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初めての感情に溺れてるって話。

おはやうございます、いるふるおらです。


イル、今でこそこんなにも好き嫌いに溢れた食生活をしているのですが、ちびっ子の時は嫌いな食べ物なんて何もなかったんです。

驚きでしょう??


好んで食べてるものはちびっ子の時から変でしたけど。


大体の生野菜もアサリのお味噌汁も、味の濃いめの煮物もカレーのにんじんも、全部もぐもぐしてきたのです。

片鱗はもちろんありました。キャベツの千切り、妙に口に運びにくいな…だとか、アサリのお味噌汁かぁお豆腐のやつとか茄子のやつがいいな、みたいな。


今でも覚えています、初めての嫌いを、食べれないを認識したところてんの話。

いうが小学4年生くらいの時、おばあちゃんのお家でお昼ご飯の時にでてきた透明な器に入った透明な悪魔、ところてん。

かわいい見た目と裏腹に強烈な衝撃を与えてくる厄介なやつです。


えづきましもん。ゔえっと。


なんかですね、ちょっと特殊だったんです。

そうめんもおばあちゃんのお家で食べるやつ、ん?ん?なんか…あれ???って食べていたのですが、おそらくつゆ?が、地域色の強い何かでして、馴染みの薄いものだったのですよね。だいぶ甘め?だったのかな。


ところてんで使用されていた味付けもそれだったので、余計に、アレだったのでしょう。


衝撃を受けました。食べれないものがこの世にあるなんて、と。


それでもまあ、砂抜きの甘い貝だとか、めんつゆかけたお刺身だとか、そりゃ苦手だろうというものを除いては苦手とすら認識していなかったのですが、ある日アサリのお味噌汁を食べてる時に思ったのです。



これが嫌いってことなのかも。と。



今まで感じていたあらゆる食への感想が、感情が、その言葉にピタリと当てはまったのです。

この気の進まなさ、なんか違う…?気がするな?というぼんやりした拒否反応は苦手ってことだったのです。


嫌いだったのです!アサリが!貝が!火の通したイカタコエビが!キャベツの千切りが!ごろっとしたにんじんが!レタスの芯が!生野菜が!嫌いだったのです!!


そこからは嫌いというほどではない、ちょっとヤかも、くらいでも、ああ嫌いな食べ物なんだな、と思うようにしているので、こんなにも好き嫌いが多いわけですね。



堪能しています嫌いな食べ物ライフを。

嫌いな食べ物という、恐ろしいほどに好みの問題を。



いい子なので、今でも出てきたら残すことはしないですけどねえ。

手料理に含まれたものなら苦手とすら伝えないと思います。がんばって食うのだ。


変な顔はしちゃっても許してほしい。

パクチーは人間が食べる草じゃない。レタスの芯には食べれるってそういうことじゃないんだよって教えてあげたい。火を通したイカ、ほんとむり!


Comments

Anonymous

はらたっててもイルかわいいな…

せぃちゃ

嫌いな物、拒絶反応起こす物って、例え一般的に身体に良いとされる物でも 自分の身体には合わない故の反応って場合もあるし無理するこたぁ無いと思う(思ってる)

Anonymous

文学だね…。

ネモ

本当にダメなのは身体が拒否するのわかる 嫌いな食べ物ライフ、一緒に楽しもうね

Anonymous

好き嫌い、まずい食べ物(パクチーとか)くらいはわかるけど食感とかが苦手っていうの不思議だなって思うですよ、なんでだろうね?それでも食べていくうちに美味しさに気づくかもしれないしちゃんと食べるのはえらい!

Anonymous

日記たすかる レタスの芯は食べ物じゃないので同意しますが… イカは火を通してもおいしいからね!!

Anonymous

人間誰しも苦手なものはあるよね〜 ご主人もキノコとか食感がぐにっとしたやつダメ! 手料理に含まれてる苦手なものも頑張って食べてるイル想像したらかわいかった☺️

Anonymous

嫌いな食べ物なんだな、と思うようにしないで! 美味しくないものぐらいの認識にしてあげたほうが平和になるとおもうんです

星海黒乃(猫眼亭)

大人になり『知識』が増えるのはいいことであり、舌や体に悲しい真実を気付かせることでもある。 知らなければ素敵なアレも、真理を知ってしまえばとても薄れてゆく… 天才が人類の敵になったりするのも、そういうことに反抗するという手段を取ってしまったからかもしれない…(脱線)

Anonymous

なんやかんやで食べることができるのはえらいねぇ いうが残したパクチー食べとくね、セロリは変な顔するかもだけど食べるね

Anonymous

また素敵な文章が…エッセイストとかになる…? 食べ物でも、人でもだけど、無理に好きになることもないんじゃないかな。嫌いなことが分かってれば向き合い方も分かる。 自分のことを分かると世界の解像度も上がるし。 そういうのが大人になるってことなのかも。 でもパクチーは許さん

Anonymous

出てきたら残さないイルえらすぎる… 好きなものだけたべて生きてこ!

Anonymous

気付いたら、それまで大丈夫だったものがダメになるの凄く分かるな。 小さい頃は触れたのに、今では触れないものの多くとか。小さい頃は許せたのに、今では許せないものとか… でもそれを肯定的に捉えてるイルはとても素敵だね。

Anonymous

イルのように嫌いなものと受けつけないものとできちんと分けられてる人って意外と少ないと思う。 個性を受け止めてあげることって、頭で理解してても好き嫌いが別なとこに棲んでて結構難しいのですよね。 多くを知る事で世界のあれやそれやを理解できるようになるけど、同時に知らない方が幸せだったかもと思う事が最近よくあります。むしろ歳を経ると軒並みそんなのばっかです。ある程度バカであることは生きていくには大事なことなのかもしれません。 大人になるって悲しいことなの、とはよく言ったものです。

Anonymous

お残ししないのはえらい 必要な栄養さえ摂れれば、無理して絶対食べなきゃいけないものはそうはないから、自分の嫌いをしっかり抱きしめていこ

Anonymous

優しさが伝わってきました… でも人間だもの、好き嫌いはあるもんね〜 でも優しい。

Anonymous

自分の感情に気づくイル、エモいな~~!! 情緒は覚知され言語化されることによってはじめて秩序付けられ、自発的な制御が可能になるということですね、しらんけど ただ言語化によって抜け落ちるニュアンスもあるので、あの嫌いもこの嫌いもすべて同じ嫌いではないので 言葉に自分の感情が支配されないように気を付けつつ、すぐには言葉にできない情緒も大切にしていきたいなぁなどとも思います

zaku39

嫌いなものでもしっかり食べるの、とてもえらい! 昔普通に食べてたのに久しぶりに食べたら苦手なものもあるけど、逆に前苦手だったのが食べれるようになることもあると思うので無理にとは言わないけど克服していけたらいいね

のぱふぃる

初恋みたいでいいはなしだ~