抱カノ~男ゴロシの先輩の運命を変える為、女ゴロシのテクでレズ堕ちさせちゃいます♥ (Pixiv Fanbox)
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「せせせ、先輩っ! 邪mi先輩っ! い、いいい、行っちゃダメです!」
「はぁ? アンタ、いきなりどうしたの?」
山野井留美こと邪miは、いきなり後輩が慌てた様子で飛びついてきて、思わず乱暴に振り払いそうになってしまった。
この後輩こと上鳥弥美──邪miと同じ歌舞伎町のキャバクラで勤める際の源氏名は美yaという娘は、邪miが「男だったらよかったのに」と思うほどに心を許している珍しい同性である。
邪miがどうしても止められない、男性に対する殺人を行った際に、処理を手伝わせたことがあるので、彼女の秘められた嗜好も知っている。色んな意味でソウルメイトと言っても良い少女だ。
そんな相手ではあるが、邪miがこれから向かおうとしているのは、最近お気に入りの男性客“ぢるぴ”こと松本記知との店外デートであった為、優先順位としてはそちらが上だ。
内心で「後で構ったげるからね♥」などと思っていたのだが……小柄で素朴な顔立ちの美yaは思った以上に力が強く、別に身体能力が優れている訳でもない邪miでは振り払うことが出来なかった。
「ちょっとぉ、ぢるぴとのデートに送れちゃうじゃん。記知くんのこと、狙ってるって前に話したでしょぉ? あ~わかったぁ。アンタ、男の子に興味ないんだもんねぇ。嫉妬してるんだ、ぢるぴに」
「そそそ、それもありますけれど! このまま行ったら、邪mi先輩は死んじゃうんですっ!」
「……は? あたしが殺すんじゃなくて、死ぬ?」
変なことを言い始める後輩を訝しむ邪miであったが、そうやって一瞬落ち着いたところで、美yaは身振り手振りも加えて、一生懸命に邪miを説得し始めた。
曰く、この後で邪miはぢるぴこと記知とベッドで睦みあう中、彼を殺すことを妄想している時に記知の方も殺人鬼であることを明かされ、逃げようとして薬品を打たれてしまう。
そして、記知と薬品を打った男のホモセックスを見せつけられながら、その体を解体されて惨殺されるというのだ。
「な、内臓も引きずり出されてました! 子宮まで……見えたんです! 行くのはやめてください、邪mi先輩!」
「見えたって……アンタ、変な子だとは思ってたけれど、スピチリュアルとかそっち行っちゃったワケ? ぢるぴがあたしのこと、殺すワケないじゃん!」
元々は恋愛のこじれから殺人を犯し、その後は愉快犯的に“相手の最後の女になる”ことを理由として殺人を繰り返してきた邪miは、完全に自分のことを“狩る側”だと考えており、危機感の類が欠如している。
加えて記知相手には、冗談めかして自分が男を殺していることを告白しており、それに共感したように涙を流したりしてみせる記知を「頭から冗談だと信じているふわふわ男子」と邪miは思っていた。
自分も殺人鬼だから、本気で邪miの言うことを信じているなどという可能性は、彼女のなかでは絶無である。
「ほ、本当に見えたんです……う、うちの家系って大昔は陰陽師をやってたらしくて、それで時どき変なものが見える者が生まれてくるんです。私も、こんなハッキリ見えたのは初めてで……」
美yaによれば、記知とのデートを告げてパッと笑顔を向けた時、彼女が好きな邪miの笑顔を見た瞬間に、そのヴィジョンが降ってきたらしい。
そもそも邪miはオカルト関係と言えば、占いを都合のいい部分だけ信じる程度にしか嗜んでいないし、本当にそういう現象があるなら自分が男たちに呪い殺されていなきゃおかしいとも思った。
お気に入りの後輩が痛い娘だったことに、想像以上のショックを受けつつ、邪miは「はいはい、また今度ね」と言いながら美yaの掴む手を丁寧にはがしていく。
「(こいつのこと、本当に好きだったのになぁ……まあ、いいか。好きになり過ぎたら殺しちゃいたくなるかもだし、多少は距離があった方がKENZENだよね~)」
これからも美yaと付き合っていくつもりであることに、邪miが我ながら少し驚きつつ、その手を今度こそ剥がして傍らを通り過ぎようとする。
次の瞬間、邪miの細い首にしゅるりと美yaの腕が巻き付いてきた。
「えっ……げうぅっ!? あ、アンタ、なにをして……がっ……ああぁぁぁっ……」
「逝かせません……邪mi先輩を失うなんて、嫌です……! 例え人殺しでも、邪mi先輩が大好きなんです……! と、止める為なら、なんでもしますから……先輩は殺人鬼だから、なにをされても仕方ないですよね……♥」
「て、テメ……あっ……あぁぁ……やめっ……で、でちゃう……お、おち、るぅぅ……」
仕掛けられたヘッドロックはあまりにも強固で、美yaの不動の意思と邪miへの愛情があふれ出ているかのようだ。
あっという間に酸欠状態に陥った邪miは、ぷくぷくと口の端に白い泡を立てつつ、股間から色の濃い失禁をすると同時に意識を失ってしまう。
堕ちる瞬間はとてつもなく気持ちよく、これまでの男とのセックスがそれだけでもかすむほどで……邪miは内心で「あ、ヤバい」とようやく思っていた。
※
──目覚めると、水着のようなお気に入りの下着姿でベッドに寝かされており、美yaが息を荒げながらこちらを見下ろしていた。
その反応はまるっきり、初めてで余裕がない童貞男子のようであり、経験豊富な邪miは彼女がセックス経験がほとんどないか、あるいは初めてだと見切る。
「(それで、ここまで思い切るとか……やばっ、ちょっと可愛いかも♥ まあ、一回くらいは抱かれといてやるか。男に抱かれること自体は普通に見送ってくれるから、カノジョ面もしてこないだろうし……)」
自分がレイプされかかっているという状況にも関わらず、邪miは冷静だった。
もっともそれは、美yaの話が突拍子もないものだったのを除くとしても、既に“自分”という殺人鬼が存在するのに、殺しが縁遠いものであるかのように勘違いする、危機感の薄さに根差すものだが。
生粋のノンケ、なんならビッチ気質のある邪miにとって、レズセックスなどお遊びのような感覚。レイプされた後によしよしと頭でも撫でてやれば、更にこの後輩は自分に心酔するだろうと、そんな皮算用まで始めていた。
「はぁー♥ はぁー……♥ 邪miさん、綺麗です……わ、渡さない♥ 処女以外は悪とか、そんなキ〇ガイに邪miさんは渡しません……♥」
「なに、それ? そいつがもう一人の男って奴? それが記知くんとヤるって、男の趣味悪いなぁ……まあ、与太話なんだけどぉお゛ぉぉぉぉぉんっ!?」
これまでのセックスすべてを累計しても及ばないほどに、声帯を酷使したオホ声が喉から迸った。
ビリビリと電気でも流されたかのように背筋に衝撃が走り、一気に脳まで「人生で一番気持ちよい」と知らせる信号が届く。
じゃあ、何か特別なことをされたのかというと……単なる手マンである。
自慰だってよくムラついてするし、それなりのセックス自慢と(最終的に殺してしまうとは言え)ヤッてきた邪miが、完全に未知な快感としか感じられない、まるで洪水で全てを押し流してしまうかのような膨大な気持ちよさ。
ぷしっ♥ と一発で軽くイキ潮を噴き、この時点で邪miの頭からは記知のことは吹き飛んでいた。デートすっぽかしちゃって、後で謝らなきゃ等と無駄な思考にリリースを割いていると、本当に死ぬと体が訴えていた。
「ちょっ、ちょっと待って! アンタ、どうしてこんな……ほぉぉぉぉっ♥」
「分かるんです♥ 大好きな先輩だから、どこが気持ちいいか全部♥ ほら、こことか触れられたこともないでしょう……ぺろっ♥」
「いひぃぃぃぃぃぃぃっ♥ あぁぁぁぁぁぁっ♥」
軽く腋を舐められただけで、邪miは二度目の……今度は本格的な絶頂を迎え、腰をガクガクと震わせながら「お゛ぉぉぉ~っ♥」と呻く。
そんな場所が気持ちいいなんて、知らなかった。体毛の薄い方な邪miは、そこを整えたことすらもほとんどない。ぴちゃっ……ぴちゃっ……と美yaの健康的な舌が触れる度に、じわぁぁ……と愛液のように腋汗が噴き出てくる。
「ひあぁぁっ……や、やめっ……♥ こ、これ、おかしっ……おかしく、なるっ♥ あたし、おかしくなるからぁぁっ♥ ひぉぉぉぉぉぉっ♥」
「先輩は殺人鬼だから、元からおかしいじゃないですか♥ んっ……私の愛で矯正してあげます♥ もう男の人なんて見ないように……♥」
「あひぃぃっ♥ 本当に、やめてぇぇ……♥ きゃぁぁぁっ♥ い、イクの止まらないぃぃぃっ♥」
まるで生娘のような悲鳴。膣の中を優しくかき混ぜられて、腋をちゅっ♥ ちゅっ♥ と吸われているだけなのに、絶頂が止まらない。
ベッドシーツがぐしょぐしょになるほど愛液を垂れ流し、手は勝手に真っ白なシーツを逆手に握って、与えられる快楽に耐え続けていた。
「(し、死ぬっ♥ これ、死んじゃうぅぅっ♥ あ、アンタこそ、あたしを殺そうとしてるんじゃないのぉぉっ♥ ひっ♥ ひぉぉぉぉっ♥ 頭まっしろになるっ♥ あ、あたしが作り替えられちゃうぅぅっ♥ し、死にたくないぃぃっ♥)」
「私が先輩を殺しちゃう訳、ないじゃないですか♥ でも、先輩はもう男の人とエッチなんてできないですよ……♥ おちんちんの何分の一かしかない指先が、こんなに気持ちいいの覚えちゃうんですから……んっ、腋、おいしっ……♥」
まるで心を読んだような言葉を口にしながら、カリカリと膣内を傷つけない程度の指で爪弾き、腋をじゅぅぅっ♥ と吸われて、邪miは「あぁぁぁぁっ♥」と喘ぎ続けるだけのラブドールと化してしまう。
「ひっ、ひおぉぉぉっ♥ 消えるっ♥ 男の子の顔、全部消えるぅぅっ♥ 頭、まっしろに漂白されひゃうぅぅぅっ♥ こ、ころしゃないでぇっ♥ 男の子が好きな私、ころしゃないでぇぇぇぇぇっ♥ ひぉぉぉぉぉぉっ♥」
「ダメです♥ 先輩を守る為ならなんでもします♥ そうだ、お店も止めましょう? 私が養ってあげますから……♥ 専業主婦になりましょうよ、邪mi先輩♥ お家でのんびり過ごして、夜は気持ちいだけの生活♥ ね♥」
「ほぉぉぉっ♥ ほ、本気で求婚されてるっ♥ このセックス、マジであたしのこと嫁堕ちさせようとしてるぅぅぅぅぅっ♥ こ、後輩の♥ 美yaのオンナにされちゃうよぉぉぉっ♥ イグっ♥ イグぅぅぅぅっ♥ 全部気持ちよいのぉぉぉっ♥」
「ほら、先輩の口から聞かせてください♥ 男殺しの罪償いに、私のお嫁さんになるって言って下さい♥ なれ♥ お嫁さんになれっ♥ 一生幸せにするっ♥ 私とお付き合いするって言ってぇぇぇっ♥」
「あっ♥ あひぃぃぃっ♥ 胸、胸ぇぇぇぇぇっ♥ おっぱいぃっ♥ き、気持ち良すぎてぶっ飛ぶ♥ 頭、吹っ飛んじゃうぅぅっ♥ は、はいっ♥ はいぃぃっ♥ あたし、美yaのモノになるっ♥ 美yaの──弥美のお嫁さんになりゅぅぅっ♥」
ぢゅぅぅぅっ♥ と乳首を吸いながらの求婚に、ついに完全に屈した邪miは、美yaの……上鳥弥美の嫁になることを、自ら宣言してしまった。
どちゅっ♥ とこれまでは膣内を掻き混ぜていただけの指が引き抜かれ、陰毛の薄い秘所同士が擦れ合う。
使い込まれた邪miのそこと、ほとんど新品に見える美yaのそこが触れ合っている貝合わせなのに、まるで美yaの秘所にはむはむと邪miマ〇コが愛撫されているように見えた。
「(あぁぁぁ……♥ どんな男のチ〇ポよりも♥ アンタのマ〇コ気持ちいいっ♥ アンタとのレズセックス気持ちいいのぉぉっ♥ 満たされるっ♥ 満たされちゃうぅぅぅぅっ♥)」
ぶしゅぅぅぅっ♥ と愛液を噴いたのと同時に、自分の中にとろぉっ……と美yaの痴液が注がれるのも分かった。まるで射精されたような熱と共に、大切な部位が完全に生まれ変わっていくのを感じる。
「(しあ、わせぇぇぇっ……♥)」
邪miは享楽的で、短絡的で、しかも殺人鬼だが……悲劇を見事に回避し、ここに幸福を掴んで見せたのだった。
※
「ただいまです、先輩ー」
「もう♥ いい加減、留美って呼んでよ♥ 君のお嫁さんだゾ♥」
「そ、それはその……まだ、恥ずかしくて……♥」
思い余ってレズレイプにまで及んだくせに、美ya……弥美は妙に純情だった。
もう、邪miも美yaもキャバクラ務めではない。今は女二人でタワマン暮らしをする婦婦だ。
どうも弥美の実家は結構なオカネモチの家らしく、留美のことを妻帯すると決めた時に実家の手伝いを始め、キャバクラに努める必要もなくなったらしい。この辺は色々あるらしく、留美にもボカされている。
「また他の女の匂いがする……浮気したら許さないよ♥」
「大勢の人と触れ合うお仕事なので……大丈夫です、私にとって最後の女の人は、邪mi先輩──留美さんですから♥」
「うん、それでいいの♥ 裏切ったら、殺しちゃうからね……私のカノぴ♥」
今回の攻め役
※上鳥弥美(うえとり やみ)
・キャバクラ嬢。邪miの後輩であり、彼女からの呼び出しには常に応え、とんでもない愚痴にも幸せそうに付き合い、果ては殺人の後片付けで「断ったらお前のせいにする」とまで言われておきながら協力する、非常に一途な少女。
・本来は政治家や富豪などを相手に占術、託宣などを行っている一族の生まれで、先祖は平安京の双璧と謡われた大陰陽師、上鳥浄凰に遡ると言われている。未来視の才能があることから期待を受けていたが、自分の力で生きていきたいと夜の世界に飛び込んだ。
・邪miと比較すると常識もあり、心優しい後輩ではあるのだが、殺人を止めさせるのではなく、処理を手伝ったり殺されるのを回避しようとしたりと、倫理観は割と独特。実際には未来を見る才能よりも、この精神性を買われて一族内で有力視されているようだ。
・松本記知と和巳景楽についても「実行はしなかったとはいえ、邪mi先輩を傷つけようとした」と抹殺を考えていたが、邪miとの新婚生活の忙しさの方を重視し、無視した。一歩間違うと『殺彼』がとんでもない鬱エンドを迎えていた可能性もある……恐ろしや恐ろしや。