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いつもご支援ありがとうございます。リクエスト系作品は書けるのにこっちの通常更新のインスピレーションがうんともすんとも言わないタイプのいかです。迷いに迷ってたら更新ちょっと遅れてしまいました、申し訳ございません。

とりあえず以前書いて放置した軌跡シリーズの触手服物をお出しします。いやぁ、戦闘系なら上手く書けるやろ!したらめっちゃあっさり終わりすぎてあれぇ……?してた感じです。最近は思い通りにいなかくて困る困る。

ちょっと書きたいかなとか思うのはSEEDのラクスとか、原神のキャラとかなのですが中々方針が定まらんなぁ感があるんですよねぇ。しばらくは大人しくリクエスト進めまくる感じか、気分屋が発動してくれるか……。


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 学校の中から異音がする。学生たちの悩みを生徒会が解決する目安箱に投函されていたその問題は、一つではなく複数のものであり、生徒会の面々としてはできる限り対処しておきたいと考えた。

 迅速な解決を目指してレン、アニエス、ナーディアの三人は聞き込みを開始し、異音の正体が先日発見されたばかりのアラミス学園地下から生じたものなのでは、と当たりをつけた。

 彼女たちは念の為、制服から戦闘をスムーズ行える私服に着替えて地下探索に赴いた。異音の正体が何かしらの魔物だった場合、戦闘になる可能性を考慮したからだ。


 しかし、知将のレンでさえ予想できなかったものがアラミスの地下には待ち構えていた。


「魔物ですらない〝悪魔〟が現れるなんてね。一体誰の悪戯かしら!」


 敵の攻撃を大鎌で斬り伏せながら、レンは渋面で苛立ちを露にした。いつもは冷静な彼女でさえ、少し余裕のない態度だ。

 それもそのはずだ。地下深くに潜んでいた存在の正体は、聖典に刻まれた『七十七の悪魔』その一柱。本来ならアラミス学園に現れる謂れはなく、レンたちが少人数で戦っていい魔神ではなかった。


「うぇ〜。触手が気持ち悪い〜。これに掴まったら大変なことになっちゃうかも〜……主にあーちゃんが」

「わ、私ですか!? た、確かにあれは、その……」


 人間の肌より濃い色の触手を操る悪魔の姿は、ともすれば卑猥に見えてならない。からかい好きのナーディアに煽られ、年頃のアニエスが頬に赤みを浮かべた姿にレンがはぁ、とため息を吐いた。


「ふざけるだけの余裕があるなら大丈夫そうね」


 その触手は厄介だが、必ず本体かそれに近い魔法陣から出現する制約がある以上、三人で対処はしやすい。今はまだ無駄口と叩きながら戦況を分析する余裕があった。

 とはいえ相手は悪魔の一柱。レンたちだけで打ち倒すには骨が折れる。だが、こんなものを学園の地下に放置して撤退するわけにはいかなかった。

 学園の問題と思い込んでいたのがよくなかった。裏解決屋や遊撃士とは言わずとも、せめて切り込み役のスウィンが運悪く不在でなければと思わざるを得ない。そう考えているのはレンだけではなく……いや、一番考えているのは間違いなくナーディアだ。人をからかって気を紛らわせてはいるが、彼女が不安を抱いていることはレンとアニエスの目からも容易く読み取れた。


「さて、どう突破口を開こうかしら――――ッ!?」


 レンが策を練って突破口を見つけようとした瞬間のことだった。触手を束ねた本体の中心部が輝きを放ち、周囲に巨大な術式を展開したのは。


「こ、これって!?」

「地脈を利用した術式! マズイわ、今すぐ離れ」

「駄目! 範囲も速度も桁違いで……きゃあぁぁぁぁぁ!?」


 発動した時点で三人が逃げることは叶わない。防御手段さえろくに講じることのできなかったレンたちは、あえなく術式の放つ怪しい光に身体を絡め取られ、そのまま――――――何事もなく、解放された。


「へ?」

「……何も、起きない?」


 術式は霧散し、身を包む光も消えた。本体は彼女たちが戸惑う隙を突くわけでもなく、ただ虚空に気色の悪い触手を蠢かせるのみ。

 何を意図した術式だったのか。アニエスが戸惑い、レンの天才的な頭脳が辿り着けない解に思考を鈍らせる中、真っ先に答えを出したのはナーディアだった。


「いやっ、いやぁぁぁぁぁっ!?」


 正確にはその感覚にいの一番に気づいて、身体を抱きながら悲鳴を上げた。ある組織で特殊な訓練を受けて育ったナーディアだからこそ、真っ先に気づいたのかもしれない。


「ナーディアちゃん、どうし――――ひぃ!?」

「ナーディア、アニエス!? ――――うひゃっ!」


 アニエス、そしてレンも一拍の間を置いて気づいた。気づかされた――――己の身を触手の束が覆っていると。


「ひ、あぁぁぁ!? ま、まさか、これが術式の、ひぃ!? ふ、服の中で、動いて……っっ!!」


 おぞましい触手の群れの中に放り込まれた。そんな感覚に苛まれたのは、衣服の内側にびっしりと張り巡らされた突起物が原因だとすぐに理解できた。

 極小の粒を無数に詰め込んだ触手が服の中で蠢いている。否、衣服と完全に同化していた。


「あ、相手の衣服に触手を寄生させるっ、改造して所有権を奪う術……くっ、気持ち悪いわね!」


 レンは辛うじて冷静な分析が出来ているが、正直なところのたうち回って悲鳴を上げてしまいたい情動に苛まれていた。

 衣服の内側が全て触手に寄生された。言葉で言い表しきれないおぞましさ、不快感だ。上着だけならともかく、靴やタイツ、挙句の果てには下着まで触手と融合しぐちゅぐちゅと全身を隅々まで擦り付けてきている。


「やだっ、やだやだやだ! 離れて、離れてぇ〜!!」

「いやっ! た、助けて! 誰か助けてください! んあぁぁぁぁぁ!?」


 その感覚は対象の心にどうしようもない恐怖を覚えさせる。ナーディアとアニエスの震えや発狂から、精神的な干渉があってもおかしくはない。

 ならば尚のことレンが精神の均衡を崩しては、全てが終わってしまう。こんなところで悪魔に討ち果たされるわけにはいかないと、レンは不快感に耐えながら鋭い声を上げた。


「二人とも、しっかりなさい! まずは服を脱いで触手を引き剥がすのよ!」


 触手に怯えながら戦うのと裸で戦うこと、どちらも最低の選択肢ではあったが、今は後者の方が幾分かマシだ。相手の意図する衣服を纏いながら戦うなど、策にハメられたまま戦うのと同義。勝ち目などあるはずがない。

 レンの呼びかけにハッと目を見開いて正気を取り戻したナーディアとアニエスは、触手に侵食された私服を脱ぎ捨てようと手を動かした。


「……だ、だめ! 脱げないよぉ〜!」

「れ、レン先輩、服が……触手に、触れないです!」

「な……」


 ところが、三人は衣服を脱ぐことはおろか、全身を不快感で苛む触手に触れることさえできなかった。

 衣服は完全に呪われていた。少し考えれば分かることだ。見た目が変化しているだけでなく、触手は少女たちから干渉できない次元に在ると見るべき。そんなものが服と完全に融合し、肌に張り付いているのだ。単なる脱衣で解決できる問題ではなかった。

 悪魔が繰り出す術に人間の手のひら一つで抵抗できるはずがない。あのレン・ブライトが、そんな単純な考えに至れないのは、冷静に見える彼女でさえ動揺を隠せていない証拠だった。

 シンプルな解答が答えではなかった。しかし、レンたちに呪術を解く手段はない。悪魔と相対する意味を少女たちは甘く見すぎていた。


「あっ♥♥ あっ……く……うぅぅ♥」

「ひゃあっ♥ だめ、そんなとこ♥ 弄っちゃ……やぁ♥」

「アニエス、ナーディア……あぁんっ♥♥」


 呪を植え付けられた少女たちが味わうのは、不快感のみではない。

 ナーディアが冗談で口走ったことはあながち間違っていなかった。その点も、少女たちの認識が甘かったところだ。

 悪魔がそのような手段を戦闘に用いるはずがないと。人間の基準で考えた。悪魔からすれば、人の持つ三大欲求の一つに目をつけるのは当然のこと。その欲望を糧とすれば、底なしに貪り喰うのも夢想ではない。


「く、ぅ……くぅっ♥ こ、こんなもの、にっ♥ あ♥ あっ♥ あ……あぁぁッ♥♥ 肌に絡みついて……あっあ♥ イッ♥♥ あ゛ひっ!?♥♥♥」


 現にレンでさえ触手の蠢きからは逃れ得ない。微細な一粒が肌に甘さず絡みつき、指向性なくただ動き回るだけでレンたちは潤んだ目で熱い吐息と艶めかしい涎を零し、そして。


「「「イクゥゥゥゥゥゥゥッ!?♥♥♥♥」」」


 無様にアクメをキメた。学園の才女たちがその美貌を下品に歪ませたアヘ顔絶頂を行ってしまう。足腰がガクガクを震え倒れそうになるのを、触手の寄生を受けた衣服によって制御され遮られる。

 悪魔の中心で輝くモノが煌々と光を強めた。少女たちの痴態を味わって嗤うように。

 そして悪魔はエクスタシーの余韻から抜け出せない少女たちを一人一人、刻んだ呪印で一斉に犯し始めた。


「はぁっ♥♥ あっあ♥ だめ、だめです♥ んんっ、いやぁぁぁ♥♥」


 アニエスが艶めかしく身悶えする。同級生の憧れであるアニエスが嬌声を上げながら独りでに震える姿は、男からすれば紛うことなき勃起物だ。

 そんな彼女が微細な触手で責め立てられたのは、同年代の中では飛び抜けて大きな乳房だ。白いコートやセーターが張り裂けんばかりに巨大な双丘の下も、当然ながら触手の温床と成り果てている。


「あぁぁぁぁ♥♥ んはぁぁぁぁぁぁぁ♥♥♥」


 豊満な胸全体を覆い尽くした触手の粒が揉みしだくのは当たり前のこととして、それ以上に触手が殺到して責め立てるのは先端部分だ。


「だめっ♥ やめて♥ さ、先っぽだけ、あ゛っ♥♥ あづぃ♥♥ あ゛ぁぁぁぁーー♥♥♥」


 乳首を細い触手の束で覆い、余すことなく的確に責めていく。蠢く触手がアニエスの最も過敏な部位に熱を溜め込ませ、彼女にあられもない声を上げさせた。

 触手は構わずアニエスの乳首を責め立てる。衣服に浮かぶほど激しい勃起を果たしていようと関係ない。ただそれを貪るためだけに触手が乳首を囲って、ぐちゅぐちゅにちゅにちゅと衣服の下でいやらしい音を奏でる。

 アニエスは清楚な少女の顔を蕩けて歪んだ快楽のアヘ顔に再び変えた。


「イクッ♥♥♥♥ イクイクッ、イッちゃうぅぅぅぅぅっっ♥♥♥♥♥」


 ぶびゅっ♥ ぶびゅぶびゅぶびゅうぅぅぅぅっ♥


 ほんの十数分前までアニエスと無縁だった絶頂の宣言が奏られると同時、胸元から白濁とした汁が一気に溢れ出た。触手の愛撫と改造で性感を刺激された乳房が、淫らな母乳を吐き出したのだ。

 アニエスが噴乳アクメをキメる頃、彼女の隣に立たされたナーディアもまた、許し難い責め苦でよがり狂っていた。


「うひぃ!?♥♥♥ あっあっひぃぃぃんっ♥♥♥ だ、だめなのに♥ そこは、すーちゃんのためにぃ♥♥ いやっ、んひぃぃぃぃぃぃっっ♥♥♥♥」


 内股でスカートを両手で抑える無様淫らなポーズを許されたナーディア。悠々とした性格の少女が、脇目も振らず制止を懇願する場所。

 その時点で一択だ。ナーディアは極太の触手に秘部を犯されて、脳天を衝く絶頂を味わわされていた。


「んおっ♥♥ おっひ♥♥ んほぉ♥♥♥ や、やめてっ♥♥ あおっ♥♥ へ、変な声お゛ぉ♥♥♥ ださせな、イィッ♥♥♥♥」


 極太の触手はナーディアの子宮口を力強く、イキ殺す勢いでピストンする。それだけではなく、極太触手の表面にはブラシのような粒がびっしりと生えていて、出し入れするだけで膣壁全体がGスポットに生まれ変わるような洗浄がなされている。

 触手のための膣穴になる。全身を触手で囲われ生娘の悲鳴を上げたナーディアからすれば、実に耐え難い恥辱だ。余裕の表情など一切なく、面には苦痛と悶絶と快感が綯い交ぜになったおかしなモノが浮かんでいる。

 それをよりおかしくするため、くだらない恋心など放棄させる快楽の渦中に触手は叩き込む。


 ゴリュッ♥ ドチュッ♥ ゴリュゴリュドチュッ♥


「う゛お゛っっ!!?♥♥♥♥」


 少女らしい高い声がなりを潜め、腹に渾身の力を込めた下品なオホ声が迸った。

 触手が子宮口を無理やり開いて侵入し、それに合わせて衣服に寄生した触手が下腹部を叩く。子宮の内側を犯される感覚とリンクさせるように引っぱたいた。


「う゛お゛っ♥♥♥ う゛ほぉぉぉぉぉぉぉッッッ♥♥♥♥」


 体外と体内の快楽リンクの同時ポルチオ絶頂。ナーディアは情けないへっぴり腰を止めることができたが、今度は触手蠢く卑猥なスカートの中身を見せつけるガニ股仰け反り舌出しアクメをキメ、二度と可憐な少女と名乗れないマヌケブザマな姿を晒してしまった。


「――――あ゛ぁッ♥♥♥ あぁぁぁぁぁぁぁーーーーッ♥♥♥♥」


 そしてレンは全身を余すことなく触手で愛撫され、粒から溢れる媚薬を塗りたくられた。

 レンの私服は脚まで黒いストッキングで覆われ、アニエスやナーディア以上に肌面積の露出が薄い。露出控え目の淑女な衣服が、不運なことに触手からすれば貪る範囲が増えただけの卑猥なモノに変わっていた。

 全てが性感帯へと変わり果てる。アニエスのように乳首、ナーディアのように子宮などと分別はない。胸全体、くびれた腰、キュッとしたお尻、手入れが行き届いた脇の下。挙句の果てには足の裏まで性感帯にされ、手袋の下など指同士が擦れるだけで得も言えぬ快感をもたらすほどだった。


「はぁ、はぁっ♥ く、ふ、うぅぅうウ゛ゥ♥♥ い、イカないっ♥♥ そう簡単、にィッ♥♥♥」


 だが、全身を覆う服を利用されたレンは、強靭な精神力で絶頂を最低限に抑え込んでいた。他の二人が人の雌として為す術なくイキ狂わされている中、それは悪しき経験から来る快楽への抵抗感によるものだと言えた。


(あの核が、レンたちが絶頂する度に〝強く〟なってる……何かが溜まり切る前に、何とかしないと)


 レンは見逃してはいなかった。最初の絶頂から反応していた悪魔のコアが、少女たちが鋭く喘ぐ度に力を強めていることを。それは、初めの術式以上に取り返しのつかない結果を招くだろうことを。


「き、気を張りなさい、レン♥ アニエスとナーディアを♥ 自分を助ける、のよっ♥♥ ――――あの核を、貫く!」


 自らを鼓舞する言葉を放ち、レンは僅かな時間快楽を振り切った。彼女は大鎌を瞬時に狙いすましたコアへと投げ付ける、はずだった。


 ずぷぅ♥♥


「おほォ?♥♥♥♥」


 悲しいかな。人の抵抗に悪魔は慣れていた。振り切ったと思い込んだ雌に無様な吐息を零させることにもだ。

 鎌を携えた姿勢で、レンは爪先立ちになって尻から跳ね上がったみっともないポーズを描く。それは、媚薬愛撫で全身余すことなくという表現に嘘偽りがなく、レンでさえ考えもしなかった場所への挿入。


「お゛ッほーーーーーーーーッッッ!!?♥♥♥♥♥」


 お尻の穴を犯されたレンは、上擦り寄り目で鼻水を噴いた顔面から三人の中で最も情けないイキ声を張り上げた。


「ん゛おっ、おぉぉぉ、おほぉぉぉぉぉっ!!?♥♥♥♥」


 尻穴を極太の触手で貫かれた圧迫感で息もままならないのに、嬌声の呼吸が止まらない。


「お゛っ、う゛ほォッ♥♥♥♥ お゛ほーーーーッ♥♥♥♥」


 凄まじい圧迫感から解放されたいとマヌケに叫ぶ。タイツに秘めた美尻がプルプルと震えて、中心となったケツ穴から発せられる快感が背筋を通り中枢神経を穿ち、レンの頭脳をケツアクメ一色で染め上げる。


「ん゛ほぉぉ♥♥♥♥ で、でてっ、でてイキなさいっ♥♥ だ、出させて♥♥ でてぇぇぇぇぇ〜♥♥♥♥ 」


 強烈な排泄欲求が延々と続く。大量の粒が尻穴が出口か入口かの境界を混乱に導く。入っている。そして出ているのに出ていかない。途切れない脱糞の感覚と後ろの穴を奥底まで犯される快感と共に味わうなど、レンの理性を以てしても耐えられなかった。


「ん゛お゛ッほぉ!?♥♥♥ お゛ッほぅ♥♥ ヤベッ♥ どべでっ♥♥ どめてとめてどべでぇぇぇぇぇぇ♥♥♥♥」

「んヒィッ♥♥♥♥ お、おっぱいもう出ない♥♥♥ 出ないですぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」

「イグッ♥ イクイクイクイグッ♥♥♥♥ う゛お゛ッ♥ イグーーーーーーッッッ♥♥♥♥」


 レンがケツ穴アクメに堕ちたことで、三人の絶頂は止めようがなくなった。悪魔の前でアヘ顔を晒し、学園の地下で自分たちの嬌声が新たな異音と化す。

 度重なる絶頂によって悪魔の核にエネルギーが溜め込まれていき――――快楽の悪魔がその力を解き放つ。


「「「いぎゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーっっっ!!♥♥♥♥♥」」」


 アヘ顔絶頂の折、三人は突如としてその嬌声を束ねた。核から放たれた極光が呪を受けた触手服の支配権をより鮮明に、凶悪なモノへと変える。それ以外に特別なことはなく、少女たちはイキ果てる。

 快楽の悪魔と相対した僅かな時間で、少女たちの身体はイクことが〝当たり前〟のものに変貌していたのだ。


 何十秒、何分、何時間。時間の感覚が失われるほどのエクスタシーを快楽の悪魔に捧げた少女たちは、どれほどの時間か定かでなくなる絶頂を終えた時、人の姿形はそのままに、心をも変貌させた。


「「「ありがとうございます、我が身体の主♥」」」


 具体的に言えば、悪魔に向かって頭を垂れた。未だ絶頂冷めやらぬ触手服を纏っていながら、正気の部分を心の奥底に押しやったが故に、少女たちは絶頂に震えながら主に仕える歓喜を露にする。


「無礼を働いた我らに、導きと祝福を授けて下さり感謝しております♥ 御身の力を宿したこの衣服で私たちは目覚めました♥」

「私たちは主様の下僕、主様の奴隷、主様の駒です。どうぞお気の向くまま淫らに花咲いた肢体を弄んでください♥」

「身体も心も捧げます♥ 新しいメスもつれてきて捧げます♥ ですのでどうかこれからも、未来永劫に渡る快楽をお与えください♥」


 ――――――悪魔に頭を垂れた少女たちの軌跡は、学園の地下で人知れず潰えた。

 残るモノは少女たちの身体と捧げられし心。快楽の魔に染まり切った雌たちが他者を主のために差し出すだけの軌跡が始まるのだ。




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