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いつもご支援ありがとうございます。先日のアンケートもご協力いただき、誠に嬉しい気持ちです。本日はアンケートで勝利したアニエスの地下鉄痴漢凌辱をお届けします。

で、なんで①なのかってそら別にアニエスをそこにおいていたとかじゃなく……いつもの病気、ですかねぇ。気づいたら1万文字行ってたのに本番のほの字も見えてこなかったよね、ウケる。

とまあキリが良いところまで行ったので続くかわからないけど投稿します。それとアニエスが可愛かったので最後にアンケート置いときます。この子楽しい。


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 共和国首都イーディス。導力ネットを含め近年急速に発展を遂げている共和国であるが、その一つに大陸で初めて導入された『地下鉄』も発展として有名なものだ。

 文字通り地下を走る鉄道。その利便性は言わずもがなであり、広大な首都イーディスを動き回る上で導力車を含めて欠かせないものとなっている――――しかし、急速な発展と変化に付いて回るものがある。


(ふぅ……今日はいつもより人が多いなぁ)


 そんな変化に拐かされようとしていたのが、カルバード共和国きっての名門校『アラミス高等学校』の制服を身に纏い、すし詰め気味になった地下鉄に乗り合わせた少女、アニエス・クローデル。

 共和国に住むのであれば知らぬ者はそういない。それほどの名門校通いであり、それ以上にアニエスの容姿は目を引いた。艶やかなプラチナブロンドの髪と穏やかな色を映す碧眼。そして、令嬢そのものな立ち振る舞いとは裏腹に、制服の上からでもわかるほど凶悪な大きさを誇る乳房。どんな男でもアニエスを見れば、その容姿とプロポーションを認めてしまうことだろう。


(少し時間をズラせばよかったかな。けど、レン先輩を待たせるのも悪いし……)


 アニエスは今日、所用があって単独で地下鉄を利用していた。というのも、彼女はアラミスの生徒会に所属しており、アラミスは生徒会の権限が巨大な分、様々な責任や行事を主導することを義務とされている。そのため、生徒が率先して動くことも珍しくはない。彼女は学校の先輩であり生徒会長である少女と合流する……帰り道に満員の地下鉄と折り悪く遭遇してしまったのだ。

 趣味の読書で時間を潰すことも、この混雑具合では難しい。だが、身体と身体を押し付け合うようなギリギリの混み具合というわけではなく、なら我慢すればいいかとアニエスは自分より他者を優先してしまった。


 それが最も致命的な判断のミスとなったと、この時のアニエスは知る由もなかった。


「……?」


 ふと、奇妙な感覚にアニエスは小首を傾げた。ただこの混み合いからそういうこともあるだろうと一度は気のせいだと思い目を瞑った。生徒会として考えなければならないことは山ほどある。それを考えていれば、すぐ目的地に――――さわっ♥


「っ……?」


 そう思案していたアニエスの思考を遮る感触。今度は奇妙ではなく不可思議、言ってしまえば不快な感触に彼女は目を開けて眉根をひそめた。

 それからも何度か地下鉄の揺れに合わせてさわり、さわり。スカートの臀部、胸に劣らず育った肉尻を撫でるように触れられ、アニエスはある言葉に行き着いた。


(……まさか、痴漢!?)


 そう、偶然手が当たったというには露骨な手付き。アニエスの大きな尻をスカートの上から手のひらで触り、軽く掴むように指でゆっくりと撫でる。俗に言う痴漢。昨今、地下鉄で問題視されている犯罪行為だった。

 他の電車でも事例はあるが、やはり密閉された地下空間という点がこうした性犯罪を誘うのだろう。自身がそのターゲットになっているかもしれないと理解し、アニエスはぞわりと本能的な悪寒に震えた。相手はそんな彼女の反応を楽しむかのように尻を流暢に撫で回す。

 ――――これほど魅力的なアニエスが、今まで痴漢に合わなかった理由は幾つかある。

 まず居合わせる時間は当然のことながら、アニエスが名門校であることが最たる要因だろう。わざわざ聡明な相手を痴漢のターゲットに選ぶ必要はなく、声を上げにくい相手を選べばいいだけのことだ。それを差し引いてリスクの大きいアニエスに手を出すということは、制服の価値を余程理解できない間抜けか、アニエスの魅力に当てられて衝動的な行動に至った考え足らずの馬鹿であろう。


(場所を利用して女の人にこんなことをするなんて……許せない)


 あとはアニエスが男に触れられ、恐怖で声が出ないタイプだと誤解していた場合だ。確かに彼女にも恐怖はあり、見知らぬ相手に尻を撫でられ嫌悪から身が竦んでもいる。が、アニエスという少女は儚げな雰囲気に反して我が強い。悪い意味ではなく、自分が信じたことを貫き通せる正しい強さだ。

 当然、痴漢などという卑劣な行為はアニエスの心に怒りを灯した。疑惑なら逡巡があったかもしれないが、こうも露骨な手付きに遠慮など必要ない。腕を掴まれながら声をかけられ、心優しいアニエスのせめてもの容赦として公衆の面前ではなく次の駅で静かに突き出されるのが相手の運命だろう。


「あの――――え?」


 相手が考え無しの衝動的な犯行であったのなら、だが。

 腕を掴まれ、声を上げて動揺をしてしまったのはアニエスの方だった。次に尻を撫でられたタイミングで腕を掴む。そう考え、実際に実行をしたはずのアニエスの腕は、何故か前で組むように纏められてしまった。


「ッ!?」


 正確には、アニエスの両手を鎖で繋ぐ手枷が手首に施され、最低限の動きを残して制限をされたのだ。それに気づいたアニエスが目を見開き、視線を意識ごと背中から正面に回すと、そこには彼女が総毛立つねっとりとした笑みを見せる男の姿があった。


(二人組!?)


 つまりはそういうことだ。アニエスが単独犯だと思っていた痴漢師は彼女の気を引くための囮。そして彼女の恐怖はここからが始まりだった。


「だれ――――おぐっ!?」


 アニエスも流石の判断速度であった。腕が塞がれたと見るや、自分一人では解決できないと声を上げようとした。が、男たちの行動は彼女のパターンすら見通し、後ろの男がその手で彼女の口を塞ぐ。


「あんた、アニエス・クローデルだろ? アラミス学院の一年でクラスは学級委員、生徒会は庶務だってな。真面目な子だねぇ」

「むぅ!?」


 どうしてそれを、と耳元で囁かれたアニエスが呻く。だが腕と口を塞がれてはどうにもならず、今度は目の前の男が戸惑うアニエスに語りかけてくる。


「なんで知ってるのかって? そりゃ、君ほどの見た目なら誰でも調べるだろ。直接侵入はできなくても、調べる手段なんかいくらでもある。アニエスちゃん、この界隈じゃちょっとした有名人なんだぜ」

「……!!」


 まさか、そのような界隈――――痴漢を生業とするような男たちの中で有名になっているなど、アニエスは考えたこともなかった。

 いくら学院の警備が厳重だろうと、情報を調べるだけならいくらでもやりようはある。どうやらアニエスの隠された出自は知らないようだが、今回はそれを隠していたことが裏目に出たようだ。


「にしてもえっろい身体してるぜ……綺麗な金髪に巨乳ときたもんだ」

「オマケに顔も最高――――悪く思わないでくれよ、アニエスちゃん。これも運が悪かったって女神様に泣きつくんだな」


 悪く思うし、女神がいるならこんな行為を許すはずがない。キッと視線を鋭くしたアニエスだったが、今さら小娘の威圧で痴漢が怯む理由はなかった。アニエスもある程度の実力を兼ね備えているとはいえ、大の男二人に囲まれて振り払えるほど強靭な少女ではなかった。


「んっ!」


 今度はスカートの上からではなく、直接。先ほどまでの手付きが手加減、様子見、あんなものは大胆のうちに入らないとでも言うかのように、アニエスの臀部を掴み、撫でて触れる。下着の上からとはいえ尻を掴まれる生々しさは、塞がれた口から思わず声が零れてしまうほどだ。


「お、いい感度。ケツの大きさとハリもその辺の女とは比べ物になんねぇ。なんだよこのデカケツ」

「ん、んんーッ!」

「それで抵抗のつもりか? 尻を押し付けて来てるようにしか思えないぜ」


 いやらしい手管で尻を嬲られ、何とか押し返そうとするアニエスだったが、いくら押したところで男を引き離すことができない。ならば足を踏めばとも考えるだろうが。


(し、下が、見えない……っ!)


 なんと、アニエス自身の乳袋で足元が見えずそうもいかずにいた。焦りがなければそうはならないのだろうが、腕を封じられ口を塞がれ、挙句尻を撫で回されてアニエスもいっぱいいっぱいなのだ。まさかその巨乳が邪魔になるとは思わず、乱暴に暴れてもこの混み合いでは関係のない人間の足を踏んでしまうかもしれない――――この状況で僅かでも他人のことを思案できることがアニエスの長所であり、自らを取り囲む環境を知らないからこその短所であった。


「ん、んん……あんっ」


 ぐに、ぐに、むにゅ♥ むにゅ、すりすりっ、むにっ♥


 早く引き離して逃げなければ。そんな焦りばかりが先行して、アニエスは自らの豊満な尻を自由気ままに撫でられることを許してしまう。肉の感触を何度も味わうように摘まれ、太股の隙間に指を入れられ、女の恥部を擦られ突っつかれる。

 不快感とこそばゆさから吐息が零れ、それが汗ばんだ男の手に塞がれてさらに不快感が増す。だがアニエスの喘ぎとも取れる声に、男たちの興奮は逆にボルテージを上げていった。


「どうだ?」

「良いな。自分でほとんどしたことないんじゃないか? これなら見た目だけじゃなくて中身も期待できる。――――そらよ」

「…………ッ!?!?」


 腕を拘束されて尻を嬲られる。地下鉄の閉鎖的空間とはいえ、これ以上はないだろうと考えていたアニエスの金髪が大きく乱れた。あまりにもわかりやすい動揺――――制服のシャツに手を入れられ、下着を引き抜かれればそうもなろう。

 ハサミか何かでブラを切り、引きずり出した。途端、アニエスの眼窩にある巨乳が一回り見た目の重量を増した。実際の重さは変わっていないが、ブラジャーに戒められていた分が制服のシャツに押し付けられ、結果的に増えたように見えてしまう。たぷん、どたぷん♥ と揺れるアニエスの乳房は正しく巨乳。男たちが小さく口笛を吹くほど素晴らしい絶景である。


「水色か。さすがは名門校、ちゃんといいの着けてるじゃねぇか」

「っ、っ!?」


 視線の横に突きつけられたブラと、一枚の戒めを解かれただけで頼りなく感じる胸部。それで何をされたのか聡明なアニエスなら理解ができるはずだが、あまりの早業と暴挙に彼女は目を丸くして驚くことしかできていなかった。


「へへ、こうしてやると女は動揺しかできねぇんだよな……さっそくいただいてやるか。アニエスちゃんの性感帯は、ここだろ?」

「ん、んん……んふぅ♥」


 ビクンッ♥


 アニエスの身体が跳ね、声に僅かな喜悦が生じた。はだけたブレザーの下、ネクタイを谷間に食い込ませた暴力的な乳房の先端。白いシャツに浮かんだ小さな突起、乳首をクリッ♥ クリッ♥ と指先で触れられて、アニエスは確かな性的快感を覚えたのだ。


(どうして、こんな人たちに触られて……!?)


 感じるはずがない。感じていいのは嫌悪と怒りのはずだ。


「ん、んん〜〜……はぁっ♥」


 だが感じる。胸を激しく揉まれ、乳首をこねくり回され、未だ下半身にも不躾な男の愛撫が続いている。しかもアニエスが声を堪えられず吐息を零す瞬間、アニエスの背に密着した男が口の拘束を緩めてわざと声を響かせるようにする。

 ――――上手い。昨日今日に培われたのではない痴漢の技術。それがアニエスの魅力的で、それでいて未成熟な女体に官能の熱をもたらす。


「くっ、くく……こんな清楚な顔しといて、服の上から感じてるぜ」

「パンツも濡れてきたな。名門校の生徒がこんな淫乱で大丈夫かよ」

「っ、ふ……、ん……あぁんっ♥」


 乳首を抓られ、秘部に指を押し込まれ、遂に言い訳のしようがない喘ぎ声がアニエスの口から溢れる。まだ地下鉄の騒音に掻き消される程度のものだが、痴漢を受けて感じてしまっているという事実は消えず、恥辱がアニエスの心を責め立てた。


「温まってきたな」

「ああ……そぉら!」

「え……きゃあっ!?」


 どたぷんっ♥


 すると、突如として口元の拘束が外されて困惑するアニエスの胸が弾ける。比喩表現でなく、この狭い車内でアニエスの巨乳がたぷんと揺れたのだ。下着を抜き取られてパツパツになったシャツのボタンが千切れ飛び、崩れたブレザーから白磁に朱色を加えたたわわな果実が露になった。

 どうしてこんなことを。どうすればいいのか。公共の場で胸を露出させられ、悲鳴まで上げてしまったアニエスの思考はショート寸前であった。このまま声を上げれば助かるかもしれないと思いながら、胸を曝け出した戸惑いと羞恥で思考も動きも停止する。

 その僅かな空白で、アニエスは致命的なものを撮られてしまった。シャッター音が鼓膜を震わせ、ハッと視線を向けた時にはもう遅い。


「アラミス高等女子のエロ写真いただきました〜♪」

「な……け、消してください!」

「っと。そんな格好で、大きな声出していいのかな?」

「っっ!!」


 口が自由になり、男の軽口に咄嗟の叫びを上げるも、直後の指摘にアニエスは自ら口を噤むことになった。

 確かに言葉の自由は取り戻された。しかし、それはアニエスではなく彼らの意思によるもの。巨乳を丸出しにした格好で声を上げればどうなることか、わかるだろうと。

 幸いにも周囲の人間が気づいた様子はなかった。背を向けたままのものや、男たちが上手く身体で視線を隠しているもの。だがそれが気遣いや慰めになるなどありえない。


「さすが最新式の導力カメラ。勃起乳首から濡れた水色パンツまで、しっかり撮れてやがるぜ」


 何せ、たった今撮った写真を狭い車内で評論するような男が相手なのだ。自分でも興奮していると錯覚させられる乳首の硬さ、あの一瞬でスカートをたくし上げられ、生パンまで撮影されてしまっていたということ。どちらも事実であり、アニエスの頬には屈辱と羞恥が色濃く浮かび上がった。それでも、彼女の意思はまだ男たちには屈せず、卑怯な痴漢に曲げられてはいない。


「気分はどう、アニエスちゃん? そろそろ素直になってくれたかな。俺たちの言うことを聞いてくれたら……」

「っ……最低、です! こんなこと、許されるはず、ありません……! 絶対、あなたたちの言うことなんて聞きません、聞きたくありません……っ!」


 大の男二人に囲まれて動きを封じられ、声も迂闊には出せない。普通の少女なら声を出すどころか、身動ぎすら恐ろしく思えるほどの恐怖を感じるはずだ。

 が、アニエスの性根はか弱い少女ではなかったようだ。恥辱を覚え、背にした男の手に身体を弄られながら、碧眼の恐怖を押し殺して啖呵を切る。それはあまりに高潔で素直な反応だ――――それが良くなかった。

 せめて儚げな少女を演じていれば、アニエスは適度なところで解放されたかもしれない。けれど、そんな男たち好みの勝気な反応を返してしまっては、男たちの嗜虐心に火をつけるだけだ。


「くく、そうかよ……最近は楽な女ばっかりで飽きてきたところだったんだ。そこまで言うなら、しっかり耐えてくれよ」

「へ……や、あ……っ!!♥♥」


 ズプッ♥


 心が強い女ほど堕としたくなる。聡明で穏和ながら、それ故に男を知らないアニエスが彼らの嗜虐を見抜くことなど不可能だった。

 斯くして脅しのための写真だけでは終わらず、アニエスは身体の内側への侵入を許すことになった。水色の下着を太股まで引きずり下ろされ、背中から下腹へ腕を回されて指を差し込まれる。


(う、そ。膣内に、指が……!?)


 あまりにも呆気なく、秘部の膣内に男の指が沈む。抵抗をしようにも拘束され、不自由な腕では拒むどころか道を阻むことさえできなかった。


「やっぱり濡れてやがる。16でこんな身体してるだけあって、淫乱だ」

「ち、ちが……くふぅっ♥♥」


 アニエスの驚愕を他所に、その耳元で囁きかけられる。楽しむような口調というより、アニエスに言い聞かせる芝居がかったものだ。聞いてはいけないと思いながらも、自身の膣内からくちゅくちゅと響く淫らな音色が、そうなのではないかと同時に語りかけてきているようだった。


「ほらほら、立派な胸の乳首ちゃんがお留守だぜ」

「ひぁっ!♥♥」


 敵は背後からのみならず目の前にもいる。遮るものがない生の乳首をギュッ♥ と摘まれ、アニエスの脳髄に電流のようなものが走った。アニエスは乳首を摘まれただけだというのに、どんな体力の消費より足が崩れそうになる。


「あっあっ♥♥ あ、あっ、あぁぁぁっ♥♥」


 いつの間にか足の間に男の足が挟まり閉じられなくなっていた。いつの間にか膣内に侵入した指が膣壁をカリカリと擦り、声が上擦って我慢ができなくなっていた。

 男の手のひらが巨乳を押し潰し、乳首を嬲るだけで思考が焼き切れそうなほど真っ白にされた。ビクビクと身体が痙攣し、ガクガクと足が震える。いつの間にか、いつの間にか、いつの間にか。


「あ――――あ゛ぅっ!♥♥♥♥」


 ビクンッビクンッ、ビクッッッ♥♥


 強く激しく、アニエスは仰け反った。悔しいのに苦しいのに、背の男に身体を預けて巨乳を弾ませ、濁った声で官能を発する。パタパタパタッ、と水滴が地面に滴る。


「いいイキっぷりだな」

(……え? 私、いま……?)


 それがイッた、性的絶頂を〝覚えさせられた〟のだと知ったのは、余韻に浸る身体で呆然と男から指摘を受けた瞬間だった。その勢いに、アニエス自身が信じられなかった。

 性的な絶対の知識がないわけではなかった。年頃の少女なのだから、自分で慰めるのであればあって当然のことだ。けれど、こんな衝撃は初めてだった。怒りも恥辱も、全て押し流されるような情報の奔流。快楽という海に溺れる一瞬。


「あぁっ!?♥♥」


 耐えられるわけがない。膣壁を擦られただけで、絶頂のほんの一部分を味わっただけでアニエスは甲高い嬌声を上げることしかできなくなるというのに。


「もうギブアップか? そんなことないよな。まだまだ、イけるだろ?」

「ま……あ゛ぁ゛♥♥♥」


 鋭く濁った喘ぎ声が欲望に火をつける――――それから、アニエスはその豊満で敏感な身体を数十分もの間、ひたすら嬲られ続けた。

 たかが数十分、されど数十分。当人が思うほど快感に耐性がなく、むしろ男たちが喜ぶ敏感な女体のアニエスは、ものの数十分で彼らに掌握されていた。


「アニエスちゃんのマンコスポット、完全に把握しちゃった。ここが一番効くでしょ」

「あっあっあ♥♥ あ、あーっ♥♥♥ あ゛お゛♥♥♥♥」


 膣内のGスポットを把握され、アニエスはそこを指で擦られるだけでイカされてしまう。乱暴なものではなく、繊細に膣壁の凹凸を指先が擦り上げ、アニエスは口から涎を垂らし目の焦点が定まらない蕩け顔で、スカートがびしょ濡れになるほど愛液を吹き散らしていた。


「こっちも弱点完全把握♪ アニエスちゃん、乳首をこうされると何もできなくなるでしょ?」

「お゛っ♥♥♥ ほぉ♥♥ お゛ッほ♥♥ やめ、ぞれ゛♥♥ お゛お゛ほぉ♥♥♥♥」


 そんな蕩けたアニエスの表情は、俯いた顔が独りでに引き上がったことで露となる。それどころか、その濁り野太く喘ぐ声と共に、喉の骨が浮き上がるほど反り返り絶頂してしまった。

 アニエスは気づいていないだろうが、快楽を受け止めながら男たちに屈しまいとしてせめて、と立つことを優先するあまり、彼女の脚は水平に大きく開きガニ股で下品な線を描いてしまっている。


「お゛ッ♥♥♥ お゛ッ♥♥♥ ん゛ぉ゛♥♥♥」


 それを気にする余裕はアニエスにないのだ。引っ張られたことで巨乳が長乳と化し、ピンクから情熱的な赤みに染まった乳首をシコシコを扱き上げられて、彼女は脳髄が燃え上がるような快楽を味わわされていた。

 たった数十分でアニエスの性感帯は尽くを暴かれ、手玉に取られた。もはや声を我慢することもできず――――だらしのない姿勢と下品な声を車内で出してなお、騒ぎにならないという違和感にも気づけない。


『次は――――、大ビル地区――――大聖堂――――アラミス高等学校へお越しの方は』

「……っ、あっ!♥♥」


 しかし、よがり狂ったアニエスの思考を車内放送が微かに引き戻した。

 アラミス高等学校。次に停車する駅のアナウンス。痴漢に身体を嬲られ、イカされ続けた永遠とも思える時間は知らぬ間に目的地へと地下鉄を近づけていたのだ。


(次で、降りれば……レン先輩が、いる……っ!)


 こんな恥ずかしい姿、誰にも見られたくない。だが、このまま流されてはその誰にも見せられない姿より悲惨なことをされてしまうかもしれない。そうなる前に、あの頼もしくて信頼できる先輩に助けを求めることができれば。


「は、あ♥ はぁ……♥♥」

(あれが、あの感覚がまたくるはず……そしたら、油断したこの人たちを振り払って……扉に……)


 差し込んだ一筋の光。あの先輩なら、必ず自分を助けてくれる。逆にここを逃せば、アニエスが逃げられる道が一気に狭まってしまうだろう。

 一点のチャンスに賭ける。アニエスとてただイカされ続けていたわけではない。彼らはアニエスが絶頂した瞬間、必ず一拍の呼吸を置いてから次の愛撫に移る。その隙、アニエスが無防備になっていると思い込んだ隙を突けば。


「あ、あっ♥♥ んん……お゛っほ♥♥♥」


 作戦は決まった。あとはアニエスの心がどれだけこの恥辱に耐え、正気を保って彼らを振り払えるかどうかだ。自分の聞くに絶えない喘ぎ声も、今だけは必死に堪えて一瞬のチャンスを待つ。


「ん、あ♥♥ あっあっ♥♥ あぁっ♥」


 ひたすら待つ。絶頂の機会を。脳の隅々まで痺れてイキ果てる甘く鋭い官能の一瞬を。


「あ、お゛ッ♥♥♥ あああぁぁ……!♥♥」


 機会を待ち焦がれる。絶頂を、絶頂を、絶頂を――――――


『大聖堂前、大聖堂前。左側の扉が開きます。ご注意――――――』

「…………え?」


 絶頂が、来ない。アナウンスが来るより前、ガニ股になって大きく伸びたパンツにマン汁を滴らせ、腰を突き上げ浮き上がらせる惨めな絶頂を描いていたアニエスの女体に、いくら待ってもその絶頂は訪れなかった。結果、自ら快楽を求めた浅ましい雌を演じることになったアニエスは、到着のアナウンスに呆然とした吐息を零し、男たちを見た――――ニヤニヤと、ニタニタと笑ってアニエスを〝寸止め〟する痴漢師たちを。


「あれぇ? アニエスちゃんはアラミスに通ってたよね? 早く逃げなくていいのかなー?」

「おっぱいを弄られてる場合じゃないんじゃない?」

「ん゛お゛ッ♥♥♥ お゛っお゛っ♥♥ ほぉ……!♥♥」


 白々しい男たちの声に、乳首を優しく扱かれるアニエスが野太い嬌声で応えた。が、身体はそれ以上動く気配を見せない。拘束は緩み、脚はガクガクと震えているとはいえ走り出そうと思えば走り出せる。駅に降りる人の流れに紛れ、逃げることができるはずなのに。


「あ、あ゛ぁ……くひっ♥♥ ひっ、ひぅ♥♥♥」

(はやく、はやくレン先輩のところに……けど、こんな格好で……それに、ま、だ……っ♥)


 イッてない。あくまで手段であり、これだけ隙を見せていれば必要ないことのはずが、アニエスは『イカなければ降りられない』という考えが心に染み付いていた。あるいは、身体に染み込んでいたのかもしれない――――彼らにイカされた極上の快楽が。

 両脚が前後に笑っている。胸の先から脳に甘い感覚が登るも、それはあくまで甘いだけで脳を焼くようなあの感覚には至れない。


「〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥」


 降りるか、降りないか。それとも降りたくないのか。もどかしい快感に目を閉じて首を振って身悶えするアニエス。


『扉が閉まります。ご注意ください』

「…………………………………………あ」


 その声が鼓膜を震わせ、アニエスが吐息を吐き出した頃には、視界の端に映った扉はその希望を閉じていた。否、それがアニエスの希望だったのだろう。

 逃げられたのに逃げなかった。こんな格好で恥ずかしかったと言い訳をするのなら、それもいいだろう。男たちはそんな苦しい言い訳をするアニエスを嗤い、楽しむだけだ。


「よく出来ました」

「悪い子のアニエスちゃんには、ご褒美をあげよう」

「え、あ……や、やめて、くださ――――」


 涙を流して弱々しく首を振ったアニエスの乳首を指で挟み、膣内を指で突く。

 これもアニエスが気づけなかったことだが、彼らは乳首と膣内を同時に責めることはなかった。じっくりと、それぞれの快楽をアニエスの身体に〝覚えさせて〟いた。一つでもアニエスが目を剥くほどの快感を二つ同時に受け入れることになれば、彼女はどうなるか。


「ん゛お゛ッほぉ!?♥♥♥♥」


 プシャッ♥♥


 声を我慢する、などという初歩の初歩すら忘れてアニエスが啼く。突き出した舌から涎を吹き出し、ガニ股で突き上げた股からマン汁を吸ってずり落ちたスカートを浮き上がらせるほどの水圧で潮吹きを上げ、手錠が為された両手を降参するように上げる。

 到着まで焦らされた絶頂の一撃が、電車が走り出す音と共にアニエスへ与えられる。しかもそれは一瞬のものではなく、乳首を伸ばして扱きGスポットを突いて擦る継続、断続的なもの。


「い゛ぅ゛!?♥♥♥♥ あ゛、やめっ――――イグッ!♥♥♥♥♥」


 遂に漏れ出た本音剥き出しの叫びを乗せて、地下鉄が加速を始めた。


「イグ、イグイグッ!♥♥♥♥ イグッイグッイグッ、ん゛お゛お゛お゛ぉ゛――――イ゛ッグゥ゛!!♥♥♥♥♥」


 ガタンガタンと線路を走る音と、ガクガクと腰が前後に踊る音が重なり合う。飛沫を散らし、白目を剥いて鼻水と垂涎を撒き散らす美少女と鬼畜な痴漢師たちを乗せて――――快楽と欲望が渦巻く地下鉄は、止まらずに走り続けた。

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痴漢知識がクリ〇ゾン先生なので結果そっちに寄る。けど金髪美少女に下品な声を出させたい同盟会会長なのでそのノルマもこなす。やっぱ催眠なしは難しいねバナージ。

さすがに名前まで直に出すのはまずいと思うので控えますが、地下鉄痴漢という構想は他の方の軌跡エロからのものです。ハーメルンとpixivに投稿なされているので探してみてください。エリィの痴漢電車くっっっっそ好き。凌辱とは斯くあるべしって感じです。


というわけでここまで読んでくれた方にアンケートです。次にアニエスで書くなら。


①地下鉄痴漢続き、アニエスちゃん無限絶頂編。上手く纏められたらホテルお持ち帰りセックス。

②やっぱりお前は催眠洗脳だよ。強引なナンパを止めようとして自分が魅了催眠されてハメ撮りまでしちゃうアニエスちゃん。

③魔物や野党に敗北とかその辺。土下座とか壁尻とかどうよなアニエスちゃん。


①、②、③からお選びください。心が強い女の子を無様凌辱させたい会会長も兼任しています。一回で終わってレンのおとり捜査痴漢書こうと思ってたのになんでこうなってるんた……?

Comments

ケイ

1で見てみたいです

ムマ・N

熟練の性技で感じさせられた悪い子にはお仕置きの下品喘ぎ。 声が出せない状況で感じまくってしまうのこそ痴漢の王道。素晴らしいエロス。 クリムゾン先生に痴漢を学ぶのはわかりみが深いです。 黒犬獣先生のも痴漢かは疑問かもしれませんが、良いですよ! 2も3も好きですが、続きが見てみたくもあるので自分は1を選ばして頂きますね。

炎心

2が欲しいね

ワシワシ

②の催眠ものでお願いします。

たこ足八寸

今まで経験した事のない快楽を熟練の手管で与えられ、短時間で開発させられた挙句に無様に下品イキさせられるアニエスちゃんは最高ですね!公共の場で衣服を剥ぎ取られ羞恥に悶えながら、バレないように声を抑えようとしてるのもすばらです! 自分は①で見てみたいですね~。

辛味噌

屈辱的な姿が見たいので③でお願いします

いかじゅん

感じちゃったらもう悪い子なんですよねぇ〜 痴漢物に関してはまたチャレンジしてみたりなんだり……やはりクリムゾン先生は偉大なる先駆者様。他にも様々な方がいらっしゃいますねぇ!

いかじゅん

アニエスちゃんの下品イキ最高ですねぇ!!また彼女には恥辱の海に堕ちてもらいたいものです……