ながしま超助創作日記 裏 3 (Pixiv Fanbox)
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私は、3月6日に「屑の館」13話を入稿し、10日に「屑の館」第1巻のカバーイラストを入稿し、現在は「3.5階の覗き穴」最終話の下書きをしています。
この度、デビュー26年目にして、日本漫画家協会の会員となる事を承認されました!
これまで会員になるためには既に会員になられている先生の推薦が必要だったそうで、その会則では知り合いの少ない私は無理だったのですが、現在はインターネットでの自己申告制で推薦なしの入会が可能となったので、入会の審査を受けていたのです。
入会しようと思った理由は、2点。
一つは、漫画家協会の理事でマガジンで描いてる、赤松健先生が、日本の漫画業界のために積極的に政治に働きかけている姿勢に共感したためです。
これまで漫画家は、漫画を描いていればいいというだけで、政治やマスコミの言われるがままだったと思います。
私も、これまで東京都の有害図書指定の基準に何度も振り回されて、被害を被ってきたんですヨ。
その時の政治状況によってエッチ描写の基準がコロコロ変わるんですヨ。
選挙が近づくと突然基準が厳しくなるんです。突然、連載開始直前に本番シーンは全部ダメと言われたことがあります。
「桜通りの女神」で、そのため第1話はセックスシーンがありません。
その後なぜか緩くなり、セックスシーンもOKとなり、一般向けのアクションコミックで出版されていたのですが、しばらくすると今度は1ページ丸々の大ゴマを使ったセックスシーンはNGとなったり、8ページ以上セックスシーンを入れてはダメと言われたり、単行本は成人指定となったりと、さらに厳しくなりました。
政治家ともつながりを作っている赤松先生のツイッターでは、その時点で漫画家が東京都にもっと政治的に動いていれば…、という発言をされています。
現在は赤松先生が漫画家代表で孤軍奮闘されているのですが、漫画家も力をあわせて、漫画家や読者にとってより良い環境を作っていくことが必要ではと思うのです。
2つ目は、もう少し漫画家の知り合いを作って、いろいろ先輩方に学びたいと思ったからです。
かつて双葉社が景気のいい時はよくパーティーが開かれたり、集英社でちょこっと描いた時は新年会に呼ばれたりしていたのですが、最近は全くそういうのがないのが悩みだったのです。
他の先生の話を聞くととても刺激になります。
以前、「ふたりエッチ」の克・亜樹先生とお会いして、仕事の不振を相談した所、先生は漫画のネタ探しに毎朝、新聞全紙に目を通すとおっしゃられました。
あの克・亜樹先生も日々努力されていることを知り、自分の努力不足に気づき、勇気付けられたことがありました。
こういう機会がまた欲しいと思っていたので、そういう出会いを期待しての入会なのです。
でも、まあボクも筋金入りのおっさんコミュ障ですから、そういう関係が作れるのか不安ですがw
ということで、思い切って入会を決意しました!
早速、新入会員は協会の会報に、自己紹介のイラストを描く決まりがあるそうで、その締め切りも厳しく指定されていました。
先生たちはいつも締め切りに苦しめられているはず…。
「まあ、締め切りなんていいじゃないか、イラストなんて何年先でもいいよ!」とはならないのか…。
なるわけねえよッ!