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C96夏コミ新刊表紙を飾るコウハイちゃんのイラスト、今回はこのイラストの完成までの流れをザックリと追っていきます!細かいプロセスは省いていますが、ブラシ設定を掲載したのでお役に立つ方もいらっしゃるかも・・!?
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■今回は同人誌の表紙イラストなので、タイトルが左の空間に入る事を想定して、ある程度横幅に余裕をもった画面で描いていきます!ちょっとアイテムに寂しさを感じたので今回はバッグを追加。いずれジャージを着た姿も描いてみたいですね。

■ソフトはクリスタ主流の世ですが、深井は少数派で現在β版が公開中の「SAI2」を使っています。
(ブラシ設定…掲載しても役に立つんでしょうかね…)

■「今回必要なのはペン画か線画か」を考えながら描線の質を決めていきます。1ピクセル単位での修正が効くのがデジタルの強みですが、よっぽどでもない限りは、わずかばかりのはみ出し、途切れは「味」だと思ってスルーします。

■これも仕上がりのイメージに拠りますが、ある程度は線の太さにメリハリがあった方が気持ちいい絵になってくれると思います。今回の絵だと「光がよく当たる部分は細く」、「影が落ちる部分は太く」などです。

■色塗りをする時はあまり色のテンプレを使ったりはせず、完成イメージに沿って色を選んでいきます。「影部分の色を選ぶときは彩度を落とし過ぎない」、「明るい所は赤や黄色っぽく、暗い所は青や緑がかった色を選んでいく」など色々基本の考え方はあるんですが、色は理屈より感性で塗っているときの方が上手く行く事が多いので、あまり「こうしなきゃいけない」とかは必要なかったりします。

■「目では緑に見えているが実は色相は黄色」などのケースがあるので、常にいろんな人の絵を調べてみたり、実際の風景などを観察したりはとっても大事です。

■色は「明暗の差が大きい部位」に視線誘導されるので、肌、水着、髪、鉄砲、水面、樹木、雲などで光がよく当たっている部分などを特に細やかに描いていきます。

■今回は白いプールサイドから照り返す光をイメージするため、下からブルー系のエフェクトを多めにかけています。ふともものシットリ感にも一役買っていますね。
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こんな感じで完成です!
よく見るとわかるかもしれませんが、twitterやpixivに投稿したイラストは画面左の空間をちょっとだけカットしています。「コウハイちゃんが主役の一枚絵」か「タイトルを載せた表紙絵」か、でこの辺りのバランスを考慮しています。

同人誌『ARMS NOTE 6th』もこれから更に追加のイラストの作業と一緒に編集作業に入るので、完成をどうぞお楽しみにお待ちくださいね!

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