Home Artists Posts Import Register

Content

いつもご支援ありがとうございます。本日はエレインの後編になります。書ききれたわけではないけどやれるだけやった。

あと新規プランも開帳いたしましたので、よろしければご検討ください。こっちの更新も合わせてやっていきます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 この街の警察署は他に比べてかなり〝珍しい〟とは、住民の共通認識だ。珍しいという言葉を言い換えれば、面倒という二文字が適していることは逃れようのない事実であろう。

 別の建物を再利用し、立て直されたために警察署というよりは美術館、あるいは娯楽施設の印象を抱かせる広々とした外観。それでいて、内部を知る者がいなければ迷ってしまいそうな入り組んだ構造。広いのなら、せめて迷うことのない作りにすれば良かっただろう、とは街の笑い話になっている。

 そのため人間の視線は自ずと警察署へと向き、その警察署内部も〝奥〟を知る人間はほとんどいない――――――


「ふぅーっ、ふ、ぐ……うぅっ♥」


 普通の道より左右に膨らんだ通路の真ん中で、逆さ吊りにされてケツ穴を吹き曝している美女のことなど、街の人間は誰一人知ることはないのだ。

 逆さまのまんぐり返しで通路中央に吊り上げられたヘーゼルブロンドの髪を持つ美女。身体は当然のように一糸纏わぬ姿であり、その目は分厚い目隠しで塞がれているものの、彼の《剣の乙女》エレイン・オークレールであることは疑いようのない事実である。

 容疑者エレイン・オークレール。掛けられた嫌疑を黙秘したため、警察署内に拘束収監中――――そんな名目でエレインは様々な羞恥、恥辱の責め苦を受け続けていた。


「んぎぃぃぃぃぃッ!?♥♥」


 バチィンッ!♥


 エレインが逆さ吊りで何とか息を整えようと言う中で、その努力が無に帰す叫び声が上がる。引き締まっていたはずの美尻……何度も叩かれ揉まれたことで一回りほど膨らんだデカケツを通りすがりの警官に叩かれ、思わず悲鳴を上げてしまったのだ。


「へへ、調子はどうだい、エレインちゃん」


 エレインに〝ちょっかい〟を掛けたのは、彼女より若い警察官だ。デカケツを力強く引っぱたき、格上のエレインを〝ちゃん〟などと呼びながらニヤニヤとした笑みを浮かべている。恐らく、辺境の地にすら勇名が轟くエレインを弄ぶことが楽しくてたまらないのだろう。


「……最悪、よ」


 対してエレインは〝この数日間〟で得た経験から、何一つ変わることのない本音をにべもなく吐き出した。

 どんな仕打ちを、責め苦を受けていようとその信念に変わりはない。


「そう? その割には凄く元気そうだけどなぁ……エレインちゃんの、ケ・ツ・マ・ン・コ」

「ッ……黙りなさい!」


 たとえ自らの排泄器官がマンコと揶揄されるようなものに成り果てようと、エレインは気丈に振る舞う。否、そうすることしか抵抗の意思を示せないのだ。

 銀色の器具、クスコのようなもので広げられたエレインのアナル。初めは目一杯強引に開いても極小だった穴は、今やテニスボールほどに広げられても全く裂ける気配を見せないほど拡張されている。

 中身は言わずもがな。クスコで丸見えになった赤みの肉がビクビクと蠢き、腸の汁を秘部の愛液以上に溢れ返している。エレインが未熟な若手警官の接近に気づかなかったのも、吹き曝しのアナルに神経の大半を持っていかれていたからだ。


 不意をつかれ、古代遺物による支配を受けたエレインは、たった数日で身体の常識が覆る調教を受けた。


「こんなことをして、恥ずかしいと思わないの!? あなたも誇りがあるなら――――――」


 だが重ね重ね、エレイン・オークレールという女はまだ堕ちてはいない。アナルを逆まんぐり返しで吹き曝しながら、遊撃士と警官という立場の違いはあれど誰かを守る誇りは変わりないはずだ、と必死に語りかける。

 誰か一人であっても、その心を変えることができるなら、この狂った構造をおかしいと思える人間がいるのなら。


「あーあー、乙女さんの説教はいいって。それよりさ、今日はどんなことしてた? 俺、寝坊しちゃって見損ねたんだよねぇ。全部〝正直に〟思い返してくれないかなぁ?」

「な、やめ……ッ!」


 しかし残念ながら、エレインの微かな希望とも言える崇高で美しい信念を理解する者は誰一人いない。

 若手警官の言葉がエレインの脳髄を焼き、閉じようと試みた口を容易く開帳せしめる。


「本日は、朝からケツマンコを綺麗にするため公開スライム脱糞をしました♥ 警察署の入口でウンチングスタイルになり、オホ顔で大便♥ スライム様にケツ穴を洗浄していただき、そのまま土下座で感謝……恥ずかしすぎて死ぬほど気持ちよくて……そ、それから尋問でケツ肉を鞭で打たれ、豚のような声を上げて……けど、生意気な私は、まだ黙秘を続けているので……こうして、ケツマンコ吹き曝して……〜〜〜〜〜〜ッ♥♥ 誰かに見られる興奮で、ケツ穴汁が止まりません!♥♥♥」


 ブシュッ♥


 エレインは確かに堕ちてはいない。けれど、彼女は己が感じたものに嘘をつけない。

 朝から警察署の入口、硝子を一枚隔てた先には外がある中でスライムを野太い嬌声で排便。自身の汚物を食して黒くなった魔獣に対し、真摯な態度で土下座。デカケツの主な原因であるスパンキングの尋問を受け、こうしてクスコで開かれ見られて興奮、収縮させた花のような卑猥なアナルから腸液をイキ潮のように吹き上げる。

 これが〝乙女〟と呼ばれたエレインに対する尋問だというのなら、全てが狂っている。彼らも、エレインの身体も。


「よう、被疑者の様子はどうだ?」

「あ、先輩。おはようございます! 調子は、そうですねぇ……黙秘中、って感じですね。ケツ穴はこんな素直にヒクついてるんですけどねぇ」

「!!」


 彼女をこんな風にした元凶である尋問官も、だ。

 彼の声が聞こえるだけで身が竦む。悠長に後輩と言葉を交わし、エレインに近寄ってくる尋問官にエレインは恐怖の感情を隠し切れない。


「部屋を変えるぞ、ついてくるんだ。くく、しっかり弄ってやるから安心しろ……そんなにケツマンコを興奮させなくてもな」

「ッ♥」


 なのにアナルは疼く。淫猥なアナルは、癖であろう彼の笑い声に官能の声を上げて蠢いてしまう。

 それがエレインには恐ろしい。全身を支配されているというのに、ケツ穴だけがその支配とは全く別に彼女の意思から離れていく――――それは四つん這いで這い蹲る、犬のような歩行で連行をされる最中で見た〝モノ〟への反応からまざまざと感じられた。


(あの〝箱〟……私、以外にも!?)


 方向感覚がおかしくなり兼ねない似た作りの通路で、目隠しを外されたエレインはその箱を見つけて目を見開いた。

 壁の前に設置された二つの箱から〝飛び出した〟尻肉。先ほどまで逆さまんぐり返しだったエレインだが、そんな彼女を正方形の大きな箱に詰め込んだような【ケツボックス】。

 太股から先は全て箱の中。飛び出しているのは下半身の秘部と、やはり目立つ尻穴。


『〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥』


 まるで生け花のように太ましいバイブが突き刺さり、エレインが通り過ぎる間にもガタガタと箱の中で身悶えする音が虚しく響いていた。さらに醜悪なのは、箱の正面にはいつ撮ったのか中に拘束されている者たちの顔写真が貼られていることだ。

 それぞれ緑と橙色のツインテール。丁寧に名前まで記され、片方は『キーア・バニングス』。もう片方は仮面で隠れてこそいるが『グリムキャッツ』というなら、正体は一人しかいない。彼女たちも様々な事情があり、エレインのように尋問官の古代遺物に囚われたのだろう。


(一体、どれだけの人間がこの街で消えて……)


 ある程度は予想していたとはいえ、犠牲者は自分だけではなかった。エレインがその事実に感じたことは義憤――――そして、変わらない恐怖。

 エレイン以外の何人を不当に捕らえているのかわからない。想像もつかない上、ともすればエレインを縛る古代遺物以外にも複数所有している可用性すら思い浮かぶ。そうでなくとも、何人も部外者を捕まえながら一切の情報を漏らさずにいた〝長〟の手腕。

 あるいはエレインが追う《A》以上に狡猾で強大な敵である危惧。ただ立ち向かうだけなら恐怖を感じることはあれど、信念で抑えることができるだろう。だが、今のように囚われて無様を晒していては訳が違う。


(連絡はまだ断たれていない……せめて何かしらのサインを送ることができれば、この状況を打破できるかもしれないのに……!)


 助けは未だ期待できない。エレインの行動は縛られているのみならず、操られているのだ。命令さえあれば、エレインは滞在の延長や居場所の偽装を行ってしまう。それらを上手く積み重ねてしまえば、如何に名のあるエレインと言えど簡単に行方を眩ませられる。そうなれば、このままずっと終わりの見えない恥辱を受け続けることになる。

 それは恐ろしい。一体いつまで耐えていられるか、エレインにさえわからない。数日前までは絶対に屈服をしないと誓い、怒りだけを感じていたはずなのに。


(諦めはしない。必ず、犠牲者を助けないと……あの箱から、も……――――すごく、居心地が良さそうだった♥)


 ――――今では、無意識の期待でアナルを濡らすほどに弱っている。



「これより容疑者、エレイン・オークレールの尋問を始める。指示された姿勢を維持しろ」

「…………」


 クスコで開かれたアナルを突き出す。この数日!尋問室でエレインが一番慣れてしまった動作だ。

 尋問官に背を向け、両手を頭の後ろで組み中腰ガニ股になって最後に腫れたデカケツを突き出す。

 歪な体勢で真っ赤な巨尻を差し出す間抜けな構図。この尋問室でエレインが普通の姿勢でいることは許されない。彼女の心を抉るためか、それとも尋問官の嗜好か、エレインは必ず間抜けな姿勢の維持を余儀なくされていた。


「今日こそ貴様のアナルから証拠を掴んでやろう」

「……」


 いい加減に聞き飽きた謳い文句。エレインを犯人と決めつけ、アナルから証拠を見つけ出すなど妄言を吐く尋問官に返す言葉はない。


「どうした? 今日は随分おとなしいな」

「……あなたのような下劣な人間は、相手をするだけ無駄――――んォッ♥」


 ぶりゅぶちゅんっ♥


 しかし、相手をしないと宣言した傍からエレインは唇を窄めて下品な声を上げる。彼女の尻穴を拡張、吹き曝しにしていたクスコが引き抜かれ、腸液を噴きながら快感を顕にしてしまった。


「くくく、貴様のアナルは俺より下劣だがな」

「だから、その笑い方が……あぁっ♥♥」


 尋問官との時間は、如何に心を折らさず立ち向かえるか。恥に負けず、快楽に流されずにいられるか。


「見えていない貴様のために、エレイン・オークレールのケツマンコがどれだけ下劣か教えてやろう」

「余計なお世話……あんっ、あおっ♥」


 エレインのケツマンコ。膨らみを帯びた肛門の肉をグ二グ二と指で弄られるだけで、エレインは声を我慢できずに発してしまう。その中で蠢く肉ではなく、表皮に触れられただけで反応を返すほどに彼女のアナルは敏感だった。


「腸壁は魔獣の掃除で汚れがない、まるで赤ん坊のようなケツ穴だ。が……外側が醜いな。縦に割れて常に開き、マンコ以上に大きな〝入口〟。排便のし過ぎで肉が捲れて、その周りに尻毛が蔓延って汚らしい。しかもケツ汁をダラダラと垂らして、乙女の名が泣く肛門だな」

「誰の、せいだとぉ……!」


 縦に割れ、常に空気を求めて開いたアナルの〝中身〟は美しい。生まれたての腸肉は、排泄物の汚れを一切残さずピンクの肉から透明な液体を抽出し続けている。

 対して肛門の入口周りは実に汚らしい。中身の肉に比べて黒みのある肛門口は、数え切れないスライム排泄で脱肛気味に捲れ、鱈子のように肉厚な入口を膨らませている。さらにその周囲を〝もっさり〟や〝ボーボー〟という表現が相応しいヘーゼルブロンドのケツ毛が囲い込み、美しい直腸と汚らしい肛門口。排泄物を溜める中より外の方が汚い無様なケツマンコ。

 捲れ返った尻穴は手遅れだ。尻肉で挟んで隠すこともできず盛り上がり、ケツ毛ごと外へ外へと向かっている。未だ手付かずのマンコ以上に卑猥な性器へと変貌したエレインのケツマンコは、どの口よりも如実に真実を語る。


「そろそろ認めたらどうだ? おまえがあの事件の犯人なんだろう、エレイン・オークレール」

「どの口が……そう言わせたいなら、命令でもして言わせればいいでしょう!」


 だがそれらはエレインの真実であると同時に、彼女の本音ではない。尻穴をどうしようもなく疼かせ、腸液を吹き散らしていることは真実だが、エレインはまだ偽りの真相を語るまでは堕ちていない。

 たとえ無自覚に快感を期待するエレインがいようと、抵抗を続けるエレインも存在している。


「くく、それは意味がない。『エレイン・オークレール』に罪を認めてもらう必要があるからな」

「そう言われて、やってもいないことを認めると思って――――」


 だからこれ以上は、エレイン・オークレールに〝言わせて〟から進める必要がある。抵抗を一度諦めさせ、偽りの真相を本音という真実に変える。


 ずりゅりゅりゅりゅっっ♥♥


「ンホーーーーッ!?!?♥♥♥♥」


 マンコとさして変わらぬ淫猥な挿入の音色。腸液を弾き、清潔な腸壁を擦り上げて穿つ。慣れさせられたスライムの塊ではない。もっと物理的で、熱を持って脈動する肉の棒。

 いきなりのことで目を剥き、尻穴の変化同様に数日で定着させられたオホ顔でエレインは間の抜けた叫びを響かせた。


「ほっ、オォッ♥♥♥ こ、これ……スライム様じゃ、なひっ♥♥」

「くく、くくく……察しがいいな」


 その笑い声はケツ穴にモノを差し込まれて喘ぐことへのものか、それとも自身の排泄物を喰らう魔獣に〝様〟をつけることへの嘲笑か。

 どちらにせよ、彼が脈動する肉の棒――――ペニスを模したモノをエレインの尻穴に挿入したのは間違いないことだった。


「な、何を……して、ん゛お゛げぇ゛!?♥♥♥」


 何の目的でこんなものを、という言葉を言い切ることができずに尻穴の中からボコンッ、と何かが膨らむような音を響かせ、エレインは白目剥きかけの不細工顔で嗚咽を零した。

 もちろん、その膨らんだ音は疑いようもなく尻穴に呑み込まれたペニスもどきが引き起こしたものだ。

 ドクドクと脈動し、体温もあり本当に生きていると錯覚するペニスもどき。散々挿入れられた無機質なもの、魔獣のスライムより人の肌感に近しい。けれど人の肌より燃えるように熱い。その正体を尋問官は笑いながらエレインに伝えた。


「よく形を感じられるだろう? そいつは〝犬〟の魔獣の生殖器を再現して造られた人造ペニスだ」

「い、犬!? ぬ、抜きなさい、今すぐこれを……」

「今膨らんだのは亀頭球。挿入から何倍もの大きさに膨らむことで中で固定――――魔獣スライムの24倍の媚薬液を送り込む」

「………………は?」


 訴えを易々と無視し、犬チンポの解説をした彼にエレインは素っ頓狂な声を上げた。背中を向けているため見えはしないが、口を開いて呆気に取られた間抜けな表情をしているに違いない。

 魔獣スライムがエレインに与えた媚薬。それは今以てエレインの身体を蝕み、気が狂いそうになる官能を与えた。スライムにアナルを求められた際、彼女は自分がどれだけ下品な言葉を叫んでいるか記憶が定かでないくらいの官能を与えられているのだ。


(24……アレの、24倍…………ッ!?)


 故に、凍りついた思考が男の言葉を理解するまで数秒を要した。スライム媚薬の24倍、その濃度を具体的に想像することが難しかったのもあるだろう――――想像した結果、エレインはケツを突き出したまま顔色を真っ青にして狂乱の叫びを上げた。


「ぬ、抜きなさいっ! これを、今すぐ私の尻穴から抜きなさい!!」

「媚薬液は5分後に投与される。前にこれを受けたやつがいたらしいが……そいつはイきすぎてショック死しちまったって話だぜ」

「ひ……っ!?」


 ショック死。強力な媚薬液を投与され、イキ狂ってしまったとしたらありえない話ではない。


(い、いや……いや! そんな間抜けな死に方、絶対にしたくない!)


 犬のチンポを尻穴に挿入れられ、その媚薬でイカされて息絶える。誰もそんな死に方はしたくないだろう。それはエレインも例外ではなかった。

 特に、彼女は今無意識のうちに少なくない恐怖を覚えていた。数日で、彼ならやりかねないとおぞましい信頼さえ抱いているかもしれない。


「……ふ、んん〜〜っ! ふぬ、んんんんんん……っ!!」


 そんな彼女が即座に選んだのは懇願ではなく肉体的な運動――――歯を食いしばり、尻穴に力を込めて犬チンポを〝排泄〟しようという一見してふざけているとしか思えない行動だった。


「はは、そうだな。それを引きずり出せば媚薬の投与は防げるかもしれない」

「ふぬっ、ふぬうぅぅぅっ! はっ、あぁぁ、ふぅぅぅ!」


 だが、エレインの行動は嘲笑を生みこそすれど間違っているとは言い切れない。確かに、自分で抜くことさえできれば媚薬の注入を防ぐことができる。

 もっともそれは尋問官の妨害がなければの話である上――――――


「ふんぬっ、ふぎっ、ふんごぉぉぉぉぉ……!!」


 エレインの顔面が歪むほど力を込めた排便でひり出すことができれば、という前提が成立したらの悪あがきだ。


(抜け、ないっ! 中で亀頭が膨らんで、全然、外に向かってくれない……!)


 歯茎が見え、鼻の穴が恥ずかしげもなく広がるエレインの排便いきみ顔。スライムのように耐えるのではなく、便秘になった尻穴に渾身の力を込めてひり出そうとしているようなものだが、その努力は虚しく犬チンポはビクともしない。


 ぶびっ、ぶびびびっ、ぶびびぃ♥


「くくく、ははははは! どうしたどうしたぁ? 乙女のオナラを俺に聞かせたいだけなのか、んん?」

「ふ、ふぐ……ぐすっ、ひっく……んんーッ!!」


 竿で塞がれた肛門の隙間から破裂音のような空気が溢れる。エレインの涙ながらの努力は、その恥を晒す低俗な音に化けるのみで全く意味をなさない。

 膨らんだ亀頭球はどれだけ息んで、腸壁で押し出そうとしても動かない。エレインの拡張されたアナルにピッタリと収まり、射精の時が近づいていることを蠢く腸壁から彼女に伝えてくる。


「そぉら、あと2分しかないぞ」

「……あ、ぁぁ……う、うぁ……」


 2分。既に3分近く粘って、犬チンポはエレインの尻穴から飛び出すどころか喰い込んだままだ。

 あと2分でエレインは死ぬ〝かもしれない〟。覚悟を決める暇さえなく、腋見せ中腰で無様に腫れ上がったデカケツと汚らしいケツ毛マンコを見せつけながらイキ狂って死ぬ。考えうる限りで一番間抜けな死に様を前に。


「……ッ、……くだ、さい」


 ――――エレイン・オークレールの唇は、言うまいと誓っていた言葉を自然と溢れさせていた。


「ん? 何か言ったか? 顔をこっちに向けて、もう一度言ってみろ」

「………………抜いて、ください。これを、抜いてください……ぐすっ、お願い、します」


 抜きなさいではなく、抜いてください。快楽で気が狂っている時ではなく、正気のエレインが下した決断。快楽を知るからこそ、抗ってはいけないものに彼女は屈した。

 その美貌から流す涙は美しい。媚薬射精でイキ狂いたくないがために、憎き相手に飲み込み切れない涙を流した顔となれば尚更だ。


「く、くくくっ! なら罪を認めるか? 貴様はこの街の平和を見出し、裁きを受けることになる……そうだな、エレイン・オークレール」

「ッ〜〜〜〜〜〜!」


 その屈した顔を見せて相手を楽しませている。無実の罪を着せられようとしている。涙を滲ませて歯噛みをする様まで肩口から見せてしまったエレインは、しかしその口から反抗の言葉を吐き出すことはなかった。


「……認め、ますっ! 私は、罪を犯しました! それを命惜しさに告白し、裁きを受け入れますっ! だからどうか、私の尻穴から抜いてください……!」

「何を抜いて欲しい?」


 まだ足りないか、とエレインは憎々しげに尋問官を睨みつける……その時間さえ惜しいと言葉を返した。


「犬のペニスを、抜いて……ください」

「もっと正確に。あと1分しかないぞ」

「ッッ……私のみっともなくてきったない剛毛ケツマンコから! 犬チンポをぶっこ抜いてください!!」

「結構。【監獄】ではその態度が基本だ」


 餞別だと言わんばかりに恩着せがましい尋問官に、使えるだけの品性下劣な言葉で叫んだエレインは嫌悪と後悔を浮かべた。


「ん゛お゛う゛♥♥ おォ、アォォォ……ッ♥」


 だがそれとは比べ物にならないくらいの安堵、解放感もあった。亀頭球が力で引きずり出され、むりむりめりめりと尻穴が開いていく。尋問官の手で犬チンポがエレインから引き抜かれている証拠だ。

 これでイキ狂うことは避けられた。男の言う【監獄】というワードが気に掛かり、何にも増して冤罪を受け入れてしまったこともある。それでも間抜けな格好でイキ狂うことは避けられた。


「――――エレイン・オークレールの罪状を言い渡す」

「おっ?♥♥」


 その瞬間、エレインは間抜けな声とはこういうものを指すのだ、と言える声を上げた。これまでの素っ頓狂な声の中で、間違いなく一番間抜けだ。

 安堵し、油断した女のケツ穴からモノを引きずり出しながら――――――


「この卑猥なケツマンコへの媚薬精液投与を極刑とする」


 勢いよく押し戻し、希望が絶望に反転する挿入こそ彼にとって絶頂に値する一瞬であった。


「ん゛ッごォォォォッ!?♥♥♥♥」


 その一瞬だけは、どれほどの美女でどれほどの力を持っていようと変わりはない。性器と化したケツ穴に処刑道具を挿入されながら、白目を剥き晒して腸液をイキ潮代わりに吹き上げる。


 ドブブリュッ!♥♥ びゅくびゅくびゅくびゅくっ、びゅるるるるるるる!♥


「ほ、ほぉ!? ひゃめ、ゆるひ――――ほひょっ♥☆♥☆」


 死ぬほど馬鹿な官能の声を上げる無様な女に、尋問官は別れの言葉を告げるのだ。


「ちなみに、犬の射精は10分続く――――人生最後の10分間、存分にイキ狂うがいい」


 びゅるるるる♥♥ どぷどぷどぷっ、びゅるるるるるるるるっ♥♥ びゅぶりゅるりゅるりゅるるっ♥♥ どびゅっ、どぶびゅるっ、びゅるるるるぼびゅっ、どびゅるるるるるるる〜〜〜〜ッ♥♥♥♥


「お゛ほぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ!?!?♥♥♥♥♥♥♥ い゛ぐぎゅう゛ぅ゛う゛ぅ゛ぅ゛う゛ゥ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛――――――――――――ッ゛ギョぴょ♥☆♥☆♥☆♥☆」


 およそ人とは思えない声を上げて、エレインの意識は10分間のアクメに呑まれて消えていった。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 目隠しをされた美女が左右の男たちに挟まれてゆっくりと階段を降りていく。先日まで容疑者だった彼女を尋問していた警官たちとは異なる制服――――看守、という表現が適切であろう者たちに挟まれて美女がどこともしれない場所に連れられていく。

 抵抗はない。その身体は〝ある一部分を除き〟久しく感じていなかった衣服に包まれている。腰には自慢の剣も添えられている。しかし、渾名に相応しい剣技を彼女が披露することはなかった。


「名前は?」


 目隠しを外されたエレインが見たのは、そう大きくない個室に机を構えて座った男の姿。まるで国境を隔てる関所を思わせる狭間の地だと彼女は感じながら、無表情を貫いて名を名乗る。


「エレイン・オークレール」


 ――――実際、エレインの感覚は間違ったものではない。

 外界と【監獄】を隔てる境界線。たった今抜けてきた後ろの扉は硬く閉ざされ、エレインの剣を以てしても斬り裂くことができるかどうか。聞くところによれば、この【監獄】からの脱走者は皆無であるという。護送される中、あの尋問官がいやらしい口調でエレインに教授したことだ。


「では身体検査を行う」

「……はい」


 エレイン・オークレールは生きていた。だがある意味では、死んだ方がマシな扱いを受けることになる。

 返却された衣服を再び脱ぎ落とすエレイン。ショートパンツどころか下着すらなく、局部丸出しの卑猥な洋服を脱ぎ捨て剣を置き、エレインは一糸纏わぬ裸身を人前に晒す。


「ん、ん……あっ♥」


 そのことに羞恥を感じる前に彼女を連れてきた看守たちに身体をまさぐられる。豊満な乳房をよく揉まれ、汗ばんだ肌を撫でられ、もっさりと生い茂った陰毛の下に隠れた、使われることないピンクの割れ目も。

 そこまでならエレインは並の淫乱な女として、屈辱を感じながらも耐えることができる。


「……んっほぉ!♥♥♥♥」

「敏感だな」

「ええ。例の尋問官が担当した犯罪者だそうで」


 しかし、看守の手が陰毛以上に轟々と毛を生え散らかした肛門に触れた途端、エレインの扇情的な雌顔は鼻の下を伸ばした下品なものへと移り変わる。

 収縮したぼっこりアナルが花を描いて腸液を吹き出し、一瞬の絶頂をエレインに与えた。


「敏感なあまり衣類の着用すら難しい。必要とあらば専用のものを用意し、奉仕活動をさせることが望ましい……とのことです」

「わかった。〝上〟の好みと擦り合わせておこう。――――《剣の乙女》か。これまでの〝女〟に負けない大物じゃないか。よし、速やかに収監する」


 看守たちはその中で淡々と言葉を交わす。それこそ〝手馴れて〟いるのだと告げるように。共和国に名を轟かせる《剣の乙女》の名は、その中に僅かなノイズを走らせた程度。


(――――やはり、この中に捕らえられた人たちがいる)


 〝器具〟を取り付けられながら、エレインは看守たちの反応を聞き逃さず思案をしていた。

 エレイン・オークレールは死んだはずだった。あの媚薬を受けて、その意識を保っていられること自体が奇跡の一種だ。彼女が媚薬に強い体質だったのか、負けん気の強さが故か――――あるいは、意図的に媚薬の濃度が薄められていたか。

 つまるところ、エレインは僅かであっても正気を保ったまま【監獄】に収監される。


「看守長、エレイン・オークレールの収監準備、完了しました」


 手首は導力式の枷を嵌められ、その先の手は頭巾のようなもので覆われ指を動かすこともままならない。首輪も手枷と同じ作りであり、繋げられた鎖が肘関節の動きすら遮る。身体は相変わらず敏感で、尻穴は媚薬投与前でさえ比べ物にならないほどの感度を誇る。

 一見して八方塞がりの状況だ。が、正気を保っているのであれば話は変わってくる。この【監獄】に収容された無実の女性は、全て正気を失っていたはずだ。エレインはその中で唯一〝死なずに〟収監されるということだ。


「さて、エレイン・オークレール。囚人として最初の選択がある――――番号は前と後ろ、どちらに刻んで欲しい」

「ッ!」


 だが、それは希望を上回る絶望でもある。正気を伴ったまま、無実の罪を背負って【監獄】に収容される。

 まず以て、看守長が手にした〝焼鏝〟にエレインはゴクリと息を呑んだ。囚人に対しての洗礼。不当な罪を被った女が従順であるかどうか――――真っ赤に燃える熱の中には、エレイン・オークレールの新たな番号(なまえ)が垣間見えていた。

 エレインの答えは決まっている。この【監獄】を暴くため、エレインは看守長を肩口から睨みつけた――――唇に弧を描いて。


「……後ろ……にっ♥」

「いいだろう。その生意気な顔がいつまで持つか見ものだな」


 必ず生き延びて、この【監獄】から抜け出して屈辱を終わらせる。


「みっ――――いぎゅうぅううぅううぅうぅうッ!♥♥♥♥」


 その決意に反し、尻の表面を焼く痛みに呻く声は――――途方のない官能を叫んでいた。




 犯行を認めた容疑者が、厳重な護送の後に【監獄】へと無事収容された。囚人番号《VI》・囚人名――――エレイン・オークレール。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


to be continued……?


反応が良かったらアナル囚人エレイン・オークレール編を検討します。一応屈服してない()エレインの監獄生活と脱獄的なものを考えようかなとか。

まあ他に書くっていうのも手ですが。不意打ちで負けたエレインが絶頂地獄に追いやられるとか。今回アナル特化だったのでね。

Comments

ムマ・N

続いてしまった尻穴の乙女の悲劇……ありがとうございます!(素直) 一回りほど膨らむくらい叩かれてデカケツになるだけではなく、スライムにより綺麗なのに開発された腸内、それと反比例するケツ毛だらけの周りと、どこを切り取ってもエロい始まりからスタート。 他の犠牲者のケツボックス。 そして、今回のメインはやはり犬を模したという道具でしょうな。 亀頭球に固定され24倍媚薬に脅される。 スライム様(デフォで呼ぶようになってるの好きぃ)の味を知ってるからこそ怖い、故に放屁をしても力むし、抜けなきゃ懇願してでも抜いて欲しいってのが説得力ありますねぇ! そこまでしても逆に押し込まれて、 罪を認めさせられてしまい、本格的に囚人に。 心は折れ切ってはないけど、身体は堕ちきったエレインの運命はいかに。 今回も素晴らしかったです。ありがとうございました!

タコよっちゃん

ぼっこり盛り上がるまで開発されたアナル。乙女とはいえない恥部になりましたね。ケツ毛も生えて、いや映えて汚らしい。 ケツボックスと犬の疑似根は素晴らしいアイディアでした。 一体監獄の中で行われる淫靡な宴とは……。 大変面白かったです!

いかじゅん

続いちゃいました、アナルメイデンさんの屈辱! 変わり果てたアナルというのはこうも美しい……ケツボックスは即席でしたが、クリボックスがありならあり!! 何気なく弱って様付けしちゃうの性癖。身体が屈してしまったエレインの運命は……こちらこそ素晴らしい案をありがとうございました!

いかじゅん

最高に映えて汚らしいアナル……美しい。 擬似根は私一人でのものでは無いですが、ケツボックスは即席ながら良きものでしたねぇ!たまにやりたい! ふふ、続きはいつか……?閲覧ありがとうございます!

命乞いの果てに罪を認めたのに罰として媚薬注入される所が最高でした! 堕ちきって無いと思い込む姿もこれから嬲りがいがあっていいですねぇ 毎回一々脱がせて羞恥心を煽るのものとても好きです!

いかじゅん

どの道入れちゃうんですよねぇ!ってのが好き。身体だけが半端に堕ちてると思っている子もたまらない。そして脱がし芸は毎回好きすぎる……いつもの私ですが楽しんでいただけて何よりです!