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 ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥

 ずちゅっ♥ ずちゅっ♥ ぷちゅっ♥ ぱちゅんっ♥

 尻と腰が打ち付け合う音が響き、そこに淫らな水音が混じる。


「あんっ♥ あぁんっ♥ あ、はぁぁぁ……♥ あふっ、んんっ♥ ふあぁぁぁっ……♥」


 セーラー服の少女──姫野美琴は、背後から人形のように美しい女に組み敷かれ、激しく膣を犯されながら、喘ぎ続けることしかできない。

 数多の霊現象や怪異との遭遇を経て、怪異に対する強大な免疫を手にしたはずの美琴。

 そんな彼女の元に、突如としてその人形のような怪異は姿を現し、美琴の様々な抵抗や彼女の協力者であり守護者でもある氷室等の妨害すらも物ともせず、股間に備えた肉色の杭で以て美琴を犯すに至っていた。


「まったく、嘆かわしいのう……わらわの裔ともあろう者が、雄なんぞに腰を振りおって♥ こうして犯されているのは、己が弱さゆえだと嘆くがよいぞ♥」

「あっ、あぁぁっ……♥ わらわの、裔って……あなた、私のご先祖様、なの……♥ んあっ♥ あはぁっ♥ ひ、姫野の家の。呪術師……? どうして、人形の姿に……あぁっ♥」

「ふん、本来ならば穏やかに子孫を見守っておってもよかったのだがのう……わらわは叶わぬ恋に生涯をかけ、最後まで戦い抜いたというのに、おんしは手ごろな雄で手を打とうとしているのが腹立たしくてな。浮世の噂に身を重ね、こうして顕現したとういうことよ♥」


 腰をしっかりとホールドし、ぐりぐりと子宮に入り口を刺激され、氷室に関する暴言を撤回させようとした美琴だったが、すぐに快楽で顔を伏せてしまい、反論は叶わなかった。

 女は人形のように整い切った容姿をしており、日本人離れどころか人間離れした美貌の持ち主だ。これでかつては呪術の家系であった姫野家の人間だというのだから、これまでの怪異のような対策が効かないのも当然だろう。

 こうなったら、何とか相手が一体になっているという怪異を聞き出し、その弱点を突くしかない……喘ぎ声を懸命に小指を噛んで抑えながら、美琴はそれでもまだ戦うことを諦めない。


「ま、待って……お願いだから、休ませて……あっ、あぁっ……♥ こ、こんなに激しい行為を続けていたら♥ し、死んでしまうわ……♥」

「ふん、軟弱じゃのう……まあ、じっくりとこの具合の良い子孫マ〇コを開発していくのも一興じゃろう……♥」

「あ、あなたは一体、何者なの……? 私の、ご先祖様なの……?」

「その通り、わらわの名は姫野里香……姫野の一族が呪術師をしておった時代の当主じゃ♥」


 肉棒は挿入されたままであり、股間からじんじんと快楽と熱が湧き上がってくるが、美琴を抱きしめる仕草は愛情に満ちたもので、女体としてか子孫としてかは分からないが、愛着があるのは間違いないらしい。それだけで、氷室と……男と付き合ったことが許せないということか。


「この名を利用し、囁かれておる怪しい巷説に身を重ね、こうして顕現してみせたのよ……おんしも聞いたことがあろう? 日本で一番有名な女児向けの玩具なのでなぁ……」

「あっ、うぅぅ……三本足の、リカちゃん……?」


 それは呪われた女児玩具の物語。両方の足の間に、人間のそれを思わせる三本目の足が生えているリカちゃん人形が存在し、それと遭遇したら呪いで精神や聴覚を破壊されてしまうという怪談だ。

 厄介なことに、三本足のリカちゃんは遭遇したものが破滅する話しか伝っていない……対策方法も無ければ、逃れる方法も語られていないのだ、そのユーモラスな名称に反して、非常に危険な怪異だと言える。


「三本目の足を、こうして女を楽しませる為の竿に変え……んんっ♥ 日本人離れした、人形の如き美貌を手に入れた♥ 正直なところ、おんしだって心惹かれるところがあるであろ♥ わらわの子孫じゃ、おんしにも同性愛の気はあるに決まっておる♥」

「そ、そんなこと……ふわぁぁぁっ♥ や、やめてぇぇっ♥ 突くの、再開しないでぇぇっ♥」

「もう十二分に休んだじゃろう♥ このまま、たっぷりと種付けして、雄のことなど忘れさせてくれる♥ 雌チ〇ポにしか興味のない、破廉恥な娘へと躾けて、マン媚びさせてくれようぞ♥」

「あぁぁっ♥ 止まってぇぇぇっ♥ あんっ、あはぁぁぁぁっ♥ やだ、やだっ♥ 気持ちよく、しないでぇぇぇっ♥ あっ、あぁぁっ♥ 優しくお腹を撫でるのダメ……んんっ♥ 髪を撫でないでぇぇっ……♥ あったかい手で撫でられるの、ダメなのぉぉっ……♥」

「くくく、可愛い奴よ……♥ どうせわらわの恋は叶わぬのじゃし、この調子で子孫と禁断の恋というのも悪くない……♥」


 里香は美しいその顔で微笑みかけながら、美琴の体をまさぐり続ける。

 氷室とは清い関係が続いていたのもあって、美琴の体は陥落寸前だ。女同士で、花や香水のような甘い匂いのする肉棒を挿入されるのが、こんなにも心を安らがせるものだとは……もう里香のことを完全に拒否することは出来ず、自分から腰をくねらせて行為を受けて入れてしまいそうになる。


「美琴ー! ここにいるのー!」

「あっ……そ、そんな、由佳……あぁっ♥」


 恐らく、美琴が里香に攫われてから、仲間たちが町中を探し回ってくれていたのだろう。

 だが、よりにもよって女の子の由佳が辿り着いてしまうなんて……!

 里香は姫野の家が呪術師だった頃の怨霊だという。ということは、由佳の実家である神代の家が、姫野の秘法を奪おうとしていた時代の人間の可能性すらある。美琴に対しては子孫の情があるのでセックスで済んでいるが、由佳はどんな目にあわされてしまうか……。


「うぅん……? この気配は、神代の血か……? しつこく現代にまで残っておったのか」

「だ、ダメ……由佳、逃げてぇ……んっ、あぁぁっ♥」

「美琴っ! えっ……な、なにして……!?」


 飛び込んできた由佳は、人形の怪異に犯されている美琴の姿を見て固まってしまう。何とか組み付いて由佳に襲い掛かろうとするのを止めたいが、背後から突かれて体がのけぞってしまい、それも叶わない。


「ああ……ゆ、由佳、にげ……」

「……まさか、そんな──まるきり、生き写しじゃ……」


 突然、里香がそんな言葉を口にしたかと思うと、その体がふっと消える。

 同時に美琴の中がカッと熱が宿ったようになり、気づけば股間に肉棒が備わってしまっている。


「ひっ!? な、なに、これ……どうして、私にこんなものが生えてるの!?」

「美琴……あ、あの怪異にやられたの? こんな、女の子のなのに立派なもの付けられて……ごくっ♥」

「え、由佳……んっ、あぁぁぁっ♥ 由佳、何してぇぇっ……♥」


 美琴の肉棒にむしゃぶりついてくる由佳。その眼にはいつの間にか怪しい熱が宿っており、その豊かな棟まで使って、美琴の肉棒を擦りあげてくる。


「ごめん、ごめんね、美琴ぉ……♥ だって、ただでさえ私のこと守ってくれる美琴……♥ 私の為に、怪異と戦ってくれた美琴に……♥ お、おちんちんなんて生えてたら、耐えられないよぉ♥ そ、それに、きっと抜いたら消えてなくなるよ……こういうのは、そうなってるんだからぁ♥」

「あぁぁっ♥ ダメ、ダメだからぁぁっ♥ はぁー♥ はぁー♥ こ、興奮して、我慢できなくなっちゃうぅぅっ……おちんちん、しゃぶしゃぶする由佳可愛い……♥ はぁぁ……由佳、好きぃぃっ♥ 由佳ぁぁぁっ♥」


 気づけば美琴は由佳の中へと挿入し、二人は抱き合って胸を合わせながら、激しく求めあっていた。

 それが自分の意思なのか、それとも何かに憑りつかれたせいなのか、もう分からない。

 ただ、美琴は何となくだが、腰を懸命に由佳に叩きつけながら、里香が愛していたという、報われない相手のことを想う。

 股間に男性器を備えた里香ならば、女同士というだけで恋が報われないとは想えない。呪術師などという一族で、両性具有が差別されることもないだろう。

 ならば、思いが届かない相手は敵対している相手……例えば、神代の呪術師だったのではないだろうか。


「はぁー……はぁー……♥ 由佳、えっちに誘惑してみせて♥ おちんちん、奥まであげないんだからぁ♥」

「あぁんっ♥ 美琴のいじわるぅ♥ わ、私のおマ〇コ、美琴のモノだからぁ♥ 美琴だけのオンナになるから、奥までじゅこじゅこしてぇぇ♥ か、代わりに、美琴も私以外のこと見たら、ダメなんだからぁ♥」

「由佳ぁ♥ うん、うん♥ 由佳だけのこと、愛するからぁ♥ 赤ちゃん産んで♥ 私の恋人になってぇぇっ♥ 姫野の子どもを産んでぇぇぇっ……♥」


 遠い時を超えて、姫野と神代が真の意味で結ばれ合った。

 そのことで里香がどうなったのかは分からないが、もう美琴に干渉してくる様子はない。

 ただ、美琴の股間に生えた肉竿は消える様子は無く……ひたすらに、由佳に対して腰を振り続けるのだった……。

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