(34枚目)返ってきた見本誌 (Pixiv Fanbox)

前回のあらすじ

とうとうコミケにサークル参加。同人活動が本格的に始まった。

2008年1月。

委託販売をするため、完売した同人誌「吉川さんとスガワラ君！」を600部くらい再版。「とらのあな」と「メロンブックス」に委託申込書と見本誌を送った。

「とらのあな」では100部を販売してもらえることになった。数が少ないので、おそらく店舗ぶんの在庫は秋葉原店のみでの販売だったと思う。通販ぶんの在庫は、販売開始後すぐに無くなってしまった。それでも追加発注なんて来なかった。

この後も「とらのあな」では100部しか扱ってもらえない状態が何年も続いて、毎回こんな感じだった。

▼「メロンブックス」からは委託を断られてしまい、送った本が返ってきてしまった。

さっそく数百部の在庫を抱えることになってしまった…。

このころ、噂に聞いていたお絵かきソフト「ペイントツールSAI」を使い始めた。(※2007年12月21日にベータ版が公開)

それまでは確かペンタブレットに付属していた「Corel Painter」を使っていたのだが、それと比べて「SAI」は、遥かに快適に絵を描くことができた。このペイントツールが登場したことによって、フルデジタルでの絵の生産スピードとクオリティがアップすることになった。(本当に描きやすいので、現在も使っている。もうこれが無いと描けない。)

▲ファイル名「saiためしがき」(2008年1月13日) ※文字の縁取りとモザイクはPhotoshop

2月10日、「サンシャインクリエイション38」で「吉川さんとスガワラ君！」が、なんとサークル「でぃれ～だー」さんのスペースで委託販売される。この委託販売のおかげでうちのサークルのことを知った方もいたようだ。

2月末、ニコニコ動画がきっかけで「はてなようせい」ブームが起きる(※詳しくはニコニコ大百科を参照)。この少し前に「進研ゼミから送られてくる漫画」がマイブームだったので、当然のように「はてなようせい」にもハマった。

SAIを駆使して連日はてなようせいの絵を描き、2ちゃんねるにアップした。

はてなようせいの話は長くなりそうなのでまた次回に…。

さて、漫画出演を終えて(?)お絵かき掲示板に帰ってきた吉川さんとスガワラ君である。

投稿後の反応

あんまり盛り上がっていない！

コメントが少ないのでとうとう自分でコメントを書き込んでしまっているｗ

このままでは話の続きが描きづらくなるので、急いでもっとエロい2枚目を描いてテコ入れをすることにした。

(35枚目につづく)

お絵かき途中

完成した絵のスクショ