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世の中にはとんでもなく上手い人が沢山いる。 そういう人を見る度に自分には才能がなかったとか出自が悪かったとか、言い訳をしたい気持ちになる。 最近ようやく絵の基礎的な勉強を始めて少しずつその成果が出ているように思う。 成果が出ると楽しくなるもんだから、あれも描きたい、これも描きたい、とモチベーションが湧く。 そしてトライアンドエラーの循環。 そうすると前に見えなかったものが見えてくる。 自分の世界が少し広がったように錯覚する。 ここでふと気付く。 前述のとんでもなく上手い人はもうずっと前からこんな気持ちで絵を描いていたのか?と。 そりゃあ敵わないな。 いったいどれだけ昔からこんな気持ちで描いていたのか。 どれだけの人生を絵に費やしてきたのか。 達者な人は恐らくそれだけ多くの時間を絵に費やしてきた人なんだろう。 私が今ほんの少し片鱗を感じている、描く喜びの世界にずっといた人なのだろう。 ならば私が出来ることは一つ。 少しずつ少しずつ、先人の歩いた道を歩くだけ。 今はまだ遠くて先が見えない頂も、後ろが見えなくなるくらい歩けばほんの少しくらい近付いているかもしれない。 前を見て、歩いて歩いて歩いたその先の景色を想像しよう。 きっと世界は輝いて見える。

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