとにかく競パン好きで、まめに投稿して「競パン」で検索した時に自分の絵が必ず入っているようにしたい!とまで思っていました。ところが今は、とりあえず描くなら白ブリーフが真っ先に候補に挙がります。これは交流している方々の影響によるところが大きいかな、と思います。もっこりが好きな人や下着が好きな人、そしてもちろんブリーフが好きな人。そういう人たちのおかげで素敵なブリーフ絵を見ることができ、楽しくブリーフ絵を描け、ブリーフが好きだと主張できるのはとても嬉しいことです。


とりあえず書いてみたけれど

 なんかめちゃくちゃ長くなりましたがこれだけ長くなるのは今回だけで、次回からは多分この10分の1にも満たない文章量になると思います。それだけ思い入れがあるということで。ここまで読んでくださった方はお付き合いくださりありがとうございました。


それでは、体育会系くんの白ブリーフ姿です。真っ白なタイプと、某メーカーのブリーフを模してラインとロゴが入ったものです。



(2020,11,11,ゴムのラインを少しわかりやすくしたものに差し替えました)


これからも徒然なるままに書き散らしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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Comments

end

最後の2枚間ロゴとラインって書いてあったのに違い探しレベルで一瞬分からなかったわ、せめてロゴがある方を前面にお願いしますw

Dally

描いてるときは気付きませんでしたが確かにほとんど分かりませんね!ラインだけでも何とかしてみます