催眠NTRブレイド(ゼノブレイド2) (Pixiv Fanbox)
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いつもご支援ありがとうございます。胃がぐえーして二日くらい持ってかれてモチベも予定も無駄狂いしてるいかです。上位プランは月末に何とか更新間に合わせます。
そんなわけで通常の更新も遅れ気味ですが、一本書き上げてきました。ガッツリNTRです。レックスがひたすら可哀想な短小にされてます。でも今しか書けなそうなので書き上げました。めっっっちゃ気持ちよかった。
あとついでに何か放置しっぱなのもなぁという導入だけ書いたものも後書き辺りに入れておきます。放置するよりは出して意見貰った方が形になるかもしれない説。
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天の聖杯と呼ばれる伝説のブレイドと出会ったサルベージャーのレックスは、ホムラとヒカリとニア、仲間たちと『楽園』を目指して旅を続けていた。
ホムラとヒカリの願いを叶えるため、彼女たちのために果てない道を進み続けたレックス。彼の努力と仲間たちと助力もあり、その絆は確固たるものとなっていった。
そんな中、レックスたちは何故かある街に長期間滞在することになった。ホムラとヒカリとニア以外の仲間とは一旦別れ、彼女たちと共に時間を過ごす。名も浸透していない辺境の地、人は住めど利便性はない。レックスたちからすれば平和的な日常に安堵の息を吐くことはあれど、立ち止まる理由は何もない。
物語の端にすら存在する必要のない街。素晴らしい終局を迎えるはずだった彼らのお話は、ここでどうしようもなく無様で淫靡な物へと変貌する――――――
「おはよう、ホムラ、ヒカリ、ニア」
〝五人〟住まいでも狭さを感じさせない広々とした家。その二階からリビングルームへと降りてきたレックスは、二人に分離したホムラとヒカリ、そしてブレイドの姿のニア、彼女たちに寝起きの挨拶をする。
しかし、三人は空返事だった。絆を結んだ三人ならば、レックスにすぐ返事をしてくれるはずなのに。
「んちゅっ、ぶちゅっ……ん、おはようございます、レックス。今日も、れろぉ♥ いい天気ですね♥」
「おはよ、レックス。ぶちゅりゅぅ、れろ、れろぉ♥ あぐっ、むうぅ、じゅぼぼぼぼ♥」
「れろぉ♥ 朝ごはんは、そこにある、から。ずぼぼぼっ、じゅるる~♥ ちゅぱ、ちゅるる♥」
レックスに向けての簡素な返答に対し、三人が夢中でしゃぶりつくモノへの水音は必死な上にいやらしい。
それもそのはずだ。三人は見知らぬ男の股間にしゃぶりつき、朝フェラの朝食を摂っているのだから。
股をガッツリ開いた三人の姿は実にスケベだ。特にホムラはホットパンツ、ニアはハイレグ衣装のため、普段は意識しないケツのラインがくっきり目に映ってしまう。ヒカリはヒカリで白いパンツが丸見えだ。レックスは思わず赤面して視線を逸らし、それでも青少年として見ざるを得ない姿に声を発した。
「な、なぁ三人とも……その……見えてるん、だけど……」
「じゅぷっ、じゅぽぽぽ……んっ♥ 何よ、アタシたちの尻が見えてるからって、レックスには関係ないじゃん。それよりさっさと朝ごはん食べて仕事に行ってきてよね……アタシたちも、朝ごはんで、忙しいんだから……ん、ちゅぱっ♥」
「あ、ああ。邪魔してごめん」
ニアの返答にレックスはタジタジになる。ホムラとヒカリに至っては一瞥もくれず〝見ず知らずの男〟の肉棒をしゃぶる後ろ姿を見せつけていた。
(いや、見ず知らずの人は失礼だよな。オレたちにこんな立派な宿を提供してくれているんだから……)
三人に相手にされなかった。そのことで、彼にしかくだらない嫉妬を感じたことをレックスは恥じた。
男はレックスたちに宿を提供してくれた恩人だ。彼はレックスより様々な意味で大人だった。身体付き、そしてその下半身も。
見習わなければならないことは多い。ホムラたちもきっと、彼への恩を返すことで必死なのだろう。その邪魔をしてはいけないと、レックスも席に着いて大人しく朝食を摂る。
「はやく、はやく精子出して♥ 射精してください♥ 無様催眠ブレイドに顔射征服してぇ♥」
「こんなデカチンポ我慢できない♥ 朝一番、私たちの口マンコで搾り出してあげるわ♥」
「くっさ♥ マジでオス臭い♥ すんすんっ、すぅぅぅぅ……ハァ♥♥ 全然臭いがしない子供のちんぽなんかと比べ物になんないよ♥」
無論、無心で食べるどころか、エロ蹲踞をしたホムラたちの背中が目に入り、男のチンポに夢中な彼女たちの声が――理解しなければいけない言葉を脳が取りいてから――鼓膜を震わせ、レックスは朝勃ちした肉棒をさり気なく両足で隠した。
もっとも、男のモノと比べれば隠すまでもなく、どうして自分のモノはこんなに小さいのだろうとため息を吐くことになるのだが。
ドピュッ、ドビュルルルルルルルルルッ!♥
そんなレックスのコンプレックスを知ってか知らずか、男は三人の美少女を見下ろしながら、巨大な逸物でド派手な音色を奏でた。まるで排泄のような音を立てた射精は、濃厚ドロドロの白濁液となって三人の顔面に降り注いだ。
「あぁ、きたぁ♥ 一番搾りのザーメンミルク♥ 濃厚で臭くて最高♥」
「すっごい粘り気♥ 顔について零れない、喉に張り付いて……すごいえぐみ♥」
レックスから三人の表情は伺いしれない。だが、その艶美な声色から想像をすることはできる。美しく可憐、彼女たち以上の美貌を見たことがないその面に、男の欲望を具現化させた汚い濁り液をぶちまけた光景。股間の苛立ちに思わず手で触れたくなるほどの劣情をレックスは抱いた。
「ぐっちゅぐっちゅぐっちゅ……あーん♥」
客人としての立場、何より人としてそんなことはできない。レックスが身体の熱を理性で抑えていると、顔の周りの精液を舐めとって口で泳がせたであろうニアが、両手を下に添えながら大口を開けた。
ドピュルルルルルッ♥
ニアの口に放射される射精の出し損ない。それだけでレックスが放つ幼い精子の何十倍という量であろう。それがニアの口の中に放り込まれた瞬間を想像し、レックスは自然と腰が浮き上がった。
「ごっくん♥ げぇぇぇぇぇっぷ!♥♥」
その上、ニアの口から特大下品なザーメンゲップが放たれ、レックスの身体は完全に硬直してしまう。
快活なニアの口から出たとは思えない下劣なゲップ。その事実に震え、劣情を催したことをレックスは恥じた。
ニアは必要なことをしているだけだ。恩人に朝食を提供してもらい、礼儀という返答を返した。それだけのことに興奮してしまうなど、男としてどうかしている。
「ご、ごちそうさま!」
と、そんなくだらない葛藤をしている間に、男の射精標的がホムラとヒカリに移った。これ以上醜態を晒してはマズいとレックスは朝食をかき込み、興奮を誤魔化すように立ち上がって片付けを始めた。
もちろん、そんな健気なレックスにホムラたちは一瞥すらくれず、見ず知らずの男のチンポと精液に夢中だったのだが。
朝早くから出立し、夕方になるまでレックスは一人で日銭を稼いでくる。本来、彼らの旅資金を考えればそんな必要はないはずなのだが、男からそうした方がいいという助言を貰って以来、レックスは律儀に従っていた。
当然ながらレックスに疑問はない。準備を整えると、出立の挨拶をするため改めてリビングルームに立ち寄った。
「それじゃあオレ、仕事に行ってくる……か、ら……」
しかし、レックスはリビングを覗いたまま固まってしまう。
「あっあっあ♥♥ あぁぁぁぁんっ♥♥♥」
ホムラが乱れている。片足を上げた彼女はホットパンツをズラし、己の秘部にあの巨根を受け入れて猥りがましい声を上げていた。
壁に手を付き片足を上げ、それを男に支えてもらって奥まで深く刺さる姿勢でのセックス。まるでリビングからレックスが覗くことを予期していたような体位で、ホムラは甲高い声を響かせる。レックスは彼女のセックス、彼女の赤毛が茂ったオマンコ、その結合部から飛び散る激しい愛液で視線を固定化されてしまう。
「あっ、あっ、あ……あおっ♥♥♥ 奥っ、深い……チンポ深いぃぃぃぃ〜〜♥♥ ン゛ン゛ン゛……お゛ほォ゛っ♥♥♥♥ ん゛お゛ぉ゛♥♥ イグッ、イグゥゥゥゥゥゥ……ッ!!♥♥♥♥」
ホムラが聞いたことのない汚声を上げ、目を剥いて果てた。レックスの何倍もある巨根で女の弱所を突き上げられれば、さしもの天の聖杯と言えど淫乱なメスと変わらないということだろう。
片足立ちで股を広げたホムラが野太い下品な声を上げて絶頂している。旅を始めた切っ掛けでもある炎の美少女の恥姿に、レックスの手は無意識に興奮の行き先に伸びて――――――
「ちょっとレックス、こんなところで何してるのよ」
その声にレックスはハッとなった。リビングの入口で立っていれば、自ずと他の子たちの目に晒される。ヒカリはレックスを訝しんだ表情で見ていた。
その強気な美貌の眉根から乾き切っていない白濁液が垂れるところを見てしまい、レックスはゴクリと唾を呑む。
「君はこれから仕事でしょ。行かなくていいの?」
「……あ、うん。そうだった。行ってきます!」
「はいはい、行ってらっしゃい」
手を振ってレックスを送り出す姿は、少しぶっきらぼうながら優しいヒカリらしいもので、レックスはホッと息を吐いて家を飛び出した。
やはり彼女たちは何も変わっていない。自分の知るホムラとヒカリとニアなのだ。
「ご主人様♥ 次は私とシするわよね?♥」
「ちょっと、いっつもヒカリたちが先じゃん! 次はアタシのおまんこにハメてくれるよね、ご主人様♥」
「だ、ダメですよ、ヒカリちゃん、ニア♥ 今は私の番で……ん゛お゛ぉぉぉ、チンポ子宮にキクゥウウゥウゥゥ……ッ!♥♥♥♥」
◆
「はー……今日も疲れたなぁ。親方、オレのことこき使いすぎだって」
夕刻、一日中ほとんど休みなく働いたレックスは仕事の愚痴を零しながらとぼとぼと家に帰ってきていた。
余所者を雇ってくれた人たちには感謝をするが、それにしたって働かせすぎだと健全な少年は独り言ちる。か、健全な少年だからこそ帰宅をすればそんな疲れも吹き飛ぶだろうと思っていた。
家にはホムラとヒカリとニアがいる。仲間たちとは〝何故か〟一時的に別れているが、ホムラたちがいれば辛いことも苦しいことも乗り越えられる。
「ただいまー! いやぁ、今日もすっごく疲れて――――――」
空元気を絞り出しながら玄関の扉を開けたレックスは、その疲労も忘れてピタリと固まってしまった。
「ぶちゅっ、ぢゅぅぅぅぅ♥ れろぉ♥ ぶちゅぶちゅ、じゅぶぅぅ♥」
玄関先で、ヒカリが男とキスをしている。それもレックスが知っているような子供のキスではなく、唇を深く重ね合って舌根を絡ませる口付けから、絡ませた舌をわざと外に出して見せつける濃厚なベロチュー。
ヒカリは愛情深いキスを玄関先で交わす。その表情はまさに至福。よくよく見れば二人とも素っ裸で、男の身体に押し付けられたヒカリの巨乳や汗ばんだ尻がよりレックスの劣情を煽り立てた。ヒカリの腹部に押し当てられたドロドロのチンポは、仕事の泥に塗れたレックスなどより輝きを放っているようで、途方のない敗北感にも見舞われた。
「……あ、レックス、おかえり。ちゅちゅ♥」
「…………うん、ただい、ま……」
あんなヒカリの顔は見たことがない。さらにヒカリはレックスが帰ってきていたことにようやく気づいたものの、冷たい声と目で一瞥してすぐさまディープなキスを再開した。それがレックスの自尊心を打ち砕く衝撃だった。
自分に向けられるはずの笑みが、知らないものになって男に向けられている。その事実にレックスは得も言えぬ感覚を覚えた。
「あ、おかえりレックス」
「に、ニア? ただいま――――ッ!?」
その感覚を振り払おうと必死になっていた矢先、玄関に赴いたニアの姿を見て目を見開く。
ヒカリのベロチューを見て劣情の熱に襲われ、無様に股間を抑えて吃る自分を見られた恥じらい、というだけではなかった。
現れたニア、そしてホムラはヒカリ同様に全身汗だくだ。レックスが汗水流して働く間、三人は男に恩を返すべく汗と愛液と涎を垂らしてセックスをしていたに違いない。髪が乱れ、額に張り付いた姿はレックスが知らないホムラたちの姿であり、裸に紐のようなハイレグ衣装に身を包んでいる姿など目を血走らせて見入ってしまう。
ブレイド状態のニアが見せる衣装も大概際どいもので、朝に劣情を抱いたばかりだ。しかし、その衣装を上回る、あるいは下回る紐水着に股間を抑えたレックスはもはや蹲る勢いだ。
「ふふ、レックスったら股間を抑えて♥ ヒカリちゃんがご主人様とキスするの、そんなにおちんちんにキちゃったんですか?♥」
「それならぁ……こういうのはどう?♥」
乳輪どころか乳首が丸見え。陰毛どころか陰裂に喰い込む卑猥なエロ装束。健康的な少年に毒々しいまでの魅力を、ホムラとニアは身体の動きでさらに加速させる。
「ほらぁ、食い込みハイレグのケツ丸出し♥ お尻を合わせてお尻合い、なーんちゃって♥」
「うぅ……」
ホムラとニアが中腰になり、互いの尻を押し合う。肉付きのいいケツと、しっとりほっそりとしながらホムラに負けじと大きな安産型のケツが激しく波を打ち、ニアの揶揄うようなくだらない冗談に反応を返す余裕もない。
「こんどはぁ、乳首合わせ♥ 私たちの胸がこんな潰れて……あは♥ もっと前かがみになっちゃっいましたね♥ 可愛いですよ、レックス♥」
「あっ、あぁ……っ」
今度は豊満な乳と小ぶりな乳が重なり合い、淫靡な表情で乳首同士を交尾させるホムラとニアに、レックスは遂に恥も外聞もなく感嘆の息を発してしまう。
ホムラはレックスを可愛いと言ったが、その表情は嘲笑。いつになく小馬鹿にしたもので、レックスが見たことのないホムラだった。ニアも、ヒカリもそうだ。
「あ、あのさ……これから一緒に……」
もう我慢できない。誘われているとしか思えない状況に、レックスが真っ赤な顔で声をかけた。
だが、それを遮る声が響く――――そろそろお風呂が沸く時間だ、と。
「はーい♥ ん? レックス、何か言った? 私たち、ご主人様とお風呂入って来るから、後で聞いてあげるわ♥」
「その泥だらけで汚ったない身体、ちゃんと洗いなさいよー。まっ、身体を綺麗にしたって、セックスする相手はいないか♥」
「ニア、意地悪ですよ♥ じゃあレックス、お風呂の準備は一人でしてくださいね♥」
たったそれだけで、三人は僅かな言葉を残して男と共にお風呂場へと同伴していった。
誘われているなど勘違い甚だしい思い上がりだった。彼女たちの心はあの男にしか向いていない。童貞の雑魚ちんぽが、少しばかり肌を晒した女にからかわれた程度で、恥ずかしい勘違いをしてしまったのだ。
そんな敗北感に打ちひしがれ、立ち去っていくホムラたちを呆然と見やるレックス。しかしその視線は、彼女たちがいやらしく振る丸出しの尻に見入ってしまうのだった。
レックスは気を取り直し、疲れた身体に鞭を打って風呂の準備をする。彼女たちの言う通り、汚れた身体で人と話すというのは憚られる。どうせセックスができない、というニアの指摘から目を逸らし、彼は無心で風呂の準備をした。
レックスの風呂は特殊だ。家の外に誂られた露天風呂――――の、隣に置かれたドラム缶風呂に湯を沸かして入るだけ。
「くぁぁぁ……」
立派な露天風呂から仕切りに遮られたこじんまりとした場所に、ポツンと置かれたドラム缶風呂。それでも小柄なレックスなら十分だろう、という男の配慮に感謝をしながら疲れを癒す。
これ以上の贅沢をしては、家を貸してくれている彼に申し訳ない。レックスは小さなドラム缶の中で存分に伸びをし、彼とホムラたちが入っているであろう露天風呂に声をかけた。
「ホムラー、そっちの湯加減は」
「あんっ、あんあんっ♥ ご主人様、気持ちいいです!♥ もっと……もっと突いてください!♥ ホムラのおまんこにおちんぽ深くぶちこんでぇ♥♥」
が、板の向こう側から聞こえてきた声にリラックスしていた表情を硬直させた。
朝に何度も聞いていただろうに。それとも寒空の下、裸で喘ぐホムラを想像してしまったのだろうか。
板で遮られているとはいえ屋外。真隣が交尾をおっぱじめれば、否が応でもレックスの耳に入る。野外でその程度の仕切りなど無意味で、ましてや向こう側はわざとレックスに聞かせているのではないかと思える場所でセックスしているのだ。
「あ、う゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛ッ♥♥♥♥ ち、チンポ、キクゥゥゥゥゥゥ……ッ!♥♥♥ う゛ほお゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥♥」
板に両手を付き、ガニ股中腰でケツを突き出し、順番を待つ者はそのケツを下品に振る。おまんこケツ出し交尾のポーズ。三人で並んだホムラたちは、そんな下品極まりないチンハメスタイルで喘ぎ声だけをレックスに届けていた。
ホムラは丁寧な物腰の彼女に似つかわしくないビッチ丸出しの言葉を獣の遠吠えを思わせる濁声で発する。
「おっほ♥♥ き、きたぁ……この角度、さいっっこう♥♥♥ おっ、んほ……ん゛お゛っ♥♥ ん゛ほぉ゛っ♥♥ イグッ♥♥♥ チンポザーメンマンコにキメてイグッ!♥♥♥♥」
ヒカリは理知的な言動を辛うじて残そうとしていたものの、ホムラの共同体でもう一人のホムラとも言える彼女が、同じチンポに屈しないはずもなかった。
レックスが朝に見たホムラの表情と同じ、鼻の下を伸ばした見るに堪えない下品なアヘ顔で淫語連打のアクメをキメる。
「あっ、すご……ご主人様っ♥♥ おまんこの奥……んはぁぁぁぁ♥♥♥ すごい、すごい、すぐイッちゃう♥♥ あっあっ♥ 髪、引っ張られて、手網握られてるみたいにっ♥♥ あっあっあっ、イクッ、あぁぁぁぁぁぁぁ♥♥♥♥」
ニアは勝気で男勝りな普段の彼女から一転し、誰よりも女らしい……否、メスらしい嬌声を発してよがる。ブレイドの姿、信頼する者たちへ見せた本当の彼女が伸ばした髪を、男は欲望のままに掴み上げ、あの美しいヒップラインに腰を打ち付けているのだ。
――――それを声からの想像でしか見られないレックスは、欲が溜まりに溜まったモノに手を伸ばした。
ホムラたちの中に眠る雌獣を解放した嬌声で、レックスの気は堪え切れないくらい高まっている。彼の家ということもあり我慢をしていたが、あんなに激しい交尾を見て聞いて、健全な少年が性欲を抑えられるはずもなかった。
「く、くそ……なんで……っ」
だが、レックスはモノを扱くことができなかった。湯船から上がり、板の近くに立ったレックスの股間は、指が金属に『カチッ♥』と遮られ、柔らかい肉を持つ感覚すら得られない。
「あはは! ねぇ、レックス―! 聞こえてるー?」
「っ!?」
オナニーすらできない哀れなレックス。それを見抜いたように、ニアの声が板の隙間をくぐり抜けた。
「今何してるの? アタシたちの声聞いて、おちんちん大きくしちゃった?♥ 今頃、おちんちん扱いたりして〜♥」
「もう、レックスは【貞操帯】をしてるから、オナニーなんてできないでしょう? そんな酷いこと言わないの♥」
「そうよね。いくらレックスのちんぽが短小クソ雑魚で、ご主人様の足元にも及ばない粗チンだからって、言っていいことと悪いことがあるわよ♥」
「あははははは! ヒカリだって十分酷いじゃん♥ レックス、邪魔してごめん♥ ちんぽが湯冷めしないように気をつけろよ〜♥」
ニアの言葉を最後に、三人の喘ぎ声は再開する。その間、レックスは手が触れられない股間を『へこっへこっ♥』と必死に振って、セックスの真似事をする。
肉棒どころか陰嚢ごと蓋をするような戒めの道具。無数の穴が空いた丸い蓋の貞操帯に短小ちんぽを封じられたレックスは、ホムラたちのアクメ声に言葉を失い、惨めに腰を振り乱した。
一日中セックスして汗をかいた身体を清めた――――その後はもちろん、セックスである。
先に風呂を上がって部屋に篭ってしまったレックスを尻目に、男はニアと〝もう一人〟のブレイドの尻姿に舌なめずりをした。
「ご主人様、ご覧ください♥ 淫乱娘のマンコ開帳、尻並べでございます♥ ニアと『私』、どちらも準備はできています♥」
エメラルドのポニーテールとデカケツを揺らした美女は、ニアと仲睦まじい尻並べをして媚を売る。
彼女の髪色は翠玉色のコアクリスタル、天の聖杯そのものを彷彿とさせた。
それもそのはずだ。彼女たちはホムラでありヒカリ。あるいはホムラでもヒカリでもない者。天の聖杯の真の力を解放した本当の姿。男は彼女のことを『プネウマ』と呼称した。
本来マスタードライバーであるレックスと同調することで、ホムラとヒカリはプネウマの姿で顕現する。しかし、男は天の聖杯の真の姿を引き出し、力を有効的に利用するつもりなどサラサラない。
「本日もたくさんのセックスをありがとうございました♥ 私たちのメス穴は準備万全です♥」
「どうか心ゆくまで、アタシたちの体をご堪能下さい♥」
二人の良い部分を重ね合わせた豊満な美女を、ニアというスレンダーな美少女と対比させ抱くためだけに望んだ。セックスのためだけにホムラとヒカリの融合を促し、ニアと尻を並べさせる極上の愉悦を視界を通し脳髄で味わう。
湯の水をしっとりと滴らせる肉が豊かなケツをベッドの上で突き出すホムラ(ヒカリ)とニア。今度は視界だけでなくチンポで味較べをしたい男は、プネウマの巨尻を鷲掴みにして一直線にマンコを穿った。
「う゛ッほお゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ!!♥♥♥♥」
融合したことで嬌声も二人分、とまではいかないが、明らかに二人以上に大きく汚く下品なアクメ声がプネウマの腹の底から飛び出した。仰け反り舌出しアクメ絶叫は、隣の部屋だけで十分なところを家中に轟いたことであろう。
これでどこにいてもあの少年に聞こえるはずだ。どんなに汚くなろうと、苦労して姿を見た真なる天の聖杯の声を聞き紛うことはありえない。そして男は、ドスケベ下品な声を上げたプネウマを天の聖杯としてではなく、牝穴として徹底的に使い始めた。
「ん゛お゛っ、ん゛お゛っ、ん゛お゛っ♥♥ ン゛ン゛ッ、ん゛ッぉ゛、はお゛ぉ〜〜♥♥ やべっ♥ チンポヤッベ♥♥♥ イグッ、イグッ、イグ……ッ!!♥♥♥♥」
パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥ パンッ♥
巨大な尻に腰肉が打ち付けられる。プネウマの巨乳が『ブルンッ♥』『タプンッ♥』と激しく波打ち、その汚声がチンポのピストンを受けたことでさらに加速をしていく。
「あぶっ、おひょっ!♥ ちんぽ、ちんぽぉぉ!♥♥ 乳首も潰して!♥♥ ガン突きピストンまじで効くわああぁぁ!♥♥♥ もっと、もっと激しく頼むって!♥ おっほ!♥ マンコの奥にガンガン来て、おひっ、やべ、マジヤベェ♥ イクわ!♥ おっほ~、マンコいくいぐううぅぅ!♥♥♥♥」
分裂したことで分かたれていた淫語も統一されたのか、交ざった口調で品格を無視した淫語と下品な言葉を連打する。その表情はドロドロと崩れていき、凛々しい表情は見る影もない。
翠玉色の瞳は寄り目上擦り、ハッキリとした目鼻立ちが全てだらしなく崩れた蕩け顔。
「お゛ッほ、ん゛ッお゛ッほお゛♥♥♥ おほ〜〜〜〜〜〜♥♥♥ イクッ、聖杯マンコいくっ♥♥ ぶっといチンポまんこにハメられてっ♥♥ チンポキクッ♥♥ 子宮の奥に濃厚おちんぽザーメンぶち込まれてイ゛グーーーーーーッ!!♥♥♥♥」
ドビュドビュドビュブビュルルルルルルルルルルルルルルルッ!!♥♥♥
真なる天の聖杯にして、淫乱なる杯に子種を堪らず注ぎ込む。唇を尖らせてアクメをキメたプネウマの締め付けマンコに、濃厚なモノをしっかりと注入する。
「あ゛っへぇ……へへっ、おひっ……お゛っほぉ!♥♥♥♥」
「あぁんっ♥ ホムラとヒカリばっかりずるいぃ……次はアタシ♥ アタシにもデッカいのちょうだい♥ 子供の雑魚ちんぽじゃ感じないアタシのマンコに、特大ちんちんハメハメしてよぉ♥♥」
一日中ハメ倒していたというのに衰えを知らない肉棒は、濃厚な精子を長く放ってプネウマを余韻で絶頂させると、隣のニアの発情を誘って生尻の『ふりっふりっ♥』と愛らしい動きを誘発させた。
小さな貞操帯で戒められるクズチンポとは程度が違う。男は絶対的な優越感に官能を覚えながら、プネウマとニアを夜通し抱き続けた。
「お゛っお゛っお゛っ♥♥ この体位、ヤベッ♥♥ 奥にぶっ刺さるぅぅぅぅ……う゛っほぉ゛っ♥♥♥♥」
「んちゅ、れろぉ……もお、ずるいってばぁ……そんな汚ったない声出す牝穴よりアタシを使ってよ、ご主人様ぁ♥」
プネウマのムチムチな太股を腕で挟んで抱え、背面駅弁でピストンし、その下で潮吹きを浴びるニアに玉を舐めさせて奉仕をさせる。
「あっ、きた♥ やっとアタシのば、んんんんっ!?♥♥ ご、ご主人様♥ そこちがう♥ マンコじゃなくて、お尻――――んほーッ!?♥♥♥♥」
「うふふ、ニアだって十分汚い声……ン゛ッホォ゛♥♥♥♥ わ、私の方が、ケツアクメ汚い声、でてるぅ!?♥♥♥」
ニアが壁に手をついたチンハメスタイルでセックスをせがんでくるのが楽しく、つい意地悪をしたくなった。
いっそケツハメをしてやろうとアナルに挿入し、汚いオホ声を上げさせてやる。それを煽るプネウマのアナルには指を数本ぶち込んでやり、ニアより酷い声のケツアクメを晒させる。
「ン゛ッ、ン゛ン゛ン゛……次、は、わたひっ、がぁ♥♥♥ ご主人様の、おちんぽもらうぅぅぅ……ひっ、ひあっ、ひぃぃんっ♥♥ おっおっおぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥」
「あ、アタシッ♥ 次こそはアタシが、あっあっあっ♥♥ やだぁ、イかせないでぇ♥ 次はアタシがいいのぉぉぉぉぉ♥♥ ういっひぃぃぃぃ〜〜〜〜♥♥♥」
ガニ股腋見せポーズで並ばせ、突き出したマンコをガシガシと手マンで刺激し、先にイッた方がセックスが後になるゲームは、純粋な交尾だけでは得られない彼女たちの魅力を味わうための思いつき。
愛しい人から手マンを受け、イッてはならないという縛りに愛らしい少女たちは歯茎を全開、鼻の穴を広げて水を吹き出した滑稽な姿で我慢をしていた。そんなに我慢せずとも両方確実にいただいてやるというのに、とみっともない顔の二人を見た元凶の男は、隠す必要のない喜悦を顔に浮かべていた。
プネウマとセックス。ニアとセックス。プネウマとセックス。ニアとセックス。プネウマの唇を奪いながらニアのマンコにチンポを収め、ニアに奉仕をさせながらプネウマのマンコにチンポを収める。
心を奪った二体のブレイドを存分に楽しむ深夜。流石のブレイドも疲労の色が見え始め、ニアがベッドの上で寝そべり股の間にザーメンの池を作り、プネウマが解けかけた髪を揺らして緩慢なセックスに喘いでいたその時――――コンコンとノックがされた。
「……ん゛んっ、あんっ♥♥ はい、わかりましたぁ……♥」
男はそのノックを邪魔と一蹴するどころか、歓迎していたようにプネウマへ指示を出した。
彼女は男の意思に従うと、上半身の衣装だけを纏ってドアへと向かった。無論、下半身はすっぽんぽんのまま陰裂にチンポを咥えた状態、つまりセックスをしながらだ。
「ん♥ レックス、どうかしたの?」
扉を半分ほど開き、プネウマは上半身を出して応答する。
もちろん来客はレックスだった。彼は大きく目を見開いていた。それはホムラ(ヒカリ)がプネウマの姿だったからか、汗が滲んだボディスーツの巨乳が眼前に飛び出して驚いたのか、それとも下半身の惨めな貞操帯を隠して前かがみになった姿を見られてしまったからか。
「ご、ごめん……その……声で、目が覚めちゃって……」
当然ながら嘘だ。あの喘ぎ声の中、薄い壁一枚の向こうで眠れるはずがない。下半身を丸出しにして、我慢し切れない様子が手に取るようにわかる。
「そう、うるさくしちゃって♥ ごめんなさい♥ 今日は、とっても、激しく……ん゛お゛ぉッ!♥♥♥♥」
「ッ!!?」
おもむろに子宮を小突いてやると、天の聖杯は身体をガクガクと痙攣させ、アヘ顔を大切な少年に向かって突き出すように晒してしまう。
愛しい少女が顕にした真の姿の、さらに奥の顔と声。それを間近で見てしまったレックスは、両足をガクガクと産まれたての子鹿のように痙攣させている。
「ご、ごめん、なさい……いま、ちょっと忙しいから♥ 他に用事があるなら、明日でもいい?♥」
「う、うん……で、でも、オレ……」
「それと……これ♥」
え、と吐息を零したレックスは、プネウマから押し付けられた二枚の写真を手にし、目を剥いた。
先ほど撮影機器で撮ったばかりのプネウマとニアの写真。当たり前だが、彼女たちは常にセックスをしていたのだ――――写真の中身は、足をM字に開いて中出しマンコを見せつける二人のハメ撮りだった。
「私たちのハメ撮りH写真よ♥ プ・レ・ゼ・ン・ト♥」
手で目元を隠していやらしさを増幅し、股間から『ゴポリ』と音がしそうな白い塊を溢れさせるプネウマとニアのハメ撮り写真。
彼女たちの裸が余すことなく映っている。顔面は唾液と汗で濡れ、秘部は絡み合った陰毛が張り付き、生ハメセックス――――レックスが望んでもできない子宮を突き上げ、射精をキメるセックスをした証の写真だ。
とぷ……とぷ……♥
「あら♥ もしかして射精しちゃったの?♥ しかも、これっぽっちの精液で……ぷぷっ♥♥」
とぷぅ……ぴゅっ♥
気づけば射精していた。押さえつける蓋の穴から薄い汁がとぷとぷと染み出し、全身が弛緩して力が入らなくなる。
好きな人を奪われ、セックスの喘ぎを聞き、ハメ撮り写真をプレゼントされ、貞操帯で勃起を抑えられたままイッた。
状況を羅列するだけで惨め極まりない。人として終わっている。何を言えばいいかわからないレックスの口がパクパクと開く中、彼の射精を嘲笑ったプネウマが言葉を重ねた。
「仕方ないわ♥ レックスの粗チ……可愛いおちんちんには過激すぎたみたい♥ 私は全然気にしてないから♥ レックスが雑魚……んんっ♥ ちっちゃなおちんちんで射精しても、関係ないもの♥」
言葉を選びながら小馬鹿にした言動はホムラのものであろうか。
「貞操帯してて、刺激も無しに射精できるなんてすごい才能ね♥ 君は本当にすごい……ざ・こ・ち・ん・ぽ♥ 何を期待してたのか知らないけど、私たちのマンコを見るだけで射精するオスに興味なんてないから♥ ていうかそのうっすい精子なに?♥ 種馬にすらなれないなら、男なんて名乗るのやめちゃいなさい♥」
畳み掛ける言葉はヒカリだろうか。レックスの情けない射精を見て大義名分を得たのか、彼に掛ける気遣いが勿体ないとばかりの罵詈雑言だ。
しかし、レックスの心には不思議と怒りが滲んで来なかった。いいや、怒りは感じる。理不尽なことに我慢ならずに震えている――――それ以上に押さえつけられた短小ちんぽがぴゅるぴゅると情けないマゾ射精をキメていて、気持ちよさの絶頂に何もすることができなかった。
バタンと扉が乱暴に閉じられる。プレゼントをやるから、これ以上邪魔をするなと言われたようで、レックスは扉の前で膝を折った。これまでのどんな困難より、目の前の扉は分厚かった。
……ぴゅる……とぷ……ぴゅぴゅ……♥
ひらりはらりと落ちたハメ撮り写真の上に、矮小なちんぽの射精が滴り落ちる。あまりに薄い精子は写真に映るプネウマとニアの淫猥な微笑みを隠すことさえできない。
オスとして完全に敗北した哀れな少年にかけられるものは、再開した二人の少女の下品な喘ぎ声のみであった。
男は美しい女を能力で抱くだけではなく、相手の男を見下し、愛しい女に馬鹿にさせて寝取るのが大の性癖だった。
その点レックスたちは非常に優れていた。このレベルの三人を纏めていただき、しかも全員が相手の男に強い好意を抱いていることは滅多に、否、この世界ではホムラたち以外にはありえない。
彼に与えた貞操帯は男性器を押さえつけ、段々と縮小させる効果を持つ。その状態でさっきのように射精をすると、いずれは勃起抜きで寝取られ女を見てしか射精ができない、オスの矜恃の真逆をイくインポになるのだ。
レックスの絶望はこんなところで終わらない。このような美女たちを隠し持っていた彼には、催眠を解いて絶望の表情を浮かべてもらわなければ男の気が済まなかった。
だが同時に感謝もしている。ホムラとヒカリの二人で幾度となく美味しいプネウマと、レックスに淡い想いを抱く少女のニア。この二人を連れてきてくれた――――その礼に聞かせてやろう。
「ああっ、あぁあぁぁぁぁぁん!♥♥♥ 良い、チンポ良い!♥ レックスのとは全然違う!♥♥ 大きさも、固さも、たくましさも、タフさも、精液の量もぉぉ!♥♥」
「すごいっ♥♥ マジで、比べものに、なんないぃ♥♥ あんな短小ゴミちんぽに惚れてたとか、昔のアタシ馬鹿すぎっ♥♥ このデカチン以外ありえない♥ ねぇレックス、聞いてる?♥ あんたの弱っちぃちんぽでちゃんと聞いてぇぇぇぇ♥♥♥♥」
「レックスから寝取ってくれてありがとうございます!♥ あひぃぃっ、イグいぐっ!♥♥♥ 尊厳ぶん投げ催眠セックス最高ぉ!♥♥ 寝取られアクメでイぐぅぅぅぅぅうううう!!♥♥♥♥」
認識阻害の中で募った寝取られの苛立ちを、遂に射精という形で昇華したレックス。明日からは、彼女たちの絶え間ない言葉を聞かせ、存分に気持ちよくマゾ射精してもらおう。
無論、その間に男は彼女たちを抱く。思うがままに、世界の危機など知るつもりもなく、ドライバーとブレイド、マンイーター――――全てが肉欲に劣るのだと言うかのように、男はセックスを続けた。
名も無き島の片隅で、名も知らぬ男にヒロインを奪われたレックスの旅は、人知れず終わりを迎えたのだった。
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プロット自体は1ヶ月半前くらいからあったのですが、プネウマは急遽登場してもらいました。プリンセスフォームとかもそうなのですが、絆の証の姿がこういうことに使われるのすこすこ侍。
今までNTR側はあんまり書いてこなかったのですが、ゼノブレみたいなタイプならこういうのもありなんでしょうか。アンケートではあり意見が多かったのでやってみましたが……折角のFANBOX内での新規原作ですし、いいねもらえたら嬉しいです。
さてついでなので導入だけ書いた半ボツ作品を投げておきます。
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「あれ、おっかしいなぁ。渡された情報だと確かにここなんだけど」
「廃墟……みたい、ですね」
少年が困り顔で頭を搔くと、合わせるように赤い装束を身につけた美女が同じく困り顔で目的の建物を見つめた。
少年はレックス、そして赤髪の美女はホムラ。天の聖杯、翠玉色のコアクリスタルを持つ伝説のブレイド。レックスはそのドライバーであり、彼と天の聖杯〝たち〟は五百年の時を超えた因縁に終止符を打ち、平和な暮らしを手にした……はずなのだが、何故か彼らは町外れの廃墟にしか思えない建物の前で立ち往生する羽目になっている。
「道、間違えたんじゃない? 君、ちょっと気が抜けてるところがあるし」
「えぇ、酷いなぁヒカリ……ニアも手伝ってくれよ」
「しらなーい。アタシは分け前さえ貰えればそれでいいし、頑張れーレックス」
「気のない応援!」
白を基調とした衣服を身に纏った金髪の少女、ホムラに比べ勝気な印象を抱かせる雰囲気を醸し出す彼女はヒカリ。ホムラと同じ『天の聖杯』と呼ばれる伝説級のブレイドだ。
もう一人、レックスを煽るようにからかう少女はニア。少々目のやり場に困るハイレグ気味な衣装は、彼女が普段力を隠した姿ではなくブレイド……引いては特殊な存在であるマンイーターとしての力を行使するためのもの。
「ねぇヒカリ、因果律予測で道がわかったりしない?」
「私の予測は道案内じゃないわよ。もう、仕方ないわね……私も手伝ってあげるわよ」
「ふふ、やっぱりヒカリちゃんは優しいですね」
「素直じゃないけどね〜」
「ニアに言われたくない!」
伝説のブレイドとマンイーター、そのドライバーである少年。世界を救った少数精鋭の者たちが辺境も辺境を訪れた理由は、ある依頼が原因であった。
戦いの後、レックスは故郷でサルベージャー稼業を営みながらホムラとヒカリと暮らしていた。しかし、火のないところに煙は立たないとはよく言ったもので、レックスたちの噂を聞いた人間から匿名の依頼が舞い込んだ。
危険な依頼だが超高額。そのため優秀なブレイドを連れて挑んで欲しい。そこでレックスは仲間たちに連絡を取ったが、少数という条件と突然のことだったためにホムラとヒカリ以外で共にこれたのはニアのみだった。もっとも彼女はドライバーとブレイド、二つの姿を持ち合わせるため一番条件に適しているとは言えるが。
「うーん、やっぱりここで合ってるみたいだ」
「はい。何度確かめても、貰った地図はこの場所を示してる……」
「入ってみるしかなさそう。お化けとか出たりしてね」
「ま、まさか……」
四人で訪れた町外れの廃墟。依頼が悪戯だったと決めつけるのは早計であり、レックスたちを頼る人間を軽々と放ってはおけない。お人好しな彼らは警戒をしつつも怪しげな廃墟の中へ身を躍らせてしまうのだった。
廃墟の中は意外にもしっかりとした作りで、駄目になっている部分はあれど崩落の危険性は見られない。
「誰かいませんかー……っと、ニア?」
「……あそこの中、人の気配がする」
探索を続けていると、立ち止まったニアが廃墟奥に聳える扉を見つけて警戒を露にする。中に人の気配を感じると同時に、レックスもあの扉だけ使われている形跡を見つけ眉根を顰めた。
「依頼主がいるかもしれない。慎重に行こう」
「こんな場所に拠点を置くなんて、とんだ偏屈者ね」
いよいよ依頼者の素性が怪しくなってきた、と一行は疑念を抱えて扉をくぐり抜ける。
「――――待っていましたよ」
『ッ!!』
声に反応した一行は警戒と共に武器を構えた。予想外に広い部屋にポツンと立った白衣の男。レックスは彼に向かって声を発する。
「アンタがオレたちに依頼をくれた人?」
「……あぁ、素晴らしい。翠玉色のコアクリスタル……本物の天の聖杯。しかももう一人、美しいブレイドまで……想定以上だぁ」
「話を聞いてないみたいね」
「てか、アタシまで標的なの? うぅ、何か視線が気持ち悪いんだけど!」
レックスの問いかけに答えた、というわけではない研究員は舐めるような視線でホムラ、ヒカリ、ニアを追う。その視線だけで全身の毛を逆立たせ、おぞましさを感じたニアを己の背後に隠したレックスが尚も言葉を続けた。
「狙いはホムラたちか」
「……ん? ああ、君が彼女たちのドライバーか。ここまで御足労恐縮だった。もう君に用はないから、素直に彼女たちを置いていってくれたまえ」
タンッ、と研究員が空中に浮かべた光のモニタを指で叩くと、何十体もの機械兵器たちが部屋の奥からゾロゾロと姿を見せる。それの正体を一目で察したホムラたちが目を見開いた。
「人工ブレイド!? そんな……」
「ハナたちとは似ても似つかないけど……レックス、こいつ危険だよ!」
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確か戦闘ログありの戦闘型洗脳や人格排泄だった気はしてるんですが、多分モチベがどっか行ったんでしょうね。数ヶ月放置されて今にいたります。
折角導入まではありますしこっから中身というか、プレイ案や方針やプロットとかあればもしかしたら書く気になるかもしれません、よろしくお願いします。最近この手のクレクレ芸で書けてたりするから味しめ三太郎してる。
ようやく書く書く詐欺のゼノブレ2をお届けできたので、ここから繋いで行きたいところですね。とりあえず目下は今月で出来る限りの上位更新を頑張ります。