Home Artists Posts Import Register

Content

SS第二弾。今回はメアリさんが主役です。

暇つぶしにでもご一読下さい。


◆隣の淫らなメアリさん


 平日の晴れた昼間。不意にインターンが鳴った。

 西園寺メアリが玄関の扉を開ける。

 そこに立っていたのは隣の部屋に住む大学生の青年だった。メアリが静かに息を呑む。


「ちわーっす」

「あ、あなた……何しに来たの……?」

「いやぁ、メアリさんがそろそろ寂しがってる頃かと思って」

「そ、そんなこと……」

「お邪魔しまーす」


 口籠もりながらも否定しようと目を泳がすメアリ。その僅かな隙を突いて男が部屋に押し入る。


「ちょ、ちょっと!……っ!♡」


 抵抗しようとするメアリだったが強引に胸を揉まれ、口から漏れたのは甘い吐息だった。

 ブラも着けず地味な肌着一枚の無防備な格好。背後から男が揉みしだくと指の食い込みに合わせて柔らかな胸が形を変える。

 胸の先端はすでに布越しでも分かるほどくっきり浮かんでいた。


「やっぱり欲しかったんですよね? 旦那さんと最後にやったのいつですか?」

「それは……」

「ひょっとして、この前俺としてからまだ一回もしてないとか?」

「……」


 図星を突かれて言葉を失う。無意識に左手の指輪を撫でる。

 夫とはもう長らく意思のすれ違いが続いていた。帰宅はいつも遅く、メアリが誘っても疲れたからと断られるばかり。今では言葉を交わす回数も減った。

 女盛りの彼女は、発散も出来ず悶々とした日々を送っていたーー彼に出会うまでは。


 メアリが頬を赤らめ、背後の男を見つめる。密着したお尻に、彼の隆起したマラの感触が伝わってくる。

 気づくと彼女は男と接吻を交わしていた。鼻息を荒くして舌を絡める。

 陽の当たらない玄関に湿った音が鳴る。


 事の発端はほんの出来心だった。ベランダでオナニーをしているところをたまたま彼に目撃されたのだ。

 男はメアリさんに肉体関係を迫り、彼女もまた負い目を感じながらも断ることが出来なかった。


 寝室。いつも互いに背を向けて眠る夫とのダブルベッド。そこに今はメアリと男が服を脱いで腰を下ろしている。

 少し垂れた乳房と大きな乳輪をメアリは恥ずかしそうに隠す。

 そんな様子を見て男が囁く。


「綺麗ですよメアリさん。放っておくのが勿体無いくらい」

「やめてよ、もう……っ」


 口では嫌がりつつも口元が緩む。存外満更でもない。

 二人は寝転び、シックスナインの体位をとる。

 男の眼前に陰毛の処理されていない熟れた蜜壷が、メアリの鼻先に反り立つ肉棒が露わになる。

 肉棒のオス臭い蒸れたニオイに、メアリがうっとりした表情を浮かべる。

 どちらからともなく相手の性器を貪った。


「んっ♡んぼっ♡んぐっ♡」


 飢えた犬のように肉棒を頬張る。涎がとめどなく溢れグポグポといやらしい音を立てた。その顔は到底淑女の見せていいものではない。

 男が舌を入れ、丁寧に舐める。露出したクリトリスを吸うとメアリがくぐもった嬌声を出す。


「メアリさん、俺もうイキそう……」

「いいわよ♡んっ♡一緒に……っ!♡」


 男が声を漏らすと同時に精液を吐き出す。根元まで咥えたメアリの口内を白濁液が犯していく。

 彼女も勢いよく潮を吹いた。男が口で受け止める。飲み切れない分が口の端からこぼれた。

 しばし相手の体液を堪能する二人。

 メアリはズゾゾと下品な音を鳴らして、尿道に残った精液まで吸い上げながらゆったり口から肉棒を引き抜く。

 口腔に充満するザーメンをよく味わってから飲み込んだ。満足げに大きく息を吐き出す。


 二人は体位を変え、正常位の形を取る。

 メアリが緊張と期待に頬を紅潮させ、じっと男の性器を見つめた。

 夫よりも遥かに固く大きな若い肉棒。これを初めて味わった時の快感は今でも忘れられない。

 男は丹念にまんこと亀頭に愛液を塗り込んだのち、滑らかに肉棒を挿入した。


「ん〜♡」


 待ち焦がれた快感は記憶以上だった。夫とは比べ物にならない。一息で子宮口まで到達した衝撃が全身を駆け巡った。


「あっ♡おっ♡そこぉ、ダメ……♡おぐっ♡」

「ハハッ、メアリさんすげぇ声。もっと抑えないとアパート中に聞かれますよ?」


 そうは言われても止められない。もはやメアリは理性のないメスと化していた。

 仕方ないと男はメアリに覆い被さると、キスで無理やり口を塞いだ。先ほどの接吻よりも濃厚に絡め合う。


「メアリさん、俺またイキそうです……。中に出していいですよね?」


 今日は危険日だった。絶対にダメだ。メロメロの子宮にあんな濃いものを出されたら間違いなく孕む。

 僅かに残った理性で踏み留まろうとするメアリだったが、口から出たのは真逆の言葉だった。


「いいわよ♡私の子宮あなたの精液で満たして♡」


 結局、快楽には勝てなかった。

 男が全身を密着させ、プレスするようにピストンに力を込める。完全に抑え込まれ、もはや逃れようもない。

 メアリも男の腰に両脚を回して受け入れる。


「メアリさん……!」

「キて♡出して♡出して♡ーーっ!♡」


 子宮口に押し付けられた亀頭から精液が迸った。子宮に熱いものが満たされていくのを感じる。


(あっ……私、やっちゃった……♡)


 快感で朦朧とする意識の中、自分の過ちを改めて認識する。

 本当に出来たらどうしよう……。一抹の不安はあったが不思議と後悔はなかった。


 男の体を抱きしめて穏やかに目を閉じる。

 今はただ、メスとしての幸せに浸りたかった。

Comments

No comments found for this post.