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制作ノート

 こちらは6月22日に引き受けたリクエスト! 以前に引き受けた「ふたなり天使×悪魔」と同じ方から、成長したバージョンの絵もリクエストしたいという要望だよ!


 以前のリクエストでは「ふたなり天使と悪魔の絡み」というお題をいただいて、あとはお好きなようにどうぞーという要望だったので勝手にロリっ子にしちゃったんだけど、そういえばロリがダメな人だっているんだからそういう極端な性癖くっつけるのはよくないね?と反省したよ!


 そして今回、またしてもお好きなようにどうぞーという要望だったので、イラストではなくマンガにしてみましたァッ!! なにしてんの!? 全然反省してないね!? 普通Skebでリクエストって言ったらイラストを描いてもらうって思うでしょ!? 私の場合、好きなようにやっていいって言われたら全力で好きなようにやっちゃうからね!! 気をつけて!!


 そんなわけで、2ページのマンガになっちゃった今回のリクエスト。ちょっと前に描いたマンガと同じように、1ページずつ解説していくよ!




 まずは1ページ目! 赤いラインはこちらで想定している視線の動きだよ!


 1コマ目のどアタマに悪魔ちゃんの全身カットを入れてキャラを立たせる。黒いしトゲトゲしてるしなんか火も出してるしセリフもやべえし、いかにも悪いやつって感じを出したつもりだよ! ライティングもベタなぐらいワルっぽさを強調してるよねぇ。

 それと同時に、悪魔ちゃんが町の上に浮いていて、その町を火の海にしてるっていうロングカットの状況描写も忘れないよ! これで完全に悪モノ確定だよね! 悪魔ちゃんマジ悪魔!! ムスカ先輩超リスペクト!! 良心の呵責一切なし!!


 で、キラッと何かを視認した瞬間飛び込んでくる天使ちゃん。ここで2人の正体が判明するわけですねー。悪魔ちゃんと天使ちゃん。互いに呼び合ってるので知り合いだということも伝わるはず。

 なお、ここで天使ちゃんが持ってるラッパは「黙示録のラッパ吹き」になぞらえたもので、このラッパの音が聞こえると地上の三分の一が焦土と化すといういわくつきのもの。ただし、このマンガでは「悪魔ちゃんがバンバン地上を燃やしてるところに結構な確率で天使ちゃんがラッパを吹きながら現れるので、人々の間でラッパの音が聞こえると地上が燃やし尽くされるという言い伝えになった」という因果の逆転を含んだ裏設定を設けてます。なんでそんなどうでもいいこと考えたの?


 4コマ目では燃え盛る町の上空でさっそく悪魔ちゃんの服を脱がしにかかる天使ちゃん。ラッパは使い捨て。本当は後で神様に拾ってきなさいと怒られるんだけど、天使ちゃん的には「ラッパ&神様の叱責 < 悪魔ちゃん」という価値観で生きてるわけです。

 この4コマ目の2人の会話では、なんだか旧知の仲らしいことがうかがえるし、どうも天使ちゃん側の一方的な好意で成り立ってる関係なんだなーと感じられると思います。できるだけセリフを切り詰めてみたけど、なんとな~く伝わるよね? 伝わって!!


 5コマ目ではもう挿入!! 早いな天使ちゃん! 悪魔ちゃんも悪魔ちゃんでなんでそんなにすんなりヤラれちゃってるわけ!? そう思ったあなた、鋭い。

 この悪魔ちゃん、本当は天使ちゃんを視認した瞬間に準備していた炎で殺そうと思えば殺せてるんですよ。なんせ町をひとつ滅ぼす炎だしね。でもしっかり驚いたリアクションをとってスキを見せたり、天使ちゃんを振りほどくのに手間取ってるように見せたりと、なんだかんだで対処が甘い。この対処の甘さを「悪魔ちゃん自身も気づいていない」のですよ……! ふはははは! わかるかなぁ、この感じ!! エモモ……ッ!!



 2ページ目! 1コマ目からもう絶頂!! 2ページしかないからね! っていうかもう悪魔ちゃん、普通に体あずけちゃってるね!? もうちょっと抵抗する素振りとか見せとかないとまずくないですかねぇ……!(ニヤニヤ)

 2コマ目は事後の余韻に浸りながらの3コマ目のコミカルなオチへ。あ~あ、ついに泣いちゃったよこの悪魔……。


 という感じで、一見すると天使ちゃんにつきまとわれて迷惑してる悪魔ちゃんの話っていう風に見えると思うんだけど、実は悪魔ちゃんも天使ちゃんのことが好きなんだけど悪魔ちゃん自身がそのことを認めてないというかむしろキライだと思っちゃってるっていう話なんですねー。わかるかそんなもん!!


 一応、なんでそうなったかという設定もありまして。

 この悪魔ちゃんは気まぐれに町ひとつ吹っ飛ばすぐらいのすごいエリート悪魔なんだけど、その分生まれたときからからずっと英才教育を受けてて周囲から将来を有望視されるというプレッシャーを受け続けていたわけです。

 そんな悪魔ちゃんの歯車を狂わせたのが幼少期に出会った天使ちゃん。この天使ちゃんに思ってた以上にグイグイ来られてエッチまでされちゃったことに対して、悪魔ちゃんは「周囲から期待される悪魔ちゃん像」から離れたことをしている罪悪感に耐えきれずに天使ちゃんから逃げ続けることを選択したんですねー。


 でも心の底では天使ちゃんのことが好きなんだよ!! 天使ちゃんといると安心するし気持ちいいから大好きなんだよ!! だけどそもそも天使と仲良くしてるって時点で悪魔としては失格だから天使ちゃんのことをキライだと思いこんでるし本人はそれが自分の本心だと思ってるの!!  だから逃げ続けた先で天使ちゃんが追いかけてくるとめちゃくちゃ嬉しいし嫌がりつつもされるがままになってるの!! 絶頂した後の2ページ目2コマ目の微妙な表情は「こんなことは良くないこと」という周囲から強要された価値観と「やっぱり天使ちゃん好き好き大好きー」という自分の奥底から湧き上がる感情とがぶつかりあってる苦悩の表情なんだよ!! 最後にギャン泣きしちゃったのはオシッコぶちまけちゃってる惨めな自分のことで泣いてるんじゃなくて「天使ちゃん好き↔天使ちゃんキライ」という相反する感情がごちゃごちゃになってどうすればいいかわからなくなって泣いちゃったんだよ!! あああぁぁんしんどい……!!


 こちらからは以上です。


 そうそう、蛇足ではあるけど、タイトルの「悪魔ちゃんが大好きなふたなり天使ちゃん」は、天使ちゃんが悪魔ちゃんのことを大好きに思ってるっていう風にも受け取れるし、逆に悪魔ちゃんが天使ちゃんのことを大好きだと思ってるっていう風にも受け取れるようにしてるよ!! 悪魔ちゃんと天使ちゃん、どっちが主語になってもOKなのです。


 そんなわけで、残るSkebリクエストは6月23・30日と7月12日(×2)に引き受けた4つ! 間髪入れずにやってくよー!! 



 アヤナキトリのSkebはコチラ! → https://skeb.jp/@ayanakitori

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