自慰バレ妻の抱き潰し (Pixiv Fanbox)
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リクエストありがとうございました。
以前リクエストいただいた夫婦ものと同じ夫婦の話です。
しばらく仕事が忙しくて旦那さんとレスだった奥さん。以前興味本位で買ったバイブで独り慰める。だが使用後のバイブを洗って乾かしていたことを忘れてしまい、旦那さんに見つかってそのことをネタに……。
秀一さんの眼が光ったように見えたのは単に窓から差し込んできた光の加減か、それとも私が彼の中にオスの獣欲を見て取ったからかは判然としない。ただ彼が私の姿に興奮し、嗜虐的な笑みを浮かべていることは間違いない。
「どうして隠すんだい? とても魅力的なのに」
「どうしてって……そんな風に見られたら、恥ずかしいわ」
久しぶりに休みが重なった週末、私たち夫婦は朝から寝室に籠もりきりだった。彼の前で私は下着姿を披露している。普段使いのものより少し攻めた大胆な装い――いわゆる勝負下着というやつで、ずいぶん前に買ったはいいが使う機会もなく簞笥の肥しになっていた。
赤紫色の下着はブラジャーのカップが浅めで先端が飛び出すか飛び出さないかヒヤヒヤする。胸の上部を覆うのはレースのみ。とてもじゃないが外には着けていけない。下は紐を脚に結ぶ、紐パンと呼ばれる種類のショーツだ。この紐はお飾りではなく本当に下着を脚に括り付けている。
つまり、彼の手が紐を引っ張れば、たちどころにショーツは地面に落下してしまう。
「似合ってるかしら?」
私は上目遣いに彼を見上げ、そっと尋ねた。ベッドの縁に腰掛けたまま、彼は黙って私の立ち姿を眺めている。問いかける声が震えているのが自分でも分かった。結婚以前の交際期間も含めれば彼との関係は数年続いている。当然ベッドを共にしたことも数え切れない。今さら下着姿を見られただけで興奮や羞恥に襲われるとは思っても見なかった。
きっと、この行為が、彼が私に与える『お仕置き』だからなのだろう。
「うん……とっても綺麗だよ」
秀一さんの声は甘く、熱っぽい。私を見つめる瞳は潤んでいて、口元は緩く弧を描いている。その表情からは、彼がこの状況に対して悦びを覚えていることがよく伝わってきた。
それは私も一緒だった。シーツを緩く掛けただけの彼の裸身に見入ってしまう。ワークアウトが趣味という彼の肉体は、服の上からはスッキリとしたシルエットを描くが脱ぐと筋肉の存在がしっかり感じられる。
むさ苦しくはないが逞しい、男の人の体だった。
「こっちに来て」
ひとしきり下着姿を鑑賞すると彼が私を呼んだ。素直に従い、隣に座ると唇を奪われる。舌先が歯列をなぞった。久しぶりの感触に思わず吐息を漏らすと彼が低く笑う。そしてゆっくりと体を横たえていく。私たちはキスを交わしたまま並んで寝転んだ状態になった。秀一さんの両手が伸びてきて、頬から首筋、鎖骨を通って背中へ回される。大きな手は優しく肩甲骨の形を確かめるように動き、それから指先は背骨を辿る。ぞくりと体が粟立った。彼の触れ方は丁寧で優しい。それなのに私の体はどんどん高まっていく。彼に抱かれるための準備を始めてしまう。
彼を受け入れることにすっかり慣れた膣穴からは蜜が滴り始めている。下着越しに触れられた下半身から淫猥な気配が漂っていた。布一枚を隔てて擦れ合っている。それがかえって卑猥だ。まだ私の心も完全には裸になっていない。
じわり、と愛液が染み出る感覚があった。濡れてしまったことに気づいて私は羞恥心に駆られる。だが彼は何も言わない。私を言葉で弄ぼうとはしない。ただじっくりと肌を重ねてくるだけだ。
「ん……ぁっ……」
ブラジャーの中に彼の手が滑り込んでくる。乳首を軽く摘まれる。親指の腹できゅっと刺激されたかと思うと、今度は人差し指を使って上下左右に捏ねられる。気持ちいい。私は胸を反らせ喘いだ。
「ぁ、あぁ、ん……! はぁ、はぁ……」
「ここ好き?」
囁かれ耳を甘噛みされる。鼓膜を直接震わせるような声音に反応して、私の下腹部がきゅんきゅんと疼く。そこが直接返事をしているかのようだった。
彼が乳輪の縁をそろりと撫で上げた。焦らすように周囲を撫でられれば、もっと先を期待して腰が揺れそうになる。しかしそう思ったところでぴたりと彼の手は止まった。そのまま離れていこうとする手を私は咄嵯に引き留める。彼の意図はすぐに理解できた。自分でどうして欲しいのか言え、ということなのだ。
「いや……そんな恥ずかしいわ」
「言ってごらん? どこを触って欲しい? 言えたら全部してあげるよ」
意地悪な質問だった。彼の瞳は楽しげに輝いている。
「僕にされることを想像しながら自分でしていたんだよね。自分でここに触れながらなにを思っていたか、ありのまま言えば良いだけだよ」
私の股間がぐりっと押される。敏感な芽は下着の中で勃起した状態になっている。クリトリスはすっかり固くなっていて、ほんの少しの刺激でも快楽を拾ってしまう。そこを下着の上から擦られると、もどかしい責めに私は腰を揺らし、自分のクロッチを彼の手に押しつけてしまう。
「あ……ん、秀一さん……だめ、だめぇ……!」
彼の手が私のショーツを脱がせる。紐パンが脚から外れ、ベッドの下に落ちた。秀一さんの瞳は期待で蕩けている私の顔を見つめる。そして彼は指先で秘裂を開いた後、陰核に触れた。
その瞬間、電流が流れたかのように全身が痙攣した。
「はう! ああぁッ!」
「まだ軽く触れただけなのに」
秀一さんの声は優しい。彼の手つきも私を気遣ってくれる。それでいて私が触れて欲しい場所は決して外さない。
私の反応を見て秀一さんの手が動く。陰核は包皮ごと掴まれ根元を扱かれた。私は彼の腕にしがみつく。声は我慢できず、自然と溢れ出してくる。彼の手に押し付けるように下半身をくねらせると、秀一さんがくすっと笑った気がしたが、もうそんなことを気にかけている余裕もない。
彼の手が離れたと思えば指が一本、二本と挿入ってくる。中指と薬指が奥まで入り、膣内を押し広げていく。肉豆の裏側、ざらついた部分を擦られると子宮の奥が甘く疼く。
「ひゃぅっ……んっ、は、あぁっ……ふぁ、あっ」
彼の指がGスポットを擦り、ぐちゅぐちゅと音を立てる。その音が耳に入る度に興奮は増していった。
指の動きは止まらない。むしろどんどん早くなっていく。
「あぁ、ん……秀一さ、あん、はげしい……」
「自分でするときは想像しなかった? 瑛里の想像の中で僕はどんな風にしてた?」
「してた! いつも、秀一さんがしてくれたみたいに、シてるの」
指の抽送が加速し、抜き差しが激しくなる。秀一さんはもう片方の手でクリトリスを弄った。膣の中と外から同時に責められると、目の前に星が飛ぶような快感が走る。男の人の太い指先が私のナカの弱い部分を刺激するたび、頭の中に真っ白な光がちらついて、視界がチカチカと点滅していく。
自分の体なのに私の意思ではどうにもならない。秀一さんの指先に支配されてしまう。彼が望んだとおりに啼き、彼が操りたいように体を波打たせる。そうやって最愛の男性に支配されていることを、私の体は幸せだと感じてしまう。
私は必死に彼に抱き着いた。性感は間もなく限界を超え、私の体内で弾ける。来るべき瞬間の衝撃と心細さに備え、秀一さんの存在をより強く感じようとする。
「あっ♡ あっ♡ しゅういち、さっ♡ すきっ♡ あっ♡ あっ♡」
私は夢中で彼の名を呼んだ。秀一さんは応えるようにキスをしてくれる。私は彼の舌に吸い付き、貪り食う。その間も絶頂の時は近づいていく。頭の天辺から爪先まで痺れるように震え、意識が遠くなりかけるが、彼の手が私を現実に引き戻す。彼の指先は私の一番感じる所を集中的に苛め、私の口から甘い悲鳴を上げさせる。
「僕も好きだよ、瑛里」
耳元で彼が囁く。私はその声だけで絶頂を迎えてしまった。
「んっ……ぁ、はぁ、はぁ……はーっ……」
余韻に震える体を持て余し、しばらく荒い呼吸を繰り返す。その間も彼の指先は優しく私の体に触れ、頭を撫でてくれる。私はされるがままだ。
「かわいいよ。大好き」
優しい囁きに私は目を瞑った。そしてまた目を開くと唇を奪われる。舌が侵入してきて口内を弄られた。彼のキスはとても気持ちが良い。舌と舌を絡め合い唾液を交換し合う。唇を重ねるだけでは飽き足らず舌先で舐め合ったりした。
今度は私からも積極的に舌を動かした。秀一さんの口内を犯していくような気分になる。
彼の手が私からブラを剥ぎ取った。これで本当になにも身に着けていない裸身を彼の前にさらすことになる。だが却って私の心は楽になった。下着を身に着けたまま触れ合うことに妙な卑猥さを覚えていたからだ。これで私の心に掛かったブレーキも一緒に取り除かれた。
秀一さんの指先が胸を揉むと小さく喘いでしまった。久しぶりの性行為のせいでまだ体が慣れてくれないようだ。感度が高くなっているのかちょっと触られるだけでも、過剰に反応してしまうし、声が止まらなかった。私は常にはない興奮状態に陥っている。彼も同じ気持ちなのか何度も胸を揉んでくる。その刺激が繰り返されるごとに、私の胸には性感が積み上げられていった。
「んっ……ふうっ……んんっ……」
「どうしてほしいのか言ってみて?」
彼はまだ私に意地悪する。きっとそれが『お仕置き』の一部なのだろうと理解し私は大人しく従った。
「私の体……触ってほしい……。おっぱい……いやらしいくらい弄って、触る前から固くしてしまっている、イヤらしくなっているココを摘まんで苛めて……もっと感じさせてください」
「君がそんなことを言うなんて、今日は本当に我慢が利かないんだね」
彼の笑みにはサディスティックな色気が漏れ出ており、見ているだけでぞくりとしたものが背中を走る。これから始まるであろう快楽に抗えず、瞳の熱っぽさがどんどん上がってきた。我慢ならなくなっている私とは対照的に、彼は冷静に状況を楽しもうとしている。その理性が決壊しようとする兆候は見えない。淡々と私の様子を観察している。
彼の手が私の乳首を虐め始める。反対の突起は口に含まれた。
「んっ! あっ♡ いいっ♡ もっと、もっと強くっ♡」
「こうされることを想像しながら瑛里は一人でしてたんだね」
「そう! んっ、そうなの……あっ、やぁ♡」
私は乳首を強く齧られ甘えた声で泣いてしまう。痛みはすぐに気持ち良いに変化する。痛みも快楽も私の体に与えられるのは秀一さんだけ、彼だけが私を自由にできる。そんな風にされていると彼が欲しくなってしまい、もっと強く吸ってほしいと私は訴える。
「そうか。じゃあこうしてあげる。痛かったねごめんね? よしよし」
「あっ……違うの、それは気持ち良いけど……そうじゃなくって」
彼の舌が私の先端を飴玉のようにしゃぶる。それはまるで母猫が子猫にする毛繕いのごとく、愛情に満ちあふれた動きだった。確かにとても気持ちが良い、気持ちは良いのだが、今の私が求めている刺激とは違った。
「気持ちぃ……けどぉ……あん、ちがう」
切なさと欲望に支配されながら私は訴え続けた。彼が与えてくれるものなら痛みさえも愛おしい。それだけ彼が私を切望してくれている気持ちの表れだから。もっと激しく情を交えたかった。彼にも余裕をなくしてもらいたい。緩やかな愛撫からは焦燥ばかりが積もっていく。
「は……ぁ……い、挿れて……ちょうだい? ねぇ、ここに……秀一さんの……」
彼の手を掴み、そっと私の女の中心に導く。
「優しいのは嫌い?」
彼の息を呑む声が聞こえた。その声も心なしか上ずって聞こえる。余裕綽々な態度に僅かな裂け目が走り、ようやく感情を見せ始めているのだと私は嬉しく感じる。
一度イッた衝撃で切なく弛緩と収縮を繰り返すそこは、彼の指が再び触れるとビクビク震え出す。どれだけ貪欲に浅ましく秀一さんのことを求めているか彼自身に伝えてしまう。
「嫌いじゃないけど、でも、今日は……」
「滅茶苦茶にされたい気分?」
そう言うと秀一さんは性急な手つきで私の両太股を押し上げた。脚を大きく開き割れ目が露になる。もう何度も彼を受け入れたその場所が、ひくひくと物欲しげに動く。恥ずかしさで頭が真っ白になっていく。
「目を逸らさないで、もっとよく見て。これが恋しいから、あんなおもちゃに頼ってしまったんだよね」
彼の大きな性器が膣口に添えられる。その生々しい熱に喉が鳴った。
私が大人のおもちゃで自慰したことがバレたのは数日前。原因は使用後の道具を水道で洗った後、乾かそうと思い洗面台に出しっ放しにしていたことだった。帰宅した秀一さんに指摘されるまで、すっかり私は淫具の存在を忘れていた。
「これって前に二人で買ったものだよね。あのときは使うことなんか絶対ないと言ってたよね」
まるで尋問するような口ぶり。だけど本気で問い詰めているわけではない。彼の眼は笑っていた。この状況を愉しみ、最大限に利用としてやろうと考えているのだ。
「僕がいけなかったんだね」
彼は芝居がかった口調と身振りで悲劇的に嘆いてみせる。
「最近は仕事が忙しくて夫婦の時間を持てなかったからね。それでストレスを感じた妻君は無意識のうちにマスターベーションを行うしかなかった。僕という愛しい夫の存在を脳裏に思い描きながら」
彼は片手を上げて目頭に手をやる。そんな思いをさせてしまうなんて僕は夫失格だとでも言いたげに。
もちろん演技よ、騙されてなどなるものですか、そう思う反面、私は後ろめたさも感じていた。旦那様がいるのに玩具で慰めていたことを彼に見つかってしまったことに。だから「今度の休みはお仕置きだね」と言う彼の言葉で素直に頷いてしまったのだった。
お仕置き実行中の彼は、するりと私のナカに入って来るが、一息に奥まで突くことはしない。途中で立ち止まると男性自身のくびれを利用し、私の内部を引っ掻くようにする。緩い動きで焦らされると、私は自分でもどうなっているか分からないほどムラムラしてきてしまう。
「あっ……やん、ぁ……ん……ふぅ……ううん、あ、いい……」
「凄くやらしくなってる……いつもより興奮して感じちゃって……それにしてもこんなに溢れてくるのかい。これ全部、瑛里から出たのだよ?」
彼は意地悪を言い、相変わらず入り口付近で腰を操作する。濡れ具合を確かめるように動かされた。
「だってぇ……んっ、もう、やだ……そこばっかり、もっと、奥まで欲しいのに」
「やらしいのは僕の方もだ……久しぶりだから止まらない」
はあっと、艶めいた甘い声を漏らすと、秀一さんは焦らすことをやめ一気に刺し貫いてきた。
「――っい、ぁあ、あっ!」
二人の体がぶつかるパンッという音が部屋に響く。そのまま彼は私の体を引き寄せ、何度もガツガツと奥を責めてきた。
肌と粘膜は激しく絡み合うような音を立て続ける。その振動が快感を生み続け、痺れるような刺激となって背筋を昇っていく。
ずっと彼が欲しかった体は、始まったばかりの抽送で早くも軽く達してしまう。それほどに彼のことが恋しかったのだった。秀一さんの体に両足を絡ませ、彼をぎゅっと抱き締める。この体勢で深いところに精液を注いで欲しいと思ってしまうほどの飢餓感に苛まれていた。
「やーぁ……しゅいちさ……やだ、やぁ……もっと、もっ……あっああ~!」
甘えたような言葉を発する私を、秀一さんは愉悦に染まった眼で見下ろしてる。もっとひどくして欲しい、奥をガツガツ突き上げて蹂躙されたい、あんな道具より僕の方が瑛里を良くできるだろと執着心を見せてもらいたい。そんな私の心を見透かしてか、秀一さんは不敵に笑う。
彼は私を抱きかかえるようにして持ちあげると、そのまま自分の膝に座らせた。私の中にあった男性自身は更に深くへと潜りこむ。私のお腹の奥で圧迫感と気持ち良さが同居していた。
彼は私の背中に腕を回し、ゆっくりと上下に動かし始めた。
「んっ、あっ、はっ、あっ、あっ」
下から揺すられ、その度に私の口からは喘ぎが漏れた。より深く潜り込んだ彼のモノが、私の一番奥に触れてくる。私はそれがたまらなく嬉しかった。
「瑛里、瑛里っ……かわいいよ……」
「はぁ……ん、やぁ……んんっ」
私は秀一さんの首に腕を回して必死にしがみついた。
「んっ、んっ、あっ、あっ、あっ」
私は秀一さんに激しく揺さぶられながら、彼の首に顔を擦り付けて甘えた。すると秀一さんが私の頭を撫でてくれるので嬉しくなってしまう。もっとして欲しくて自分からキスを仕掛ける。秀一さんも応えてくれた。舌を差し入れるとすぐに絡め取られてしまう。口の中も頭の中もぐちゃぐちゃに犯されるような感覚に溺れてしまう。
「イキそうになってるね、すごく締まってるよ」
秀一さんの言葉に頷きつつ、私は必死になって絶頂への階段を駆け上っていた。すぐそこまで来ているものを早く味わいたい、そう願うばかりで他のことは考えられなかった。
それなのに秀一さんは動きを止めてしまった。
「え? どうして?」
突然のことに戸惑いの声を上げる私に対し、彼は余裕たっぷりな様子で答える。
「イキたいならイキたいと言って。これはお仕置きなんだから。ちゃんとお願いできたらイカせてあげる」
そう言って再び動き出したが、今度は軽く腰を揺するような動きだけで、先ほどのような突き上げる責めはない。気持ち良くないわけではないが、やはり物足りないものがあった。
「ほら、言わないといつまでもこのままだよ?」
秀一さんは少し意地の悪い声で言う。私は焦れた気持ちを抱えながらも仕方なく口を開いた。
「……おねがいします……秀一さんので突いてください……いっぱいナカで動かして……」
私の答えを聞いた途端、彼は私の尻を掴み激しく打ち付けだした。その動きに合わせて私も腰を動かす。待ちわびた快楽を与えられたことで私の体はすぐに絶頂を迎えようとしていた。
「やっ、ああっ! あ! ああ! もうイク! イッちゃう! ああぁっ!」
ビクビクっと痙攣するように体を震わせて達した私に構わず、秀一さんはなおも抽送を続けた。達した私の膣洞が彼の分身を締め上げると、秀一さんの口から「うっ」と声が漏れる。
それでもピストン運動を止めず、むしろ激しさを増していく。こんなにも強く秀一さんが私を求めてくれている。久しぶりの感触に浸りつつ私も自分から動いた。
彼の男根は私の膣の最奥部まで侵入し、子宮の入り口をノックしてくる。イッたばかりで敏感な膣を彼のエラに引っ掻かれる。それだけで私はまた高みに押し上げられそうになる。
秀一さんはますます腰のスピードを上げていく。結合部から溢れ出る愛液の音さえも興奮材料になり、耳からも刺激を受けた。私は背中を仰け反らせ、激しい快感に耐えようとするが無駄だった。再びオーガズムの感覚がやって来て、さらに秀一さんを締め付けてしまう。
「僕も一度イクよ」
「きてッ!」
ドクンと脈打つように秀一さんの性器が大きく膨張し、熱いものが注ぎ込まれるのを感じた。体中を駆け巡るように電流が流れていく。同時に下腹部から脳天にかけて鋭い痛みが走る。雷にでも打たれたかのような感覚。痛みは一瞬のことで次第に引いていった。
(どうしよう……凄く気持ちいい)
あまりの快感にしばらく放心していたが、やがて意識がはっきりとしてきた。私はベッドの上に戻されていた。まだ繋がったままの秀一さんと目が合う。彼のモノはまだ私のナカで硬度を保ち、ピクンピクンと動いているのが分かる。
「欲しい……もっと、秀一さんが欲しい」
おねだりすると彼は私の片足を持ち上げ自分の肩に担ぐ。グイッと腰が突き出されると、より深くまで挿入してきた。その体勢のまま秀一さんは器用に腰を動かし始める。
「……んあっ! ああ! あんっあっあ♡」
先ほどよりも強い刺激に襲われ、思わず大きな声が出てしまう。彼は私の最奥を突き、掻き混ぜ、揺さぶった。
松葉崩しでお互いの下腹部をピッタリ押し付け合いながら、彼は私の膣洞を隅々まで味わい尽くすかの如く、ゆっくり腰を回した。
「ああんっ♡ んはっ♡ っんん♡ くっんん♡ はあっ♡ はあっ! んああぁ! い……ああっあ、あ、はぁ……あんっあんっあっ♡」
「気持ちよさそうな声。顔もトロトロに蕩けてる。ここ好きだよね」
「はあっ♡ あはっ♡ ひいぃっん♡ すごいっ♡ んはっ♡ っんん♡ すごいっ♡ はあっ♡ はあっ♡ んああぁあ♡ はあっ♡ んっ♡ あっ♡」
「そんなに気持ち良い? ここの壁を擦られる感じが堪らないんだね」
「あああぁっ♡ やっ♡ そこはダメ♡ そこダメ♡ あっ♡ んひいぃっう♡ そこっ♡ 弱い♡」
「この体位だとオプションも付けてあげられるから僕も好きだよ」
そう言いながら秀一さんは私の陰核へ手を伸ばしてきた。そのままキュッと摘ままれる。
「しゅーぅいちさあ♡ きもちいー♡ いいッ♡ あーッ♡」
秀一さんが指でクリトリスを弾いた瞬間、私は強烈な快感に襲われた。そして再び官能の渦に飲み込まれるのだ。
※※※
僕の体の下で最愛の妻が歓喜と官能に身を震わせている。彼女の体は僕を受け入れ、柔らかくほぐれてとろけきっている。僕の分身の先端が深く潜り込むと彼女のお腹の奥はきゅうっと収縮して締まる。それは僕だけが知ることができる、妻と僕だけの悦楽だ。僕の妻、僕の瑛里――なんて幸福なんだろう!
いやらしく絡み付き、うねった肉壁を掻き分けるように貫いていくと、君の粘膜が僕を優しく包み込んで抱擁する。その度に君は悩ましい吐息をつき、身を硬くしたりくねらせる。
「ほら、いっぱいイッてね。何度イッても付き合ってあげる。こうしてもらいたかったんだよね」
何度も何度も休みなく連続でイカされてしまうのは、君自身の欲望のせいなんだよなんて僕は瑛里に責任転嫁する。本当は僕が彼女の気持ち良くなってる姿を見たいだけなのに。
瑛里が一番好きなところを亀頭で擦り上げるようにしてやると、彼女は悲鳴のような声を上げた。瑛里の中はさらに締まりを増し、僕に射精を促すかのように蠢く。たまらず吐精しそうになるのを堪えた。もっともっと彼女を味わいたい。それに今日はお仕置きも兼ねているからね。彼女が泣いても止めてあげないつもりだよ。だから我慢しなきゃと思うのだけど、出せないと思うと余計に興奮してくる。
彼女は両手でシーツを硬く握りしめる。その姿は僕をよりサディスティックにする。なにかに縋らなければ正気を失いそうなほど感じてますと告げてるように見えたからだ。
正気、失わせてみたいな。
「んっんっんっんっんっんっ♡♡」
リズミカルに一定のリズムで突き上げると、それに合わせてかわいい声が上がる。もうそろそろ限界が近いのだろう。目は虚ろになり焦点が定まっていないようだ。それでも懸命に意識を保とうとしている姿が健気で愛おしい。そんな君をもっと見ていたい。
瑛里がイケそうでイケない強さでポルチオを優しく捏ね回す。彼女の体のことなら僕の方がよく知っている。官能を溜め込んだコップから水がこぼれないよう慎重かつ優しく、そして意地悪に腰を動かす。
あと少しというところで動きを止めると、焦れた彼女が自ら腰を動かそうとするので、それを制してまた焦らす。
「……秀一さん、お願い……イカせて……」
懇願するような眼差しを向ける彼女に対して僕は首を横に振る。途端に彼女は泣きそうな顔になる。その表情がかわいくてつい苛めたくなる。
ごめんね、今夜はそう簡単に解放してあげないって決めたんだよ。だって久しぶりに肌を重ねられて嬉しいのは瑛里だけじゃないからね。
「ほんっとに、もう……ダメなの、お願い……これ以上されたら死んじゃう……」
そう言って力なく首を振る瑛里。どうやら久しぶりのセックスで本当に体は限界らしい。あまり虐め過ぎて嫌われたら元も子もないし、イカせてあげてから仕切り直すか。
彼女の体をひっくり返し、四つん這いの格好にして後ろから覆い被さる。柔らかな乳房を両手で揉みしだきながら、うなじや背中にキスの雨を降らせる。
ちょっとMっ気があるうちのかわいい奥様は、こうやって支配的な体位でされる方が好きみたいだ。その証拠に膣からは愛液が溢れ出て太腿まで伝っていた。
「こんなに濡らして悪い奥さんだね」
「ごめんなさい」
「どうしてほしい?」
「……いっぱい突いて」
「こう?」
「違う……もっと強く」
「こんな感じ?」
「もっと奥まで突いて」
言われた通りに何度も突いてやる。この体位は正常位よりも子宮口のコリコリ感が分かりやすい。そこを目がけて抽送すれば、そのたびに瑛里の口から喘ぎ声が上がる。
「んっ! やっ、んんっ、いい、凄く……んあぁ! もっと……もっとぉ……」
もうイキたくてイキたくてたまらないって感じだな。
「イキたいかい? もう我慢できないだろう? 僕もだよ」
そう耳元で囁くと、瑛里がこちらを振り向いた。その顔は涙でぐしゃぐしゃになっていて、普段の凛とした美しさとは程遠いものだった。だけど、それが逆に僕の嗜虐心を煽った。彼女の顎を掴んで唇を重ね、舌を差し入れれば、彼女もそれに応えてくれる。その間も腰の動きを緩めることはない。むしろ激しく打ち付けるようにした。
するとすぐに膣内が激しく痙攣し始めた。絶頂の合図だった。
「んんっ、あっ、はぅっ! もう、我慢できな――んっ!」
大きく全身を戦慄かせたあと、瑛里はぐったりとベッドに倒れ込んだ。その拍子に結合部からペニスが抜ける。栓を失ったそこから大量の白濁液が流れ出てきた。
我ながら呆れてしまうほどの量が出ていた。これは自分でも引くレベルだ……。でも仕方ないよね、それだけ気持ちよかったんだからさ。
それにしても今日の瑛里は本当にかわいい。いつもは上品な彼女が、僕との行為でオーガズムに達することしか考えられなくなっている姿に刺激され、僕もいつもより早く達してしまった気がする。まぁ、それは仕方ないことさ。
さてと、今度はどんな風にかわいがってあげようかな。
ぐったりしている彼女に声をかける。
「大丈夫?」
「うん……」
「じゃあ続きしようか」
そう言うと彼女は恥ずかしそうに目を伏せたが、やがて小さく頷いたのだった。
※※※
膝立ちになって壁に手をついた私の背後から秀一さんが覆いかぶさってくる。彼の手が私の手に重ねられる。逃げられないように囚われ、無理やり犯されようとしているかのような格好だ。お尻に当たる彼のモノは既に硬くなっている。
「こういう格好でしてみたかったんだ」
彼の吐息がうなじに掛かる。くすぐったさと秀一さんの色気を同時に感じた。
「こんな体位どこで覚えてきたの? 僕とはしたことないよね」
彼の声に滲むのは僅かばかりの嫉妬。私に対する独占欲だろうか? それともただのプレイの一環? どちらにしても私は嬉しかった。彼が私に執着してくれていることが実感できたからだ。
「ネットで見たのよ。たまたまSNSで流れてきて」
顔が熱い。きっと真っ赤になっているだろう。鏡を見なくても分かるくらいに頬が火照っている。
「こうやって男の人に囚われながらすると、すごくドキドキするんだって書いてあったわ。それに、その……この体位だと、男の人のアレが女のGスポットにいっぱい当たるんだとも」
自分で言っていて恥ずかしくなる。顔だけじゃなくて全身真っ赤に違いない。
「それを見てから瑛里はずっと、いつか僕と試すことを考えながら自慰に耽っていたんだね」
「耽っていただなんて。一回だけよ。一回だけ、秀一さんにされている自分を想像して、道具を使ったわ」
言わなくていいことまで馬鹿正直に話してしまうのは、また彼からお仕置きを受けたかったからだ。バイブにさえ嫉妬するくらい私に執着する旦那様の姿を見たい。
「それじゃあ、挿れるよ」
短い宣言のあと、彼はゆっくりと腰を進めてきた。愛蜜に塗れた陰道が秀一さんを歓迎して蠢く。豊富な潤滑剤のおかげで挿入はとてもスムーズだった。
私のお尻に秀一さんの下腹部が接触する。そのまま撫でるように腰を動かされれば、膣内では硬く漲った男性自身が膣壁に擦れ、甘い痺れをもたらした。思わず声が出そうになるほど気持ちいい。そしてそれは彼も同じようだった。
「ああ……すごいね、君のナカ。熱くて蕩けそうだ」
そう言いながら秀一さんはゆっくりピストン運動を始めた。最初は浅く小刻みに抜き差しし、徐々にストロークを大きくしていく。その動きに合わせて私も腰をくねらせる。
既に出来上がってしまっている私の体は、攪拌から抽送に切り替わったところで完全にスイッチが入る。秀一さんの太く長い剛直が出入りするたびに、体の芯を漣のような快感が走る。
彼は奥を突いたまま腰で円を描く。ぐりぐりと押しつけられ、腰が砕けそうになった。それを見計らったのか、秀一さんが一度腰の動きを止めたかと思うと、再び浅いところまで引き抜いた。そして一気に最奥へと突き入れる。その瞬間、目の前が真っ白になった。
「ああぁっ♡ あーっ♡」
イッてしまった。しかも深イキだ。あまりの快感に意識が飛びかけるほどだった。しかし秀一さんの方はまだ終わっていないらしく、続けざまに腰を動かされる。その度に強烈な電流にも似た衝撃が走った。
「だめっ……いま……イッてるからぁ……ああっ……まって……おねがい……あんっ……おかしくなっちゃう……んあっ……また……イク……また……また……また……」
「これ、本当に瑛里の良いところに当たるんだね。もっと早く知ってれば、いっぱいしてあげられたのに」
「あっ、あっ、だめぇ! イッたばかりなのにっ……あああっ!」
聞いていたとおりだった。彼のモノが私のお腹側を圧迫する。ピストンされるとGスポットが擦られるだけでなく、亀頭がポルチオを押し上げてくる。今まで経験したことのない深い悦楽に襲われ、頭がどうにかなってしまいそうだった。
こんなの知らない! ここまで凄いなんて聞いてない! 気持ち良すぎて怖い。
「ひっ、ひぃぃんっ! あっぐ! お、奥が痺れてっ……んっ、あっ、んあっ、ダメぇ! こんなの耐えられなっ!」
秀一さんが腰を動かすたびに膣壁がゴリゴリこそがれる。下半身の振動が頭まで到達し、脳を直接揺さぶられているような感覚に襲われる。
ただ挿入の角度や動かし方が私好みというだけではない。壁に両手を押しつけられ、男性の腕の中に囚われる体位が私を興奮させるのだ。
こうして後ろから突かれていると、自分が女であることを強く意識させられる。男に征服される悦びに打ち震える雌なのだと自覚させられてしまう。それが堪らなかった。いつも以上に感じてしまっている。
子宮口が降りてきているのは自分でも分かった。奥が浅くなっている。子宮口と鈴口でキスを繰り返すうち、私はどんどん高まっていく。
「秀一っさん、あっ、や、激しっ……あっあっ、激し過ぎっ……んんっ、もうイっちゃいそうっ!」
もう限界が近いことを告げると、秀一さんはさらに激しく突き上げ始めた。肉を打つ乾いた音と粘り気のある水音が入り混じり、淫らなハーモニーを奏でた。その旋律に合わせるように私の口から嬌声が上がる。恥ずかしいと思う余裕すらない。ただただ気持ちよくなりたい一心で抽送を受け入れる。
激しく体を打ちつけ、男性の力強さを誇示するように膣内を抉られると感じてしまう。私の嗜好を把握している秀一さんは、私が一番感じるやり方で責め立ててくる。そうなるともうダメだ。あっという間に絶頂の淵へ追いつめられる。
「瑛里、出すよっ」
秀一さんが短く言った直後、灼熱の塊が注ぎ込まれたのが分かった。それと同時に私も絶頂を迎えていた。全身が痙攣する。閉じた目蓋の裏側で視界が白く染まる。脳髄まで痺れて息が止まるほど凄まじいエクスタシー。
「はぁ……はぁっ……」
息苦しい。酸素が足りない。膝立ちの体勢を維持できなくて、彼の脚の上に座る。それなのに全然足りない、まだ足りない、もっと欲しい。欲望に火がついた私は腰をくねらせ、彼の太ももにお尻を擦りつけて甘える。
「疲れたろ。次は楽な体勢でしようか」
彼と繋がったまま床に寝かされる。片脚を持ち上げられ、背面側位で犯された。この体位も先ほどの体位と同様に男性のモノがGスポットに当たる。イッたばかりで感度が上がってる敏感な場所を休まず擦り上げられた。
「あっ、あっ♡ あんっ♡ んはっ♡ あんっ♡」
秀一さんが動くたび、下腹の内側にある性感帯を押し潰される。同時に手でクリトリスも刺激されてしまい、何度も軽いオーガズムに達してしまう。そのたびに膣が強く収縮してしまい、彼を喜ばせてしまうのだが、もはや制御などできるはずもなかった。私はただひたすら与えられる快楽に溺れていくしかなかった。
朦朧とする意識の中で気が遠くなるほどの快楽と幸福を送り込まれ続けた。
やがて私の体力は尽き果て、秀一さんの腕の中で眠りにつくのだった……。