【シリーズイラスト】惑星イプナウラへ-誘い- (Pixiv Fanbox)

「用件がある」と、住処にしているすぐ向かいの山からテッカーの家に来たMSE 【MSE】「早速用件なんだが、俺の故郷に行ってみないか？」 【セザーラ】「行ってみたーい！」 【オルネオ】「私も行ってみたいです」 【ロッテン】「なら私もだ、王子の身を守らねば」 【ヴァル】「興味あるっすね！遠い星に行けるなんて夢みたいっすよ！ 　　　　　　やっぱり宇宙船で行くんですか！？」 【MSE】「あぁもちろんだ、時間はかかるが、 　　　　　全員が快適に乗れるスペースはある」 【テッカー】「全員？ちょい待ち、俺行くゆーとらへんで？」 【MSE】「俺のお気に入りだから強制だ」 【テッカー】「なんやねんそれ！」 【MSE】「あとオルネオ、それとここにはいないが 　　　　　ファンも有力候補として元から連れて行くつもりだ」 【オルネオ】「有力候補？」 【MSE】「俺らの種とは相性が良くてな、それを実際に試すんだ」 【オルネオ】「え？それって…」 【MSE】「単純に言えば繁殖実験だ」 【セザーラ】「この誘いってそれが目的だったの！？」 【MSE】「どうだ？やっぱり行きたいか？」 【ヴァル】「余計興味湧いたっす！」 【ロッテン】「本当に良いのですか王子？あの時みたく 　　　　　　　凄惨な目に遭うやもしれないのですよ？」 【オルネオ】「たしかにあの時はかなり暴力的でしたけど、 　　　　　　　今回はそんな感じではなさそうですし、 　　　　　　　お役に立てるそうなので」 【ロッテン】「メイレイン、危害を加えることはしないだろうな、 　　　　　　　実験ということは拘束とかする気ではなかろうな？」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※メイレイン＝MSEの呼称 【MSE】「安心しな、俺らの文化にはある程度従ってもらわねば 　　　　　ならないが拘束はしない、むしろここよりも平和で安全だ」 【ロッテン】「そうか、仕方ないが信じるしかないな」 【セザーラ】「ところで、何日間泊まるの？」 【MSE】「まずイプナウラまでの片道は短縮経路でも 　　　　　地球時間で３５時間かかる」　　※イプナウラ＝MSEの星の名称 【ヴァル】「何光年も離れてる割には早いほうだね」 【MSE】「で、着いてからの滞在日数は短くても5日くらいを考えてる、 　　　　　俺の気分だと長引きそうで悪いから 　　　　　そっちの気分で変えても良い」 【セザーラ】「やさしーい」 【MSE】「それじゃあ指定日時までに山に集合だ」 【セザーラ】「りょうかーい！」 【テッカー】「何どんどん話進めとんねん…」 つづく…