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ジェニス王立学園のあるルーアン市の河港。

 決して治安の悪くない町の、船から運び出された貨物が堆く積まれた薄暗い一角に、裸の少年達が群がっていた。


 何故か裸の彼らが群がる中心には、同じく裸の女体が一つ。

 成長の乏しい体格で、両腕を貨物用の巻き上げ機で中途半端に吊るされ、異様に白い肌のそれは……首から上が無くなっていた。


 いや、正確に言えばある。だが本来あるべき場所にない。

 鋭利な刃物で切り離された頭部は、二人の少年に口内と咽喉へ幼く勃起した陰茎を挿入され、慰みものになっていた。


「ぽこ……ぐぽっ……ぐぷっ……」


 長く美しい紫色の髪を靡かせる頭部は、とっくの昔に生命活動を終えたにも関わらず、陰茎で塞がれた青白い唇からは、声に似た音が鳴っている。

 二つの陰茎により声帯が擦られ、さながら玩具の笛の要領で鳴る音。

 だがその音も、琥珀をはめ込んだような金色の瞳から流れる涙も、最早感情のない生物の残滓。

 胴体との別れを惜しむように固められた地面へ垂れ落ちる赤黒い血液も、観測者の情緒がヘモグロビンの溶けた液体を擬人化し感情を与えているだけで、いくら凄惨で悲しげな場面でも、被害者の意思は一切介在しない。


 唯一未だ少女の肉体へ性的凌辱をしていない、血濡れたナイフを持つ少年は、現実感のない絶景を陶酔するように眺めている。

 そんな彼に吊るされた少女の膣を犯すもう一人の少年が語りかける。


「お前もやんねぇの? レン姉ちゃんの身体、マジで気持ちいいよ?」


 子供の宿る事のない亡骸を犯す少年は、屈託のない笑みを浮かべる。

 レンと呼ばれた被害者の少女は、ジェニス王立学園に通う優秀な女生徒で、非常に暗い過去を持つ少女であった。


 それでも運命に抗い、この町でやっとひとときの安らぎを得た彼女だったが、一見普通の少年達に仕掛けられた罠に嵌められ、強力な戦闘能力を持っているにも空しく、あっけなく殺害された。

 ここまでの全てを計画実行したナイフを持つ少年は、残酷な行為と相反してまごつきながら、意識を逸らすように呟く。


「俺はいいかな……エロい事には興味ないし」


「えぇー勿体ねぇ、もう死んでるんだし好きにすればいいのに」


「……それなら」


 友人の語りかけに少年は決心すると、ナイフを器用に持ち直して犯される胴体へ歩み寄る。

 そして薄桃色の乳首をつまむと、乳輪に沿うように刃を入れた。


「裸にした時から綺麗だと思ってさ……持って帰ってアルコールに漬けて、お父さんたちの見えないところに飾ろっかな……」


「いいじゃん! 綺麗にできたら見せてよ!」


「……うんっ!」


 まるで虫の標本でも語るように、嬉しそうに頷く少年。

 半分まで切り取られた乳首から垂れる黒々とした血が、白い肌を汚していく。


「これ、遊び終わったらどうする?」


「ここの裏に使えないお肉を魚の餌に加工する工場あるから、そこの大釜に捨てちゃえばいいよ。誰も見てないの知ってんだ」


「へぇー」


 状況とは釣り合わない和やかな口調で会話する少年達。

 こと切れたレンを犯すその様は、さながら死体に群がり卵を植え付ける蠅のようにおぞましい光景であった。

ストーリー:あむあむ(@sound4616)


コミッションイラストでした、このレンでは以前にもショタッ子にやられちゃうイラストを描いています。


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Comments

Emerald Acid

Fucking the severed head from both ends, and fucking the headless body. So good~

Anonymous

Wow the story is splendid and well made together with the art . Perfect!!!