[日記]憎きハトのお話 (Pixiv Fanbox)
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先日、あまりいかない方面にお出かけしているとき、用事のあったお店の前に精米機がありました。
お察しのいいご主人はお気付きかもしれませんが、そこにはハトがおったのです。
中の精米機はちょうど人間が使用中でして、3羽ほどのハトが中の人間をうらめしそうに見つめては地面をつつき続けていました。
鳥やらの生物をかわいいと思えど、いざ人間を怖がらず足元にひょこひょこ寄ってくるハトにはさすがに恐怖を覚えました。食べられると思ったのでしょうか。
ハトたちはお店前の道を縄張りとしているものですから、そこには近付かないようにと遠回りをしてお店へ向かいました。
問題は帰宅時だったのです。
急に間近にハトを見たものですからびびりちらしておりましたが、お店にいた時間でなんとか心は平穏を取り戻していました。これならいけると行きで突っ切れなかったハトの縄張りの横断を試みたのです。
一番の難関は頭が白いお体の少し大きめのあのハトだなとめぼしをつけながら足を進めていました。
ちょうど精米機の前を通る寸前、中の人間が扉をあけました。
ここぞとばかりに群がるハト、どこにいたのかわからないくらいのハトが文字通りすっ飛んできました。
倍どころじゃない数のハトが道いっぱいに広がり群がり地面をつつき回っているのです。
そりゃこんな寒空の中ご飯にありつけるハトは少ないのだろうな、頭いいな、こわいななんて考えている間に精米機人間は平然と立ち去っていくのにハトは一向に立ち去らないのです。
イルは大敗を喫しました。白旗です。
敵陣に攻め込む覚悟はとうになく、回れ右して小走りで逃走しました。
今晩はからあげにしましょう、ご主人。
以上です。イル🐾