【R18小説】増える卵【挿絵2枚】 (Pixiv Fanbox)
Content
女の子がひたすら卵を産むだけの話です。
なぜ産んでしまうのかなどの設定は一応ありますが、現時点で書けている本文がプロットの3分の1くらいなのでただ女の子が卵産むだけの話になってます。
3454文字
挿絵2枚
イラスト 五十風
本文↓
ポコッ、ポコポコッ
お腹の中で何かが弾けるような感覚を覚える。オンラインゲームをしている最中で手が離せないものの、お腹の中に生じた違和感はじわじわとその存在感を増していく。
お腹の違和感に気を取られて集中力がだんだんと弱まっていった。その時、画面外からふいに敵が現れて、倒されてしまう。
「なっ!! こんなところに敵が居たのか」
一度倒されてしまったらもう復活できないタイプのゲーム。集中して戦っていたのに、いつもは感じないお腹の違和感に気を取られて倒されてしまった。
軽くうなだれながらお腹をさする。すると、いつもよりも若干ぽっこりと膨らんでいるのに気が付いた。
さっき感じた何かが弾けるような感覚は今は感じられない。しかし、普段より確実にお腹がずっしりと重くなっている。
ご飯を食べすぎたのとは違い、長期間お通じが来ていないのともまた違う、不思議な感覚。
とりあえずトイレに行こうかと立ち上がったその時。動いたせいか、急にお腹の中の「何か」が出てきそうになった。
「やっ、やばい!漏れる漏れる」
内股になりながら小走りでトイレへ向かう。すぐさまズボンを下ろして便座へ座ると、ぽちゃぽちゃ、ぽちゃんと三つぐらいの何かが水の中へ落ちる音が聞こえた。
出てくる感じもいつもとは違う、なんとなく別の場所から出てきたような気がする。
立ち上がって便器の中を見てみると、そこにはこぶしほどの大きさをした卵が三つあった。
「なにこれ!?」
勢いよく出ていったので体感的に自分の体から何個出たのかはわからないけど、ちゃぽんという着水音は確かに三つ分の音だった。
とすると、これは確かに自分の体から出てきたものである。そして、まだ体の中に何個か残っている感覚もある。
驚きのあまり少しの間動けなくなったが、とりあえず、未だ体の中に残っているものも排出してしまわなければならない気がした。
トイレットペーパーをカラカラと出して床に敷き、和式便座で用を足すようにしゃがむ。
「う……っん!」
奥の方にあるのか、いきんでもなかなか降りてこない卵。しばらく格闘していると、割れ目を大きく広げて卵がむりゅむりゅと顔をのぞかせてきた。手を股の方に伸ばして、出てきたそれをキャッチする。体温で温められたその卵は生温かく、しっとりと粘液をまとわりつかせていた。
二個目、三個目の卵が続けざまに出てきて、トイレットペーパーの上へゴトッと落ちる。
お腹をさすると、いつもの真っ平らなお腹に戻っていた。
「一体なんなのこれ……」
自分の体から出てきた卵をこわごわとしながら見つめる。鶏卵のように真っ白で綺麗な卵型をしているが、その大きさはこぶし大。かたい殻に覆われたなかなかのサイズのものがいくつも自分の体の中から出てきたという事実は、自分が今手に持っているほかほかとした卵によって裏付けられてしまっている。
なぜ自分の体からこんなものが出てきたのか。確か、ゲームを始める前は何ともなかった。お腹は多分いつも通りで、痛いなんて事は一切なかった気がする。
プレイをしている最中にポコポコとお腹の中で何かが弾けるような感覚がして、そこから今に至る。
なんでこんな事にとは思いつつ、卵が出てくる時のいつもは感じないような感覚が妙に脳裏にこびりついている気がした。
改めて自分のお腹をさするも、今は全く何ともない。ふと時計の方を見ると、ちょうど日付が変わろうとしていた。
そろそろ寝ないとと思いつつ、自分の体から出てきた謎の卵をじっと見つめる。
これの正体は一体何だろう、割ったら中身はどんな感じになっているんだろうと、なんとなく好奇心が湧いてきた。
まずは割ってみる事にした。キッチンの方から持ってきた小ぶりなボウルのふちにカンカンと卵を当てるも、殻がわりかし丈夫なようでヒビは入らない。
次は机に当てて卵を割ってみる。気持ち強めに力をいれてやると、一発でうまい具合にひびが入った。
ドキドキしながらそーっと、ボウルの上で卵を割る。
すると、中からドロリとした透明の液体が出てきた。黄身は無く、白身だけのような感じである。
「良かったー、これで黄身なんてあったら本当にニワトリみたいな感じだよね」
良くはないが。
とすれば、これの正体は一体何なのか。ますます気になってきた。
うーんと考え込んでみるも、そもそも人間が卵を産むという話を聞いたことなんて無い。検索してもそれらしいものはヒットしないし、とりあえず医者にかかるしかないのか。そう思っていた矢先、ふと、ほのかに甘い香りが漂ってきているのに気が付いた。
自分の部屋に芳香剤は置いてあるものの、それとはまた違った香り。少し重いような甘い香りの発生源をたどっていくと、さっき自分が割って出てきた謎の液体にたどり着いた。
指でその液体をすくってみると、まるで粘度の高いローションのように、指にまとわりついてくる。それをじっと観察していると、なぜだか無性に舐めたくなってきた。
実は結構美味しいのではないか。妙に惹かれるその感情のままに、液体のついた指をペロッと舐めた。
「あれ、結構、美味しいかも」
甘い香りと同様に、味の方も少し甘かった。砂糖の甘さというよりは、少し優しいマイルドな甘さ。
ひと舐め、もうひと舐めと、どんどん舐めるペースが早くなっていく。そのうち手ですくうようになったり、ボウルのふちに口をつけて啜ったり、すっかり夢中になっていた。
気づいた時にはほとんど飲み込んでしまっており、ボウルの中には手ですくえるかどうかわからないほどの少しの量しか残っていなかった。
口の中が幸せで満たされてその余韻に浸っていると、お腹の中でさっき感じたのと同じようにポコポコと何かが弾けるような感覚を覚えた。その違和感は先ほどと比べると圧倒的に力強く、早いスピードでお腹の中を拡張していく。
驚いて自分のお腹に目をやると、下腹部の辺りから徐々に膨らみを帯びていくのが見えた。手で抑えると、少しずつ膨らんでいくのがはっきりとわかる。
見る見るうちに服を押し上げ、丸みを帯びてきたお腹が顔を出す。その膨らみは止まるところを知らず、前にせり出しながらどんどん大きくなっていく。
「っは、苦しい……!」
膨れていくお腹に肺が圧迫されているのか、少し息が苦しくなってきた。
ボコボコと音を立てるような勢いで拡張されていくお腹を抱えて、苦しさのあまり横になる。その大きさは既にバスケットボールを抱えたような大きさになっており、肌も引き延ばされて悲鳴を上げている。
お腹の表面にピリピリとした痛みが走りだしたころ、さっきと同じように中の卵が出てきそうな感覚に襲われた。
「まずい、ズボンに手が届かない……!」
大きくなったお腹を抱えて横になっているせいでまともに起き上がることが出来ず、履いているズボンを脱ぐことすらままならない。
そうこうしている間にも、体の中で作られた卵がどんどん出口の方に押し寄せてくる。我慢しようと思っても立ち上がることすら出来ないので、仕方なく全身の力を抜いた。
いきむ間もなく自然に押し寄せてきた卵は、ズボンの布に阻まれて途中まで顔を出した状態で止まった。ぬるぬると顔を出したり引っ込んだりしていたけれど、お腹にぐっと力を入れると布をぐいぐいと押し上げて、やがてパンツの中におさまった。二個目三個目の卵が後に続いているが、追加で出るスペースが無いので相変わらず出られないままである。
お腹の中で新しい卵が出来ている感覚がなくなり、お腹の膨張も止まった。服が完全にめくれあがり、小柄な体にそぐわない巨大なお腹がそこにあった。息も絶え絶えになり、大粒の汗があごを伝って床に落ちる。
このままでは埒が明かないので、体をよじってずりずりと少しずつズボンを下げる。空いたスペースの分だけ卵が顔を出し、ある程度ズボンを下げられたら隙間を埋めるように続々と卵が出てきた。
「ひっ、あ゛あ゛っ、きっ……気持ちいいっ♡♡♡」
次から次へとどんどんと出てくる卵。こぶし大の大きさをしたそれは、出ていくときに産道をぐりぐりと刺激していく。
やがてズボンが完全に脱げると、卵が出ていきやすいように足を広げた。出てきた卵はゴロゴロと床を転がり、その数は現時点で先ほどの数よりも明らかに多い。少しだけお腹が縮んできたころ、すっかり快感に酔いしれて苦しさなどは吹き飛んでいた。
その気持ちよさに身をゆだね、開いた口からはとろとろと唾液が滴り落ちる。
そんな時間が数分ほど続き、やっと終わったころには大小様々な大量の卵がそこら中に転がっていた。