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前回に続いて、秋を描いていきます。

遠景をちょっと描きましたが、どれくらいのコントラストで描くかなど近景を描いてみないと定まらんところが多かったので、近景を描いていきます。いきあたりばったりが楽しい。

枯れ草ってほぼ無彩色だし描くの難しいかな…と思ってたんですが、光と陰の色を強く出せばなんとかそれっぽくなりますね。変に緑や固有の色があるよりも描きやすいのかもしれない。

陰になっているところはインディゴブルー・紫・茶の3色で、手前や奥の光が当たっているところはグリーンオーカー、ピンク、シナモンの3色。

草も消しゴムで描いていく~

この前買ったKOKUYOのサイドノック消しゴム、消しゴムの固さや力の入りやすいペン軸がめちゃめちゃ良い。<リサーレ>のシリーズなので少ない力でよく消えるし、少ない力で扱えるとペン先もブレないから引こうと思った線が引けてよいですね…。


手前のアレコレも描いていくよ。

近景と遠景が隣り合わせになっていたり物の重なっている箇所では、以前も使ったルミナンスのシルバーグレーで奥又は手前をぼかして画用紙の目をつぶして前後関係を表すよ

(↑こんな感じになるやつ)


あと逆光で暗くなっている箇所のフチにここでもグリーンオーカーが活躍しました。

やっぱカランダッシュの色鉛筆はすごいや。六角なのがぺんだこの民には少しつらいので、持ち手を少し工夫したいところではある。


近景、こんな感じで塗り進める

程よくディティールアップします。

ヴァンゴッホ色鉛筆、強烈な色が多いのでちょっと置くと一気に深みがでてよい。ナポリタンに粒マスタード入れるみたいな感じ。


いきあたりばったりで遠景→近景を描いたので、その間を埋めていきます。描きたいところから描いているとつじつま合わせで一番苦労する。

街にも手前の草にも光が当たっていてぼんやりしちゃう。

木を描き足して画面を締めていく~

遠景と近景でちょっとおもしろく切り替わってるライティングの絵←何言ってるのかわからんという感じだけどこういうアレがやりたかった…。


最後に手前の木を描いたり、遠くの山を手直ししたりしました。

気に入らん箇所もあるんだけど調整できなそうなので諦めた。



いつもお世話になってる印刷所にスキャンしてもらいました。

あまり描きこみすぎないことを目標にざっくりと、日向と陰の温度差とか秋の空気感を描きたかった。筆跡もかなり残した。前は画用紙の目を潰してゴリゴリ塗りこんで筆跡を隠す方向でいたんだけど、そのあたりここ半年くらいで改める方向で描いていた。ようやく自分の好きな絵に近づいた感じ…。

コミティアで出す予定の新刊に原寸大のページがあるので、色々見たいよ~って人はチェックしてみてね。



秋なので壁紙です。よかったら使ってね。

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Comments

popipapapo

秋の感じがとてもキレイですね!毎度ですけど色鉛筆でこんなにキレイな絵が描けるってすごいと思いながら見てます!