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※こちらのお話の続編になります。ご参照ください。


・極聖交差エクスカディア外伝~三丁目嫁堕物語

(https://fallen02side.fanbox.cc/posts/7076388)




 ──ここは、伊藤アパート。

 昭和の香りを残す格安共同住居であり、世界中の戦士階級が美少女になって、続々と入居してくるという奇妙奇天烈な因縁を持つ場所である。

 かつては各々の性質のまま、家主に迷惑をかけまくった雑兵少女たちであるが……とある入居者が現れたことで、そんな彼女たちはすっかりと様変わりを遂げてしまっていた。

 ここはアパートの“女王”の立場にある存在……彼女自身も雑兵でありながら、このアパートの住人全員をハメ潰して妻帯した、本来ならば宇宙存在や次元の敵と戦うことを生業とする“偉大なる旅団”『瑠璃宮』出身の泥符倭暗さんの部屋である。

 鮮やかな緑色の髪に青い肌、誰もが目を奪われるような豊満な体つきと所作、死人めいた肌の色を差し引いても若さと活力に満ちた容姿……略奪をしようと襲い掛かり、返り討ちになってしゅきしゅきファックで嫁堕ちしてしまった雑兵少女たちが、世界で一番美しいと信じる乙女は、正妻である足軽さんを抱き枕にして、裸で穏やかな眠りについていた。

 ちなみに泥符倭暗さんは眠る必要が無いのだが、こうやって雰囲気づくりの為に睡眠を取ることくらいは出来る。

 そんな彼女の部屋に、足軽さんと幸せそうに寄り添って眠っているのを理解しながら、入り込んでくる者がいた。

 革製の厚着に眼鏡をかけた、イタリアの血を感じさせる容姿の雑兵少女……彼女の名はコンドッティアーレさん。14~16世紀のイタリアで活躍した傭兵であり、14世紀のドイツからやって来た金髪碧眼の女騎士チュートンさんが呼び出した存在である。

 その名称自体がイタリア語で“契約”を意味する“コンドッタ”からきているという程に、極めて高度だがしち面倒くさい契約体制を持つ乙女であり、契約書や手当の保証書を毎回毎回大量に用意するので、まともに働いたことがまるでない。

 そんな彼女が、眠っている泥符倭暗さんの股間に、そっと顔を寄せてチン嗅ぎし、くちゅくちゅと自慰を始める。


「……それは、契約書を書かなくていいの?」


 とっくに気付いていた泥符倭暗さんが、ニヤリと意地悪くと問いかけると、ごろっとリンゴサイズの睾丸に顔を埋めたコンドッティアーレさんは、赤らんだ顔で応える。


「主様……意地悪です♥ 契約書なんて1枚も必要ありません♥ 何故なら私は……主様のフリーパコマ〇コだからです♥ これまで稼いだ全ての富も、主様がお望みになるならハメて頂く代償として全て献上します♥ ふぅー……ふぅー……蒸れたキンタマ好きぃぃっ……♥ な、なんなら、我が国の国庫だって……なんとか盗み出して、全部全部……♥」


 完全に自分のキャラを投げ捨てて、尻を高々と突き上げて左右に振りたくり、その度にマン汁が散るコンドッティアーレさん。彼女にとって、もはや金を溜め込むことも契約を順守することもむなしい行為に過ぎず、泥符倭暗さんにハメてもらうことが全てとなっていた。

 今日は土の匂いがする足軽さんをたっぷりと愛で、己の赤ん坊が宿った胎の温もりを感じて眠るつもりだった泥符倭暗さんであったが、金銭の何処か薬っぽい匂いがするコンドッティアーレさんも、最高のチ〇ポをビキつかせる相手なのは間違いない。

 殊更やさしく足軽さんの体に毛布をかけ、「んっ……御屋形様ぁ……♥」という寝言を幸せそうに聞き届けると……泥符倭暗さんはコンドッティアーレさんをひん剥き、その体を床に縫い付けるように激しい杭打ちファックを加える。


「私は純粋にコンドッティアーレちゃんを好き好きしてるのに♥ 毎回毎回ママ活みたいなこと言いやがって、この守銭奴がぁ~♥ お金なんていらないっ♥ コンドッティアーレちゃんがいればっ♥ それでいいって言ってるでしょっ♥ 自分の価値を思い知れ♥ おらっ♥ 私に愛されてメキメキ自己肯定感増していけっ♥ 次に金の話したらマ〇コ閉じなくなるまでハメるからなっ♥」

「あ゛ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♥ は、はひぃぃぃぃぃぃっ♥ わ、私自身の価値、把握しますぅぅぅぅっ♥ んほっ、ほぉぉぉぉぉっ♥ 主様に愛される私最強ぅぅぅぅっ♥ お金なんていらないっ♥ 契約もいいっ♥ 一生、主様と一緒にいたいのぉぉぉぉっ♥ お゛っ♥ お゛ほぉぉぉぉぉぉぉっ♥ 私にも赤ちゃん産ませてくださひぃぃぃぃ~っ♥」


 お金ではなく、永久就職の無償契約を交わしてしまうコンドッティアーレさん。

 そのオホ声があまりにもやかましく、足軽さんが目をこすりながら体を起こす。

 そうして、コンドッティアーレさんを床に縫い付けるように腰を振り続ける泥符倭暗さんをしばし見つめた後、ぺろっ……とかつてからは想像できないほど妖艶な様子で唇を舐め、それから御屋形様のアナルへとそっと舌を這わすのだった。




●泥符倭暗さんたちは、基本的に通常の生命体が機能維持の為に必要とするような行為を、ほぼすべて必要なくなっています。それらを嗜好品や妻とした相手とのコミュニケーションとして実行することもありますが、少なくとも応龍渡碗から生まれてきた個体は、その全てが半永久的なエネルギー回路を保有しています。

●これは純粋に彼女たちが戦う必要のある存在は、我々が創作として認識している並列次元の主人公たちや逆にラスボスたちである為、生体機能維持が必要な時点で即死を決めてくる相手が多数存在するという、世知辛い理由があります。

●前回の解説でも触れましたが、泥符倭暗さんたちは雑兵の中では極めて珍しく、捨て駒では“無い”一般兵士です。彼女たちが次世代の瑠璃宮の主人公と認識されており、負けることが例えあったとしても、早々簡単に滅びることはあってはいけないのです。

●ある意味では、自分の命の相対化して独特の死生観の中で“粗末にも出来る”他の雑兵たちとは違い、重いものを常に背負って戦わされているとも言えるでしょう。



 ──伊藤アパートは今や百合の園な訳であるが、泥符倭暗さんに全ての矢印が向いているのは確かではあるが、同時にその中で特別な絆を結び合っている者もいる。


「あっ……あっ……♥ そこ……き、気持ちいいっ……♥ 好き……んっ……♥ だい、すきぃぃ……♥」

「相変わらず、あなたと来たらあざといですわねぇ……♥ ほら、もっとこの控えめな乳首を攻めてあげますわ♥」


 チュートンさんとアサシンさんは、歴史上は敵対しあう関係なのだが、元よりチュートンさんが「自分以外は苛めるのは許さない」と独占欲を発揮していたところに、まとめて泥符倭暗さんにパコり散らされたことで、ラブラブ百合カップルが成立していた。

 今も二人は暗がりでくっつきあって、チュートンさんがすんすんとアサシンさんの少し籠った匂いを嗅ぎながら、優しく乳首をカリカリと指で爪弾き、手マンしてあげているところである。


「んんっ……あい、して……愛して、るぅぅ……んあぁぁっ……♥」

「あぁぁ……♥ わたくしの愛は、すべて新たなる信仰の対称たる主に向けたものなのに……主へ向けられる愛をこうやって奪ってしまうことになるなんて♥ なんという背徳♥ なんという罪の甘美な味……♥」

「へぇ……それなら、2人そろってご奉仕してほしいなぁ♥」


 嫁のいる場所はどこであろうと察知する、泥符倭暗さんが入ってきた瞬間──2人の間に満ちていた産まれた場所を信教を超えた甘い空気は更に濃厚さを増して、左右からぷにぷにと柔らかいほっぺたで、既に剥き身となっている泥符倭暗さんのチ〇ポを挟み込む。


「ああ、我が主……真実の教えを賜りし、わたくしの救世主様……♥ これなる我が妻と共に、どうか主の肉竿に奉仕し、この体を捧げる許可をくださいませ……♥ 生贄などという野蛮な風習を主は嫌われるかも知れませんが♥ わたくしと妻にとってもっとも価値あるものとは♥ 今や主様に抱いて頂いたこの身体なのですから♥」

「あうぅぅ……♥ ちゅ、チュートンさんが、私のこと、妻だって……う、嬉しく、なっちゃうぅぅ……♥ 一生懸命、ご奉仕しますっ……♥ は、恥ずかしいし、すぐにでもじめじめしたところに帰りたくなるけれど……♥ きっと、2人ならご奉仕できるから……♥」


 恐らく長い歴史の中でも、この2人を同時に侍らせた者など居ないだろう。

 ちゅぱっ……ちゅぽっ……と左右から肉竿に舌が這わされ、金髪の美しい髪と黒髪の濡れたような髪が揺れる。

 アサシンさんは特に、恥ずかしがり屋で内向的、隠れている姿を忍者と間違われたことがあるほどに陰に入ることを好む性格だが、この伊藤アパートに来て様々な出来事があり、チュートンさんと泥符倭暗さんによって光差す場所へと引き出された。

 そのことを証明するかのように、その小さな喉の奥にこつこつとチン先が当たる勢いで、アサシンさんは深く肉竿を飲み込んで頭をゆっくりと前後に動かし、喉奥で泥符倭暗さんの肉棒を扱きあげてみせる。

 チュートンさんはこの間、いつもの暴力的な様子を完全に潜ませて、優しく泥符倭暗さんのみっちみちに精子の詰まった睾丸をもみあげ、アサシンさんのイラマチオをサポートしていた。


「んぐぅぅぅっ……んぎゅっ……ごくっ……はぁぁぁっ……♥ 主様の、精液ぃぃ……♥ どんな美酒よりも、お薬よりも、私のことを酔わせますぅ……♥」

「薬を使っていたのは俗説なんでしょう? まったく、調子が良いんですから……さあ♥ 偉大なる主……我が妻の可愛いところをご覧あれっ♥ たっぷりと、その体を堪能してくださいませ♥」


 チュートンさんによって軽々と体を持ち上げられ、ちゅっ♥ ちゅっ♥ と膣口でチン先に何度もキスを繰り返すことになるアサシンさん。顔を手で覆って照れてこそいるが、その様子に興奮しているのも紛れもない事実であった。

 雑兵少女たちのなかでも、体躯が比較的小さなアサシンさんは、泥符倭暗さんの巨根を飲み込むと、腹にぽっこりと肉竿の形が浮かびあがってしまう。

 その様子に照れつつも、苦しくも甘いアサシンさんの姿に興奮し、チュートンさんはさわさわと子宮がはっきりと浮かび上がった腹を撫で回し、耳元で「好き……好きですわ……♥ 時を超えて出会った、我が愛しの妻……♥」と繰り返し、アサシンさんの興奮を高めていく。

 大量の精液が注ぎ込まれ、その勢いと熱でアサシンさんが体を仰け反らせ、何度もびくびくと体を震わせる。

 そんな立場を超えた伴侶の唇を優しく貪りながら、チュートンさんは次に自分のマ〇コをほじくり返してもらえる機会に期待し、愛液を太腿に垂れ流すのであった……。




●これは彼女たちの首魁である応龍渡碗さん達にも共通する特徴なのですが、泥符倭暗さんたちの出現する場所には心情や立場などを超えた形で乙女同士を結び合わせる力が働くことが多く、百合カップルが発生しやすくなります。

●何度か他作品でも触れていますが、屋根が高いの創作世界におけるヘテロセックスというのは、瑠璃宮が脱却を望む“青色”が人類相手にもっとも好む接触方法であり、逆に言ってしまえば異性愛そのものが“青色”の侵略に利用されやすいものなのです(実際、PIXIV の方では相当都合よく使われています)。

●立場を超えた女性同士の連帯や絆の発生というのは、ある意味では瑠璃宮の怪女たちの“祈り”であるとも言え、恐らくはこの物語のタイトルに記されている“エクスカディア”自体が、実際のところは瑠璃宮側のもたらす何らかの精神的作用によって結成されているのでしょう。

●……誤解の無いように追記しておきますが、屋根高世界において異性愛が悪という訳では無く、また瑠璃宮が出現しただけで人類を同性愛に誘導している訳でもありません。ただエクスカディアの世界で“やらかす”のは大抵男性側という、悲しくも厳然たる事実はあるのですが。



 がっしゃ、がっしゃと激しい音を立てて、懸垂を繰り返している逞しい乙女の姿が、伊藤アパートの一室にあった。

 彼女の名はスパルタ……紀元前に存在した、伝説の戦闘民族。現在でも言葉残る、厳し情が無いことを示す“スパルタ式”の表すように、彼女もまた無慈悲な血の掟の中で生きてきた戦士であり、雑兵ではあるがそもそもスパルタは少数で大人数を蹴散らすことを当然と考えているため、その戦闘力はアパートでも飛び抜けている。


「ぺっ! 穀潰しがっす」


 そんなスパルタに向かって、冷たい口調で言い放つ影があった。

 基本的には雑兵乙女同士も仲良くイチャつき始める伊藤アパートで、例外的と言っていい程にスパルタさんと仲が悪い少女……彼女はスクワイアさん。要するに従騎士、騎士見習いである。

 スパルタはスクワイアさんに構うことなく、己を鍛え続けているが、スクワイアさんの嫌味はまだまだ続く。


「何のために鍛えてるんすか、それ。主にボコボコに負けて、腹筋抱き潰されて『お゛ほぉぉぉっ♥』って汚い喘ぎ声ひり出しておいて。主に必要なのは、その旺盛な性欲を受け止めるマ〇コっす♥ 腹筋なんて無駄に割ったら、妊娠する時に困るだけじゃないっすか」


 がしゃん……と上まで体を持ち上げたスパルタさんは、数秒その姿勢を保っていたが、やがてゆっくりと体を下ろし、独自の調合をした真っ黒いスープにプロテインを溶かして喉に流し込み始める。

 このプロテインはそこそこ高額であり、泥符倭暗さんの提供する真珠が化けたものであることも、スクワイアさんを苛立たせる理由の1つであった。


「聞いてるんすか! そんな無駄にムキムキ鍛えてる暇があったら、フェラのやり方でも練習した方が有用……」

「……」

「な、なんすか。そんな風に凄まれたって、怖くないっすよ! あ、騎士がフェラとか役に立つのかとか言われても通じないっすからね! 従騎士は小姓でもあるんだから、その手の処理も慣れていないと騎士にはなれないっす! 彼の伝説の騎士王アルトリアも、己の凶悪な雌チ〇ポ性剣で以て仕えたケイ卿をハメまくって奉仕したと有名で……」


 ペラペラと自己正当化を並べるスクワイアさんに、スパルタさんが静かに告げる。


「……いずれ、必ず強さは必要になる。主殿に付き従い続けるならばな」

「はぁ? あんな圧倒的に強い主の下についているのに、今さら自分たちが雑兵が鍛えてどうなると……」

「聞け。主殿はいずれ、この地を離れられる。そして、大戦に挑む日々を再開されるはずだ……それはアテナイとの戦いすらも比べ物にならないほどの戦い、宇宙の摂理その物を破壊するほどの戦争。オリンポスの神々すらも及ばないほどの日々が来た時……のんべんだらりと子を生む為に、主殿に寄りかかる日々が許されると思うか?」

「そ、それは……」

「主殿は強い。半神であるアンドロギュノス(ふたなり)の性質をも持ち合わせておられる。しかし……このアパートに来られたということは、あの方ですら雑兵なのだぞ。帰還された後は、その大戦の前線に立たれるのは間違いない」


 他の雑兵少女たちが、どこかで『泥符倭暗さんは自分たちなど相手にならぬほど強いんだから、もう自分たちは戦う必要が無い』と考えてしまっている中で、スパルタさんだけは主と共に戦える可能性を1%でも高める為に、ひたすらに鍛え続けていたのだ。

 その体躯の逞しさは以前の比ではなく、女性らしいボディラインを保ちつつも、凄まじい“厚み”に達していた。

 そもそも泥符倭暗さんがやってくるまでは、大家である青年を主と見定めて、それでは騎士になれないことに気付かなかったスクワイアさんである。

 他の雑兵少女たちが最低限の労働などで敷賃などを払う中、スパルタさんだけは働くことなく鍛えるばかりだったため、スクワイアさんも本質を見逃して……。


「いや、騙されないっすよ! それでも主におんぶに抱っこはおかしいっす! せめて家賃分は働くっすよ!」

「断る! 1ミリも強さに繋がらないような行為に、時間をつぶすなど愚の骨頂!」

「なに、喧嘩?」


 口論の声に反応して、ヴァイキングさんに廊下でひょっとこフェラをさせながら、泥符倭暗さんが覗き込む。

 その瞬間、2人はすっぽーんと服を脱ぎすてて、腋とマ〇コを強調するポーズのまま蹲踞の姿勢に腰を落とすと、ゆさゆさと体を揺らしてドスケベチン媚びを始めた。


「まさか喧嘩など♥ ドマゾの敗北中毒である私に♥ 他人と争うような権利などない♥ 私の全人権は主殿の為にあるのだ♥ スパルタなんてもう知らん♥ 主殿に一生腹筋ちゅぶされながら生きるのほぉぉっ♥」

「えへへっ♥ 主ぃっ♥ 私たちこんなにっ♥ エッチなチン媚びを一緒にするくらいに仲良しさんっす♥ だからまとめてハメてほしいっす♥ ドスケベ従騎士の淫乱マ〇コにチ〇ポ収めてほしいっすぅ♥」


 泥符倭暗さんは「へえ……♥」と意味深に微笑むと、ヴァイキングさんの舌の上にたっぷりと精液をぶっかけ、舌にのせて見せさせた後、そのまま飲み込むの禁じてスパルタさんの室内に入る。

 そうしてスパルタさんの顔をチ〇ポでしばき、「ほひぃぃぃぃっ♥」と喜悦のマゾ絶頂をキメさせると、スクワイアさんの顔の上にどっかりと座って、アナルを舐めさせながらスパルタさんの顔を素足でグリグリ踏み始めた。


「ほぉぉぉっ♥ しゃ、しゃいこほぉぉっ……♥」

「んじゅるるるるっ♥ れろっ、じゅぼぉっ……♥」


 鼻血が出るまで素足で踏みにじってもらい、興奮してマン汁を漏らすスパルタさんと、アナルの奥まで舌を突っ込み、しわの一本一本まで舐め上げるスクワイアさん。

 2人がマゾイキするのと同時に、ヴァイキングさんが“ごっくん”と音を立てて出された精液を飲み干した。



●泥符倭暗さんは圧倒的な戦闘力を誇るものの……このお話の泥符倭暗さんに関していえば、前作で掲載したデータで見る限り足軽さんの攻撃力が☆2つに対して泥符倭案さんは40000ですから、単純に攻撃力はそこそこ鍛えた戦士が槍で突く行為の2万倍程度の威力ということになりますが、それでもあくまで雑兵……強大な“ヒロイン”や“ラスボス”には敗れることもあります。

●先にも示した通り、泥符倭暗さんたちはそれでも生還し、更なる成長を望まれている面がありますが、これまでのお話のなかでも、明らかに殺害されたと思わしい描写は出てきます。スパルタさんの評した“宇宙の摂理を破壊する戦い”のなかでは、あくまでも泥符倭暗さんたちは一般戦闘員に過ぎないのです。

●かつて泥符倭暗から応龍渡碗にまで上り詰めた純白獣フーケは、応龍渡碗になるまで一切女性を抱かないようにしてきた変わり者ではありますが、瑠璃宮の戦いの中では最愛の妻を未亡人にしてしまう可能性があることも、考えていたのかも知れません。

●……もっとも応龍渡碗に妻帯されたときほどではありませんが、泥符倭暗さんの妻となり体を重ねることでも、少女たちは“突破”して身体や精神が強化されている面はあるのですが。



 ──その日は、突然訪れた。

 泥符倭暗さんは、妻の1人である忍者さんと青姦に耽っており、その面頬の中にどっぷりと精液を注いだまま装着してもらい、精臭まみれでデートするというマニアックな行為へと及んでいたのが……ふわりと虚空から、新たな少女が降り立ったのだ。


「やっと見つけたぁ~。元々の任務、代わりに終わらせたよぉ~」

「……そうか、迎えに来てくれたのね」

「“海の民”ちゃんが連絡くれたんだぁ~。あの子は、古い時代に瑠璃宮を信仰していた一族だからねぇ」


 神官めいた白衣を纏った少女は、泥符倭暗さんの同僚……同期に当たる“と思われている”泥符倭暗である。

 ただどちらも泥符倭暗さんと呼ぶとややこしいので、新たに迎えに来た方を“応龍渡碗さん”と呼ぶことにしよう。

 彼女は素性を隠しているが、実は自ら泥符倭暗の立場に甘んじている“第1世代”と呼ばれる最古の応龍渡碗の1柱であり、それは即ち“青色”にとっての“雑兵”であったという意味であるから、この世界の法則と合致するはずである。


「お、御屋形様、こちらの方はまさか……」

「うん、私の友達。私にとっての主人の元へと、帰る日が来たみたい」


 それは、あまりにも唐突なこと。

 忍者さんは慌てて伊藤アパートに帰り、他の妻たちを連れてこようとするが、ゆっくりと泥符倭暗さんは首を左右に振った。


「あの子たちは、連れていけない。勿論、あなたも」

「そ、そんな……」

「いいのぉ~? 私も、お嫁さんを1人もらったから、あなたもぉ~」


 ふわふわと提案する応龍渡碗さんであったが、泥符倭暗さんは首をやはり左右に振る。

 強大な敵を倒すこともなく、ただ平和に暮らしていただけ。それは瑠璃宮の使命や役割の外の話だ……愛しい妻だけを連れ帰るなどという、ズルは出来ない。


「真面目だねぇ~……そういうところが、堪らなく可愛いと感じるのじゃが」

「ん? 今、なんか言った?」

「なんにも~。それじゃあ、誰か来る前に帰ろうかぁ」


 泥符倭暗さんがこの世界にやって来たのは、そのまま瑠璃宮の任務に向かえば、“ある存在”に異常な力を与えられた敵によって大敗する運命からであった。

 しかし、その敵はもう応龍渡碗さんが倒している。モラトリアムの時間は、終わったのだ。


「……みんなに、謝っておいて欲しいかな」


 辛いことを告げているのは理解しながらも、ふわりと泥符倭暗さんの体が浮き上がり、雑兵少女たちがどんな目的でか集められる世界の法則から、外れていく。

 忍者さんはその手を懸命に伸ばしかけたが……その時は泥符倭暗さんの体は遠い空の彼方で応龍渡碗さんと共に、小さな点になってしまっており──そして、完全に消え去った。



 ──初代バジェ・デ・オアハカ侯爵エルナン・コルテス・デ・モンロイ・イ・ピサロに率いるコンキスタドールたちの前に、アステカ帝国は滅びの時を迎えんとしていた。

 彼らによる“統治”はアステカの文化や歴史に配慮したものではなく、民が生かされているのは単に“根切にされていない”という以上の意味は無い。黄金は奪われ、人々は貶められ、若い娘や働き盛りの男は売られた。

 神殿は破壊され、太陽の神の帰還を祝った王は捕えられ、言語道断の方法で以て辱めを受け殺された。


「やっぱり、この時が来ちゃったか……分かっていたのにね」


 かつて伊藤アパートに住み込んでいた雑兵少女の1人、アステカ帝国の行商人であるポテチカさんは、滅びゆく集落で最後まで戦うことを選んでいた。

 あの日、泥符倭暗さんが消えたことで、櫛の歯が抜けるように伊藤アパートの住人達は元の時代に帰って行った。

 元よりポテチカさんは、泥符倭暗さんと関係の深い神であるクトゥルフ神を崇めている一族の出である為、他の雑兵たちと違って信教の鞍替えなどは起こっておらず、その為に本国の情勢が気になってはいたのである。

 もしもこの物語を外から観測している者が居れば、ポテチカさんが帰った時にはアステカは滅んでいたのでは? と思ったかもしれない。だが前作の冒頭で泥符倭暗さんが征服王ピサロを倒してしまった為、彼との抗争が発生しなかった伊藤アパートは原作よりかなり時期が“巻いて”おり、その結果……ポテチカさんは祖国の滅亡に間に合って“しまった”のである。


「この子のこと、ちゃんと産んであげたかったけれど……仕方ないかな。ううん、お姉ちゃんの子供なんだから、僕が死んでも元気よく生れてきたりして」


 ぽっこりと大きくなったお腹には、泥符倭暗さんとの子供が宿っている。

 妊婦はコンキスタドール達にとって、もっとも無価値な存在である。恐らくポテチカさんは見目麗しい少女であっても、容赦なく惨殺されることだろう。

 野蛮なるスペイン人たちの声が聞こえる。

 アステカは確かに生贄を捧げる文化のある国だ、黄金に恵まれた国だ。スペインから見れば恐ろしく無教養で、それでいて魅力的に見えているだろう。だからといって、無理解と欲望の元に滅ぼされるのは間違っているとポテチカさんは思う。


「かかってこい! 僕は偉大なる泥符倭暗の妻だぞ! 最後の最後まで戦ってやる!」


 儀式用の刀を構え、迫りくる“白い波”のような軍勢に立ち向かうポテチカさん。

 片方の手で腹を守りながら、可視化された“死の群れ”へと突進し──。


 ──先頭のコンキスタドールが、顔面を“長槍”でブチ抜かれて死んだ。


 剣が、斧が、短剣が。次々とコンキスタドールへと襲い掛かり、蹴散らしていく。それらの武器の先には、見覚えのある少女たちの姿があった。


「わはははっ! 随分と雑兵の分際で立派な武器と鎧を持っておるわ! 奪え! 剥ぎ取れ! 殺して嬲れ!!」

「あ、足軽っ!」

「よう、ポテチカ。だが今は牢人の身の上だ。名前は、後で教えてやる」


 ニヤリと笑ってみせた元足軽さん……牢人さんは、ハッキリいって雑兵女子のなかでも弱かったはずなのに、華麗な槍術で次々とコンキスタドールを薙ぎ倒していく。


「──遅くなってごめんね、ポテチカ。でも、みんなの“大敗の歴史”を覆す許可を、瑠璃宮の上層部に取る必要があったの。だから、連れていくこと“は”できなかった」

「あ、あ……おねえ、ちゃん……」


 それは、どれほどか聞きたかった声。 

 死人のような肌に笑みを浮かべた豊満なる乙女が、そこには颯爽と立っていた。


「“迎えに来た”よ、ポテチカ! 我こそは偉大なる旅団に仕えし泥符倭暗──カーラだ! 文化侵略を霊長の証と勘違いした猿ども! 貴様らに本当の理不尽を教えてやろう──!」


 そして、泥符倭暗さんことカーラの鉄槌が振り下ろされ……歴史は16世紀において、スペインが破滅的な被害を侵略先で受けるという、まったく異なる歴史へと歩み出す。



「あっ♥ あっ♥ あぁぁっ♥ 激しいよぉ、おねえちゃぁんっ……♥」


 今度こそケツアルカトルが帰還したのだと……正確にはケツアルカトルではなくクトゥルフ神の眷属なのだが……アステカの人々は喜び称え、ポテチカさんは泥符倭暗さん……正式に名乗ることが出来るようになった泥符倭暗・カーラによって娶られた。

 今は大きなお腹を揺らしながら、あまあま破水呼び込みアナルファック中であり、ポテチカさんはその健康的な肌をカーラと擦り合わせ、キスを交わす度にお腹の中で大きく赤ん坊がうごめくのが分かる。

 歴史というとてつもなく大きな力の波にすらも、抗う力が此処にある……それはポテチカさんにとって、新たな命を産み落とす大きな理由になっていた。


「あっ、あっ……来るっ……赤ちゃん来るっ♥ んあぁぁぁっ♥ お姉ちゃんと赤ちゃんに、一緒にイカされちゃうよぉぉっ♥ あ、あっ、あぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♥ アクメぐるぅぅぅぅっ♥」


 牢人さんも、チュートンさんとアサシンさんも、ヴァイキングさんも、コンドッティアーレさんも、スパルタさんも、スクワイアさんも、忍者さんや海の民さんも、それぞれがそれぞの時代で産み落とした赤ん坊を抱えて、ポテチカさんの出産アクメを見守っていた。

 仰け反り、涎を零しながら、ぼちゅんっ♥ と産み落とした赤ん坊は──カーラの特徴をしっかりと反映して、両性具有の雌チ〇ポを備えている。

 カーラがポテチカさんの頑張りをねぎらう為にキスを落とし、微笑みながら「名前は何にする?」と問いかける。

 新たな命……アステカの更なる繁栄を担っていく者の名前。

 けれど……ポテチカさんには、やることがあった。


「お姉ちゃん、僕の名前はね──」



「──そうか、アステカもか。ご苦労じゃったのう。今後もカーラを支えてくれると助かる……海の民の誇りに懸けて? おんし、実は結構熱い性格じゃのう。


 ……瑠璃宮が“人間同士”の争いに介入し、ましてや歴史改変まで許可する異常事態──コンキスタドールどもも、十字教の神ではなく奴の名を叫んでおったというのは、かなり深刻な事態じゃな。


 関ヶ原の戦も、タンネンベルグの行軍も、スタンフォードブリッジの争いも、そして此度のアステカ征服も……すべて敵対勢力が“奴”の狂信者に変わっておったとは。


 次代の少女たちが立ち上がりつつあるというのに、お前は何を考えておるのじゃ──我が友、シュヴ=ニグラスよ……」





今回の攻め役

※カーラ

・偉大なる旅団『瑠璃宮』に所属している下級戦闘員“泥符倭暗”の1柱であり、前作及び今作で泥符倭暗さんと呼ばれていた個体。死人めいた青い肌と、緑色の美しい髪、豊満な体つきを備える乙女。“雨漏姫”ラジィに仕えており、真名はゾス=カラ。

・雑兵少女たちと関係を持ったことで、彼女たちの“大敗”が“汚染”されていることにいち早く気付くことが出来、結果として歴史は改竄されてしまったものの“どうしようもなく最悪の未来”の到来は阻止することができた。

・この功績によって応龍渡碗へと昇格し、刀鬼神アロール、純白獣フーケに続く、3柱目の第3世代の応龍渡碗となった。二つ名は“緑堕子”。“精神”、“歴史”、“深度”を司る。

・これによって足軽さん(=牢人さん)たちも超強化されており、かつては雑兵だった彼女たちが一般泥符倭暗レベルの戦闘力を手に入れている。ちなみに正妻である足軽さん、愛の絆で相乗強化されるチュートンさんとアサシンさん、神の妻として信仰を集めることになったポテチカさんの戦闘力は、更にこの中で限界をぶち抜いたものになっている模様。

・ちなみに伊藤アパートのあった現代を抜けた後は名前を名乗れるため本名も知っているのだが、敢えて名前=職業にすることで“存在の限界を突破する”という高等魔術を用いているため、今でも雑兵名+さんで互いを呼び合っている。


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