命短し、恋せよ天使~レンアイワルドのスーパー戦隊Wヒロインカップル化記録:種族を超えた護星の勇者、愛満の輪舞 (Pixiv Fanbox)
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※こちらのお話の続編になります!
(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/7172781)
──壮絶な戦いを終え、つかの間の平和を享受していた、スカイック族のエリとランディック族のモネ。
天装戦隊ゴセイジャーとして、ゴセイピンクとゴセイイエローとして戦った護星天使たちはその日、かつて宇宙帝国ザンギャックと黒十字軍を相手に共闘した宇宙海賊ゴーカイジャー、その中でも二人と同じくピンクとイエローの女性コンビ、ゴーカイガールズによって呼び出しを受けていた。
モネとしては、同じイエローの戦士として仲良くなったルカ・ミルフィ──ゴーカイイエローと再会できるのを喜んでいたのだが、何故かエリの方が若干不満げな様子である。エリもゴーカイピンクことアイム・ド・ファミーユと、結構仲良くしていたような気がするのだが。
「……ねえ、エリ。どうして友達と会うのに、そんなに機嫌が悪いの? ゴーカイジャーと、何かあったっけ?」
「え? そんな顔してた? うぅ……ごめんね、モネとルカがすごく仲良しだったの思い出してたら、一番の仲良しは私なのに……って気持ちになっちゃって」
「なんだ、そんなこと。エリが一番の仲良しだよ」
「ほんと? モネ、大好き!」
五つも年上のエリであるが、いざという時は頼りなる姿を見せてくれるのに、普段はゴセイジャーでも一番のゆるふわなのもあって、エリも年上なのを滅多に意識することは無い。
今回もなんだか学生の女の子みたいなことを言い出して、けれど本当に仲良しなのだから、何時だったか受けたアドバイスのように素直な気持ちで好きを伝える。
えへえへと笑うエリにくっつかれ、まるで年の近い友人のように戯れる二人だったが、その背後から何やら怪しい声が響いた。
「親しい友達だと思っていたのに、他に急接近する相手が現れると、意識して仕方なくなる……しかもそこに、年上だからという遠慮まで混じる! まさに百合の王道展開だレンアイ!」
「え、なになに……って、怪人!?」
「まさか、マトリンティスの残党……!」
多くの敵と戦ってきたゴセイジャーだが、三番目に戦った“悪しき魂”こそ機械禦鏖帝国マトリンティスである。
二人の背後で何やら勝手に納得した様子で頷いている怪人は、弓矢を構えるキューピッドを横から見たような奇体な頭部をしており、体中に歯車のような意匠があった。このことから二人は、目前の怪人がマトリンティスのロボット怪人なのではと考えたのだ。
「レンアイパワーが高まってきたレンアイ! さっそく、いつもの様に世界をトレンディドラマの色合いに……?」
「ツイントルネードカード、天装!」
「ロープラントカード、天装!」
「いだだだだだだっ!? ちょっ、拘束状態で竜巻は殺意高過ぎぃぃぃぃっ!?」
どうやら怪人は、二人が変身前から天装術を使えることを気付いていなかったらしく、モネが出現させた蔦で拘束された状態で竜巻に何度も追突され、なさけなく弾き飛ばされて転がることになる。
「ちょっと、情けない声出してどうしたのさ……って、あらら、やられちゃってる」
「どうやらレンアイパワーは据え置きながら、本体よりも戦闘性能は下がってしまっているようですね」
「──ゴーカイガールズの二人!」
「二人も協力して! この怪人、急に背後から現れて……」
騒ぎを聞きつけたようで姿を現したルカとアイム、ゴーカイジャーの女性陣に救援を求めたエリとモネは、そのままゴセイジャーへと変身する為にテンソウダーを胸高に構える。
そんな彼女たちにとって、いきなり背後からゴーカイガールズに羽交い絞めにされるのは、完全に想定外だった。
「えっ、ちょっ……ルカ!? アイム!? 一体なにして……!」
「おーい、抑えておいてあげるから、さっさとやっちゃってよ、レンアイワルド!」
「お二人は、どうやらこちらが何も働きかける必要もなく“素質”があるようですから……♥」
「ま、まさか、あの怪人は二人が呼び出した……!?」
「いたたっ……こういう話で舞台装置も同然の相手に攻撃するとか、テンポが悪くなるレンアイ! お仕置きとして、互いへの好き好きメーターを最大級まで高めてぇ……シュゥゥゥゥゥゥーッ! だレンアイ―ッ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」
こうしてルカが“レンアイワルド”と呼んだ怪人から迸った光が、拘束されているエリとモネの胸元を貫いて見せて……。
※
──ゴーカイガールズに呼び出され、帰ってきた若き護星天使の少女たち。
残りのゴセイジャーの面々も、久しぶりの宇宙海賊たちが何をしに来たのか、どんな会話を交わしたのかを聞きたかったのだが……。
「そういう訳で、やっぱり宇宙は進んでるわよね! まあ元からルカとアイムはお似合いだと思っていたけれど、あんなに素敵なカップルになるなんて♥ 私とモネも負けてられないよねー♥」
「もう、だからってみんなの前でこんなにくっつかなくてもいいじゃない……♥ 二人きりの時だったら、幾らでもくっついてあげるのに、変にアピールしたがるんだから……♥」
「……お前ら、なんか悪いもんでも食ったのか?」
ルカとアイムが女性同士のカップルになったことを、嬉々として憧れをこめた口調で語る二人、そこまではいい。
刺激が強すぎるという理由の元、ゴセイレッドことアラタには『見せられないよ!』の目隠しがされており、「ねえねえ、どんな感じなの?」と首をかしげているほどに……エリがモネを膝に乗せて、頬をくっつけあったり頭の上であごをぐりぐりとしてみせたり、何なら互いの太ももなんかを触りっこして過激な空気を出しているのが問題である。
「悪いものってなに? まるで私とモネが愛し合ってるのが、変なことみたいじゃない。あ、そっかぁ、アグリに結婚許可取るのが事後になっちゃったもんね。そこはごめん……妹さんを、私に下さい!」
「いや、絶対お前らおかしくなってるって!? 今朝でかけるまでは、そんな感じじゃなかっただろ!?」
「……大好きなエリとの結婚、許してくれないんだったら、お兄ちゃんのこと嫌いになるから」
妹からの想定外の一撃を食らい、先までは必死に二人の異常を訴えていたものの、悶絶とともに沈黙するモネの兄・アグリ。
彼に変わり、今度はゴセイジャーのリーダーである年長者のハイドが二人に確認を行う。
「エリはスカイック族、モネはランディック族……同じ護星天使であっても種族が異なる。性別以上に、ある意味ではその点が大きな問題だ。交際するに当たって、そこはどう考えている?」
「い、いや、性別の部分を流さないでくれよ……」
「種族の違いなんて、二人の愛があればなんとかなるなる! それを言ったら、ルカとアイムなんて別の星の宇宙人同士じゃない!」
「私たちはゴセイジャー、すべての生きとし生けるモノの命の為に戦った……その内の二人が結ばれるなら、きっと大地も祝福してくれると思う」
「ふむ……」
ハイドが割とあっさりと説得された空気を出し始め、アグリはますます焦って「アラタ、なんか言え!」と目隠し状態の青年に無茶振りする。
しかしアグリは、妹のことがあって完全に失念してしまっていたが、本来はアラタは「新しいチャレンジを応援する」青年である。
「見えないから、どうなってるのかは分からないけれど、二人からはすごく甘くて、砂糖みたいに優しい風が吹いてくる気がするかな、まずは二人でやってみて、無理そうだったら皆で助けてあげればいいと思うよ。まずはやってみないと」
「しまった!? こいつはこういう奴だった!」
「ヤッてみないと……いいこと言うじゃん、アラタ!」
「あ、ちょっと、エリ……♥ もう、強引なんだから♥」
アラタの言葉で何かしらの知見を得たと思わしいエリは、そのままモネをお姫様抱っこして、風の様に駆け去って行ってしまった。流石はスカイック族である。
「ああ、くそ……俺だって、エリが信用できるのは分かってるけれど……! せめてフィンドムは使えよー!」
「なに、それ?」
見送る三人のうち、何故か女性同士の行為に一番詳しいお兄ちゃんであった……。
※
──元より周りの目を気にしないバカップルと化していた二人だが、そもそもエリは本来の気質から、モネはエリの教えによってそれぞれ“好きを素直に伝える”を実践している為、行為に至るまでは正に爆速であった。
ホテルにお姫様抱っこのままで駆け込んだ護星天使たちは、「モネの匂いは何時だって甘い」とエリに押し切られ、シャワーも浴びないで睦みあい始める。
「あっ……んっ、あっ……♥ え、エリ……こういうの、詳しかったの……? んっ、あっ……あっ……♥」
「詳しくは無いけれど、エリを気持ちよくしたいって思ったら、体が勝手に動くの……♥ 風が、どうやったら愛を伝えられるか教えてくれる……♥ すぅぅ……はぁぁ……♥ 胸、甘い……♥」
「あぁっ……♥ ちょ、ちょっと、激しい、よぉ……エリ……♥」
「……途中で記憶が途切れてるけれど、私、ルカに嫉妬してるって言ったよね……? モネが一番好きなのは、私であってほしいって思ってる……♥ 行動で、それを示したいって……♥」
まるで白鳥の羽のようにしなやかな指が、モネの桃色の秘所に何度もくちゅくちゅとこすりつけられ、その刺激にモネは真っ白なシーツを逆手に握って震えるほど感じてしまう。
エリはその姿に興奮し、官能を高められ……更に恋人であることを認めてくれた年下の天使を、気持ちよく──悦ばしてあげたいという気持ちになっていく。
「……ちょっとだけ、コンプレッサンダー……」
「え!? な、なんで、電気……ひゃぁぁんっ♥」
ぱちっ……と本当に、軽い静電気程度にモネの秘所に青い電気が走る。
スパーク・スカイックパワーを用いて、本来ならば強力な電撃を落とす天装術であるが、今は指に少しだけ電気を纏わせるだけ……けれど、その威力は処女であるモネに試せばすさまじく、普段は強気なモネが涙目になり、何度も「エリっ♥ エリぃ♥」と甘えたような声を出してしまうほどだ。
そんな可愛い声を聞かされてしまえば、天使であっても清らかでばかりはいられない……モネの形のいい胸に吸い付き、軽くふるふると体を揺らしてイカせると、今度は自分の柔らかい体でホールドしながら「好きだよ、モネぇ……♥」と優しく語り掛ける。
甘い、甘い、とろけるような愛情。それにされるがままでいるのも気持ちいいし、きっと今後はそれが普通の関係になっていくのだろうが……半分くらいは、モネだって反撃したい。
「……メモリーフライ、天装」
「え? なんで今、記憶消去……あぁんっ♥」
モネはエリが自然と習得していたという、性に関するあれこれだけを消して、自分がされたことを返していく。
護星天使であるエリの記憶は、人間と違って一時的にしか消せないが、モネが逆襲するならその短い時間で十分だ。
くちゅくちゅと慣れないながらも、桃色に潤んだエリの膣に指を挿入し、きゅっ♥ きゅっ♥ と指先を抱きしめられながらも、完全に年上無知お姉さんとなってしまったエリを可愛がる。
膣を触られること、胸をはむっ……と甘噛みされること、お腹を押しながら撫でられること……そのすべてがどうして気持ちいいか分からず、エリは喘ぎながら「モネぇ……すごいよぉおぉっ♥」と甘える。
「エリ♥ エリっ……♥ もっと気持ちよくなって……一緒に、一緒に気持ちよくなろうっ♥」
「モネぇ……私がモネの一番なのと同じようにっ♥ モネは私の一番だからぁぁっ♥ あっ、あぁぁっ♥ 一緒に……もっと、くっついてぇぇっ♥」
天使たちの潤んだ秘所同士をこすり合わせ、互いに腰を浮かせて激しく擦り合う。
それはもう、レンアイワルドに強度高めのレンアイパワーを注がれたことすら超越して、種族を超えた愛を二人の間に紡いでいく。
先に達したのは、やはりエリに高められていたモネの方で、とくとくと触れ合った秘所から、愛液がエリの中へと注ぎ込まれていく。
それは後を追うように達したエリも同じで、二人のお腹はレズセックスの後なのに、互いが出したものでぽっこりと膨れていた。
「はぁ……はぁ……モネ、もう離さないから……♥」
「んっ……誰にも憚らずに言えるよ……エリが、好きだって……♥」
──こうしてまた、新たなる戦隊女子間でのカップルが成立したのであった。