【持論25】鳥の目と虫の目 (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-01-25 14:44:32
Imported:
2021-10
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なるべく印象に残るように敢えてこういう表現を使っていますが、
要は「離れて見る」か「近くで見る」かです。
絵を描いているときどちらの目の時間が多いでしょうか。
一般的には絵を描いているとどうしても「虫の目」になりがちです。
実際描いているときも食い入る様に目を近づけて、
細かな描き込みをしているときが一番楽しいものです。
しかし、悲しいことに上達するために必要なものは、圧倒的に「鳥の目」です。
人体のシルエットの歪みや、構図のおかしさがあると、目すら止めてもらえません。
このギャップが「なかなかイラストが上達しない」「練習のモチベが続かない」
の大きな原因の1つです。
対策としては、ラフの段階で、離れて見ることでしょうか。
ラフは、線の数も多く薄目に描かれることが多いので、
脳内で美化補完されて魅力的に見えるものです。
逆に言うと、美化ブーストがかかるラフの段階でわくわくしない絵は、
描き込んでも魅力的になりにくいです。ボツにする勇気も必要になってきます。
どうせ時間をかけて描き込むなら、ラフの段階で気に入っているものにしましょう。