ひとりで棒も穴ものふたなりっ娘 (Pixiv Fanbox)

トリミング前 フルサイズ

　私はいわゆる美少女と呼ばれるようなキャラクターも好きなのだけど、そうじゃないキャラクター、有り体に言えばブサイク寄りのキャラクターも好きだったりして、そこにちょっとした問題がありまして。

　それはずばり、ブサイク描いたってそんなもんを誰が見たいと思う？ という、身も蓋もない根本的な問題ですよ！ やっぱり普通は美少女やらイケメンやらを見たいもんねぇ！

　私としては色んな人に「どう？これいいでしょ？」って見てほしいのに、ブサイクを描いてしまうと見てもらえる可能性が狭まるというジレンマ……！ いや、まあ、見てもらえなくても描くけど！ でもでもできれば多くの人に見てもらいたいよねぇ！

　そこで思い出すのが、ブサイクな人物を描いていたとしても、大勢から好評を博している絵もあるという事実。あるんです、ほんと、ごく稀に。そして大抵その作家さんにドハマリする私。

　そういう絵はなぜ色んな人から好評をもらえるのかっていうと、もう簡単な話で、キャラの顔以外にも魅力があるという、極々当然の帰結。

　ブサイクでも破綻なくエロい身体を描けている。

　ブサイクでも色使いが美しく目を奪われるほど。

　ブサイクでもシチュエーションが最の高である。

　などなど。

　要するに、しっかり描けばいいのだ！ よし、描こう！

　そんなわけで、以前ツイッターでラクガキとして描いたひきこもりのふたなりっ娘が私的にどストライクな非美少女だったので、その子をもう一度描こうかなぁと。

（↓この子）

　この子、世間的にはあんまり美少女って感じじゃないと思うけど、私の基準で言えばまだ美少女寄りで十分カワイイと思うんですよねぇ！ 美少女の定義とは！？

　とはいえ、もっと黒目がちでキラキラした女の子のほうがウケが良いのはわかる。でも、こういう子でも、ちゃんと魅力的な画作りさえできれば、美少女と互角に戦えるはず……！

　で、やっぱりオナニー。ひきこもりだからねぇ、この子……。ただし今回は棒も穴も使う！ ただひたすらに快楽を貪るこの感じ……スキッ！

　体のラインもできるだけリアルに肉感的に！ ローアングルから攻めるアオリの構図で下半身に迫力を！ でも、もっとパース（遠近感）を極端にしてさらに迫力出したほうが良かったんじゃないのという反省はある。まぁ、まぁ、それはまぁ、今後の課題として。というかまだパースの付け方、よくわかってないっていう問題点も浮上している。

　ペン入れ、ここまでは特に問題がないように思えたのだけど……

　ベースカラーの配置。ここでちょっと、このまま進めて大丈夫か……？という疑問がチラつき始めて……

　この影付け！ ここで「あ、こういういつもの感じで色塗っててもあんまり良くならないぞ！？」とかいう謎の確信が表層意識に到達したことで迷走が始まるのです。

　なんか彩度を高めてギラつかせたり、濃い影を追加してみたり。とにかく画面のクオリティを高めるために何をすれば効果があるのか、ちょろちょろと試してはやり直し試してはやり直し……

　そうか、光の使い方か！！ と思って上から光を当ててみたりもするものの、なんだろう、このチープ感……！！ このチープさは、多分、私が時々やってしまう悪いクセで、エフェクトっぽいレイヤーを重ね過ぎたり、色塗りをなめらかにしようとし過ぎたりで、ぼやっとした印象になってるのが原因なんだと思うんですよね。

　これはダメだと思い直して、パキッとした塗りに方向転換すると……

　ひとまず、完成。ほんとにひとまずって感じで、もうね、いくら手直ししてもよくならなかったの！！ 完全に敗北です！ 撤退……！ 戦略的撤退です！！ この色塗りの最適化でどんだけ時間かけたんだっていうね。

　残念ながら、いまはまだ描きたい理想に手が届かないので今回はここまでとして、今後はちゃんと美少女的なキャラクターを描きながら少しずつ技術を溜めていって、またそのうち非美少女キャラに挑戦するから！ ブサイクキャラでもめっちゃいいねもらえるように善処するからね！！ はい、次、次！！