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お待たせしました。

今回から形式を変更しています。

いままでイラスト上でセリフやシナリオも併せた差分イラストを作っていましたが、今回は少し文章多め、というかどれくらいのシナリオが描けるのかやってみたいので文章の合間にイラストを差し込む形式で載せます。


今回は全部で4本に分けて投稿する予定です。

今回はその第一弾目となります。

次回以降は既に文章は完成しているのでイラスト製作にすぐに取り掛かれる予定です。今週中に次回、週末に更に一本投稿できたらと思います。



【①】


『莉嘉っ!あんたここに置いてたドリンク剤飲んだでしょ!』

「えぇっ!あれお姉ちゃんのだったの!?ごめ~ん、おいしそうだったんで飲んじゃった。てへ」

『てへ、じゃない!もう……お腹壊しても知らないわよ』

「え、賞味期限切れてたの!?」

『ち・が・う!……はぁ……どうなってもしらないわよ』

 いきなりアタシの部屋のドアを開けてはそう問い詰めて、一通り私を叱ったらお姉ちゃんは肩を落として出て行った。

 思えばこの時、お姉ちゃんの表情は困ったような、怒ったような……あと、心なしか唇の口角が上がっていた。

 この後、アタシに何か起こるのが楽しみのような……そんな感じだった。



 体が熱い。火照る。

 あれから少女、城ヶ崎莉嘉はいつも通り夕食を食べ、お風呂に入り、着替えて、友達とSNSでやりとりをして、日を跨ぐ前に部屋の電気を消してベッドに潜り込んだ。

「はぁ、はぁ……うぅ……」

 気持ち悪い。もう鎮痛剤も飲んで、アイシングもした。しかし、一向に状態は良くならない。むしろますます身体が熱を帯びている。

 全身熱を帯び、血が燃え上がるように胎内を駆け巡る。頭が痛い、身体が痒い、どうにかしてこの状況から解放されたい、そう思って咄嗟に股間に手が伸びた。

「っ……ひぃっ!……」

 触れた瞬間全身に電流が流れるかのように刺激が身体中に広がる。

「あ……う……あ、あ、あ……」

 こういうことは知っていた。クラスの男子が話していたり、女子同士で興味本位で見てみたり、流石に事務所でそういう事を聞くと年上中心に軽くあしらわれてしまったが。

 まだ生えていない、使い込まれていないワレメをなぞる。

最初で得た衝撃は一瞬で快楽に変わった。



もう一度味わいたい。今の痛みや気持ち悪さから逃げたい。その一心でワレメをなぞり始める。触れる度に全身に気持ちよさが広がっていくのがわかる。

次第にワレメの奥が湿り始めて指にまとわりつき始める。

「あ……莉嘉から何か出てる……あ……」

 愛液が漏れ出始める。更にワレメをなぞる指の動きを強くする。

「あ……あぁぁあ……何!?……これ?」

 そして更に快楽を求めて、指をワレメの中へと押し込んだ。

 脳の中で何かが弾け飛ぶような感覚。ワレメをなぞるよりも、ワレメの筋の中に指を入れることの方が気持ちいい。

 それを覚えると指は更にワレメの奥へと押し込んでいく。

「ん……あぁっ!……い、いいよぉ……気持ちイイヨォ……」

 早く、強く、指を動かす度に快楽を引き起こされる。気が付くと熱さも痛みも心地よさと快楽に変わっていた。

「あ、ダメ。来る。来ちゃう!何か来ちゃう!」

 身体の奥底から込み上がる大きな波。恐怖を感じるもその先に感じたことのない何かがあるかもしれないという好奇心の方が強くなり、指の動きが激しくなる。

「あ、あ、あ……あぁぁぁぁぁああ!」

 そして始めて絶頂した。



「あ、あ、あぁ……」

(ナニコレ、とっても気持ちいい……)

身体中が痙攣する。腰をビクビクと震わせながら余韻に浸る。

(オナニーってこんなに気持ち良かったんだ……知っちゃったらやめられないじゃん)

 少し余韻に浸ったところで莉嘉は再び指をワレメの奥に入れ、動かし始めた。

 気が付くと、最初に感じていた気持ち悪さは消えていた。



 そして……



「あ、あぁ……」

 何度も何度も手淫を繰り返し、ようやく緊張が解けたのか瞼が重くなり始める。

「こんなの、やめられないよぉ……」

 はだけたパジャマも直さず、ずらしたショーツを戻さず、そのまま微睡へと堕ちていく。

 そして莉嘉がボーっと意識が薄れていく中で、異変が静かに起き始めていた。



 莉嘉の意識は既に微睡の中。

 しかし身体は、細胞単位で活性化し、莉嘉の身体を作り替え始めていた。

 動物のような耳が頭頂部から盛り上がり

 八重歯は鋭く伸び

 尾骶骨からはシュッと細い尻尾が生え

 そしてムダ毛一つなかった手足の指先からは覆うように白い体毛が生えていた。


 余韻に浸って満足そうに寝息をたてる。

 今までに感じたことのない快楽を得た。

 しかし、同時に人としての何かを失っていた。









以下は差分(セリフ、暗闇無)になります。











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