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注意:実際に練習してみて感じたことを書いています。断言するような書き方ですが、あくまでも持論です。こんな意見もあるのだなと思って、お読みください。ちなみに私は、ほとんどできてません。

Q:デッサン技術は必要か否か!?

A:デッサン技術の一部が必要なだけで、デッサンが上手くなる必要は無い。

デッサンの上手さは、以下の3つから成り立っています。

①モノを立体的に捉えるための脳みそ(ポリゴンのように面で捉える)

②光の当たり方、影のかかり方を認識する目

③それらを鉛筆一本で、紙の上に表現する技術

①=重要度100%

「不自然ではない人体」を描くために必要です。

厄介なことに人の脳は「不自然さ」に対してとても敏感です。人体の知識がなくても「なんだかおかしい」というモヤモヤは簡単に感じ取ってしまいます。それを防ぐために立体的に捉える脳みそが必要なのです。

ちなみに「写実的(リアル)」という意味ではありません。デフォルメされたキャラクターなどは、一見平面的に見えますが、きちんと立体が意識されたものはとても魅力的です。

不自然ではない人体の具体例とは「正しい肩の形状から正しい角度で腕が生えているか」

「肘の角度と手首の角度に無理がないか」「眼は、頭部の丸みに応じた形をしている」などです。これらが正しくないと、強烈な違和感が出てきます。

②=重要度50%

色を付ける上で、そこそこ大事です。

いくら立体的な線が引けたとしても、単一色で塗ってしまっては勿体ない。初めは、ベース色の上から「ここに明るい色、ここに暗い色を置くと、なんだか盛り上がって見える!」という認識で十分です。最終的には「この形状だと、ここにより光が当たるから黄色めに明るく、ここは暗くなるから青めに暗く。でも、反射光があるから緑色で若干明るく」という認識にしていきます。

「そこそこ」とした理由は、例外が多いからです。イラスト的表現で、敢えて赤みを持たせたり、雰囲気を出すために敢えて単一色で塗ったり…好みによるところが大きいデス。

③=重要度0%

全く必要ありません。

高い次元では必要になるのかもしれませんが、私もその域に達していないのでよくわかりません。濃淡で面を表現する技術や、描き込み量で強弱をつける技術は、鬼に金棒の「金棒」の部分です。まず鬼自体のレベルが足りなければ意味がありません。

【結論】

デッサンの練習よりも、立体を把握する練習の方が有効。

デッサンをやっていた人は、この立体把握を習得しているので、絵がとても上手です。だからデッサンの練習を勧めてきますが、本当に必要なのは、立体把握だけです。時間がない「デッサンしなかった勢」は、立体把握のみ練習しましょう。

立体把握のための練習方法は、ネット上にも色々ありますが、どれもしっくりこなかったので、お絵描き講座プランでは、私流のやり方で提案しています。

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