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*公開から2ヶ月経過したため、通常プランで閲覧を可能にしました。



いつもご支援ありがとうございます。やっとある程度自由の身になりましたので今月最後の上位プランリクエスト品を……キーアちゃん可愛いですよねぇ。

文量の制限と疲労感もあってやりたいことを乗せきれていない部分もありますが、そこはかとなくキーアちゃんに無様させたい欲が入った一作となりました。というか軌跡しか書いてない気がするけど……まあプリコネと同じくらい反応がもらえるのでさもありなん。


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「例の物は?」


 とある研究所。用が済めば記録に残らず忽然と消え失せ、誰であれ足を掴ませない異質な研究者たちの根城で彼らは黒服の人間と相対していた。

 彼らが部外者を引き入れることなどまずない。故に、彼と彼が持つ巨大なトランクはそれほど重要な品である、という証左であろう。


「こちらに」


 黒服の男は言葉短くトランクを差し出し、鍵を開いて中身を開けた。

 物を入れるには大きすぎるトランク――――その中には少女が入っていた。

 比喩ではなく、本当に少女の姿がある。全裸の少女が手首と足首を縛られ、目隠しと口枷をされている。耳だけは聞こえている状態なのか、トランクが開けられた音と彼女を見てざわりとどよめいた研究者たちの声に、少女は翠の髪を揺らして震えていた。


(なんで、どうして……キーア、こんな場所に……)


 キーア・バニングス。つい先日、長い時と動乱を得て再独立を果たしたクロスベルに住んでいるだけだった少女の名だ。もっとも、実態としてはそれ以上の価値から幾度となく危機に見舞われたこともある。


「おお、これが件の《至宝》……《零の至宝》か」

「しかし、彼の《至宝》は力を失っている。どうアプローチをする?」

「やはり痛みではないか? 精神的な苦痛による負荷で――――――」


 しかし今キーアが経験しているこれは、これまでと比にならないものだ。特に白衣の青年たちがキーアを見下ろし、欲の視線を浴びせかければトランクに押し込められたキーアの身が竦む。

 至宝、実験、苦痛。かつての力、この世の全てを塗り替えると言っても過言ではなかった《零の至宝》。失われた特異点足り得る力を彼らは〝再現〟しようとしている。

 無理だ。もうあの力はどこにも残されていない。因果を書き換える力を喪失してなお、年に見合わぬ高い知性を持つキーアだからこそ理解ができる。あの力は、先の動乱で起きた技術的特異点ですら再現不能なまさに『幻』。一介の研究者たちが取り戻せる代物ではない。


「いや、如何に器とはいえ損傷は望ましくない。しかし力を引き出すためには徹底的でなければ……」

「ならば――――快楽による負荷はどうだ?」


 だが、キーアを人間ではなく器として見る研究員たちには関係のない話だった。仮にキーアが口枷を外されてどう喚こうと、彼らの耳に届くことはない。

 彼ら以上の優れたる知性を持つキーア・バニングス。けれど少女はまだ子供だった。まだ12という時を数えるだけの。

 故にキーアは知る。自らの底を知らない、知識を見誤る愚か者たちが作り上げる狂気の祭典を――――明けることのない地獄の始まりを。



「ぅ……」


 次にキーアが覚醒を果たしたのは、どこともしれない施術台の上だった。

 両手両足は硬く縛られ、土台にX字となるように拘束を為されている。それ以外にも胴体や首、太股といった動かせる場所を徹底的に縛り付け、キーアは眼球を動かすことが精々の状態で目を覚ました。

 眼球運動で僅かな膨らみを主張する胸や無毛の陰部が辛うじて見える。それによって、自分が裸であることを自覚させられキーアは頬を赤らめた。まだ子供とはいえ、身内以外の見知らぬ男たちに監視される中で全裸を見せつけるのは面白い話ではないだろう。


『《至宝》の器の覚醒を確認』

『これより実験を開始する』


 手短な言葉はまるで無機質な機械のアナウンスだ。その端に聞こえた《至宝》の単語に、キーアは眩しく光る天井の蛍光を気丈に睨みつけた。


「無駄だよ。おじさんたちの望みは叶わない……あの力はもう、どこにもない――――――」

『照射開始』


 しかし、その気丈さは無意味だ。その説得は無力だ。彼らは信じて憚らない。この実験が導くであろう素晴らしい成果を。

 キーアの眼前に向けられた淡い光。蛍光だと思っていたそれは、彼女にピンクの光を浴びせる円状の機械。研究員の声と共に光が加速度的に眩い閃光となり、キーアの目を眩ませる。


「…………おっ?♥」


 それはキーアの喉奥から出た。重く野太く、キーアの天真爛漫な声とは似ても似つかない、それでいて彼女の声色だった。

 思わず、という雰囲気のキーアは瞠目している。桃色の光が少女の裸身を包み込み――――――


「ッ――――♥♥ ――――――ッッ♥♥♥♥」


 プシャッ♥


 イッた。まだ感じたことがない未知の感覚。知っているのと感じるのとでは全く意味が異なる。あらゆる知識を乾いたスポンジが水を吸うように吸収していたキーアの知性が、それを知らない感覚だと叫んでいる。

 拘束された胴体の下部が限界まで引き上がり、硬い地面に水滴が飛び散る。プッ、プシッ、プシュッとキーアの閉じた割れ目から透明な汁が断続的に飛ぶ。


「――――お゛♥」


 実験開始から十数秒。声すら出なかったキーアの喉から悲鳴が上がる。


「お゛っ、お゛っ、お゛っ♥ ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ゛!?♥♥」


 キーアという少女の器がなければ獣の遠吠えと聞き紛うほどの悲鳴……秘部から水飛沫を吹き出しながら、キーアは多量の唾を飛ばして嬌声を上げた。

 身体から脳に行き辿り着いた感覚が再び全身に行き渡り、快感に順応し始めた証拠だ。ようやく認識を始めたキーアは濁声を我慢することができなかった。全身から嫌な汗が吹き出し、官能に呑まれた思考はやがて痛みを発する。


「いだい゛♥ いだいいだい゛っ゛♥♥ い゛だい゛ーーーーーッ!?♥♥♥♥」

『感度上昇……五倍、六倍、七倍……想定感度まで実験を継続』


 快楽が痛い。そう感じられるほどの快感、絶頂感を与えられながらキーアの性的感度が底上げされていく。

 殺人的な快楽。聡明な脳が認識を拒むことを選び、さりとて叶わずキーアは達する。桃色の閃光がキーアの身体を作り替える。意識を手放すことすら許されず、これ以上はないと感じた傍から新たな絶頂感が脳髄を焼き尽くす。


「ん゛ほお゛オオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥」

『二十倍………………三十倍…………………………五十倍。初回実験の規定値に到達――――照射を局所に集中』


 開始前と同一とは思えない濁声。白目を剥いて涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり、全身から芳醇な匂いの発汗を垂れ流すキーアに対し実験が進行する。

 全身を照らしていた桃色の光が収束し、一本の線のような光になる。肉体感度を上昇させる特殊な光を〝凝縮〟した言うなれば淫光線。

 全身を快楽で叩いていた淫光線の先端は、キーアの身体から僅かな距離を置いて撫でるように移動していく。そしてグパァと割れ目が開き、トロトロの愛液を流した陰部に狙いを定め――――皮を被った陰核を焼いた。


「ふぅ、ひぃ……――――イグッ!!♥♥♥♥」


 瞬間、キーアは果てた。琥珀色の瞳を白目ギリギリに剥き上げ、鼻下を伸ばして舌を突き出してイク。絶世の美少女と感じさせてくれる顔立ちをアホ顔、否、アヘ顔に変えたキーアが全身を痙攣させてマジイキする。咄嗟に言葉として出たものは本能的なものか、それとも知識の片隅に記されていたものか。

 全身の感度をどんな女より淫乱なものに変えた光線を、よりにもよって敏感な陰核に集中させられる。小さかった陰核は光線に皮を剥かれ、ビン勃ちで充血した姿を晒していた。

 無毛の美しい秘部から飛び出した小さくも鋭いクリトリス――――ひたすら淫光線が凌辱する。


「イグッ!♥ イクイクイグッ!♥ イグゥイグゥ!♥ イグ、イグーッ!!♥♥♥♥」


 イク、イクとそれ以外の言語を失ったかのような少女の啼き声。およそ人のものとは思えない野太く下品な絶頂声が響き渡る。

 だが、終わらない。尻、乳首、太股、腋。これから想定されるあらゆる実験に適応するため、キーアの肉体は精神を置き去りにしながら高みへと上り詰めるのだ。

 爛漫な笑みが卑猥な素顔を晒し続けるアヘ顔に変わる。彼女がその顔に慣れるのは、そう遠くないであろう。



 キーアが放り込まれたのは鋼鉄の壁と地面に囲まれた脱出不能の実験室。獰猛な獣を放つために作られたそこに、獣とは似ても似つかない裸身の少女が身を震わせて蹲っていた。


(身体、くすぐったい……お股、熱い……お尻に何か、入ってる……)


 当然、彼女は無条件でここに解き放たれたわけではない。全身は風が撫でるだけで震え、股は常に熱を帯びて湯気が立ち上るほどに濡れ、尻穴にはキーアからは見えない何かが入れられていた。


「……こんなことしても、キーアは負けない……ロイドたちがきっと、助けに来てくれるから……」


 一度目の実験は思考能力を破壊し、精神を崩壊させる危険を伴う代物であったが、キーアはどうにか精神と記憶を繋ぎ止めているようだ。無意味な実験は止めろと訴えかけて、或いは自身を鼓舞している。

 無論、実験体が何を口走ったところで研究員たちの行動は変わらない。ガコンとどこからか音を立て、キーアしかいなかった実験場に気配が入り込む。


「え……わん、ちゃん?」


 それは動物。黒い毛並みと鋭い牙を持った大型の犬であった。キーアなら見慣れていてもおかしくはない。


「ひっ」


 が、少女は悲鳴を上げた。大型の犬が恐ろしかったのではなく、その身体の下に見える〝モノ〟のおぞましさに総毛立つ。

 ハッハッと息を荒らげる口より涎を垂らした股間のモノ。言葉を濁す必要がないならば、それは犬のペニス。犬でありながら何かに発情し、おっ勃てたチンポをブラブラと揺らしていた。

 何に発情しているのか、ペニスを勃起させているのか。問うまでもない。この実験場に放り込まれたのはこの大型犬と、キーア・バニングスただ一人。


「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 本能での行動か。それとも聡明な頭脳が導き出した結論か。どちらにせよ犬の〝獲物〟が自分であるという予測に到達したキーアは、ふらつく足で走り出した。

 身体が風を切ってマンコから汁が飛ぶ。それを嗅いだ犬が今にも飛びかかってきそうだ。犬を振り切り部屋を出ることなど、キーアの知識があれば不可能だと容易に想像ができるだろうに。

 それだけキーアの精神は追い込まれているのだ。犯される、という恐怖だけで迂闊な行動をしてしまうほどに。


『被検体の逃亡を確認』

「へ?」


 キュルル、とどこからともなく音が響く。それはキーアの小ぶりな尻臀を押し退け飛び出した銀色の細い筒のような物体が、回転して勢いを付ける音。

 先っぽにストッパー用の黒い出っ張りが誂られた銀の棒は、突如尻穴の異物感が失われたキーアが素っ頓狂な声で目を瞬かせた瞬間、激しい音を反響させながら再挿入を為す。


「ンホーーッ!!?♥♥♥♥」


 ギュルンと勢いをつけて、ズドンと音を立ててキーアの尻穴に叩き込まれる鉄の筒。槌と呼んでも良いもので釘打ちの如く尻穴に衝撃を喰らったキーアは、両手で尻穴を抑えながら奇声を上げて飛び上がり、そして胸から地面に倒れ込む。

 逃亡防止用の尻穴バイブ。肛門裏に喰い込む形で取り付けられた円状の機械と連動し、キーアの尻穴を制圧するためだけにある調教道具。その洗礼を受けたキーアが悶絶し、白目を剥いて失禁する間に犬が迫る。

 ビクンビクンと裸身を痙攣させ、尻を掲げて気絶したお間抜けな少女に背を向ける大型犬。無論、見逃すはずもない。獰猛な発情犬のペニスはビクンビクンと脈動をし続け、膣口を前に反り返っている。動物と尻を向け合った品性のない少女は、反り勃つ犬のペニスを小便と愛液で濡れたマンコで受け止めた。


「……ん゛ッほ?♥♥ おほぉぉぉぉぉぉぉッ!!♥♥♥♥」


 ずぷりと沈む犬のペニス。少女が犬のペニスを挿入されて上げるにしては淫猥がすぎる喉声を轟かせるキーア。そうした卑猥な交尾の光景も、先の快楽実験の成果と言えるだろう。


「おっ、おぉ?♥ わ、わんちゃんの……おち、……っ! やめ、ぬいてっ! ふんぅぅぅぅ……ふぇ……お゛ッ!?♥」


 野太い嬌声で意識を覚醒させたキーアが犬と交尾の体勢にあることを悟り、慌てて犬チンポを引き抜こうとする。が、膣でどくっどくっと汁が迸ったかと思えば、ボコンと音を立ててキーアの下腹が膨らみ、彼女の身体の僅かな前後運動しかできなくなった。


「な、なんで……引っかかって……おッほ♥♥ ちが、これ……んほぉ♥♥♥」


 四つん這いの身体は押せども引けども変わらない。それどころか、その動作でピストン運動を試みたと判断した膣が猛烈な快感を脳髄に与え、キーアに官能の声とオホ顔を浮かび上がらせた。

 改造された犬のペニスから潤滑油が流れ、さらに根元の亀頭球が膨らむことでキーアの膣壁に引っかかり、留め具のようになって引き抜くことが叶わない。膨らんで抜けなくなった亀頭球を取り除くには、犬に負けず引きずり出す力が必要だ。無論、どちらも持ち合わせていないキーアに為す術はない。


「う゛お゛っ♥♥♥ お゛っ♥ お゛っ♥ お゛っ♥ イグッ、うほっ♥♥ ごえ゛、おがじぐ……ん゛ッお゛ほォ♥♥♥」


 結果、亀頭球を固定した犬が繰り出すスローピストンをキーアはその身で受け止める。何十倍にもなった感度は痛みもなく、それでいて気持ちよさすら感じる官能を与えた。


「あ、あへっ♥♥ おほぉぉ〜〜〜〜♥♥♥♥」


 淫光線のような快楽が痛みになるような感覚ではなく、性交という人の行為にキーアが無自覚な蕩け顔でイキ果てる。ただし、性交の相手は人ではなく犬畜生。

 犬にイカされて喘ぐ変態少女。気持ちいいだけでは済まさない。彼女に立場を思い出させるため、パチュンパチュンと尻を打ち付けていた犬がぶるりと震え、ドクンドクンとねっとりとした液を流し込む。


「あ゛づぅ♥♥ なに……して……やだっ!! やだぁ♥♥ あかちゃん、できちゃう、だめぇ!!♥」


 それが犬の精液だと理解した途端、アヘ顔だったキーアが我に返って歩行を再開する。犬の精液で孕むはずがないように思えるが、ここまで特殊な改造をされた実験動物相手に絶対はない。

 そうでなくとも犬の精液を子宮に流し込まれるなど御免蒙る。人ではなく犬が初体験のキーアであれば尚のことだろう。しかし、何度試しても亀頭球はビクともせず、ドクッドクッと脈動する犬チンポはキーアの子宮に精液を垂れ流していく。


「あ、あ……あぁ……♥ お腹、あつい、溶けちゃうぅぅぅ……♥♥」


 当然ながら子宮内も感度上昇が行き届いており、緩やかに流れ込む精液に段々と抵抗の力は抜け落ち、キーアは頬をほころばせて唇の端から涎を垂らし始める。

 ドクッ、ドクッ、ドクッとペニスが脈動する――――それが数分間続いたところで、快楽に蕩け始めたキーアが異変に気づく。


「……はぇ?♥ なんれぇ……おわら、ない……♥ わんちゃんのしゃせーって、あひょっ♥♥」


 ビュルビュルビュルッ♥


「おっおっおっ♥ ふほぉぉぉぉ……♥♥」


 緩んだ蛇口をさらに緩ませたように射精の勢いが変わり、キーアが甲高い声と野太い声を織り交ぜた汚声で喘ぐ。

 犬の射精は長い。人間のペニスとは比べ物にならないほどに。しかも研究員たちが改造したこの実験体はキーアの想像を絶する射精量――――一回の射精で一時間は流れ続けるほどのものだった。


「ん゛お゛……お゛っぷ♥ げぇ……も、もうむりぃ……キーアのアソコ、もう、入らない、からぁ……お゛、げぇぇぇっ♥ げぷっ、げぇぇぇっぷ♥」


 どっぷりと膨らみ始め、まるで妊婦のごときボテ腹を見せてキーアが悲鳴を上げる。喉の奥から解放感を求めたゲップが溢れ、少女の可憐な面を下品な音で彩った。

 それでも射精は終わらない。キーアがその苦しみから解放される時、それは《至宝》の復活が為された時間軸だ。けれどそれはありえない。ありえないが故に――――キーアの苦痛は終わらない。




「ん゛ォ゛ほっ♥♥ お゛……ぎ……ぁ゛♥ ぁ゛、ぁ゛ぁ゛……ぁ゛っ゛♥ ぉ゛ゅぅ……ぶしゅぅ♥」


 〝それ〟がキーア・バニングスであると証明する手段はあまりにも薄い。半透明なラバーマスクから垣間見える潰れた顔面より、左右から飛び出した明るい緑髪の方がまだ証明ができるであろう。

 空中に直立不動で吊るされたラバー人形とでも言うべきか。口に咥えた呼吸器がキーアの少ない生命線であり、そこから媚薬を含んだ毒性の空気を吸い込むことで少女は生存を許されていた。

 ラバーのマスクが上部に引き上げられたことでキーアの可憐な顔は目尻が上がり鼻が潰れ、唇は鱈子のように捲れて不細工極まる顔だ。足がつかない不安定な宙吊りで、だというのにラバーに包まれた身体はピタリと直立で身体を閉じている。

 息をするだけでもやっと。しかしその息は喉奥をピリピリと刺激し、快感で焼くような媚薬の空気。全身をピッタリのラバースーツで包み、顔面のみを薄い膜のラバーで引っ張られたキーアは、唯一その空気を頼りに生き残るしかない。


「ん゛ぶォ゛……ろびぼ♥ ぁ゛ず、げ……げぇ♥」


 スーツのギチギチと張り付く感覚だけでキーアはイキそうになっている。誰かに助けを求めているようだが、呼吸器でくぐもった声では判別ができない。身体を動かそうにも手は球体のようなラバーに包まれて指一本動かせず、足は地面につかないために役に立たない。

 そして全身ラバーとは言ったが、局部のみはその限りではない。勃起した乳首と陰核がピクピクと愛らしく揺れる乳房と秘部に、たっぷりと汗ばんだ尻と銀色のバイブを咥えたアナル。

 それらは単に剥き出しで許されている……というわけではもちろんない。


「ぶぼっぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ♥♥♥♥」


 少量を吸い込むだけで喉が熱くなる媚薬呼吸をたっぷりと行い、キーアが絶頂の野太い悲鳴を上げる。

 彼女の努力を彼女自身が無に帰す。股間部付近に設置された刷毛車に陰核を撫でられ、キーアは鋭い絶頂感に見舞われた。あまりに感度が高まったクリトリスは、もはや柔らかい刷毛に撫でられるだけで達する。刷毛の先が陰核の肌を擦り、イキ潮を絡めながら再び擦る。


「んぼっ!?♥」


 キーアの尻穴から異物が取り除かれ、それ以上のモノが挿入される。銀色のバイブがそれ以上のバイブに差し替えられ、キーアの肛門裏に喰い込んだ機械と連動した。

 もっとも、細いバイブだからこそ入っていたキーアのアナルは異物の侵入を拒絶している。


「ぼびょっ☆ ぼっびょっびょっびょっびょびょ〜〜〜〜〜♥☆♥☆♥☆」


 ――――銀のバイブに電流が流し込まれ、それを伝って肉がほぐれる。

 キーア自身が白目を剥いて感電していようと、器に損傷がないのであれば構わない。半ば酸欠状態のキーアが奇声を上げる。嬌声を上げる。濁声を上げて汚声を上げる。

 誘拐、実験開始、調教から早くも一ヶ月――――救いの手は一向に現れることなく、キーアの精神は衰弱の一途を辿っていた。






 開発、獣姦、拷問。開発、獣姦、拷問。そのサイクルを繰り返し数ヶ月、キーアの精神は今まさに生まれ変わりつつあった。

 部外者を迂闊に入れることができない研究所のため、キーアの反応が芳しくなければ別系統の研究施設への移送も視野に入れられていたが、暫くはその心配もないだろう。


「っ!」


 鉄の檻にも思える実験場。キーアが唯一自由に身体を動かせる居場所に気配が入り込み、少女はビクリと肩を跳ね上げた。

 現れたのは猿(チンパンジー)だ。いくつかの道具を持ち、股間からは薄桃色のペニスがぶら下がっている。キーアに惹かれるような人間の雄を大事な研究所に入れるわけにはいかないため、キーアの相手は決まって改造された動物か魔物だ。

 いつもなら彼女は泣き叫び、来るはずのない家族に助けを求める。クロスベルの独立、そこに生じる安堵と希望――――その隙に奪われた天真爛漫な微笑みは、今や猿に向けて淫靡な笑みを浮かべるまでに至った。


「ご、ご主人様ぁ……よ、ようこそ、お越しください、ましたぁ♥」


 垂らした舌根からダラダラと唾液を垂れ流し、犬のチンチンポーズで猿を待ち構える少女。緑髪は手入れが為されずボロボロになり、所々に乾いた精液が固まって櫛も通りそうにない。

 その代わり股間には下腹まで及ぶ陰毛がむわぁと芳醇な香りを発し、剛毛からぴょっこりと顔を出した細長い陰核が年端もいかない少女に見合わない下品な色香を醸し出していた。

 肉体改造は進み、少女然としていた裸身は下品な雌のものとなった。緑の陰毛が生い茂った秘部は陰裂を横に開いて戻らず、丸見えの尿道にはプラグが三本差し込まれ、尻穴は根元の蓋が一回りほど大きくなった極太バイブに塞がれ、乳房は皿のような乳輪に男の親指サイズまで肥大化した乳首――――キーアは不可逆に開発された身体を折り畳むと、猿に向かって頭を垂れた。


「な、なんでもします♥ ご主人様の言うことを聞きます♥ だから、キーアに酷いこと、しないでください……っ♥」


 フリッ♥ フリッ♥ フリッ♥


 硬い床に頭を擦り付け、小ぶりな尻を左右に振って雌豚が雄猿を誘う。時には言葉が通じない動物や魔物を当てられることもあるが、今日は辛うじて言葉が通じるだろう猿で〝ラッキー〟だと言えた。

 ――――優れた知性を持つキーアが人型とはいえ低能な猿に媚びへつらう。

 それがどれだけ人として終わっていることで、人道的な屈辱であるかはキーア自身が身に染みている。


「はい……あ、これを着ければいいんですか? はひっ、着けます♥ キーアをご主人様の〝ぺっと〟にしてください♥」


 だがそうしなければならない。キーアはある目的のため、言葉が通じる動物を相手に従うと決めたのだ。

 猿が投げ渡した首輪を自身の首に取り付けるキーア。まるで人に飼われる犬畜生になったキーアがリードを引かれ、四つん這いの後背位で猿の竿に尻を押し付けた。


「うっほ♥ おぉ、猿のちんぽすごい♥ 長くて……あ、もう挿入れる……い、挿入れますか?♥ はい、キーアのおまんこお使いください……ほっ、おぉぉぉぉっ♥♥」


 どちゅんっ♥


 バックから挿入された猿のペニスを開かれすぎている陰裂の膣内で難なく呑み込んだキーアは、リードを引っ張られながら猿の高速ピストンを味わう。


「おっおっおっおっおぉぉ〜〜♥♥ イクッ、イクイクイクゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 ドピュドピュドピュドピュッ♥


 猿の射精は人に比べて早い。ほんの数秒で猿はキーアの膣内と子宮に精液を流し込むが、キーアの絶頂はそれ以上に早く長かった。


「ふぅ、はぁ……お゛ぅ゛♥♥ はい゛♥ うごかしますっ♥ お゛っ、お゛っ、お゛っ♥♥♥ んお゛ぉ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 射精の余韻に猿が浸る間、ピストンを任せられたキーアが自ら腰を振ってチンポに奉仕する。低能な猿に命じられて従う聡明なキーア。立場が明らかに違う。位が完全に逆転しているキーアは、猿に尻を押し付けながらカビガビに乾いた髪を揺らし、鼻の下を伸ばしたみっともない顔を涙で濡らして叫びを上げた。


「――――ゆるしてぇ! もうゆるしてぇぇぇぇぇ! なんでもする! 協力するぅ! お猿さんのおちんぽ挿入れられても、いいからぁ……ここから、出してぇぇぇぇぇぇ!!」


 懇願、哀願、請願。


 何の罪もない少女が叫ぶ許しの声。悪戯を行った子供でも、もう少し見るに耐える姿で懇願をするであろう。首輪を嵌められて猿にマンコを差し出す恥ずかしい格好で、キーアは見ているであろう研究員たちに心が折れたことを示した。

 何度も悩んだ。何度も耐え抜いた。けれどキーアにはこれしか残されていない。狂気の研究に、仲間をキーアの信じる心はへし折れてしまった。


「――――精神波が著しく低下している」

「ふむ、良い傾向だな。ここで出来ることはやってしまえばいい」

「《零の至宝》へ確実に近づいている……やはり、我々の考えに間違いはないのだ」


 ――――折れたからといって、救いがあるわけではない。

 何度でもキーアが思案したように、何度でも言葉を重ねよう。彼らはキーアが欲しいのではない。キーアの力が欲しい。失われた力を秘めたる力と誤認し、妄執に囚われた研究員たちの手にかかったキーアに救いなどありはしない。


「……へっ?」


 ゾロゾロとキーアの前に現れたのは、自身を犯す猿と全く同じ猿――――――それが実に十数体、キーアを見てチンポを勃てて舌なめずりをしている。


「ゆ、ゆるし――――――」


 今度は媚を売る言葉を上げる暇もなく、キーアの裸体は畜生の軍勢に呑み込まれた。


 もう誰も彼女を――――ミツケラレナイ。

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とりあえず書きたい物への欲がたっぷり溜まってるからストレス解消にゼノブレ2の戦闘ログ洗脳か、黎の軌跡の戦闘ログ洗脳を書きたいなって。

どっちでも無様ロボにはなるでしょうが、黄金蝶さんとか白銀の剣聖とかオランピアさんとか……今週の募集箱やってないしこれを投稿する前に投稿しとくか!!!!みたいなノリで多分置いてあります。

Comments

タコよっちゃん

心折れて猿に媚を売るのがたまらん。 救援が来たとしても、そこにはただのメス豚が居るだけなんだ。

いかじゅん

堕ちてしまえばそのまで。どんな小さく可憐な子も猿に媚びるようではメス豚でしかないですね。

たこ足八寸

やはり、キーアちゃんは無様適切が高い…… 天真爛漫な性格で聡明、こういう子こそ無様絶頂させて心をへし折って雌に落としたくなる。 今回も最高の無様エロをありがとうございます!

いかじゅん

キーアちゃん本当に無様が良く似合う。頭が良い分そういったプレイや家畜に使役されるのがほんま……エロい!こちらこそありがとうございました!