【新作/日本語】淫魔少女3人におちんちん遊ばれる本【Tiny Evil 5 ②】 (Pixiv Fanbox)
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🔽 Translated version is here! 翻訳版はこちら
English:https://muk-monsieur.fanbox.cc/posts/3972110
繁体字:https://muk-monsieur.fanbox.cc/posts/3972116
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『Tiny Evil 5』パート2です!
翻訳&文字入れが完了した部分から、数か月に渡ってパトロンさん向けに先行連載していきます!
DL版と紙書籍版が発売されるのは8月の予定ですが、パトロンさんは数ヵ月プランにいるだけで
・デジタルコミック版(JPG/PDF)
・オリジナルサイズ一枚絵版 文字なし(JPG)
・紙書籍レイアウト版 文字あり(JPG/PDF)
・紙書籍レイアウト版 文字なし(JPG/PDF)
上記DL版の内容物が全て揃うようになっているので、これから楽しみにお待ちください!
🔽 Part1
【#2 zip】日本語版
■ 内容
・デジタルコミック版(JPG/PDF)
・オリジナルサイズ一枚絵版 文字なし(JPG)
・紙書籍レイアウト版 文字あり(JPG/PDF)
・紙書籍レイアウト版 文字なし(JPG/PDF)
【LIMITED】先行連載Part2
【Part2あとがき】
MUK作品における淫魔論と存在論
淫魔とは『種族』ではなく『在り方』である
『存在する』と認識されることが『存在』の本質である
これが私の描く作品世界における『淫魔』という『存在』の捉え方です。
これらをテーマに、少し掘り下げていきます。
もちろん役に立つ話などではありませんから、良ければしばし駄弁にお付き合いください。
『存在する』とは
ところで皆さん、アニメや映画などで登場する架空のキャラクターは『存在する』と思いますか?
私は、『存在する』と思います。
怪談や妖怪もそうです。
皆がその存在を認知していることそのものが『存在』の本質だと捉えています。
だってそうでしょう?
物質としての肉体を持ってるだけで、顔を隠し、家に引きこもって絵ばっか描いてる私なんかより、エレンやらぁらやドクや貞子の方がよっぽど『存在』してる。
(なんなら、Tinyの子たちの方が私自身よりずっと『存在』している。でもそれでいい。それを目指したい。むしろ私の肉体などTinyの子たちを世に存在させるための贄で構わない。)
(あとらぁらちゃんを挙げたのは趣味だ!)
物質的な肉体は、『存在』を支える柱のひとつにすぎない。
肉体があれば、たしかに見ることもできるし、触れることもできるから、自他ともに認識はできる。
コンビニでレジに並べば店員さんにとってはその瞬間『存在』しているだろうし、鏡の前で頬をつねれば自分自身も自分の『存在』を確認できる。
でも、それだけと言えばそれだけ。
なぜなら肉体それ自体は『存在』しているのではなく『実在』しているだけなんだから。
実在…意識から独立に客観的に存在するもの(goo国語辞典)
(※ここで使われている存在と私が語りたい『存在』は定義が違うので別物だと思って欲しい)
物質としての肉体はまさにこれだ。
でも本当は、人間が主観的な意識抜きで何かを認識することなんてできない。
そして認識できるものだけがその人の中で存在する。
「色」「形」「音」「意味」といった認識フィルターを通す前の「モノそのもの」には人は決して到達できないんだ。
だから、『実在すること』だけでは『存在すること』にならない。
河原の無数の石の中の“あの一つの石”が、たとえ実在はしても誰の意識上にも存在しないように。
でも、肉体を持つことの強みもある。
たとえ誰に忘れ去られても、肉体があればいつも何度でも『存在』するチャンスがあるし、より多くの人に認知されて『存在』を強固にすることもできる。
逆に、肉体を持たない者は忘れられればそのまま二度と『存在しなくなる』。
架空のキャラクターもそうだし、死人もそう。「人は二度死ぬ」と言われるのもそのためだ。
人はいつ死ぬと思う…?…人に忘れられた時さ…!!!
ぼーん!!
Dr.ヒルルクー!!!かっけー!!!
ようやく話を自分の創作と絡めてみよう。
『存在する』ということをこんな風に捉えているから、私がビジュアル化し、皆さんが各々受け取ったことで、TinyEvilの少女たちは本当に『存在する』と私は思っている。
なぜならそれこそが『存在』の本質だから。
受け取った人の数だけTinyの子たちは『存在する』し、その数だけ彼女たちの『存在』は強固だ。
あなたの脳内にいる淫魔ちゃんは、たとえ描き手は私でも、あなたという認識フィルターを通してあなたの世界に現れたオリジナルの淫魔ちゃんです。
それはきっと他の誰のものとも、もちろん私の中の淫魔ちゃんとも異なるでしょう。
各人の思うように愛でて愛でられ虐められてください。
P.S.
以前、ファンの方から『TinyEvil3のおじさんは二度とかやちゃんなつみちゃんとは会えないんだと思ってます』という独自の解釈を聞かせてもらったことがあります。
それがとても嬉しかった。
描き手である私から独立して、その人の中でちゃんと少女らが『存在』してるんだなあと感じた瞬間です。
MUK作品における淫魔ちゃん
Tiny Evilシリーズは、淫魔って何だろう、淫魔が存在するとしたらどう存在するだろう、ということを模索した作品でもあります。
「人間界とは別に異世界や魔界があって、そこでは人間とは別の種族の魔物が存在し~」といった世界観はどうも私に馴染まないため、サキュバスという『種族』では私の中に淫魔が『存在』することはできない。
そこで、【淫魔とは、性行為を通して人間の精(エネルギー)を奪うことを糧とし、悦楽とし、本質とする存在】と定義しました。
つまり、淫魔とは『種族』ではなく『在り方( ≒生き方)』。
ジャンルでいうと、ファンタジーものではなく都市伝説として淫魔を捉えた、という感じに近いでしょうか。
これがTinyEvilをはじめ私の描くロリエロ全般に共通する認識です。
「淫魔だから性を遊んでいる」のではなく「性を遊び、精を糧にして生きているから淫魔である」のです。
シリーズ1作目Tiny Evilにおいて、最後にみゆちゃんが淫魔でなくなってしまったのも、「みゆが1人の男の子に恋をした=性を遊ぶ存在ではなくなった→淫魔じゃなくなった(尻尾が消える)」という解釈からです。
さて、そんな感じのことを踏まえて、本編中のゆうちゃんの台詞「淫魔って『在り方』だから成り立ちも結構色々なんだよ?」の、成り立ちの違いを実際に整理してみましょう。
①「欲望=人の思念」から生まれたパターン……みゆ&ゆう
元は実体のある人間ではない。
人の抱く「こんな子がいたらいいのに」「こんなこと出来たらいいのに」といった思念・無念・妄想・理想がモワモワ集まって、気付いたらそれ自体が『存在』になっていたパターン。
みゆとゆうはパターンとしては同じ。違いは”欲望の中身”。
みゆ:男の子たちのえっちな欲望と理想の女の子像
淫魔としては一番多いので、ゆうちゃんに「普通」と言われている。
(ふんわりセミショートで、肩出し萌袖ニットで、ロリで、膨らみかけ成長期おっぱいで、意地悪で、優しい。当時のMUKの理想そのものである。)
ゆう:女の子たちの、好きな男の子をお部屋で飼って可愛がりたいという欲望
男の欲望と比べると圧倒的に数が少ないので「普通」ではない。やばい。でもそこがイイ。
②精霊など、元々は他の在り方をしていたパターン……さな&ニナ
別の在り方をしていたスピリチュアルな存在が、ひょんなことから「性」を糧にするようになった(=淫魔になった)というパターン。
精霊も、いわば人々が「存在する」と信仰することが『存在』の本質である。
しかし、TinyEvil4においては、あの精霊さんを信仰して毎日のように通ってくれるのは今やさなちゃんだけになってしまっていたため、『存在』が非常に希薄になっていた。
希薄ゆえに自身の『存在』を支える「さな成分」の占める割合が大きい精霊さんは、幸か不幸かさなちゃんの姿を借りることだけはできる。
そこで、最期の恩返しにと、さなちゃんの代わりに恋愛成就の願いを叶えにいく。
人間さなちゃんの影響が強い精霊さなちゃんは、ほぼさなちゃんそのもの。
彼女が抱いていたえっちな事への興味ももろに引き継ぎ、とった手段もえっちそのもの。
そこで初めて味わう「セイ(精!性!生!)」のエネルギー、男の子を泣かせる悦び、友達と遊ぶ楽しさ!!
希薄だった『存在』を満たすこと満たすこと!
そうして精霊さなちゃんは淫魔として存在を強固にし、人間さなちゃんの元を去り、ほどなくしてゆうちゃんやみゆちゃんといった淫魔友達が――自分の本当の友達ができたのでした…。
ああ、さなちゃん…!愛おしい。
③元々は人間で、えっち遊びが高じて淫魔になっちゃったパターン
TinyEvil3のかや&なつみがまさしくコレ。
TinyEvil4の3人組も、このままいけば立派に淫魔になっちゃうルートを辿りそうである…。楽しみだね!!
④他にもいろいろ!
でよ。
これをゆうちゃんに喋らせるのがまあ難しかった…(笑)
私に好きに語らせるとこの長文ですよ。
この淫魔観が少しでも伝わるように…、でも説明的すぎるとゆうちゃんの言葉ではなくなってしまう~…!
そのせめぎ合いでゆうちゃんと相談しながら形になったのが本作の会話パートです!
まとめ
よくここまで読んだね!拍手をあげる!ありがとう!はいこれ紅白餅!
仰々しく「まとめ」とかって書いたけど、個人的な考えを紹介しただけだからまとめるほどの内容も別になくないか?
いや、まとめよう!
・MUK作品において、淫魔とは『種族』ではなく「性行為を通して人間の精を奪うことを糧とし、悦楽とし、本質とする」という『在り方』である
ちなみに、悪魔尻尾が生えてるのは、私や皆さん、そしておそらく少女ら自身もそれが「淫魔っぽい」って思ってるから!
・淫魔少女たちは、受け取った皆さん一人一人の中に確かに『存在』するから思うように愛でられろ~!
・そして認識してくれる人が増えれば増えるほど、淫魔ちゃんたちはより強く『存在』するよ~!
・お疲れ!おやすみ!寝ろ~!