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「ぐはぁっ!痛い、痛いって!ダメーっ!」 相撲部恒例の股割り。武道系では避けて通れないもので、股割りが出来る様になる事で怪我の防止や、可動域が広がる事で動きが良くなる。相撲部はこれが180度開いて、更にベターっと地面に胸が付く位でないといけない。 厳密にはストレッチではない。筋肉を伸ばすというよりも股関節の可動域を広げるから伸ばしている訳ではないんだ。 でもこの痛みは出来ない奴には地獄。先輩は無理やり脚をひらかせ全体重をかけてのしかかる。こういう拷問があったら素直に自首したい位、何も悪いことはしていないけどっ していないけど、これはもう仕打ちというのだろうか、先輩はにやけっぱなし。汗だくのでっかい肉体を密着して胸板を掴み体重を更に体重をかけてくる。足は器用に俺の股を開いていく。全身脂汗ぐっしょりでギシギシと音を立てている骨(実際はそんなことはないけどさ)。思わず小便漏らす。 「ああ、あぁぁ…」 「これをやっとかないと大怪我するからな」 なんだか先輩楽しそう。この悪魔!1時間位痛めつけられたと思ったら時計上2分も経っていない。ジンジンと内股が痛い。これは股関節もだけど筋肉も固いということらしい。 密着していた体をゆっくりとあげ、脚を無理やり開く絡みついた状態をといていく。思わず本気でアッパーを出してしまったが胸板にペチっという軽い音が出るだけ。さすが筋肉の鎧。 「おうおう、そんだけ反撃する力残ってたら明日もまだまだやれるなっ!」 なんだか嬉しそう。無言で部室に向かうけれど、ひょこひょことしか歩けない。 「明日もかぁ…」 一体いつになったらあんなベターっと胸板がつく様になるんだろう…

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