個人的な話1 (Pixiv Fanbox)
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こんばんわ、れぶんです。
新作イラストのラフが出来ましたので、こちらに掲載します。
左はりうちゃん。右は弟の瑞稀(みずき)くん。
小説をご覧いただいている方はご存知かと思いますが、瑞稀くんはりうちゃんの弟で中学3年生です。
姉弟仲が良く、弟の瑞稀くんがりうちゃんをイジることが多いですね。
そんなふたりを、ライトノベルの表紙をイメージして描いています。
そしてここからは個人的な話です。
わたしがライトノベルに出会ったのは中学生の頃でした。
クラスにライトノベル好きの子がいて、本を借りたのがキッカケです。
それまでライトノベルの存在を知らなかったわたしは、
「小説って文字ばかりで難しくてハードルが高い」
と思って、読書そのものを毛嫌いしていました。
でも、その子に借りたラノベを読んで、衝撃を受けたんですよね。
まるで漫画やゲームを楽しんでいるようで、
「なんて自由で読みやすいんだ!」
と。
ラノベがキッカケでその子と友達になり、休日に本屋巡りをするようになりました。
お気に入りのラノベを見つけて、お小遣いで買って何度も読み返したり、新刊の発売日には放課後に本屋へ直行。
そんなことを続けているうちに
「自分もこんな小説を書いてみたい」
と思うようになりました。
ここで重要なポイントがあります。
「描いてみたい」ではなく「書いてみたい」だったこと。
そう、イラストではなく小説の方に興味を持ったんですね。
子どもの遊びみたいなものでしたが、オリジナルの長編ラノベを書き、一度、応募していたラノベ大賞に作品を送ったこともあります。
箸にも棒にもかかりませんでしたが(笑)
高校生になってからは、作品を世に発表はしないものの、暇な時に気まぐれでラノベを書いて自己満足したりしていました。
しかし、大学に進学してからは、全く書かなくなってしまいました。
第一志望だった東京の国立大学は見事に不合格となり、第二志望の私立大学へ入学。
理系の学部に進学したのですが、授業や実験、レポートなどが結構大変で。。。それに私立理系大学って学費が高いんですよね。
学費の全額を、奨学金とアルバイトで賄っていたこともあって、落ち着いて小説を書く時間が取れなかったんです。
朝〜夕方:講義
夕方〜深夜:アルバイト
土日もアルバイト。
こんな生活を4年間続けました。
それに、その頃にはもうラノベ執筆の熱意も薄れていましたね。
「良く分からないデータが取れました〜」みたいな卒業論文を提出し、「御社の社風が〜」みたいなことを言って社会人になり、
しばらくして。
会社帰りにたまたま立ち寄った本屋で、久々にライトノベルを見かけました。
手に取って、
「昔、こういうの好きだったな〜」なんて、懐かしく思いました。
もはやラノベへの興味は失われていましたが、「なんか表紙かわいいな」と思って気まぐれで一冊買って帰りました。
言うなれば、駄菓子屋に立ち寄ったら懐かしい気持ちになって、特に食べたい訳でもないのにお菓子買って帰ってきちゃったみたいな。
お風呂上がりに一息ついて、いざ読み始めると、もう、止まらなくなっちゃって。
ページを繰る度にワクワクしたり、ソワソワしたり。
次の展開が気になって文字を追うスピードがどんどん速まるあの感じ。
同時に、「またあの頃みたいに書いてみたいな」とも思いました。
読み終えるや否や、早速パソコンを立ち上げてエディタにプロットをおこしました。
あの頃の情熱が手を振って帰ってきたようで、胸がドキドキしました。
翌日からは、上司の「もう帰るのかよプレッシャー」をフルシカトして、定時ダッシュでパソコンに向かいます。
頭にこんこんと湧く物語に置いてけぼりにされないように、必死でタイピング。時間が圧縮されたように、一瞬で夜が更けていきました。
でも、なんだか物足りない感覚があったんです。
物語は悪くないはずなのに。書いていてワクワクするのに。なんでだろう?
充実しつつも悶々とした日々を過ごし、遂にその違和感の正体を掴みました。
『わたしのライトノベルには、イラストが無い』
当たり前ですね。
パソコンに文章を打ち込んでいるだけですから。
「この物語にイラストがあったらきっとテンション上がる」
そう、強く思いました。
もうお気付きですね。
これが、わたしがイラストを描き始めたキッカケです。
イラストレーターさんには、
「小さい頃からお絵描きが好きで...」
「親がイラスト関係の仕事をしていて自然とその道に...」
「大学は美大出身で...」
という方が多いと思いますが、上述のとおり、わたしは全く違います。
絵なんて描いたことがありませんでしたし、ぶっちゃけ絵を描くのは嫌いでした。だって描けないしつまんないし(笑)
「好きな授業は体育!嫌いな授業は美術!」
といった子どもでしたね。
なんでイラストレーターになったんだ。。。
もちろん今は絵を描くことが大好きですし、イラストレーターになるまでには、それはそれは紆余曲折あるのですが、これを書いていると日が昇ってしまいそうなので、またの機会に書こうと思います。
長くなりました。
ライトノベルがキッカケでイラストを描き始めた割には、ラノベっぽい絵をあまり描いてないなーと思い、今回はラノベの表紙をイメージして描いてみています。
進捗がありましたら、またこちらでご報告しますね。
それでは今回はこの辺で!
次回の記事で、またお会いしましょう。
れぶん