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いつもご支援ありがとうございます。ようやくまともに書けるモチベになってきたと思えば締め切りが迫ってきてデットヒートないかです。なので上旬は更新頻度ガバガバになると思います。申し訳ない。てかガバガバすぎて通常更新をデアラで食いつないでるやつ。

短めのクロスオーバー物を届けられたら良かったのですが、頭がフラフラして完成しなかったので先にこちらをお出しします。ちょっと前に出した尿道調教、アナル調教の続編です。


個人的なお話で言ったらブルアカのキサキや天使様の真昼を書きたいんですが、真昼はラブコメだけど別にNTR書きたいわけでもないという。だからネタ思案難航してるんですけどね!

上旬で依頼を終わらせたら自由に書けるので、上位プランもその辺で連続出ししていけたらいいなぁ。そんな月初めの予定表もどきでした。


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 ある日、男はDEM日本支社に呼び出された。いいや、呼び出されたという言い方は少々語弊が生じ、DEMの気品を不本意に貶めてしまう。

 彼はVIP待遇の顧客として、かの会社へ丁重に招かれた。一切の不備がないよう、不満がないよう、失礼がないようにと男は特別な接待を受けつつ、万全の体制でDEM日本支社の中へと案内された。


「お待ちしていました――――様」


 丁重な扱い、万が一がないように。そういった表現が何ら嘘偽りでないことの証左が男の前に立った。

 黒いスーツを身に纏った可憐な少女。気品漂う女は、ともすれば不遜なまでの自信を醸し出していた。その自信が、先の表現が何ら誇張でないことを男もよく知っている。

 最強の魔術師。今やこの世で彼女に敵う者は存在し得ない。それがエレン・メイザース。少女の本当の姿であり、男が最も懇意にする取引先の重役だ。

 彼女と顔を合わせたのは、これでもう片手では足りない数だ。魔術師としてプライドが高いエレンだが、男の在り方や力が並の人間とは異なることが良い心象であるのか、彼には何かと便宜を測ってくれていた。そして男側もエレンに対しては深い信頼を置き、心を許せるビジネスパートナーの関係を築けた自負がある。ある【商品】に対する〝趣味〟の理解も、エレンはほとほと話が分かる相手というのもあるのだけれど。


「本日こちらに来ていただいたのは他でもありません。我が社が秘匿とする【商品】を日頃からお買い求めいただいているあなたに、是非お引き受け願いたい依頼があるのです」


 早速本題に入ったエレンに男は顎に手を当て、興味深いと聞き入った。自らに厳重な警護を敷いて、わざわざ社屋の奥にある隔離区画に招き入れた理由は何なのか。


「そう難しいことではありません……あなたに我が社の【商品】を評価していただきたい。買い上げたモノを一人残らず堕としたあなただからこそ、ね。依頼完了の暁には、お気に召した【商品】を二、三お譲りすることをお約束します」


 無論、いつものように細かな指定も請け負いましょう。そう語るエレンに男は少なくない驚きを表情に浮かべた。

 DEM社秘匿の【商品】。それは、男のようにエレンが信頼できると判断し、尚且つ凄まじい値段を支払うことで手にできる一種の〝宝〟だ。代用できない財産と言っても過言ではない。

 その宝を傍から見れば頭のおかしいやり方で愛でる男が言うべきことではないが、商品評論だけで譲ってもらえるなど、彼とDEMが現在拠点とする日本の言葉で太っ腹という表現以上に適切なものはあるまい。


「ふふ、驚かれましたか? これはあなたの援助に対しての更なる返礼……というのも嘘ではありませんが、実は社内コンペディションの一環です」


 エレンは見惚れるほどの微笑を蓄えて言葉を重ねる。


「実は彼女たち以外で新たな【商品】を販売する予定を立てていましてね。そこで我が社の裏切り者、用済みの駒……対象は様々ですが、その改造サンプリングに彼女たちを使用しました」


 彼女が語ったものは、その美しい微笑みに反して一般的には受け入れ難い残虐な行いだ。

 DEM社の【商品】は、買主の要望に応えるオーダーメイド(肉体改造)方式を採用している。男も既に二回ほどその方式の恩恵を得ているわけだが、話を聞くにどうやら新商品は初めから改造内容が決まったモノを提供するらしい。


「中でも、あなたに影響を受けて【商品】を欲しがる方が何人もいらっしゃいましてね。我が社も顧客に満足いただける新商品には力を入れたいと考えているのですが……」


 そこで男の出番というわけだ。影響を受けたという顧客が満足できる可能性が高い【商品】開発に協力して欲しい。独自の嗜好を持つ男に見定めて欲しい、と。

 褒められているのか怪しく思える評価だが、彼は悪い気がしなかった。彼もまた、一般からは受け入れ難い嗜好の持ち主、エレンの同類だ。

 【商品】のサンプリング改造を間近で目撃し、悦に浸るまたとない機会。エレンが如何なる趣向を凝らしているのかも、期待が膨らむというもの。男は迷うことなく首肯を返した。


「あなたなら引き受けてくださると思っていました。ではこちらへどうぞ――――安心安全で、筆舌に尽くしがたい時間をお約束いたします」


 最強の魔術師は、さながら工場見学のガイド役のように男を案内する。

 世界で最も安全な立場を手に入れた男は踏み入った。自らが手を貸したことで図らずも導いた結末。敗北の歴史で幕を閉じた精霊たちの有様が飾られる、淫靡下劣な【商品】の展覧会へ――――――




 こちらです、とエレンに案内された部屋に入った男が見たものは、照明に照らされたモノクロの【箱】だった。

 縦に長い箱は、さながら宝石を飾る台座だ。部屋を半分に隔てる巨大なガラスも印象に一役買っている。箱は等間隔で二つ、不気味なほど厳かに鎮座していた。

 だが、あれが宝石を飾る台座だと言うなら、肝心の〝宝石〟が見当たらない。箱の上は完全な空白で、物どころか埃一つ見受けられない清廉な【箱】の存在に、男は首を傾げざるを得ない。


「第一サンプル、お見せしましょう」


 男の疑問に応えるようにエレンが指を鳴らした。瞬間、天を仰ぐ台座の表面に『穴』が開く。

 開かれた『穴』からみるみるうちに人の白い肌が引き上げられていくと、身体のある部分が露になった時にピタリと止まった。


 股間から臀部にかけてが箱の上部に鎮座した。たとえるなら、まんぐり返しで突き出した股間部のみが台座の上に乗ったような形だ。それ以外の部分は、すべて【箱】の内側へと取り残されているのだろう。

 露になった股間部は、外気に晒されたことを〝中身〟が察したのだろう。驚くほど白い玉の肌にしっとりと汗を滲ませ艶やかに震える。桃色の菊門をキュッと窄めて恥ずかしがるといった反応で、男に対して己の鼓動を示唆した。

 そうでなくとも分かりやすかったのが、夜色と灰銀の陰毛だ。染み一つない透き通った肌と相反するように、桃色の陰裂と肛門にビッシリと深い道を作っている恥毛。彼の愛玩淫具である狂三を思い出させるムダ毛は、本来なら美しい女体に必要ならざるもの。即ち理解され難い嗜好の一品だ。


「No.00、及びNo.10。彼女たちは凶暴な種族です。無力化は万に一つも失策がないように施してあります。この拘束技術をもたらしたNo.0は、特に厳重でなければなりませんので」


 彼女たちは名前で呼ばれない。名を取り戻す時は【商品】として売りに出される時だ。

 DEM社では番号で管理され、新たな主人の前では品性下劣な渾名を加えて取り戻した名を自称させられる。その一旦を担っていながら、男は白々しく同情を禁じ得ない。

 身体の一部を露出させるモノクロの【箱】は、どうやら『No.00』の能力を解析し生み出したモノであるようだ。如何に強大な力を持つ精霊であれど、こちら側に毛深い股間だけを丸出しにした状態では文字通り手も足も出せない。

 魔術師の領分すら超えた技術と、男好みの美しく無様な改造。しかし、好みとはいえサンプルとしては些か地味ではないだろうか。


「いいえ、これはあくまで機能の紹介です。場合によっては、こちらを数台買い取っていただくことを考えていただければと」


 あの【箱】から士織の、四糸乃の、琴里の、狂三の。特徴的な部位が、その人物を表す唯一の表現記号と化したなら。

 興味が唆られる。エレンの巧みなマーケティングに見事乗せられてしまいそうだ。


「それでは改めてご紹介しましょう」


 エレンの声に部屋へ在中する彼女の部下たちが反応し、飛び出した股間にアームを先行させた。

 アーム先端に取り付けられた針が、深い陰毛の奥底に突き刺さる。股間は驚いて跳ね上がるが、それ以上のことは何もできない。掲げるように晒した美尻をほんの僅かに揺らす程度だ。

 薬品を注入された股間部は、数秒後に先の飛び上がりとは比べものにならない『ビクッッッ♥』と激しい反応を発する。


 にょきにょきっ……ビキビキビキッ、ぶるんっっっ♥♥♥♥


 すると、驚愕を禁じ得ない〝ペニス〟が彼女たちの股間から引きずり出された。


「陰核への肥大化、分裂処置を施した正真正銘の『ペニス』です。神経系の改造も完了し、萎えることは決してない。全長三十cm、幅十九cm、精巣十三cmの代物です」


 サイズ比はおよそ士織の三倍ほどはあるだろう。あれほどのペニスを挿入れるには、それこそ狂三たちのような改造調教された穴でなければ壊れてしまう。

 言わば挿入の事など一切考えない〝射精するためだけ〟のペニスが二人の股間から天高く突き出ている。

 美しい少女の股間から白磁の陰茎が太く大きく勃起。白色のペニスは血管が浮き出るほど強く雄の情欲を主張し、陰嚢は手のひらにずっしりと乗せられる見るからに性豪であると感じさせる。これらだけでも、倒錯的な感情を抱かせるに足る光景だ。

 その上、ふたなりペニスの先端は皮を被った情けない包茎。剛直に見合わぬ惨めな仮性包茎はそれだけでも倒錯的で、さらに強大な存在の尊厳を奪う愉悦を十全に感じさせてくれた。


「ふふ、早速お気に召していただけたようですね……おや」


 エレンが目を細めて【箱】を見やる。釣られて視線を戻した男は、二つの股間が見せる動きに唇を歪めた。


『『っ゛ッ゛ッ゛♥♥♥ ッ゛♥♥♥ ッ゛っ゛♥♥♥』』


 びくっ♥ びくびくびくっ♥ ぶるんッ♥ ぶるんッ♥ ぶるんッ♥ ぶるるんッッッ♥


 勃起デカチンポが凄まじい勢いで揺れていた。自ら力を込めなければああはなるまい。

 竿を上下に揺らし、包茎の皮先からトロリと滴るカウパーを弾き飛ばす。声は【箱】の中に封じられて聞こえないはずだと言うのに、少女たちの喘ぎ声の幻聴が鼓膜を震わせるようだ。汚いケツ毛に囲まれた美しいアナルが『くぱっくぱっ♥』と呼吸をする姿も堪らない。


「まったく……哀れですね♥ 私があれほど手を焼かされた者とは思えません♥ そんなにもペニスで射精したいのですか♥ 本当に浅ましい♥」


 灰銀と夜色の剛毛をなびかせて、チンポを振って彼女たちは懇願する。二人が何を考えていようと、傍目から見ればエレンの嘲笑通りにしか見えない。

 今彼女たちが感情を表せるのは、股間に生えた立派な逸物のみ。ビクビクと痙攣するモノをみっともなく揺らし、射精がしたいとカックカックと股間を突き出す。囚われの身でありながら、あまりに浅ましいと思えてならない。


「あなた方の出番は〝後〟です♥ そうやって無駄な努力をしていなさい♥ 精々、その有り余った霊力が底尽きるまで陰嚢に溜め込むことです♥」


 その希望が尽きるまで。美しい少女たちの儚い希望を嘲り笑うエレンを見て、男も笑みが止まらぬ愉悦を感じた。




 次に案内された部屋の間取りは、ふたなり改造された股を晒したの拘束場と何ら変わり映えがしなかった。

 照明に照らされた二つの台座の如き【箱】が並び立つ異様な空間。違いがあるとすれば、箱の『穴』から引きずり出された身体だ。

 今度は股間から上、首から下の胴体にかけての部位が箱の中から浮き上がるように鎮座している。当然、そこには女としてあるべきモノが堂々と備わっていた。

 先の股間部とまた違いがあるとするなら、二人の少女は非常に対象的なサイズ比であること。片やささやかでスレンダーな膨らみ。片や立っているだけで垂れていきそうなとてつもなく豊満な弛み。

 言うなれば圧倒的な格差がある貧乳と爆乳だが、両者の対比は大きさのみに留まらない。その先端、他の精霊にはない特徴が男の目を引く。

 貧乳の精霊は膨らんだ乳輪に横幅の太い乳首、いわゆるパフィーニップルだ。しかし、乳輪が尋常でないほど巨大で、ともすれば膨らんだ乳輪が乳房に見えるほどだ。

 爆乳の精霊は膨らみと対照的に乳首が内側の窪みに埋もれている。陥没乳首というものだが、過剰なパフィーニップルを意識してか乳首の先端すら見ることが叶わない非常に深い陥没が見て取れた。

 貧乳と爆乳。パフィーニップルと陥没乳首。これまでの精霊同様、男が好む〝ペア〟を意識した組み合わせということなのだろう。


「No.02、No.06。見ての通り、乳房を集中的に開発したサンプルです。No.02の乳輪は直径十cm超。No.06のバストサイズと相反しながら、勝るとも劣らぬ仕上がりですよ」


 如何でしょう、とエレンに問われる男だが、返す言葉は少ない。

 実に素晴らしい。その一言に尽きると、彼は限りない感動を最も短く適切な言葉にした。


「ふふ、そのように喜んでいただけただけでも、こちらで改造を試行錯誤した甲斐があるというもの。……改造の違いを知っていただくため、ここは片方ずつ、じっくりとお見せいたしましょう」


 願ったり叶ったりの高待遇だ。男はどちらが先に来てもいいように目を凝らし、二対四つの乳房を視界に収める。

 初めに手を下されたのは『No.06』と呼ばれた爆乳陥没乳首の精霊だった。

 責めを担当したのはアーム、ではなく女性体型のスタッフだった。なぜ〝女性体型〟という回りくどい表現を用いる必要があるのかと言えば、彼女たちの全身は漆黒の光沢を照り返すラバースーツに包まれ、身体のライン以外で外見的特徴を確認することが困難だったからだ。

 辛うじてある膨らみや陰裂のフォルムのみでは、下手をすれば股間部や乳房だけを見せる【箱】に囚われた精霊たちの方が性別の判別がしやすい。


「アレらは雑用を任せる自立型AIです。小うるさいので個性を削ぎ落とし、運用しています。中々重宝しますよ」


 エレンが褒めるだけのことはあり、少女の形をしたラバーAIたちは手際よく爆乳の陥没乳首を責め立て始めた。

 少女たちが手に持った金属製の棒を乳房の窪みにグリッと潜り込ませると、爆乳が『どったぷんっ♥』と凄まじい揺れを顕にした。乳房の跳ね具合で驚愕、恐怖、怒りの感情が読み取れる。その無様で下品な様も男好みの仕上がりだ。

 両胸に潜り込ませた棒を優しく、小刻みに動かしていく。まるで耳かきをしているような棒使いに胸がプルプルと甘く震える。赤みを帯びた白い乳肌がか細く、いやらしく、何と甘美な果実か。

 秘めた内乳肉を棒で穿っていた少女たちは、折を見て持ち手のボタン式スイッチを起動する。


「っ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 爆乳が悲鳴を上げた。内側にくい込んだ棒の先端からの電気刺激に、隠れ潜んでいた乳首が遂に姿を現した。


 ぶりんっ♥


 陥没の穴から飛び出す爆乳乳首。隣の貧乳乳首ほどではないが、十分に大きく太ましい。音に聞こえるほどしなった乳首は真っ赤に充血し、アクメを叫ぶように痙攣した。

 少女たちは間髪入れずに棒の先端、球体状の金属を乳首に触れさせる。今度は振動する先端で撫でるように、愛撫のように。

 咲いた蕾がみるみるうちに膨れ上がる。パンパンに張ったデカチチから搾り上げた白濁色の液体が噴出した。


「っ゛っ゛!!♥♥♥♥♥♥」


 びゅるびゅるびゅりゅりゅりゅりゅ♥


 勢いは射精を思わせた。普通の母乳は四散しつつ飛ぶが、彼女の母乳は天高く吹き上がり白い柱を立てる。母乳の射精になだらかな腹肉が上下に揺れて、荒く淫靡な少女の吐息を表現した。



 陥没乳首を暴いた少女たちが次に狙いを定めたのは、当然横に鎮座した巨大な隆起。骨が浮かぶほど細い腹筋、膨らみが薄い乳房。だというのに、乳輪は大きく分厚く、乳首は硬く太い。

 この世にあれほどいやらしい乳首があるとは思わなかった。男は本気で感銘を覚えた。そんな彼の期待に応えるべく、ラバーAIたちは異なる道具を取り出した。

 一人は小さな容器にも似た道具。男に見せるように向けられた中身はウネウネと蠢く肉の穴、つまり膣内に近い。

 もう一人のラバーAIは、手首から先のラバーを一度切り離すと、ゴム手袋のようなものを手に付け直した。指の先端には粒が疎らに散りばめられており、それは指サックを想起させた。


 パチンッ♥


 ゴム手袋が少女の手首に接着し、大きな音を立てた。それが聞こえたからなのか、パフィーニップルの胸はビクッと跳ね上がると、身体を左右に動かし始めた。いや、いやと極太乳首が首を振る。真っ赤に充血した卑猥な乳首が恐怖で震えた。

 ラバーAIは哀れなくらい小ぶりで、下品なほど大きい矛盾した乳房に何の感慨も示さない。小さな肉壁の中にローションを垂らし、左右にブンブンと揺れる極太乳首を同時に〝挿入〟した。


 ずりゅりゅりゅ♥


「っ゛ぉ゛♥♥♥♥♥♥」


 びゅくっ、ぶびゅるるるるるるっ♥


 乳輪が飛び跳ねて、膣内が母乳で膨張した。極太で立派な乳首だが、早漏癖があるのだろう。胸を何度も何度も突き出し、膣内に包まれながら乳首が絶頂する。ぼびゅ、ぶびゅ、ぶびゅると射精とも排便とも思える音を響かせた。膣内は特殊な作りであるのか、膨大な量の射乳に膨張しながらも破れることはない。

 その間、ゴム手袋を着けたラバーAIは、隆起した巨大な乳輪を指の先で撫でる。指の先の粒を引っ掛けていると考えると、削るという方が正しいか。

 乳輪もさぞ敏感なのだろう。堪らず腹肉をガクガクと上下させ、中の乳首が乳汁を吐き出し続ける。


 ぎゅぽっ♥ ぎゅぽっ♥ ぎゅぽっっ♥


 膣内が指の上下に合わせて乳首をピストンさせる。穿り返された陥没乳首に対し、恥ずかしいほど剥き出しになった勃起デカ乳首をひた隠すように押し込む。

 ピストン、射乳、乳輪愛撫、射乳、膣圧を加えて射精、擦る勢いを増して射乳。絶頂、気絶、絶頂、気絶。

 胸しか見えずとも、意外なほどに感情が理解しやすい。怒りは押し流され、いつ終わるとも知れぬ快感に怯えた身体が震え、絶頂で跳ね上がる。


 腹肉で呼吸をし乳房を揺らす。母乳を噴き上げ乳首を揺らす。たったそれだけの行為に、少女たちの無様で下品な嬌声のすべてが込められているようだ。


「如何でしょう……ふふ、愚問でしたか♥」


 顔を見るまでもなく気に入った。男の笑みはエレンにそう物語っていた。



 次に訪れた部屋も全く同じ間取り、同じ【箱】、しかし飛び出した部位の違いが明確であった。

 ふたなり、乳房の改造では声を聞くことが叶わなかった。だがこの部屋では、少女たちの声を耳にすることができるようだ。


「じゅぽっ、ぶびゅうぅ♥ んびゅうぅぅ♥」

「んぼっ、にゅぽぉ……ぶゅびゅう……ぶぽぉぉ……♥」


 ――――伸び切った口と蛇のように長い舌から零れるモノが〝言葉〟であるとは言えなかったが。


「No.01、No.09。こちらはサンプルの中で一番〝実験〟の要素が濃く出ています。弛緩剤投与と吸引による口部の形状変化、唾液腺の活性化、味覚嗜好の一極化……あの姿、まるで怪人のようですね♥」


 顔を包むラバーマスクの口元だけが開き、エレンの言う弛緩剤と吸引による変化が著しい口元が〝飛び出して〟いた。激しく窪んだ頬、艶やかな唇を携えた口元は本来あるべき場所の遥か下に追いやられた。骨が消え失せ、さながら軟体生物のように震えている。

 舌根は開いた口の先からだらしなくヨダレを垂らし続ける。あの様子では、もう滑舌どころの話ではない。ヨダレを口内で抑えるという行為すら危うい。

 そんなひょっとこ口を開いた少女たちの顔が、箱から飛び出している。今まで以上に異質な姿は、なるほど、確かにエレンの言う〝怪人〟の表現が似合っている。あの下に人形の如き美貌があろうと、あの喉から鈴の音の如き美声が溢れようと、すべてを支える口が怪物を思わせる異形であっては意味がない。人として〝終わった〟存在。否、精霊は元々人ではないから、あのような扱いをされるのだろうか。


「このサンプルには相手役が必要です。彼女たちにしていただきましょう」


 三度目も変わらぬサンプルの〝お披露目〟にエレンが用意したのは、ひょっとこ口がマヌケな音を出して欲しがるモノを携えた別のサンプルだ。


「さあ、溜め込んだ霊力を心ゆくまで出し尽くしなさい♥」

「「ん゛ぶっ゛お゛〜〜〜〜〜♥♥♥」」


 逆さまの【箱】が開いた『穴』の中から落ちてくる。その先端には、またもラバースーツに包まれた美女体が飛び出していた。

 ブリッジの体勢で手足を箱に呑まれた少女たちは、紫紺と無色に近い白色のラバースーツとマスクをそれぞれ着衣している。もしその色のドレスを纏ったのなら、間違いなく美の極地に至る。

 それほどまでに美しい身体のラインから、ペニスという異物が飛び出している倒錯感。ぴっちりと包み込むラバースーツは、限界まで勃起した超巨大な逸物まで避妊具のように隙間なく覆っていた。巨大なカリ首、情けない包茎、浮かんだ血管、手のひらより大きな陰嚢。彼女たちは箱に埋め込まれ宙吊りにされ、その立派な美乳が霞んで見えるふたなりデカチンポをそそり勃たせていた。

 ラバースーツで顔を隠してなお、その特徴から特定は免れない。先に紹介された『No.00』と『No.10』だ。

 射精できない焦らしは継続されているのか、陰嚢の腫れ具合は先ほど以上だ。凄まじい感度を持ちながら、直接的な刺激がなければ射精ができない無様な早漏包茎チンポ。上下に揺らしているのは、射精を懇願するためか、雄の絶頂を求める自分たちの心が恥ずかしいからか。


「びゅぶぷぅ!♥ ふしゅー、ふしゅー♥」

「ぬぶぢゅるぅ♥ ぬぽぬぷぽぉ……♥」


 ラバースーツに遮断された剛直の匂いを嗅ぎ取ったのか。ひょっとこ口が舌舐りを激しくした。味覚嗜好の一極化とは、そういうことなのだろう。

 デロデロとヨダレを煌めかせながら舌を伸ばす。ぶるんぶるんと竿をしならせながらチンポを落とす。

 両者の接触は遠くない。箱はゆっくりと落ち、亀頭は舌根に絡め取られて細長い口内へと導かれた。


「「ぶちゅるるんぼぽぉっ♥♥♥♥」」

「「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♥♥♥♥」」


 紫紺ラバーの少女が『No.01』の口に、無色ラバーの少女が『No.09』の口にチンポを呑み込まれ、言葉も無く射精した。背が折れんばかり反り返り、ラバーマスク越しに開いた鼻梁が見えてしまっている。

 さぞ心地の良い射精を繰り出しているのだろう。竿は『びくんびくんっ♥』と噛み締めるように脈動している。


「ずびっ、ずじゅるるるぶぴっ♥♥ ん゛お゛っ゛♥♥♥ ちんぴょっ♥♥♥♥ じゅずズろろろ♥♥♥」

「ほぶっ、ぬぽぬぽぽぉ♥♥♥ ぷぴゅっ、んびゅうぅぅぅ♥♥♥♥」


 ただ射精はラバースーツに遮られ、ひょっとこ口の中には届かない。唾液まみれの美声が卑猥に啼く。薄紅の唇が捲れて吸う。匂いに釣られた少女の口が長く細く下品に歪み、好物を得られないとも知らずに友人の肉棒をむしゃぶり尽くす。

 ふたなり化した少女たちは、その身に宿した膨大な霊力を湯水のように使い潰す。毎秒ごとに噴き出す精液に頭が溶けて、何も考えられなくなる。射精のことだけを考える。童貞包茎早漏巨チンを常に痙攣させ、震え続ける陰嚢が中枢神経に伝える快感だけでアクメをキメる。強大な力を秘めた美しい身体は、射精アクメを出力するための記号に成り下がった。


「じゅるじゅぽぉ……んっ、だーひん………………ふーっ、ふーっ、ぶしゅるるぅぅぅぅぅっっ♥♥♥♥」

「しどぉ……んぶっ、んじゅぽおぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥」


 ひょっとこ口は時折何かを思い出し、躊躇うように動きを止める。しかし、数秒待たずにふたなりチンポをしゃぶり直す。彼女たちが裡に秘めた恋慕の情など、口元の飢えに比べれば取るに足らない。強烈な飢餓と口を濯ぐ下品な唾液が少女たちの生き甲斐だ。

 いっそ、恋慕の成れの果てを差し出してやってもよかった。愛玩淫具を置いてきてしまったことを男が一番悔やんだ瞬間だった。


 フェラ怪人。失った名に代わる相応しい渾名に恥じぬ接吻に、ふたなり少女たちの射精は留まることを知らない。互いの顔も存在も読み取ることは叶わない。変わり果てた部位同士を繋ぎ合わせた言葉のない狂気が、この場を支配していた――――――




 最高だった。改造精霊たちの〝ツアー〟は非常に満足いくもので、終わった傍から男はエレンに礼を告げる。


「ふふ、礼には及びません。それを言うなら、譲り受けるモノを決めてからの方がよろしいでしょう」


 そちらはもう決めてある。男がそう言うと、エレンはさして驚いた様子もなくクスリと笑った。


「ええ、それならばいいです」


 総じて素晴らしい出来栄えだった。男としては、もう幾つか商品化しても問題ないだろうと考えていた。

 その上で、彼は自分が調教し甲斐のあるものを選んだ。己の快楽のためには、やはり改造だけで完結しない調教の余地が欲しい。そういう意味では、背中に刻印を掘られ感覚を強制的に共有させられた双子の精霊や、全身に感度数万倍のタトゥーを入れられてイッた爆乳巨尻の美女精霊はかなり良い線を行っていた。


「――――No.02、本条二亜。No.06、星宮六喰。あなたにお譲りしましょう」


 だが、あの二人には及ばない。乳房を見ただけで分かる。アレは引き上げられた快楽に堕ちることなく、恐怖と怒りを内包し続けている。調教において堕ちる瞬間が最も快楽的なのは言うまでもない。それが大きければ大きいほど、倒錯的で冒涜的で背徳的であればあるほど良いものだ。



 引き取る【商品】が決まった男は、エレンに別室へと案内された。せっかくなら、自由に決められるオプションの実装をその目で見た方が楽しめるだろうと。

 改造部屋は意外なほど簡素だった。もちろん、無骨な機械に取り囲まれた特別と分かる部屋ではあったが、精霊をあのような姿に変えるというには些かスケールの不足を覚える。

 どちらかと言えば、彼女たちのように改造された身体を〝搾り取る〟機械が目立っていた。


 その枠組みから外れるのは奥に並び立つカプセル群。十数の空白に、唯一人影が映る中心のカプセル。中には手足をアームに抱かれ、頭部の半分ほどを覆うヘルメットを被った全裸の少女が浮かんでいた。

 背格好は四糸乃に似ている。緑の髪をなびかせた少女は、機械の一部と成り果てていた。


 男が少女を認識した時と重なり、空白のカプセルに『穴』から放り込まれる少女たちの姿も見える。

 金髪爆乳陥没乳首、銀髪貧乳パフィーニップル。以前見た【商品】の顔立ち通りに美しく、けれど乳首アクメでアヘり歪んだ面がカプセルの中に現れた。

 緑髪の少女が拘束されたカプセルとは機能が異なるのか、アームは手足を呑み込むことなく最小限の拘束に留める。両手を上にバンザイさせ、股間を尻肉まで見せつけるようにまんぐり返し。ほぼ全身を見せつける羞恥ポーズを星宮六喰と本条二亜に演じさせた。ほんの一瞬、刹那の時間〝正しい名〟を取り戻した少女たちだが、その時間を享受する間も精神も残されてはいない。


「ぶべっ♥」

「ほげぇ♥」


 そして、名を取り戻せなかった少女たちが『穴』から部屋に現れた。

 あれから相当搾り取られたのだろう。穴から突き落とされた二人は、無様な悲鳴を漏らして潰れたカエルのようなフォームで床に叩きつけられた。

 巨根チンポをクッションにしながら、美尻のケツ毛を掲げる哀れな牝豚たち。口元を除く頭部のみラバーマスクが残る以外は、自慢の肌と汚い恥毛を惜しげも無く晒していた。

 少女たちはヨロヨロと立ち上がった。ようやく自由を得て、逃げ出そうとしたのか――――まったく以て否。


「ち、ちんぽぉぉぉぉ……おっおっ♥ だめ、勝手に動かないでぇぇぇぇ♥♥♥♥」

「ふぅ、ほぉっ♥♥ だ、射精したいのだ♥♥ どこだっ♥♥ ふぅ♥ やめっ、とまらぬっ♥ とめたら頭が破裂すりゅっ♥」


 へっぴり腰で立ち上がった少女たちは、チンポに先導されてガニ股をヘッコヘッコを歩行させた。

 射精に浸かりきった脳は、少女たちの意識を見限って肉棒の性処理を優先させた。塞がれた視界や言うことを聞かない口などより、我慢汁は雄弁に〝それ〟を指し示す。

 部屋の隅に添えられた台に一目散に行進した。その台座は、柔らかい肉壁(オナホール)と硬い取っ手が融合している搾り台。家畜の搾精に使われる擬牝台だ。

 家畜の代わりに精霊を。その精霊の身体は莫大な霊力を蓄えた肉棒を、ブッコキ穴に勢いよく挿入した。


 どっっっっっちゅんっっっっ♥♥♥♥


「う゛ほ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜ッ゛ッ゛ッ゛!!!!♥♥♥♥♥」

「ぬ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 地鳴りと聞き間違えるほど極太なオホ声を響かせ、擬牝台の肉壁にチンポを擦り付ける。取っ手を引き千切る勢いで握りしめ、濃厚なガニ股腰振りアクメをキメる。あのマスクの下は、さぞ情けない笑みを浮かべているに違いない。

 前のめりになり乳房を擬牝台の上に押し付けたみっともない姿ではあるが、腰の勢いだけは一気呵成だ。下腹を覆う剛毛をチラ見せしながら、二人は高速の腰振りを穴の中で繰り返した。


「お゛っ゛♥♥♥ お゛っ゛♥♥♥ お゛う゛っ゛♥♥♥♥ ほぉ゛〜〜〜〜〜っべぇ♥♥♥♥ お゛っほ♥♥♥♥ ちん゛、ぽぉ゛♥♥♥♥ イグぅ゛♥♥♥♥ イグーーーーーーッ゛♥♥♥♥♥ このまんごヤバいぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」

「ぬ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ッ゛、あ゛♥♥♥♥ ぐぞ、ぬけっ、ぬけぇぇぇぇぇ〜〜♥♥♥♥ 振るな♥ 腰をヘコヘコするなぁ!♥♥ あ゛っ、ずみまぜん゛♥♥♥♥ 振らないでくだざい゛っ゛♥♥♥♥♥ や゛べで♥♥♥♥ ゆ゛る゛じで♥♥♥♥ おちんぽっ♥♥♥ や゛め゛でぐだざい゛ィ゛ィ゛〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 この地獄から抜け出す唯一無二の武器がチンポの先から迸ってイク。知能ごと極限まで搾り取られ、堕ち、挙句の果てには己のチンポに屈して謝罪を始める始末。

 白磁の肌と似ても似つかない白濁色の汚い霊力ザーメンは、擬牝台の先に繋がれたタンクへと流れ込んでいった。


「誤解なきようにお伝えしておきますが、あの台の参考になった穴はNo.05Bのモノです。つまり彼女たちが使っているのはアナル♥ ということになりますね♥」


 もっと言えば、彼女たちは想い人のクソ穴を擬似再現した擬牝台をマンコと思い込み、童貞を卒業したということになる。いくら出しても種付け不能なホモケツマンコに、ヘコヘコと最強霊力の早漏チンポを振り抜く。

 目の前で想い人を失うことより、守れぬことより悲惨な末路かもしれない。惨めさに同情ではなく興奮を覚える男の前で、霊力精液を取り込んだ装置が動き出した。


「No.07を使用したこの装置は並の顕現装置を遥かに凌ぐ効率を有しているのですが、その分業腹……彼女たちから搾り取った精液で、ようやく動き出してくれるんですよ♥」


 こんな風に、と示唆されたカプセルの中で少女が叫びを上げている。全身で苦しみを表現する。悲しいかな、声の一つさえ外には届いていない。

 快楽で揺れ動かされた脳で能力を行使し、仲間の身体を根本から書き換えていく。もう一つ、興味深く愉悦に満ちた結末を男は垣間見た。


「さて、注文(オーダー)を――――様♥」


 どこまでも優秀なビジネスパートナーから求められた言の葉を男は次々に発した。

 不自由な箱の中に浮かぶ少女たちの新たな名。新たな刻印。新たな使命――――――これは、結末の先にある序章の風景である。




Comments

タコよっちゃん

ひょっとこ改造が物凄かったです! この二人の調教も想像しちゃいますね!

いかじゅん

フェラ怪人たまんねぇなぁ!そのうち改造過程とかも……需要あるかしら……