【持論3】模写する絵師は一人に絞る (Pixiv Fanbox)

ある一定期間は、無作為にイラストを模写するよりも、

特定の絵師一人だけのイラストを模写した方が良いです。

その絵師が人体をどのように捉えているか。

衣服をどのように表現しているかなどの理解が深まるからです。

以前、良いと思うイラストを手当たり次第に模写していた時期がありましたが、

絵師によって人体や衣服の表現の仕方が全然違っており、

記憶の定着が全く図られませんでした。

まずは、特定の絵師を深く理解するところから始めましょう。

ある程度、その絵師の体の描き方が定着すると、

他の絵師の人体の描き方との比較ができるようになります。

「この人は、ここをこういう風に表現するのか」

「敢えてここの筋の描写をハッキリさせているのか」など

理解が俄然深まってきます。

「同じ絵柄ばかりで飽きた！」となったら、

たまに違う絵師を挟んでも良いし、投げ出しても良いです。

摸写が嫌にならないことが一番大事なので。

この「投げ出しても良い」という許しはとても重要です。

「完璧に模写する！途中で投げ出さない！」という気持ちも大事ですが、

その日の気分によっては、気持ちが重くなり、筆が遠くなってしまいます。

私は、大抵「1日3枚模写しよう。調子が悪かったら1枚で切り上げよう。5枚できたら、他の人よりも上手くなれる！」という気持ちで毎日やってました。

偶に10枚模写できたりすると最高にハッピーですが、

大抵次の日からしばらく、反動で1枚しか描けない日が続きます。

コンスタントにやっていくのが一番ですね。