【制作日記】河津桜を描く (Pixiv Fanbox)
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前回の記事にもチラっと描きましたが、この度『LoveLive!Days ラブライブ!総合マガジン』にて『季節はAqoursとともに』の連載がはじまります。
昨年連載していた『春夏秋冬ニジガクショット♪』のように、今度はAqoursのいる沼津周辺の風景を色鉛筆で描いていくという企画です。
2月28日発売「LoveLive!Days2023年4月号」
がんばるぞ!の気持ちで、今回は特別に連載第一回目の制作風景のメモを公開しようと思います。
まだ線画だから見づらいけど、今回描く場所はここ↓
場所的には、香貫公園の傍を流れる狩野川沿いの道から公園を見た風景です。
スロープを歩く桜内梨子ちゃん。
目線の先には開花時期が早めの河津桜。(丁度最近満開になりましたね)
休日ということで服装はブルゾンとサコッシュでカジュアルにきめつつ、ミリタリー寄りに辛くならないようにブルゾンはうぐいす色。梨子ちゃんらしく春を感じる色合いにしたいので、下はアイボリーのニットワンピと白ソックスにブルーグレーのスニーカー。
桜をぽんぽこ描いていきます。
満開の河津桜ってぼんぼりみたいですよね。
ソメイヨシノと違ってダイレクトな発色、花の密度が高いイメージ。
丁度この絵を描いていたタイミングで、Aqoursの「お散歩は季節をまとって。アクリルキーホルダー」のサンプルが届きました。
かわいい~~~~!!!
次の沼津さんぽはAqoursちゃんたちと一緒に巡りたいな。
絵にもどります。
遠景は河津桜の華やかなピンクが映えるような、新橋色がいいかもしれない。(新橋の芸者さんに大人気だったらしく、一時期の美人画でよく目にする色です。)
石のあらっぽさを出すのはお馴染みの電動リューター消しゴム。
河津桜が咲くころの芝はほぼ無彩色ですが、無彩色を何色で描くかでその絵の温度や空気が印象付けやすい気がする。
いつもよりも意識的に写真とは違う絵のたのしさを盛り込んでいってます。
下塗りはこんな感じ。塗りながら全体のイメージが固まってきました。
柵を白残しにしたかったけど、隣接するスロープのコンクリートをつい描きこんでしまったせいでバランス悪くなりそうだな~、どうするか考えながら進めます。
桜の影を足したり
水色を重ねて彩度を調整したり
桜をちまちま描きこんだり
キャラクターも本塗り
遠景の木はルミナンスのシルバーグレーでぐるぐると混色して、手前の桜や人物が浮くようにしました。
新橋色と河津桜
最後はところどころで線を強めたり微調整を加えて
完成~
華やかな色合いになって満足~。
実際の場所
イラスト
写真だとあまりきれいではないので、ぜひ本誌で綺麗にスキャンしてもらったものをチェックしてほしい気持ちです!