Home Artists Posts Import Register

Content

いつもご支援ありがとうございます。今回は非公開依頼品ということでこちらでの更新。軌跡シリーズのハーレム洗脳物になります。そらもう清々しいほど支配系ハーレムです、楽しかった(コナミ)

あとスパロボ系募集箱ショボーンって感じなので何かあれば……次はもうちょっと具体的なシチュを書いて募集してみますかねぇ。催眠学院新作・生徒会長選挙とか。ジャスくんを学院会長ってことにしといて正解だぜ!まあ偶然なんですけどね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「っはぁ! ちっと寝すぎたか」


 豪奢な作りの部屋、天蓋付きの巨大なベッドの上で彼は目覚めから気の良い声を上げながら起き上がり、その身体を伸ばした。

 上半身を起こしただけでわかる高身長に筋肉質。容姿は豪胆、猛々しいという言葉がよく似合う。そんな彼はいくらか身体の調子を確かめるように骨を鳴らし、自らの横に眠った裸身の少女を抱き上げた。


「はぁー、っと!」


 裸身の少女……少女の形をした芸術的な人形少女、ラピス・ローゼンベルク。無垢な寝顔を見せる彼女の胴体を持ち上げた彼は――――そのえげつないという他ない巨大な肉棒をラピスの膣内にぶち込んだ。


「……おごぉっ!?♥♥♥♥」


 瞬間、ラピスが白目を開いて濁り声を上げた。当然だろう。自身の身の丈はあろうかという特大朝勃ちチンポを寝入った間に挿入されれば、どんな女だろうと同じ反応をする。たとえ秘部から激しく愛液を吹き出し、シーツを淫靡に濡らしていようと、驚きというラピスの感情に変わりはないだろう。

 しかし、彼はラピスの反応など気にも止めずに彼女の身体をピストンさせる。


「おっ、ごっ、おぉっ!♥♥ か、カルスっ♥ ま、まだ一時間も寝てないっ♥ きゅ、急すぎる、あぁぁっ♥」

「あ? そうだったか……まあいいだろ。俺のモノが我慢できねぇって起きちまったんだ。てめぇの動力源は代用してやるから、もっと使われとけ」

「そ、そういう問題じゃ――――おっ♥ おほぉおおぉぉおおおぉぉお〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 ドビュドビュドビュッ、ブビュルルルルル、ボビュブリュリュッ!♥♥


 ぼこんっ、とラピスの下腹を膨らませる夥しい勢いの音色と共に、彼女はあられもない貌で官能の声を部屋中に響かせた。金と蒼の双眸がだらしなく蕩け、彼の言う動力源、精液を注がれて淫らによがり狂っている。

 ローゼンベルクの芸術品。意志を持った人形。けれど、乳首や性器に肛門……カルスという男が楽しむ女の要素を持ち合わせたラピスは、紛うことなき雌。人形であろうが雌であるとされた少女は、カルスがお気に入りとしてこの屋敷で囲う女の一人だ。

 パンパンなどと生易しい音は人工子宮を突き上げるデカマラの音に掻き消され、ラピスは細緻な面を台無しにする鼻の下を伸ばした下品な貌でカルスのチンポを受け止める。すると、部屋の扉がノックされ、一人の美女が声を発した。


「ご主人様、失礼いたします」


 その蕩けるような声だけで美女とわかる、というのは言い過ぎだが、現れた〝メイド〟の女は正しく美女であった。

 シャロン・クルーガー。彼女はセックス中の主人をさも当たり前だという微笑みを蓄え、スカートを摘みお辞儀をする。場に似合わないと思うかもしれないが、シャロンほど優れた従者であれば無理にでも合ってしまうというものだ。


「あぁ、シャロンか。悪ぃな、こっちはもう少しかかりそうだ」

「では、ラピス様をお使いになられたままお聞きくださいませ」


 お使い――――そう、昨夜から抱かれ続けたラピスの役割はシャロンの言葉通りだ。ラピス・ローゼンベルクは彼の女であり、眠っていようが朝勃ちを処理するためだけに叩き起される。彼女もそれを喜んで受け入れる。

 それがこの屋敷に囲われる女の役目。故に、シャロンは驚くに値しない。彼の側近として、悠然と〝予定〟を口にし始めた。


「本日の予定は、帝国、共和国、リベール国、その他小国、及び学院臨時の代表を交えた会議となっております。その後は出資者たちとの面談依頼、夕刻には――――」

「あー、全部キャンセルしとけ」


 しかし、ラピスの喘ぎ声を耳にシャロンの言葉を聞いていたカルスは、彼女に目を向けながら予定を追い払うように片手を振る。


「なんで好きでもない人間に時間を割かなきゃならねぇんだ。代表なんてむさくるしい男だらけだ。今日の俺は女を抱きてぇ!」

「あおっ♥♥ おっ、おっほ♥♥ ん゛お゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ッ!?♥♥♥♥」


 一際大きな声を上げ、精液を動力に変換したことでなだらかになっていたラピスの下腹部がぼこんっ! と先ほどより大きく膨らむ。いずれエネルギーの変換が間に合わず、彼の性欲の前に屈してしまうだろう。

 女を抱きながら、女を抱きたいという困った欲望を叫ぶ主人に、シャロンは仕方なさげに苦笑を返す。


「そう仰られましても……〝むさくるしくない〟代表や皇族はご主人様が味見をして、手中に収めてしまいましたわ。全てあなた様の思うがままに動く、名ばかりの会議……出資に関しましても、反抗する者はもう残っておらず、首脳陣も子飼いの女たちにすげ替えられています。お会いになられたいならいつでも――――――」

「いやぁ、今日はあいつらの気分じゃねぇな。やっぱパスだパス!」


 わざわざカルスの言葉を拾い、黒いジョークを交えながら返すシャロンを彼は気に入っている。そして最後にはカルスの意思を汲み取り、フッと妖艶な微笑みを作り頭を下げるその忠順で愛らしい性格も。


「それでは、本日のご予定は〝視察〟ということでよろしいでしょうか?」

「ああ、それでいい」

「かしこまりました――――本日も、ご主人様の世界で思うがままに振る舞ってくださいませ」


 ――――世界は、カルスという男に支配されている。

 彼が現れたのはいつだったか。世界が混沌とし、滅びに立ち向かう歴史の中か。あるいは英雄たちの力で一時の平穏を得た時間か。そのどちらか、どちらでもいい。その時、彼がこの世界に現れたことだけが確かだと理解できれば良い。

 突如現れたカルスは世界の災厄として君臨し、多くの国を蹂躙した。そして、数多くの英雄たちが彼に立ち向かい――――誰もが彼の前で赤子の手を捻られるように敗北した。彼の力はそれほど圧倒的だったのだ。どんな組織だろうと、古代遺物だろうと、歴戦の英雄たちであろうと、彼らはたった一人の怪物に敗れ去ってしまった。

 男は倒れ、世界は彼の手に収められ――――気高い女たちは一人残らず彼の手の内に堕ちた。彼を殺めようとした者、籠絡しようとした者、誰一人として例外なく。彼は多くを語らなかった。だが、語ったところで誰も信じることはなかっただろう。言葉より雄弁に行動を起こしたことで、世界中がようやく信じたものだ。


 もう一度言おう。女たちはカルスの手に堕ちた――――――それこそ、カルスが持つ唯一の目的である。



「支配人にこちらの到着時間は連絡いたしました」

「おう。ああ、導力車は必要ねぇぞ。たまにはのんびり行くのも悪くねぇだろ」

「はい、カルス様」


 朝勃ちをたっぷり数時間かけて処理したカルスは、巨体をきっちりとしたスーツで着飾ってからシャロンを伴い、屋敷を出た。


「おい、何で外だと〝カルス様〟なんだ?」

「カルス様は支配者であらせられるお方……公私の線引きは必要かと」

「……よくわかんねぇな」


 そんなカルスからすればどちらでも構わない、くだらない会話をしながら整えられた街中を歩く。スーツの巨漢とメイドの美女。加えて、片方は世界中の〝敵〟とされた男だ。目立つ上、騒ぎになってもおかしくない。

 が、街は驚くほど平穏だった。すれ違う人間、街頭ビジョンに映る世界の情勢から小さなニュースまで、何ら世界は不自由なく動いている。カルスに蹂躙され、英霊たちが敗れ去った世界とは到底思えないものだった。


「あー、もう無理だ。おい、そこの金髪」

「……はい? 私、ですか――――え?」


 学友と歓談をしながら歩いていた金髪巨乳の制服少女……アニエス・クローデルという極上の女に、カルスが声をかけて呼び止めるまでは、本当に支配などされているのだろうかと疑問に思う光景だったのだ。


「あおっ♥♥ おっ、おぐっ、ひぐぅぅううぅうぅっ!♥♥♥♥ おっおっお、おぉーーッ!?♥♥♥♥」


 街中、それも歩道のど真ん中で白昼堂々とアニエスという少女がカルスに犯される光景に塗り替えられなければ。

 衣類は着たまま、両手を掴まれバックでチンポを突き立てられる。アニエスのマンコにその巨根は入り切らないように見えるが、そんなことは関係ないと彼は力強く彼女を路上レイプ。アニエスはアニエスで、豊満な胸を暴れさせながら首を反って舌根を突き出すアヘ顔で絶頂してしまっていた。


「あ、ぁ、ぁぁ……アニ、エス……」

「おっと、おまえさんのガールフレンドか? って、そのヒョロい身体じゃこいつを抱くのは無理な話だったな、クハハ! こいつはすぐ返してやっからそこで大人しくしてやがれ。今この女は俺のチンポに夢中だからな!」

「あんっ、あっ♥♥ そんな、あぁ……あうっ♥ あ、だめ、このおちんぽ……大きすぎて、イキ、ますっ♥♥ イッちゃい、ますぅ!♥♥♥♥」


 そして、アニエスの学友であろう少年は尻もちをついてガクガクと震え、カルスに圧倒されるばかり。犯されるアニエスを救い出そうとすらしていない。

 当然だろう。これが今の世界の法則だ――――カルスは世界を支配しない、だが女は彼だけのもの。一見矛盾をしていることだが、彼が求めるのは世界ではなく女である。立ち向かって来なければ殺すことはしない。しかし、女は全て貰う。この暴論で無秩序で身勝手極まる性欲こそが世界の真理。

 矛盾した法則が広がったこの世界において、カルス以外の男が女に触れることは〝禁じられている〟。彼らの行動で制限されているのは、逆に言えばそれだけなのだ。

 支配した世界で支配をしない。緩やかな滅びへ向かうカルスだけの理想郷であり、他の男にとっての反理想郷。


「カルス様……その……」


 つまるところ、カルスが支配する世界に生きる男たちは〝負け犬〟だ。そして女は主に二分されている。アニエスのように日常を送るよう思考を書き換えられた者。

 あるいは、アニエスを犯すカルスに言葉を濁すシャロンのような女だ。大衆の目がある中、人目をはばからずセックスをする主への苦言か。否、そのようなことがあるはずもない。


「はは、悪いなシャロン。おまえの〝匂い〟を嗅いでたら我慢なんかしてらんねぇ――――そんなマン汁垂らして誘いやがってよ。さすがは俺の女だ」

「っっ!♥ はい、申し訳ありません、カルス様♥」


 バッとシャロンがスカートをたくし上げた。分厚い布を持ち上げたと言い換えてもいい。とにかく、淑女で清楚な雰囲気を醸し出すメイドが、突如として雌の貌を見せてスカートの中を丸出しにする光景に、通行人たちはさらに見入ってしまっていた。

 むわぁ♥ とスカートの中から信じられないほどの性臭が辺りに広がる。彼の言うマン汁を垂れ流しにした発情の様相だ。


「今朝からカルス様のおちんぽを拝見し、このようにマンコをびしょびしょに濡らしてしまっていました♥ 自制ができない淫乱なメイドのマン汁で、カルス様のおちんぽに大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げますわ♥」


 秘部に切れ目が入った黒の紐パンツからドロドロと吐き出される愛液。シャロンの股間部や太股はまるで油を塗りたくったように輝き、扇情的なガーターベルトを伝い脚を包むブーツの中まで雌臭さをもたらしている。

 主人の手前、拭くこともできなかったのであろう発情の証。清楚な微笑みで予定を伝え、彼の一歩後ろに控えていたメイドは、その実彼のチンポを目にしてマン汁が止まらない変態マゾ女だった。

 公衆の面前で主同様、人目をはばかることなく性器を露出するドスケベなメイド。彼女をそこまで堕とした肉棒をアニエスに向けながら、彼はニヤリと言葉を返した。


「ああ、エロくて可愛いメイドのせいで、せっかく収まったチンポが女を求めて堪らなくてなぁ。ま、夜まで精々股を濡らして待ってな」

「〜〜〜〜〜っ♥ はいっ、シャロン・クルーガー♥ ご主人様のおちんぽをいつでもお出迎えできるよう濡らしてイキますわ♥ ふっ、ふっ、ほっ♥」


 カクカクッ、ヘコヘコッ♥ プシュッ、ぷしっ、ぷしっ♥


 夜まで待っていろ。裏を返せば今日の夜は存分に抱いてもらえる。感極まったシャロンが脚をガニ股気味に開き、頬を窄めて荒い息を発しながら腰を振って愛液を飛ばす求愛の媚び売りダンスを踊り始める。

 カルスに抱いてもらえることを想像し、今朝のラピス同様に鼻の下を伸ばして寄り目を作ってトリップ――――断っておくが、シャロンは精神制御の類を受けていない。


「ふぅ……なかなか良い締め付けだった。おい女、名前は?」

「はぁ、ひぃ……っっ!?」


 尻や痙攣した太股を掲げる形で地面に突っ伏し、マンコからザーメンをひり出すアニエスもそうだ。と言うより、たった今その縛りをカルスが解いたと言うべきか。

 犯されていたアニエスは正気を取り戻した。世界がどのように変わったのか、自分の大切な人間たちがどうなったのか――――――


「私は……アニエス・クローデル――――カルス様の、おまんこ奴隷です♥」

『!?』


 アニエスの同級生も、アニエスの容姿と野外セックスに釘付けになっていた通行人も目を見開き絶句した。

 何せたった今レイプされた美少女が路上でまんぐり返しになりながら、膣内射精されたマンコを指で開いてビュクッ♥ と屈服のマン屁を飛ばしたのだ。特に彼女を知る同級生は、信じられない目でアニエスを見ていた。


「あ、アニエス……?」

「はっ。勝手に奴隷を名乗っていいなんて、俺は一言も言ってねぇがなぁ?」


 同級生が名を呼ぶ声と、醜悪な笑みを浮かべて語りかけるカルスの声。もちろんアニエスは――――迷いなくカルスに目を向けた。


「ご、ごめんなさい♥ カルス様のおちんぽが、き……気持ちよくて、我慢できませんでしたぁ♥」

「ほう……けどおまえは俺の奴隷じゃねぇ――――俺の女だ、アニエス」


 アニエスの目にカルス以外など映っていない。カルスの目、身体、特にその太く逞しく人知を超えた巨根。目にハートを浮かべ、偉大なる人を崇拝するかのようにアニエスはまんぐり返しで〝屈服〟した。

 どんな英傑であろうとカルスには敵わなかった――――どんな女傑であろうと、彼のペニスの前には悉くが屈した。

 それはかつて結社と呼ばれた巨大な闇組織に属していたシャロン、軌跡(ものがたり)の中で時代のヒロインであったアニエスだろうと関係はない。彼に抱かれ、その身にペニスを受け入れた瞬間から、彼の言葉に一喜一憂し、どれほど強い情であろうと捨て去れるカルスの〝女〟に成り果てる。


「明日から俺の屋敷に来い。一生面倒見てやるよ」

「はいっ♥ ありがとうございます、カルス様♥」


 カルスに見定められた女に例外はない。それが精神的な制御であるのか、あるいは本当にカルスのことを愛してしまっているのか。アニエス・クローデルという少女が、彼の手で新たに囲われた少女である事実だけは伝わったのだろう。同級生の少年が、慌てて声を上げた。


「そ、そんな! 待ってくれ、話が違うぞ! アニエスは帰すって――――――」

「あぁ? 文句があるなら俺から奪い返して見やがれ!!」

「ひぃっ!? ひぃぃぃ……っ!」


 洗脳か魅了か、答えはどちらでも構うまい。どうであれ、カルスに威圧され股間を濡らして引き下がるような矮小な存在には関係がないことなのだから。それが恐怖による失禁だったのか、あるいはアニエスが目の前で抱かれ、手に触れることもなく奪われたことへの倒錯的絶頂であったのか。これも、どうでもいいことだ。


「腰抜けが。俺に向かってこねぇなら、精々そのチンポを扱いて生きていくんだな。いくぞ、シャロン」

「はい、カルス様」


 腑抜けに用はないと、立ち向かうこともせず泣いて怯える少年や、呆気に取られる市民を鼻で笑ったカルスはシャロンを伴い歩き出した。

 彼を満たすのは女だけだが、それでも暇潰しになる男との闘争は気に入っているのだ。それを感じられることがなくなって幾月――――世界は間違いなく、カルスという男の欲望で〝生かされて〟いる。



 カルスが向かったのは、彼が屋敷を構える街で最も大きな娯楽施設だ。いいや、世界で一番大きいと言っても過言ではないかもしれない。導力器や古代遺物を結集し、この場所だけで一つの街を名乗ることができる娯楽施設をなぜ作り上げる必要があったのか。

 英雄たちが敗れ去った世界で、答え合わせは至極簡単なことだ。カルスのお眼鏡に叶う女は囲われ、屋敷で彼と共に暮らしている。しかし、それ以外にも世界には様々な美少女、美女がいる。


「お待ちしておりました、カルス様」

「ようリゼット。面倒だが、視察に来てやったぜ」

「はい。支配人、従業員ともに、カルス様を歓迎いたします」


 世界の女はすべからく彼の物――――故にこの施設は、世界中から集められた美しい女たちを〝収監〟するための場所なのである。

 ただ収監するだけでは面白くない。ならばと作らせたのがこの施設。支配人であるリゼット・トワイニングの歓迎を受け、カルスはシャロンを伴い我が物顔で広々とした施設内を渡り歩く。


「っ、おいあいつは」

「ひぃ。か、カルス……ま、魔王だ」


 街中とは打って変わり、彼を取り巻く視線は恐怖や怯えで染まっている。だが、男たちはカルスを見ても逃げ出そうとはしない。されど立ち向かおうともしない。


「盛況じゃねぇか。わざわざ作らせた甲斐があるってもんだ」

「全てはカルス様のお力添えがあればこそです」


 彼らはこの施設の〝客〟だ。世界中から女が集められたこの場所で、彼らは自らの意思でここに来ている。だから逃げることもしないが、立ち向かうこともできない――――ここはカルスの娯楽施設であると同時に、世界に生きる男たちの逃げ場所でもあるのだ。その理由は直にわかる。

 上機嫌なカルスと、支配人という立場から安全が約束されているように見えるリゼット。彼女が彼を案内した先で、数多くの女たちが〝踊って〟いた。


「まず一組目。たわわな肉付きに生い茂る体毛のジャングル。下品と卑猥の絶妙なバランス。ケツ毛ボンバーズになります」

「はっ……確かにこいつは無様なもんだ」


 壇上で踊る女たち。幾つかのグループに分けられ、各々が様々な格好で踊りを披露するダンスショーを執り行うためのステージ。

 光り輝くスポットライトに照らされ、ポールダンスなどナイトクラブで催されるものから、普通ならば許されないストリップ。しかしながら、カルスに当てがわれたダンスグループは度を超えていた。


「私たちの剛毛乱舞の舞い、しっかり見ていってよ、カルス様♥」

「あなたのために〝鍛え上げた〟我が肉体、ここで全てを出し尽くします♥」


 銀髪と銀髪の美女、その他にも容姿端麗な女たちがカルスに媚びる。当然のように一糸纏わぬ全裸で、恥ずかしげもなく毛が生い茂った剛毛の股間をおっぴろげ、鍛え上げたというムチムチの肉をプルプルと揺らして踊り狂う。


『ハイグレッ!♥ ハイグレッ!♥ デカケツハイグレ!♥ 無駄肉ハイグレッ!♥』


 縮れ毛は股から三角形に広がり下腹部まで制圧し、腋やケツ毛など一回りや二回り実った爆乳爆尻ですら誤魔化し切れない飛び出し方をしている。その上、乳や尻のみならず目にも止まらぬ速さを生み出していた脚の太股、引き締まっていた腹にムチィ♥ と摘めてしまう雌肉をつけたその様はまさに無様。

 それらが普通の女であれば無様なだけで済んだ。男に媚びるため、震える肉を育てた淫猥な雌豚。だが、彼女たちが元々強者であったなら――――《白銀の剣聖》シズナ・レム・ミスルギや《槍の聖女》リアンヌ・サンドロットという、この世界で恐ろしいまでの武勇を極めた女であったならば、どうか。


「むっちむちの肉を揺らしてハイグレ三昧!♥ カルス様に叩いて手形付けて欲しいんですぅ!♥」

「むっちりハイグレ、聖女贅肉ぶるんぶる~ん!♥♥ ジャングルアナルでハイグレ歓迎会です!♥」


 あまりに惨め、あまりに無様を〝極めて〟いるというものではないだろうか。

 かつて見せた戦乙女の肌は雄に媚びた肉を蓄え、そうして穢れた身体から縮れ毛を生やし、裸になって男の前で踊る。男に媚びる女であっても、ここまで落ちぶれてまで生きたいと思うのか。思っていないから、強者だったものたちは生き恥を晒している。

 彼と戦い、敗れた女。その中で彼に選ばれなかった強者の末路。剣聖のシズナや聖女のリアンヌ、《蒼の深淵》ヴィータ・クロチルダ。《黄金の羅刹》オーレリア・ルグィン。《氷の乙女》クレア・リーヴェルト。《剣の乙女》エレイン・オークレール。

 栄光ある名を冠した美女たちが、不幸にも彼に敗れる価値があったがために尊厳を弄ばれているのだ。


『マン毛ハイグレ!♥ マン毛ハイグレ!♥』

『ケツ毛ハイグレ!♥ ケツ毛ハイグレ!♥』


 戦士失格、女としても下賎な女体を見せつける元強者たちが踊り続ける。ガニ股爪先立ちになったシズナとリアンヌが陰毛ジャングルの鼠径部を両手でキレ良く擦って動かす。それ以外の女は背面を向き、はみ出したケツ毛を見せつけながらデカケツをハイグレの仕草で揺らす。

 その手に己の武器はなく、振るうは男への刃ではなく男への下品な媚び売りダンス。見るも無惨なマン毛とケツ毛ハイグレにカルスは肩を竦めて言葉を返した。


「はー、見せもんとしてはなかなかだが、下品すぎるな。顔が良くても今すぐ抱く気にはなんねぇ。リゼット、次を寄越せ」

「かしこまりました、ではこちらへ」

「そ、そんなっ。お願いします、カルス様ぁ♥ おちんぽ恵んでぇ♥ その剣を私の雑魚マンコに挿入れてくださぁぁぁぁぁい♥♥」


 チンポを恵んでもらう価値すら失ったシズナたちの情けない叫びを背にし、彼はリゼットの案内で次のダンスショーへと向かう。


「続きましては、高貴な血筋がここまで堕ちた。優雅な気品で繰り出すは淫乱舞踏。敗戦プリンセスによるケツ振りダンスになります」


 次はシズナたちに比べればまだ大人しい。しかし、身分という点では冒涜という他ないグループだ。度を超えた、というよりカルスのために張り切りすぎていると言うべきか。


「カルスさまー!♥ 私のケツマンコにおちんぽお恵みくださーい!♥」

「あぁん♥ ダメですよ、姫様♥ 私が先にしてもらいますぅ♥ ほら、私が一番お尻振れているでしょう♥♥」

「ケツ肉ぷるん、ぶるんぶるんっ♥ 公女のドスケベケツ穴にちんぽプリーズ、かもんかもーん♥」


 金、黒、ミントの長髪少女たちが尻を向けて踊っている。というより、尻で踊ることしかできないのだ。彼女たちの尻、その大金筋に『敗戦』の文字が上下に小刻みに、左右に大胆に、主張するケツ穴の極太バイブが卑猥に揺れる。


「助けて、助けてくださいまし!♥ どうか、命だけは……私のおまんこを好きにしていいから、どうかー!♥ 皇女胎を無責任種付けしてください!♥ 今ならガバアナルも付いてきますぅ!♥」

「カルス様の凶悪チンポにケツ穴が完全崩壊、陥落しましたぁ!♥ お願いします!♥ もう元に戻らなくていいから、役立たずのケツ穴を捧げます!♥ だから、助けてぇ!♥」

「身体も、国も国民も……心だって献上いたします!♥ ですから、何だってしますからぁ!♥ 売国アナルにおチンポ突っ込んでぇ!♥ 売国奴にお仕置きしてくださぁい♥」


 首と手首は晒し台に入れられ処刑を待つような姿だ。それでも公務用の美しい衣服を着込んでいる。しかし、今度は下半身が素っ裸のスケベ痴女丸出し。言葉だけは処刑手前で助命を請う負け犬貴族を思わせるが、態度が全く釣り合っていない。

 アルフィン・ライゼ・アルノール。エリゼ・シュバルツァー。ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン。かつては大国の貴族、皇女であった彼女たちも今やカルスの配下が取り仕切る娯楽施設で媚を売り、彼に見定められる機会を虎視眈々と狙う雌豚だ。


「悪くねぇが、今は〝そういう〟女を抱くのは間に合ってる。次だ次」


 帝国の至宝と呼ばれた少女までも奴隷に等しい地位に堕とした。それでいながら、今は気分でないと彼女たちのチンハメダンスを一蹴に伏すカルス。


「俺が来るからって気を回しすぎだ。もっとエロい女の普通の踊りを見せてくれる方が楽しむぜ、俺はな」

「し、失礼いたしました。では、こちらはいかがでしょう?」


 カルス自身は度を超えた性欲の持ち主ではあるが、嗜好はそれほど常人から離れているわけではないようだ。用意された無様な女たちをそれはそれで楽しむが、やはり普段の彼女たちを味わいたい。あえて恐怖で縛らず、思考の書き換えを行っても人格を残しているのはそういった理由からなのだろう。

 支配人としての配慮が空回りしたリゼットが頬を赤らめ、今度は〝真っ当な〟踊り子たちのステージへとカルスを案内した。


「……へぇ、悪くねぇ。いや、むしろ良い」


 薄い踊り子の装束に煌びやかな宝石類を身につけ、ポールダンスを踊る美女たち。その衣服の薄さは宝石の方がよほど彼女たちの魅惑的な女体を隠している上、下着で性器をフォローするという工夫も凝らされていないため、ポールに掴まり逆さになろうものなら秘部や尻穴が容易に丸出しとなる。

 そのため普通の踊りというには無理が生じているが、先の組み合わせに比べれば一般的かつカルス好みだ。踊り子たちの見事な舞いを楽しみながら、カルスがこの地に集めた美しい女の肉体を豪胆に味わえる。しなやかでありながら大胆に――――たとえば胸と尻がグラマラス、踊り子唯一〝元の服装〟である女など特に目を引く美しさだ。


「ありがとうございます。彼女たちは踊り手としても選りすぐりを……」

「――――ッ!!」


 ――――そんな一番に目立つグラマラスな女が、爆乳を揺らしてステージからカルスを強襲するなど、彼が笑みを浮かべるに相応しいシチュエーションだ。


「カルス様」

「いい、下がってろシャロン。ここは俺にやらせてくれや」


 前に出ようとする従者をカルスはその手で下がらせる。シャロンは《死線》の忌み名を持つ実力者。今まさにカルスの命を脅かす暗殺者とは良い勝負をするだろうが、彼が望む〝余興〟はそちらではない。


「っ、その余裕を砕く! イリヤさんを、皆さんをよくも――――魔王、覚悟!!」


 《銀》の装束を身に纏い、大剣を振りかぶるリーシャ・マオ。周りの観客たち、主立っては彼女の《月の舞姫》としての姿を知る者たちは僅かばかり活気だった。

 世界を破壊した魔王を舞姫が討ち取る。なるほど、筋書きとしては愚民が喜びそうなものだろう。


「ん゛ほお゛ーーーーッ!!♥♥♥♥♥」


 十数分後、リーシャ・マオが魔王に一矢報いる覚悟の面を下品なものに変え、チンポで犯されて喘いでいなければ、その希望はもう少し保たれていたかもしれない。

 尻肉を溢れさせるスリットの中に入り込み、マンコを犯すカルスの巨根。彼の強靭な上半身に身体の全てを抱えられたリーシャは、フルネルソンで固められ、反逆者としてアヘ顔を強制公開させられる。それが彼に敗北した女の末路である。


「ん゛お゛ッ、ん゛お゛、ん゛お゛♥♥♥♥ ん゛お゛ぉお゛ぉぉおおンッ!?♥♥♥♥♥ おぐっ、づぶれ゛♥♥♥♥」

「安心しな、俺のモノは女を壊すもんじゃねぇ。女を抱くために女をぶっ壊したら意味がねぇからな――――特に、おまえみたいに何度も反抗させて使える女は壊したくねぇ」

「…………お゛へ?♥」


 野太く下品に唾液を飛ばし爆乳を揺らして喘いでいたリーシャが、カルスの言葉に鼻と口を大きく離した間抜け面で呆然と声を発した。

 これは、彼が望んだ余興だ。美しい女は全てカルスが手に入れた。全く以て例外はない。たとえばその身体、たとえばその愛――――たとえば、その強烈な〝反抗心〟。


「期待通りだ。何人か〝縛り〟を緩めておいたんだが、おまえは合格だリーシャ。今日から俺の女にしてやる」

「そんな、うそ……嘘ですっ! 私は、私は正気で、この魔王を……そのはずなのに……ほぎょッ♥☆」

「ああ、正気だったぜ――――俺がそうするように仕向けたんだからな」


 肉棒をより深く、入り切らず股間の前掛けに浮かんだ肉厚な竿をさらに挿入され、リーシャが鼻水を吹き出して首を反らす。

 確かにリーシャは本気だった。ただし、それは久しく反逆を受けていないカルスが自らのために用意した余興だ。彼女は緩んだ洗脳の中、ただ一人立ち上がって彼に挑んだ。数々の英雄たちが敗れ去った存在に、一人で勝てるはずがないと知っていながら。

 無謀ながらもカルスに立ち向かう存在。非常に好ましい――――彼が囲うに相応しい極上の女だ。


「お゛ぉ゛ぉ゛ぉ!!♥♥♥♥ の゛ほぉぉ゛ぉ゛ぉ!♥♥♥♥ わ゛たじは堕ちてなんかない゛ぃぃぃ!♥♥♥♥ なのに、気持ちいいのぉぉぉおおおおおおおおっ!♥♥♥♥♥」

「くそ、リーシャさんまで……っ!」

「ちくしょお、ちくしょおぉ……!」


 彼は立ち向かってくる相手を好む。それが女であれば言うことはなく、男であっても相応の礼儀というものを持つ。故にカルスは、リーシャが絶対的な雄のペニスで染め上げられる思考に抗い、叫びを上げているというのに〝オナニーに興じる〟などという負け犬行為をする男たちのことを、心の底から見下して嘲笑していた。


「はは、そうやって無様に吠えてろ負け犬どもが! 俺に向かってこれねぇなら、ここで俺の女に手出しできない粗末なもんをシコってるのがお似合いだ!」

『うおおおおおおおぉっ!!』


 ――――直ぐにわかるとは、こういうことだ。ここは彼らを負け犬たらしめる救いの場。女が奪われる中、命惜しさに戦おうとすらしなかった者たちの楽園。

 圧倒的な力でどんな英雄も一蹴し、どんな女傑であろうとそのペニスで屈服させた。彼の力は世界に及び、逃げることや死ぬことを選ぶ〝選択肢〟を奪われた。結果、残された男に許されたのは無気力に女のいない日常を送るか――――ここで、一生使うことのないペニスを触れられない女の前で擦るかだ。

 ここでは自慰行為だけなら困ることはない。下手な希望を持たず、触れられない女に向かって届くことのない子種を無駄打ちする。カルスの気分を損なわないため、常にあらゆる美女のあられもない姿が用意されたこの場所は、ある意味で負け犬たちの救いだ。ともすれば、普通の女を抱くより幸せなことかもしれない。


「やめでぇぇぇ!♥♥♥♥ 私は私なのぉぉ!!♥♥♥♥ わたしは、のっほぉっ!♥♥♥♥ わたしは、魔王なんかにぃぃぃぃぃ――――おひょおおぉぉ〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥♥」

「んぐぅ、げぇぇぇ♥ し、しんにゅうしゃ、を、もうひ、わけ、ありまへんれしたぁ♥ げ、げづあな、壊れりゅぅ♥♥」


 陥落一歩手前のアヘ顔を見せるリーシャ。暗殺者の侵入を見逃したからと、リーシャを一瞬で踏み潰されたカエルの如き姿にした後、たっぷりとお仕置を受けたリゼットの姿。

 逆さ吊りのまんぐり返し。ケツ穴は酒瓶の底でありえないほど広げられ、膣穴にはボテ腹になるほどの精液を注がれて淫具をめちゃくちゃにぶち込まれている。支配人と言えど、彼の気まぐれに振り回される女の一人でしかない。彼女でなければ壊れかねない凄惨な仕置き姿を見て、男たちはペニスを扱く。

 リーシャを犯す剛直と、それに比べて短小な男たち。勝者と敗者――――それが、英雄が消えたこの世界の真理なのだ。


『おかえりなさいませ、カルス様♥』


 そして、敗者にすらなれない男たちが目にすることを許されず、されど支配人や娯楽に使われ媚びる女たちのように無情に扱われることもない女こそ――――カルスを頭を垂れて出迎えた生粋のハーレムたち。

 シャロン・クルーガー。アルティナ・オライオン。ティオ・プラトー。レン・ブライト。ローゼリア・ミルスティン。このためだけに世界を手にしたと言っても過言ではないハーレムの土下座出迎えに、視察帰りのカルスは笑みを向けた。


「おう、今帰った。今日は外にはいかねぇ――――おまえらを思う存分可愛がってやるから、期待しとけ」

『〜〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥』


 頭を地面に擦り付けるほどひれ伏した女たちの全身が震えている。怯えなどではない。彼の笑みを感じ取り、その言葉に感極まって喜び震えているのだ。

 選りすぐりのハーレムたちには一切の精神制御は成されていない――――皆、敗れ去った英雄たちや挑むことをしなかった負け犬たちより、カルスという逞しい男を選び取った。


「ねぇカルスさん♥ まずはレンたちとイイこと、しましょ♥」


 その証拠に彼女たちは自由な衣服を着て、カルスの名を好きに呼ぶことすら許されている。レンがチラリと片手でスカートをたくし上げ、扇情的なガーターベルトとマン汁が染み込んだ下着を見せつけるのもレンの意思であり、彼に気に入られるための工夫も彼女の、彼女たちの意思だ。レンを含め、皆がカルスの前で女の顔をしている。


「くははっ、俺の女らしく染まったもんだ! ま、素直になる前も可愛かったがな」

「もう、昔のことは恥ずかしいわ」

「ええ……ご主人様への反抗、猛省していますわ」

「カルスの魅力をわかっておらなんだ妾たちを、笑って許す胆力。皆、今はそなたに〝めろめろ〟なのじゃ」


 素直になる前――――そう、彼女たちにも女傑であった時はある。世界を支配する侵略者、魔王と呼ばれた彼を力ある女はあらゆる手を尽くして討滅せんと牙を剥いた。


『くすくす、立派な人……♥ そんな物をレンに向けて、どんなことがしたいのかしら? ふふ、楽しみね♥』

『そのように硬く勃起させておいで……私(わたくし)を抱きたいと仰るのなら、どうぞご自由になさってくださいませ♥ このシャロン、誠心誠意、あなた様に尽くしてみせますわ♥』

『何とおぞましい。よくも我が孫に手を出しおったな……その粗末な逸物ごと肉塊にしてくれようぞ!』


 レンやシャロンはその蠱惑的な言動、女体を差し出して籠絡を。ロゼは早期に彼の脅威を知り、今と同じ本来の姿、真祖の吸血鬼としての力を存分に振るって勇ましく立ち向かってきた。

 どちらもカルスが好ましいと思う女の姿だ。レンとシャロンは言わずもがな、ロゼなど神秘的な少女と妖艶な美女の姿を持つ希少な存在――――だから、抱いた。


『ひゃぁぁぁぁ!♥♥♥♥ ちんぽぉ!♥♥♥♥ チンポ駄目ぇぇええぇええっ!♥♥♥♥♥ そこダメ、良すぎる!♥♥♥♥ 気持ち良すぎっ……ダメになっちゃうぅぅ!♥♥♥♥ レンが、レンじゃなくなりゅうぅぅぅぅうううぅ!?♥♥♥♥♥』

『しゅごい、しゅごいのほぉぉーっ!?♥♥♥♥ まんこ溶けちゃうっ、頭ん中ぐしゃぐしゃに、溶けてなくなりますぅ♥♥♥♥ いひゃぁぁん!♥♥♥♥ もっと動きますっ、気持ちいいでしょうかぁ!?♥♥♥♥♥』

『のひぃいぃいぃぃ!♥♥♥♥♥ ごめんなさい! ごめんなさい! 生意気なことを言ってごめんなさいなのじゃあ!♥♥♥♥ ゆるして! せっくしゅゆるひてぇ!♥♥♥♥ おちんぽゆるひてぇ!♥♥♥♥ む、むりじゃ、この姿でも、妾のマンコでは耐えられぬぅうぅうぅうほおぉおおぉおおぉおおぉッ!?♥♥♥♥♥』


 全員残らず分からせてやった。女が男に抱かれる悦びを。自身より強い雄を前にすれば、どれだけの頭脳も、色香も、力も等しく無力であるのだと。

 その口が崩れ、チンポに屈した雌顔で彼の好む淫らな言葉を喋る最高の女たちになるまで、徹底的に犯し尽くした。カルスがレンたちにしたことは、それだけだ。レンも、シャロンも、ロゼも、そしてアルティナもティオも、誰もがカルスのチンポ一つに屈して犯されることを望むハーレム。


「んふっ……どう? 気持ちいいかしら? レンのおっぱいでカルスさんのたくましい背中、洗ってあげる♥ あふぅ♥ 乳首が擦れて……くすぐったいわ♥」

「カルスさんの胸板……♥ あぁ、見惚れてしまいました♥ わたしの身体で清めます♥ そして、立派なおちんぽ様も、奉仕しますね♥」


 ――――今ではこうして、その身体を使ってカルスを清めることすら躊躇わない。

 屋敷の浴室にマットを敷き、ティオとレンが泡立てた身体でサンドイッチ。ティオの慎ましやかだからこそ感じられる小さく柔らかい女体。レンの日々成長を続ける豊満な肢体がカルスの身体を撫で上げる。

 カルスはかなり逞しい体格を持っているため、必然的に手足より身体全体を使った奉仕の方が多くなる。そのこと自体に彼は不満を感じない――――むしろ、感じるのは不満以外のものだ。


「ああ、たまんねぇ……たまらなくて、我慢しきれねぇ!」

『へ?』


 男にとっての魔王、女にとっての英雄カルス。彼の思想は理解が容易くもあり、理解がし難くもある。

 これだけ世界を荒らして起きながら――――求めるものは女のみ。


「あぁぁぁぁんっ♥ だめぇ、カルスさぁん♥ 今は私たちが奉仕する番なのにぃぃ♥ 気持ち良くなっちゃうぅぅ♥♥♥♥♥ あ゛っあ゛っあ゛んっ♥♥♥♥」

「イく、イっちゃいますぅうぅうう!♥♥♥♥ お願いします、待ってください!♥♥♥ カルスさん!♥♥♥♥ あ、らめっ――――カルスさまあああぁぁぁ!♥♥♥♥ ひゃぁぁぁぁ♥♥♥♥♥」


 カルスは女を抱きたい。一生、抱いていたい。それが理解が容易く理解がし難いのだ。どんな英雄であれ、性豪であれ限界はあるはずなのだ。だから、一生という言葉に語弊が生じてしまう。

 彼は本当の意味で一生、どんな時でも女を抱いていたい。収まった傍から急速に溢れ出す性欲。今とて、レンとティオの相互奉仕に情欲が我を忘れて襲いかかり、彼女たちの奉仕を数時間に及ぶセックスに書き換えた。


「ア゛ッ、ガッ……♥♥♥♥」

「――――……っ♥♥♥♥」


 ブピッ♥ ブッ、ゴボッ♥


 気づけば地面にザーメンの〝風呂〟が出来上がり、唇を縦に伸ばして白目を剥いたレンと、うつ伏せでザーメン溜りに突っ伏したティオが、揃ってガニ股から精液をひり出して倒れている。


「よし! 風邪ひく前におまえらも上がっとけよ!」


 グロッキーなレンとティオ。彼女たちの美しいスミレと青髪にまで精液を染み込ませたカルスは、しかしペニスの勃起を緩ませることなく〝この後〟を楽しむべく清められた身体で浴室を去っていく。

 そう、彼にとって性欲とは呼吸と同じ。尽きることのない性欲と女好き。英雄色を好むとはよく言ったものだが、彼は色を好みすぎる英雄なのだ。故に理解がされない――――カルスは本気で、女を手に入れるためだけにこの世界を敵に回したのだと。


「待たせて悪かった。今日はいつもより気が収まらねぇから、三人まとめて俺のチンポに漬けてやる」


 風呂を終えれば彼は朝まで部屋に籠る。出る必要がなくなるからだ。選んだ女を朝まで抱く。純粋で単純で明快な雄と雌の交尾。今日は一人ではなく三人。常日頃から行う呼吸の中でも、深呼吸に当たる性欲の発散だ。


「うふふ、それではいつもと同じご主人様ですわ♥」

「ヌシのチンポは筋金入りじゃからのう。ほれ、今も妾たちの〝せくしー〟な姿に勃起が止まっておらぬではないか♥」

「ったりめぇだ。最高の女に似合うもの着せて、チンポおったてない方が失礼ってもんだろ?」


 それが特に珍しくもないことを知っているシャロンは、ベッドに座るカルスに向かって穏やかに揶揄と微笑みを。さらにロゼは皮肉げに笑い、抱かれる準備はとっくに出来ている様子だ。


「……わたしに、こういうものは似合わないと思いますが」


 だが、アルティナだけは自身の纏う服に嘆息した。

 優れた女体のシャロンやそれ以上にグラマラスなロゼと比べ、色違いのエロランジェリーを身につけるアルティナは幼い。オープンクロッチとバスト、エロティックなシースルー。爆乳が零れ、程よい陰毛が絡んで実に情欲を唆るだろうシャロンやロゼはともかく、自分の身体には似合わないと独り少女はごちている。

 せっかく彼の前であるならもっと似合う衣服か、せめて裸身なら。そう俯くアルティナをカルスは軽々と抱きかかえた。


「ひゃっ」

「んなことねぇ。おまえは俺の女だ……俺が似合うって言ってんだから、素直に受け取りやがれ」

「か、カルスさん……んんっ♥」


 抱き上げたその手で抱き寄せ、胸板でアルティナを受け止めながらキスを落とす。人形の如き少女の眼前に世界を壊した魔王の面が広がり――――アルティナの顔は、彼にうっとりと見惚れたものになった。


(ああ、すごいです……満たされ、ます♥ カルスさん……この人をもっと、感じていたい♥)


 アルティナの薄く艶やかな唇に男の大きな唇が重ねられ、少女はそれだけで下の口を浅ましく濡らしてしまった。心が満たされ、子宮が熱く煮えたぎる。自らふとましい肉体に脚を回し、抱き寄せられながら抱き返す。

 もはやアルティナの心にはカルスしかいない――――勃起した肉棒に寄り添い、胸と口で奉仕するシャロンとロゼも同じだ。


「んちゅ♥ 逞しくて立派なご主人様のおちんちん♥ 私を雌にしたおちんぽ様♥ こんなに硬くなって……胸が火傷してしまいそうですわ♥」

「あむぅ♥ ちゅばぁ♥ 胸で扱くだけで、咥えるだけで……熱くて、子宮が疼くのじゃ♥ あぁ、愛おしい男根様♥ もっと勃起しておくれ♥」


 爆乳を重ね合わせてなお足りないカルスのチンポをその口で舐め、しゃぶって奉仕する顔に嫌悪は見られない。ダブルパイズリフェラをしながら、その顔は蕩け、彼にチンポを勃起してくれてありがとう、などと敬意すら感じているかもしれない。

 今のアルティナたちにとって英雄とはカルスに他ならない。カルスこそが彼女たちの真なる英雄。言うなれば――――チンポに負けた淫猥な女たちを抱く英雄の軌跡(ものがたり)。


「お゛っお゛お゛ぉぉ゛ぉ゛ぉお!?♥♥♥♥♥ んのほぉぉぉお!♥♥♥♥ きたぁ……ちんぽ来ましたわぁぁぁっ!♥♥♥♥ イクッ、もうイグゥウゥウゥゥウ゛ッ゛ッ゛!♥♥♥♥♥」


 この軌跡において彼女たちの役割はカルスを愛し、カルスに奉仕し、カルスのチンポを受け入れてよがり狂うこと。

 人の女では到底入り切らないチンポを騎乗位で目一杯にマンコへと頬張り、飛び出した巨乳をばるんぶるんっと振り乱す。普段のシャロンが演じる淑女的な態度は、愛する主のチンポという卑猥なモノの前には意味がないものとかなぐり捨てられた。シャロン・クルーガーは野太い雌声を上げ、子宮でチンポを奉仕するだけの女になる。


「んぶっ、ぢゅるる♥ ずびょん♥ カルスさんの玉袋♥ 精子どくどく作られてるのがわかります♥ 味も濃厚に染み込んで……しゃぶってるだけで、わたしのロリマンコがイッてしまいます♥」

「カルス……なんとたくましい胸板じゃ♥ ちゅっ、ちゅるっ♥ シャロンがあのように腰を振ることしかできぬ。まさに男の中の男。情けなく粗末なイチモツを扱くだけの負け犬どもとは格が違うのう♥」


 他の二人もさしたる差はない。アルティナはカルスの足の間に身体を滑り込ませ、激しいセックスの液体を顔面に浴びながら睾丸をしゃぶる。ローゼリアはそのムチムチの太股で膝枕を、爆乳で頭部を挟み、乳首を舐めて甘い奉仕。


「チンポいいっ!♥♥♥♥ ずっとお預けされていました、熟成まんこが絶頂終わりませんわぁぁあぁぁあ!♥♥♥♥ 奥まで届いても収まり切らないおちんぽ様ぁ♥♥♥♥ あふっ!♥♥♥♥ お゛ごっ、ん゛ッオオォオオォォオ゛ォッ゛♥♥♥♥♥」


 一見すれば、一日中焦らされたシャロンの凄まじい声に比べて差があるように思える。騎乗位で奉仕というより、巨大な逸物で串刺しされ可憐な面をアヘらせ垂涎する淫乱美女。シャロンに比べれば、酷く落ち着いていると思うだろう。

 だが、やはり差はないのだ。


「あおおおおおぉぉぉおおおーーーーーーーーーーッ!!♥♥♥♥♥ イグ、イグ、イグーーーーッッ!!♥♥♥♥」


 結局、カルスのチンポを雌穴に突き立てられれば、誰も彼もが喉を限界まで使った雌の本性剥き出しの声を響かせる。それは、あのアルティナ・オライオンですら変わらない。

 感情を学び、淡い恋心を知ったアルティナ。そんな矮小なものを全て焼却し、裡に芽生えさせられたケダモノの欲求。左右のデカケツに挟まれながら、四つん這い並べで一番にチンポを味わう小さなメスケツ。アルティナはその悦びに打ちひしがれ、全身で歓喜を露わにして絶頂をする。チンポがマンコを削り取り、子宮内を丸ごと犯される度にアルティナは頬を綻ばせて雌声を上げる。


「んほぉッ、オオォッ、おほぉぉぉう゛♥♥♥♥ ひゅごい、かるすさんのおちんぽ、わたしのまんこっ、ひゅごいいぃぃいいぃいぃッ!!♥♥♥♥♥」


 涎を飛ばして知性の欠片も感じられない言葉を吐き出し、チンポでの絶頂を小さな女体を精一杯震えさせて表現する。カルス専用のちんぽケース、アルティナ・オライオンとして達し続けている。


「っはは、相変わらず大人しい顔していい声出すじゃねぇか」

「ふふっ、仕方ありませんわ。ご主人様のおちんぽには、どんな女性も敵いませんもの♥」

「むふふ、ヌシのチンポを受け止めるには、アルティナはちと小さすぎるかのう♥」


 左右に並べられ、寂しげにフリフリと振られたデカケツが何かを喋っている。即座に両手を使い、それぞれの縦に割れた卑猥な尻穴に太い指を突き立てた。


『ん゛ほッ゛♥♥♥♥』

「はっ、てめぇらだって変わらねぇだろ。いっつも俺のチンポを受け止め切れないで気絶しちまう癖に。特にロゼ、おまえはまた途中で小さくなって壊れかけちまわないように気をつけとけよ?」


 肉厚な表皮が卑猥な形でめくれ上がり、もう一つの女性器になったケツマンコを手マンし、アルティナを犯しながらシャロンとロゼに語りかけるカルス。今日は三人がかりだが、それでもカルスの性欲を受け止めきる保証はない。既にシャロンとロゼのマンコは精液で溢れ返り、アルティナも腹がどんどんと膨れている。次はケツ穴を使うにしても、全て受け入れられるかどうかわからない――――だが、シャロンたちは淫靡に微笑んだ。


「おほっ、んっ♥♥ 寛大なお心、痛み入りますわ♥」

「じゃが安心せい♥ おっほ♥♥ わ、妾たちは、壊れてもカルスの〝ちんぽけーす〟として扱ってもらえれば悔いはないのじゃ♥」

「ほひっ、ひぃぃぃぃっ!♥♥♥♥♥ ちんぽぉ♥♥♥♥ おまんここわれても、ちんぽしてくらひゃいぃぃいいぃいいっ!♥♥♥♥♥」


 壊れても構わない。全てを捨てて彼を愛したい。この英雄のチンポになら殺されてもいい――――そんな彼女たちをカルスは一蹴した。


「馬鹿か! 俺が自分の女を壊すような抱き方すると思ってんのか!! 逃げ出すことも許さねぇ! 壊れたりすんじゃねぇぞ!! 全員、俺が愛して使う女なんだからなぁ!!」


 勝手に壊れるなど許されない。カルスは世界を支配しない――――英雄カルスは女を支配する存在として、この世界に君臨する。


「ん゛お゛ぉお゛ッ!♥♥♥♥♥ はい、ご主人様の淫乱メイドマンコ、イグッ、イグイグイグゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥」

「んぐヒィィィィィーーーーッ!♥♥♥♥ チンポォ、チンポォ♥♥♥♥ イィイングゥウウウウウッ!!♥♥♥♥」

「おっほぉおぉううううっ!♥♥♥♥ カルス、妾の愛する主様ぁ♥♥♥♥ ん゛お゛あ゛ぁぁぁぁぁ――――チンポ、ギモヂイィィイィッ!♥♥♥♥♥」


 響き続ける淫猥なヒロインたちの声。雄と雌の叫びが轟く世界――――これは英雄たちが敗れ、新たな英雄が紡ぐ支配のキセキである。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


私にしては結構おせっせ多めでボリューミーな感じ。いや依頼品というのもありますが、やっぱり軌跡キャラはエロいねんな。

Comments

ムマ・N

これぞまさにタイトルに偽りなき、支配のキセキ。 敗北し支配される世界において不幸しか待っていないはずの世界で歪みを持ちながらも幸せそうに生きるメス達。あぁ……本当にこういう世界が大好きです。 大好きな部分をあげていくと全部、とか切りがないくらいに好きなので、特筆するわシャロン。あとまるで純愛かと思うほどの反応を見せたアルティナ。そしてリーシャでしょう。 シャロンは、その立場もあり、会話のテンポも素晴らしい。冗談に乗ったり、セックス中でも待ってたり、主人を守ろうとしたり、でもやっぱりメスだから欲しくて欲しくて堪らない。 これが素晴らしく良かった。最後の4Pを待ちわびるのは、自分もでした。 アルティナは言わずもかな、一人だけ貧相なのを気にしたり、それをキス一つで解決させられ、幸せそうに無様に喘ぐ様でしょう。 幸せそうに無様というのは矛盾してるかもしれませんが、自分の中では両立してるんで良いのです。 そして今回の被害者?枠リーシャ。 気まぐれに堕とされたアニエスやほぼ巻き添えを食らったリゼットも可哀想枠ですが、やはりリーシャが一番でしょう。 覚悟を決め、自らを犠牲にしてでも支配者に一矢報いるつもりで挑んだのに全ては手のひらの上。 まだ完全には堕ち切ってはいないからまだまだ遊ばれそうで……妄想が止まらん。 敗者たちについてや堕ちる前のハーレムメンバー達の2つの台詞で何があったのか分かる素晴らしさなど語れば終わらないので、これでキリとします。 素晴らしいものをありがとうございました!

ワシワシ

軌跡キャラは本当にエロいですよね!軌跡シリーズのハーレム洗脳もの最高でした!好きなキャラも何人かいて本当に最高でした!次回も楽しみに待っています!

たこ足八寸

軌跡キャラはエロい、この言葉には同意しかありません! それぞれが力を信念を誇りを持っていた女達が男に支配される事を一匹の雌として心の底から悦びよがり狂う様は本当に滾りました!! 屋敷お抱えのハーレムメンバー達が軌跡シリーズの中でも私が特に好きなキャラしかおらずカルス様とは趣味が凄いあいそうだなと思いました(笑)

いかじゅん

私もこういう終末的な世界観は大好きです。いいですよねぇ、逃れられないほど絶望的だけど都合が良すぎるくらいエロい世界。 どの子もお気に入りな子たちをハーレムとして書くことが出来て私も嬉しい思いです!やっぱり無様完堕ちは……最高やな!

いかじゅん

もう誰も彼もがエロいんですよねぇ! エロの鉄則、どんな信念がある子もこうなってはただの雌。じっくり折るのも好きですが、完全に堕ちた姿から始まるのもたまらん! 私も好みのキャラだらけなのでこの魔王様、実にお目が高いって感じでしたねぇ!マジのよりすぐりでした!