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今回は少し早い更新です。

ただいま自分の中でハマって原作まで読破してしまった作品、『天才王子の赤字国家再生術』からロウェルミナのifストーリー(R18)を作ってみました。


内容としてはアニメ3話のナトラ訪問時に襲撃計画(原作準拠)を立てていたゲラルトが何の因果が訪問団と鉢合わせとなりそのままロウェルミナを誘拐、拉致して地下牢に閉じ込めたという流れです。


作品はウェインの紙一重だけど天才的な采配が目立ちますが、もし、少しでも歯車が狂っていたら……というのを想像して作ってみました。



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【ロウェルミナ襲撃事件】


プロローグ


 それは偶然だった。

 いつまで経っても振り向かない帝国第二皇女ロウェルミナの態度に業を煮やしたアントガダル侯爵の子息ゲラルトはロウェルミナのナトラ訪問を知り、襲撃計画を企てた。

そして意図せぬところでロウェルミナの使節団と遭遇。奇襲を仕掛けてロウェルミナを誘拐した。



 皇女襲撃に帝国、そして訪問先のナトラをも巻き込んだ事件となったが、その後、誘拐犯からは何の要求もなく、時だけが過ぎた。そもそもの目的が皇女だったのだから。



①折れない意思


 仄暗い地下室。そこにロウェルミナは幽閉されていた。

 囚人のように両腕は縄で拘束され天井から吊るされ、着ていた外交用の衣類は全て剥ぎ取られて彼女の身体を隠すものは何一つなかった。

 髪は乱暴に扱われボサボサに、身体の至る所に鞭で打たれたような痣ができ、床には時間が経ったであろう血痕が残っていた。

 どれくらい時間が経ったのかわからない。ただ、分かるのはナトラへの訪問中、何者かに襲撃され、自分は一人拘束されどこからも分からぬここにつれてこられたということ。

 ただ、ある程度は目星がついている。毎日自分を辱めに来る人物は嫌でもよく知っている人物だったから。そして今日も屈辱的な一日が始まる

「う……く……」

「くふぅ~、流石ロウェルミナ皇女。膣内も皇族級ですな。我が妻になるのにふさわしい名器だ」

「ぐっ……ぅ……」

 賛辞の言葉を送りつつも容赦なくロウェルミナの膣内に肉棒を打ち付ける。

 口では皇女皇女と敬意を表しているようにみえるが、実際の扱いはただ性欲の捌け口の為の道具のそれに過ぎなかった。

「ロウェルミナ皇女、そろそろ返事をいただきたいのですが」

「……何のことでしょうか?……ひぃ……」

「私の求愛、受け入れてほしいのですがね」



 以前からロウェルミナに対して求愛を続けているゲラルト。言葉で、モノで分からないなら身体で分からせると言わんばかりに続いて腰を打ち付ける

「ん……あ……ぁ……、申し訳ありませんが……私はこれから、ん、ナトラのウェイン皇太子との先約がございます……お返事はそれから……」

「何が先約だ!」

「くひぃ!」

 更に腰を打ち付けロウェルミナの言葉を遮る。

「ロウェルミナ皇女!あなたは分かっていないようだ!誰があなたにふさわしい男か!」

「そ、そんなこと……あ、あ、あ、あ……」

 心は拒んでいても身体が次第に絶頂に近づいてた。ゲラルトの動きも早くなる。

「わからせてやる!ロウェルミナ皇女!ロウェルミナ!」

「や、やめ……あ、あ、あ、あ……」

「ぬおぉぉぉぉおおおおお!」

「あああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!」



 二人同時に達し、ゲラルトはロウェルミナの子宮に何度目かの射精をした。

「あ、あ、あ……」

「ふぅ、ふぅ、ふぅ……同時に達するぐらい身体の相性は良いのだ。もうこれは相思相愛といっても間違いないでしょう、ロウェルミナ皇女」

 全く響かない言葉。ただただ身体が快楽を得るだけで、彼女の意思は全くといっていいほど折れていなかった。

「ふん……今日はこれくらいにしておきましょう」

 そう言ってゲラルトは衣類を纏い地下牢から出て行こうとする。

「そうそう、次は面白いものを皇女に差しあげましょう。楽しみになさってください」

「……それはどうも……」

 そして静寂が戻る。

「……はぁ……これは困るわ……早く助けが来ないかしら…」

 救出されればなんとかなるはず。ただ、帝国に自分の後ろ盾は少ない。傷物となった自分がどうなるか。女ということで立場の弱い現状、そのまま外に出されず軟禁状態がいいところ。

「ナトラに救出されればまた一手があるとは思うけど……。もし、このままの状態が続いて孕ませられでもしたら……」

 そうなったら自分の野望は完全に潰える。

「早く来て……ウェイン……」

 ぽつりと呟く。

 しかし、帝国からもナトラからも救助が来ることはなかった。



②誘惑の香り



「ふん」

 靡く様子のない彼女を見てゲラルトはあるものを取り出す。

「ロウェルミナ皇女、どうやらあなたは疲れているようですな」

「はぁ、はぁ……お気遣いいただきありがとうございます。ですがご心配は不要ですので……」

「いやいや、いけませんな。ここから解放することはできませんが、リラックスできる香を焚いておきましょう」

「……香」

「そう。西から裏で流れてきたものですが、緊張を解く効能がありますので是非皇女もお試しを」

 そう言いつつゲラルトは持ってきた香に火をつけ瓶に差す。

「いえいえ、そこまでしていただかなくとも私は……っ……ぁ……」

 香の匂いが漂い始め、否応でも吸ってしまう。

 瞬間、身体の芯が熱くなり始め、その熱は全身に伝わる。

「な……なんですか……これ……く、ひぃん……」

 息が荒くなる。子宮が疼く、そしてそれに連なる性器が熱を帯び、股からは知らずに愛液が流れ出る。

 涎が止まらない。口はぽかんと空いたまま。息が荒くなる。身体は敏感になり、恐らく触れられるだけで気が狂いそうになる。


 触れられたら不味い。


 本能的に判断する。ロウェルミナという皇女としての威厳も、理性も、全て溶かされる。

「ん……ぁ、ぁ……ひぃあっ……」

 吊るされながら身体をもぞもぞと揺らす。

「んっふっふ。どうやら気分が和らいできたようですな」

「そ、そんな……くひぃん!」

 不意に太腿を触られる。それだけで性感帯のように体は反応し、跳ね上がる。

「さてさて、では次は身体の凝りを解しましょう。いつもの運動で」

 そう言ってゲラルトは服を脱ぎロウェルミナの前に全裸で経つ。お香の影響でゲラルトの肉棒はギンギンに反り上がっていた。

「!?」

 目の前でそれをちらつかされた瞬間、身体が更に熱くなる。

 アレをいつものように挿れられたら、いや、挿れられたい……。そんな欲望が奥底から込み上がってくる。普段なら理性で跳ね返すはずだがその理性が溶けて欲望を抑えられなくなっている。

「では、いつものように動こうぞ!」

(ダメ……あれはダメ!)

「やめ……」

「ふんぬっ!」

「!?」

 一気にゲラルトの肉棒がロウェルミナの性器を貫き子宮奥深くまで到達する。



「ふんっ、ふんつ、ふんっ!」

「あ、あ、あ、あ、ひぃんっ!」

 いつもより声に艶が混ざる。

「おおっ!ロウェルミナ皇女、いつもより身体が解れておりますぞ。私のことを想いになられてますな!」

「ち、ちが……」

「ふんっ!}

「きひぃぃぃん!」

 品性の欠片もない喘ぎ声が響く。またからはとめどなく愛液が流れ、腰は快楽を求めて無意識にゲラルトの動きに合わせて動いていた。

(だ、ダメェ!思考が追い付かない!こ、このままじゃ……)

 快楽の波に襲われながらもなんとか寸でのところで理性が働く。

 しかし、それ以外の部分は絶頂を求めて快楽を弄る。時間の問題だった。

「あっ、あっ、あっ……だ、ダメ……」

「くふぅ、さあ皇女!私の愛を受け取れぇぇぇぇぇええ!」

「あぁぁぁぁぁぁああああ!」

 普段よりも大量の精液がロウェルミナの子宮に放たれる。

「あ、熱いぃ……」

 子宮にドクドクと熱い精液が放たれるのを普段以上に感じる。

「くふふ……皇女が私のモノを締め付け、想いを受け止めてくれたぞ。これはもう婚約したも同然だ!」

「あ……あ……ち、ちが……い、ます……」

 放心状態だったが最後のタガはまだ外れずにいた。

「ふん」

 まだ抵抗するロウェルミナを見てゲラルトは苛立ちを隠さないでいた。

「だが、皇女が私の妻になると宣言するのもそう遠くはありませんな。今日はここまでにしておこう」

 明らかに自分の方が優位に立っている。ならばここは引き下がって、しっかりと次にはロウェルミナの心を折るようにすればいい。そこまで余裕ができていた。

「ああそうだ。香はこのまま次私が来るまで焚いておきましょう」

「な……」

 次に会う時は皇女殿下から良い返事が聞けると確信しております。ですので、ゆっくりとこの香りをお楽しみください」

「ま、待っ……」

 ロウェルミナが引き留める前にゲラルトは地下牢を後にした。

「あ、あぁ……」

 このお香は危険だ。そんなものを次にゲラルトが来るまでずっと焚かれている。もつわけがない。

 既に身体は反応し、熱くなり、秘部からは愛液が止まることなく流れ出る。

「だ、ダメェ……」

 拘束されたこの状態では自分で慰めることすらできない。生殺しだった。

「早く、早くぅ……誰かぁ……」

 それが誰を指すのかわからない。

 ただ、このままではロウェルミナの心が溶けて堕ちるのも時間の問題だった。



 後編に続く

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