大怪獣バガン④　～第２章～　囚われたクイーン (Pixiv Fanbox)

バガンの行方を掴めぬまま時は過ぎていく。

そんな中、ある山村に別の怪獣トリロポッドが出現！

倒されたヤマトラマンに代わってヤマトラクイーンが駆けつける。

雄たけびを上げるトリロポッド。

クイーン「...虫っぽい...」

クイーン「...くっ！しまった！」

虫嫌いのクイーンが一瞬怯んだ隙を突いて食らいつくトリロポッド。

クイーン「あっ...くっ...」

トリロポッドはクイーンのボディを絞めつける。

クイーン「はあっ！」

トリロポッドの額からクイーンの胸に光線が撃ち込まれる！

クイーン「あ...エネルギーが...」

トリロポッドの光線はクイーンのエネルギーを吸収していた。

カラータイマーが赤に変わる...。

クイーン「うああっ！」

トリロポッドはクイーンバックルにも光線を撃ち込んだ！

ドブッ！

トリロポッドの触腕がクイーンのバックルに刺し込まれる。

クイーン「う...あぁ...くっ...！はああっ！！」

急激に奪われるクイーンのエネルギー。

クイーン「もう...だ...め...」

クイーン「...くっ！」

クイーンのカラータイマーはその光を失った...。

さらにクイーンのエネルギーを吸収し続けるトリロポッド。

ガクッ...

ドォォン！

クイーン「あ...ん....だめ...」

トリロポッドはクイーンの生体エネルギーまでも吸い始めた。

クイーン「いやあああっ！」

すべてのエネルギーを吸い尽くされたヤマトラクイーンは倒された...

そのとき巨大な十字架が地上に突き刺さる。

バルタン「ハッハッハッハッ！よくやったトリロポッド！」

バルタン「ヤマトラクイーンも我が手中に落ちた！」

バルタン「クイーンのエネルギーで進化せよトリロポッド！」

バルタンに呼応するかのようにトリロポッドはその姿を変えた。

バルタン「キサマはクイーンの力を得た。」

トリロポッドは雄たけびを上げゆっくりと立ち上がった。

バルタン「行け！すべてのヤマトラマンを倒すのだ！」

ヤマトラクイーンを倒したトリロポッドもまた姿を消した。

ヤマトラマン・母・クイーン

三人のヤマトラマンが倒されたこの星の運命は！？

－つづく－