京都さんぽ (Pixiv Fanbox)
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先日は京都を散歩してきました。
ぼんやりと「枯山水がみたいな」くらいに思いつつ、主に川や山あたりを漂いました。
下調べをしていなかったので、自分がどの辺りを歩いていたのか、足を止めて休んだ川はなんて川だったのか、よくわかっていません。
駅に着いて、とりあえず行き先に山という文字があるバスに一時間くらい乗りました。
これは山と川とコロッケ。
宇治が良いと教えてもらったのでまたバスに揺られ、宇治っぽいところで降りて、適当に散策しました。
ここがおそらく宇治だと思います。
ネットに書かれているおすすめの観光地や美味しいお店に行くなら、人が教えてくれた「なんもない場所」や「美味しくない店」に行きたいな。と思う今日この頃。
しかし宇治には色々あったな。ずっと川にいたのでよくわかんないけど。
おいしい抹茶ゼリーがあるみたいですよ。宇治を離れた後に知りました。
穏やかでよい川だったので、そのうちゼリーを食べにまた来ようと思います。
これはまた別の川。山に囲まれていたのできっと良い石があると思い、石拾いしたかったんですが、下りられそうな場所がなくてあぶないのでやめました。
山も歩きましたが、どこの山だったんでしょうか。
徹底して人を避けるという今回の旅に設けたルールですが、よく考えたらいつもとやっていることは変わらないですね。
人気のお寺ではスマホカメラの電子的なシャッター音ばかりが聞こえて ししおどしの音が響くほどの余白もなく、とても心がかき乱されます。
もうあんな気持ちにならなくていいように、感染症云々がなくてもできるだけ人が集まりそうな場所には朝イチで訪れるようにしています。
今回の目的である枯山水ですが、じっくり鑑賞できました。
とても見事な石庭でした。朝は石を眺めながら自然の静寂が聞けました。
「龍安寺香」という龍安寺限定の香が売っていたので記念に買ってきました。
こんどお墓参りに行った際は故人へ京都の香りを届けようと思います。
今回は単焦点レンズのみを持っていきました。旅の記録はフィルムに残しました。
写真を撮るのも、資料集めが目的の時はいいのですが。肌身で感じた写真に残らない記憶は、できるだけ写真の情報で上書きしたくないものですね。
どうしてもデータに残しておきたいと思って撮った数枚をこの記事に載せています。
祇園のど真ん中の宿をとったので、朝は少し周辺をお散歩しました。
誰もいなくてよいです。
あとこれはスマホ撮影ですが、
「ろくよう」にも行きました。
1969年に自殺した女学生の日記に書かれているお店です。宿から歩いて行ける距離にあって、バーが開店している時間帯に行ったのですが定休日でした。
文学散歩といえば、川端康成の「古都」にでてくる京都府立植物園は時間が無さそうだったので諦めました。
川端の生誕地である大阪でもいつかゆかりの地を巡る予定なので、その際は足をのばして植物園にも行けたらと思います。
当たり前だけど文学作品で読んだ京都はもうどこにもなかったな。夜は若い人がドンチキパンチキしていました。
かなしいので代わりに「古都千年」という京都の地酒を買いました。
以前お酒好きなえろまんがかの先生に地酒をお土産で頂いたことがあり、最初はそのお返しとして自分も旅先で地酒を買うことがあったのですが、最近は新しい土地に行くたびに地酒を試飲するのが楽しみになってきました。
お土産用に買った後、やっぱり自分でも飲みたくなって追加で購入しました。
よくわかんないけど甘くて香りが豊かでとてもおいしかったです。
でも人にあげるならもっと辛口のやつを買えばよかっただろうか。私は飲めるお酒が少ないのでよくわかりません。
今気づいたけどお土産、お酒とふりかけしか買ってないや。
人を避ける旅ですが、自分は意外にも他人に対して過剰に神経質かもしれないということがわかりました。たぶんですけど人間が嫌いなんでしょうね。
またどこかに逃げたくなったら、今度は北へ行こうと思います。
そこでもまた、岩や川を眺められるとよいです。